SBI証券などが発表している国内株式の売買代金ランキングでトヨタ自動車やソフトバンク等の大型株と並んで常にランキング上位なのが、野村アセットマネジメントの(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)です。
どのような値動きをするETFなのか内容を確認してみました。
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)の特徴
投資対象
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)は、日経平均レバレッジ・インデックスを対象指数とし、対象指数に連動する投資成果を目指す国内ETFです。
「日経平均レバレッジ・インデックス」は日々の騰落率を日経平均株価の騰落率の2倍として計算された指数なので、日経平均が前日比5%上昇すれば10%上昇し、5%下落すれば10%下落するような動きをします。
ただし、2日以上離れた日との比較においては必ずしも2倍の動きとなるわけではなく下記のような特徴があります。
2日目には日経平均は+4.5%となっていますが、日経平均レバレッジ・インデックスは+8%と2倍の動きとはなっていません。
2日目には日経平均はー5.5%となっていますが、日経平均レバレッジ・インデックスはー12%と2倍の動きとはなっていません。
2日目には日経平均は+15.5%となっていますが、日経平均レバレッジ・インデックスは+32%と2倍の動きとはなっておらず、2倍以上の動きとなっています。
2日目には日経平均はー14.5%となっていますが、日経平均レバレッジ・インデックスはー28%と2倍の動きとはなっておらず、2倍よりやや少ない動きとなっています。
上昇が続くような相場では、2倍以上の値動きが期待でき、下落が続くような相場では2倍より少ない値動きとなり、上昇と下落を繰り返すような相場では、日経平均と比較して日経平均レバレッジ・インデックスのパフォーマンスが次第に悪化していくという特性があるため利益を得られにくくなります。
参考 日本取引所グループ「レバレッジ型ETF投資に際しての留意点」
コスト
売買手数料 | 各証券会社により異なる 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) ※購入価額は基準価額に100.05%以内の率を乗じた価額 |
信託報酬(税抜)※ | 0.8% |
信託財産留保額 | 0.05%以内 |
※その他費用として対象株価指数に係る商標使用料(年率税抜0.06%以下)やファンドの上場に係る費用などのコストが別途かかる
配金・配当金
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)では、設定来分配金は出されていません。
平均売買高・マーケットメイカー
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)は、平均売買高(直近90日)約900万口と流動性は高く、マーケットメイク制度の対象銘柄ではありませんが、不利な価格で売買してしまうような心配は少ないと思われます。
参考 日本取引所グループ「マーケットメイク制度」
ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)はあまり気にしなくても良さそうです。
運用実績・利回り
ETF(基準価額) | 対象指数 | |
1ヶ月 | ー4.8% | ー5.4% |
3ヶ月 | +16.4% | +14.1% |
6ヶ月 | ー15.4% | ー17.0% |
1年 | ー2.1% | ー4.3% |
3年 | +14.2% | +5.7% |
設定来 | +316.4% | +257.0% |
※NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)「月報(2020年7月)」より
※設定日は2012年4月10日
※基準価額は信託報酬控除後で分配金を含みません
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
過去のチャート
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)と日経平均を比較したのが下記となります。
(引用元:モーニングスター)
オレンジがNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)、赤が日経平均の過去3年間のトータルリターンのチャートです。
対象期間では日経平均は横ばい相場となっていましたが、日経平均が上昇しているときにはNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)は大きく上昇し、日経平均が下落しているときには大きく下落しています。
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)は、日経平均が上昇傾向にあるときに短期的に取引をして大きな利益を狙うのに適しています。
当ETFの情報
- 分類:国内ETF
- ベンチマーク:日経平均レバレッジ・インデックス
- 売買手数料:各証券会社により異なる
- 信託報酬(税抜):0.8%
- 純資産残高:約2,500億円
- 分配金利回り:ー
- 売買単位:1口(約20,000円(2020年8月))
- 平均売買高(直近90日):900万口
- 決算:年1回(5月20日)
- 上場日:2012年4月12日(設定日:2012年4月10日)
評価・まとめ
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)は、日経平均レバレッジ・インデックスを対象指数とし、対象指数に連動する投資成果を目指す国内ETFです。
「日経平均レバレッジ・インデックス」は日々の騰落率を日経平均株価の騰落率の2倍として計算された指数なので、日経平均が前日比5%上昇すれば10%上昇し、5%下落すれば10%下落するような動きをしますが、2日以上離れた日との比較においては必ずしも2倍の動きとなるわけではない点は注意が必要です。
上昇が続くような相場では、2倍以上の値動きが期待でき、下落が続くような相場では2倍より少ない値動きとなり、上昇と下落を繰り返すような相場では、日経平均と比較して日経平均レバレッジ・インデックスのパフォーマンスが次第に悪化していくという特性があるため利益を得られにくくなるといった特徴もあります。
そのため、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)は、日経平均が上昇傾向にあるときに短期的に取引をして大きな利益を狙うのに適しています。
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)に投資するならSBI証券、楽天証券、岡三オンライン証券がおすすめ!
国内ETFは、国内株式同様に取引手数料が必要となりますが、SBI証券と楽天証券は簡単な手続きを行えば無料となるのでお得です。
他にも約定代金が100万円までなら松井証券、岡三オンライン証券、auカブコム証券、GMOクリック証券なら売買手数料が無料となるのでおすすめです。
もちろん口座開設・維持費用は無料です。
>> GMOクリック証券
国内株式・ETFで失敗しない証券会社選び!
これから国内株式・ETFで資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。
参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編)!手数料だけで選ぶ?日経平均レバレッジ上場投信よりレバレッジを上げて利益を出すなら!
株式市場が上昇トレンドになりそうだなと思ったときに日経平均レバレッジ上場投信よりも、よりレバレッジをかけて大きく利益を出すことが可能なのがCFDで、日経平均を買いからも売りからもほぼ24時間取引することができす。
CFDは取引所CFD(くりっく株365)と店頭CFDがありますが、くりっく株365なら約16万円(レバレッジ約15倍)から、店頭CFDなら約2万円(レバレッジ10倍)から取引することができます。
また、くりっく株365でも店頭CFDでも配当をもらうこともできるので、レバレッジをかければそれだけ多くの配当をもらうことも可能です。
取引コストはくりっく株365より安く、少額から取引をするなら店頭CFD
GMOクリック証券のCFDは日経平均以外の株価指数や、米国株など取り扱い商品も多く、取引シェアも大きいです。もちろんどちらの証券会社でも口座開設・維持費は無料です。
>> GMOクリック証券【CFD】(公式サイト)
>> DMM CFD(公式サイト)
レバレッジを大きくかけて利益を出したいならくりっく株365
くりっく株365は為替リスクは発生しませんし、下記のネット証券なら口座開設・維持費は無料で、手数料は業界最低水準です。
>> ひまわり証券【くりっく株365】(公式サイト)
>> auカブコム証券(公式サイト)
>> SBI証券(公式サイト)
特に岡三オンラインは投資情報や、EXCELを利用したシステムトレードを行うことも可能と取引ツールが充実していて、今なら当サイト限定で新規口座開設+5万円の入金で3千円がもらえるタイアップキャンペーンを実施中なのでお得ですよ。
>> 岡三オンライン くりっく株365(公式サイト)
コメント