NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)は、日本の株式銘柄で予想配当利回りの高い50銘柄で構成される「日経平均高配当株50指数」への連動を目指す国内ETFです。
予想配当利回りおよび流動性を加味していますが、どのような内容のETFなのか確認してみました。
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)の特徴とは?
基本概要
ファンド名 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 |
管理会社 | 野村アセットマネジメント |
ベンチマーク | 日経平均高配当株50指数(トータルリターン) |
為替ヘッジ | ー |
売買単位 | 1口 |
最低買付金額 | 2,330円 |
平均売買高 | 505,385口 |
購入時手数料 | SBI証券、楽天証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.308% |
信託財産留保額 | なし |
純資産残高 | 3,257.6億円 |
分配金利回り | 3.3% |
NISA | 成長投資枠 |
iDeCo | ー |
マーケットメイク | あり |
決算 | 年4回(1月、4月、7月、10月の7日) |
上場日 | 2017/2/13 |
投資対象
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)は、日本の株式銘柄で予想配当利回りの高い50銘柄で構成される「日経平均高配当株50指数」への連動を目指す国内ETFです。
「日経平均高配当株50指数」は、予想配当利回りおよび流動性を加味したウエートを用いて算出されるインデックスです。
業種別の比率を見ると、景気の変動の影響を受けやすい景気敏感株(景気循環株)の比率が高いようです。
※引用:NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)「月報(2025年2月末)」
組入銘柄は約50銘柄なので、比較的均等な比率で各銘柄に分散されています。
※引用:NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)「月報(2025年2月末)」
コスト
売買手数料 | SBI証券、楽天証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.308% |
信託財産留保額 | なし |
ETFは株式同様に売買手数料がかかりますが、SBI証券と楽天証券なら簡単な設定を行えば売買手数料が無料になります。
また、下記のネット証券のNISA口座を利用すれば、国内株式・ETFや米国株式・ETFの売買手数料が無料となります。
分配金・配当金
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)は、決算は年4回で下記の様に分配金が出されていて、分配金利回りは3.3%です。
※引用:NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)「月報(2025年2月末)」
ETFは税法により、発生した利子や配当などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配することになっているので、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
平均売買高・マーケットメイカー
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)は、平均売買高(直近90日)約50 万口と流動性はそこそこ高く、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。
マーケットメイクはETFの流動性を向上させるために導入された制度で、野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などのマーケットメイカーが常に買いや売りの注文を出し続けることで流動性が確保されています。
本制度において、当取引所は、申請をもとに銘柄ごとにマーケットメイカーを指定し、指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。
日本取引所グループ「マーケットメイク制度」より
ETFは市場でリアルタイムに売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)は流動性について心配する必要はなさそうです。
NISAの対応状況
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)は、新NISA(2024年以降)の成長投資枠の対象として投資することが可能です。
参考 金融庁「新しいNISA」
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)のパフォーマンスは?
運用実績・利回り
騰落率 | |
1ヶ月 | ー0.2% |
3ヶ月 | +3.6% |
6ヶ月 | +2.2% |
1年 | +7.3% |
3年 | +103.7% |
設定来 | +164.1% |
※引用:NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)「月報(2025年2月末)」
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
日経平均やTOPIXと連動するETFとの比較
「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)」は国内株式が投資対象とのことなので、日経平均に連動する「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」とTOPIXに連動する「iシェアーズ・コア TOPIX ETF」と比較したのが下記となります。
参考 iシェアーズ・コア 日経225 ETF(1329)の評価ってどう?利回りはどのくらい?
参考 iシェアーズ・コア TOPIX ETF(1475)の評価ってどう?利回りはどのくらい?
(引用元:ウエルスアドバイザー)
オレンジがNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信、赤がiシェアーズ・コア 日経225 ETF、緑がiシェアーズ・コア TOPIX ETFの過去5年間のトータルリターンのチャートです。
2022年以降は「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)」は、「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」「iシェアーズ・コア TOPIX ETF」を大きく上回るパフォーマンスとなっています。
ただ、それ以前は「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)」はあまりパフォーマンスが良くなかったようなので、必ずしも「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)」の方がパフォーマンスが良いというわけではなさそうです。
評価・まとめ
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)は、日本の株式銘柄で予想配当利回りの高い銘柄で構成される「日経平均高配当株50指数」への連動を目指し、想配当利回りおよび流動性を加味した50銘柄に分散投資ができる国内ETFです。
分配金利回りは約3.3%と高く、「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」「iシェアーズ・コア TOPIX ETF」を大きく上回るパフォーマンスとなっていますが、それ以前はあまりパフォーマンスが良くなかったようなので、必ずしも「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)」の方がパフォーマンスが良いというわけではなさそうです。
日経平均やTOPIXに投資するなら投資信託でも低コストなインデックスファンドが出ているので、100円から自動で積立を行いたいなら投資信託も検討してみてください。
参考 国内株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?
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