ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は、ニッセイアセットマネジメントの低コストインデックスファンドシリーズ<購入・換金手数料なし>のバランス型ファンドで、これ一本で国内外の株式・債券・リートに分散投資ができます。
人気の高い8資産均等型のバランス型ファンドはニッセイ含め各社から出ていますが、ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)はどんな内容のファンドなのか確認してみました。
ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)の特徴
投資対象
ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は、国内外の株式、債券、リート(不動産投資信託証券)の6つの資産へ均等に分散投資を行うバランス型ファンドです。
各投資対象の資産のベンチマークは下記の様になっていて、各投資対象資産の指数を6分の1ずつ組合せた合成ベンチマークの動きに連動する投資効果を目指します。
投資対象 | ベンチマーク | |
株式 | 国内 | TOPIX(配当込み) |
先進国 | MSCIコクサイ・インデックス(配当込み・円換算ベース) | |
債券 | 国内 | NOMURA-BPI総合 |
先進国 | FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース) | |
リート | 国内 | 東証REIT指数(配当込み) |
先進国 | S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース) |
※下記はニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)「月報(2020年7月)」からの情報です。
資産別組入比率
ファンドの仕組み
ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は下記のマザーファンドでにて行われます。
各資産で<購入・換金手数料なし>シリーズの個別のインデックスファンドと同じマザーファンドを利用しています。
投資対象 | 同じマザーファンドの<購入・換金手数料なし>シリーズ | |
株式 | 国内 | ニッセイTOPIXインデックスファンド |
先進国 | ニッセイ外国株式インデックスファンド | |
債券 | 国内 | ー |
先進国 | ニッセイ外国債券インデックスファンド | |
リート | 国内 | ニッセイJリートインデックスファンド |
先進国 | ー |
国内債券、先進国リートは、ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)と同じマザーファンドとなっています。
参考 ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)の評価ってどう?
購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
購入時手数料 | なし |
信託報酬(税込) | 0.1749% |
実質コスト(税抜) | 0.21% |
信託財産留保額 | なし |
分配金
本ファンドは設定来一度も分配金が出ておらず、効率的な運用がされています。
つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況
ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)はつみたてNISAの対象ですが、iDeCoで取り扱っているネット証券はないようです。
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
過去の運用成績(リターン・リスク)
リターン・リスク
1年 | |
リターン | ー2.14%(208位) |
リスク(標準偏差) | 13.73(143位) |
シャープレシオ | ー0.16(208位) |
対象ファンド数※ | 290本 |
※:「バランス」カテゴリ
基準価額騰落率
ファンド | ベンチマーク | |
1ヶ月 | +0.4% | +0.5% |
3ヶ月 | +4.4% | +4.7% |
6ヶ月 | ー8.3% | ー8.3% |
1年 | ー2.1% | ー2.1% |
設定来 | +5.6% | +6.1% |
※ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)「月報(2020年7月)」より
※ファンド設定日は2017年10月13日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
所感
ファンドが設定されて約3年が経過しているので、単純な平均年率は約1.9%となっていて、信託報酬や実質コストを加味するとベンチマークとの大きな乖離は見られず順調に運用されているようです。
ニッセイ・インデックスバランスファンドでは6資産均等型以外に4資産均等型、8資産均等型もありますが、それらと比較したのが下記となります。
(引用元:モーニングスター)
オレンジがニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)、赤がニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)、緑がニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)の過去約3年のトータルリターン(税引き前分配金を再投資した場合)のチャートです。
コロナ相場前までは6資産均等型のパフォーマンスが良くなっていましたが、コロナ相場では他のバランスファンド同様に大きく下落しました。
REITが株式同様のリスクがあると考えると6資産均等型は株式+REITの比率が一番高いので、比較的ハイリスク・ハイリターンな動きとなっています。
当ファンドの情報
- ベンチマーク:合成ベンチマーク
- 為替ヘッジ:なし
- 購入時手数料:無料
- 信託報酬(税込):0.1749%(実質コスト:0.21%)
- 信託財産留保額:なし
- 純資産残高:約6億円
- 分配金利回り:なし
- 決算:年1回(11月20日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
- 償還日:無期限(設定日:2017年10月13日)
- つみたてNISA:対象
- iDeCo:取り扱いネット証券はなし
評価・まとめ
ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は、国内外の株式、債券、リートの6つの資産へ均等に分散投資を行うバランス型ファンドです。
各投資対象資産の指数を6分の1ずつ組合せた合成ベンチマークの動きに連動する投資効果を目指すファンドとなっています。
バランス型ファンドでは8資産均等型が人気となっていますが、当ファンドは新興国へは投資せず主に国内と先進国への投資となり、国内やリートへの投資比率が高いので好き嫌いがわかれそうです。
純資産残高は右肩上がりと資金流入はしてますが、純資産残高は少なくあまり人気とはなっていません。
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その他下記の証券会社でも購入できます。
>>マネックス証券(詳細解説)
>> 松井証券(詳細解説)
>> 岡三オンライン(詳細解説)
参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。
⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?
投資信託で失敗しない証券会社選び!
これから投資信託で資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。
参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?
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