NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は、国内に上場している不動産投資信託証券(J-REIT)に分散投資ができる国内ETFです。
東証REIT指数(配当込)をベンチマークとする国内ETFですがどんな内容で、低コストなインデックスファンドと比較するとどうなのか確認してみました。
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)の特徴とは?
基本概要
ファンド名 | NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 |
管理会社 | 野村アセットマネジメント |
ベンチマーク | 配当込み東証REIT指数 |
為替ヘッジ | ー |
売買単位 | 10口 |
最低買付金額 | 18,655円 |
平均売買高 | 546,011口 |
購入時手数料 | SBI証券、楽天証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.1705% |
信託財産留保額 | なし |
純資産残高 | 4,687億円 |
分配金利回り | 4.50% |
NISA | 成長投資枠 |
iDeCo | ー |
マーケットメイク | あり |
決算 | 年4回(2、5、8、11月の10日) |
上場日 | 2008/9/18 |
投資対象
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は、東証REIT指数(配当込)の動きに連動する投資成果を目指す国内ETFです。
東証REIT指数は、東京証券取引所に上場している約60銘柄の不動産投資信託(J-REIT)の全銘柄を対象とした、日本の不動産投資信託市場の動向を表す代表的な浮動株時価総額加重型のインデックスです。
組入上位銘柄では、三井不動産を主要スポンサーとし、時価総額が高い日本ビルファンドの比率がやや高くなっています。
※引用:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)「月報(2025年2月末)」
コスト
売買手数料 | SBI証券、楽天証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.1705% |
信託財産留保額 | なし |
ETFは株式同様に売買手数料がかかりますが、SBI証券と楽天証券なら簡単な設定を行えば売買手数料が無料になります。
また、下記のネット証券のNISA口座を利用すれば、国内株式・ETFや米国株式・ETFの売買手数料が無料となります。
分配金・配当金
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は、決算は年4回で下記の様に分配金が出されていて、分配金利回りは4.5%です。
※引用:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)「月報(2025年2月末)」
ETFは税法により、発生した利子や配当などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配することになっているので、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
平均売買高・マーケットメイカー
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は、平均売買高(直近90日)約55万口と流動性もそこそこあり、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。
マーケットメイクはETFの流動性を向上させるために導入された制度で、野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などのマーケットメイカーが常に買いや売りの注文を出し続けることで流動性が確保されています。
本制度において、当取引所は、申請をもとに銘柄ごとにマーケットメイカーを指定し、指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。
日本取引所グループ「マーケットメイク制度」より
ETFは市場でリアルタイムに売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は流動性について心配する必要はなさそうです。
NISAの対応状況
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は、新NISA(2024年以降)の成長投資枠の対象として投資することが可能です。
参考 金融庁「新しいNISA」
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)のパフォーマンスは?
運用実績・利回り
※引用:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)「月報(2025年2月末)」
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
ファンドとインデックスの運用実績の差を見ると信託報酬程度の差となっていて、インデックスとの連動性は高そうです。
過去のチャート
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は東証REIT指数(配当込み)をベンチマークとしてますが、日経平均やTOPIXと分配金を再投資したトータルリターンを比較したのは下記となります。
(引用元:ウエルスアドバイザー)
オレンジがNEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)、赤が日経平均、緑がTOPIXの過去10年のトータルリターンのチャートです。
2018年から2020年くらいまではNEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)が最もパフォーマンスが良い時期もありましたが、その後は日経平均やTOPIXに比べるとパフォーマンスが伸び悩んでいます。
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は分配金利回りは高いのですが、トータルで見ると日経平均やTOPIXに投資をしていた方が利益を得られたということになります。
評価・まとめ
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は、東証REIT指数(配当込)の動きに連動する投資成果を目指すので、東京証券取引所に上場している約60銘柄の不動産投資信託(J-REIT)の全銘柄に分散投資ができる国内ETFです。
ETFは定期的に分配金を得られるメリットはありますが、分配金を出さない投資信託ならファンドで投資している不動産投資信託(J-REIT)から得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。
定期的な分配金を得たいなら、例えばSBI証券の「投資信託定期売却サービス」を利用すれば分配金のように定期的に一定額を引き出せたり、100円から自動で積立できるメリットがあります。
投資信託とETFで信託報酬の差はそれほど大きくありませんが、長期保有するなら複利効果が期待できる投資信託という選択肢もありますので、こちらも検討してみてください。
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