ニッセイSOX指数インデックスファンドは、米国の半導体関連銘柄に分散投資ができるインデックスファンドです。
米国の半導体関連市場の動向を反映するSOX指数(配当込、円換算ベース)の動きに連動する成果を目標としていますが、実際どんな内容のファンドなのか確認してみました。
ニッセイSOX指数インデックスファンドとは?
基本概要
ファンド名 | ニッセイSOX指数インデックスファンド |
運用会社 | ニッセイ アセットマネジメント |
ベンチマーク | SOX指数(配当込、円換算ベース) |
為替ヘッジ | なし |
インデックスファンド | 〇 |
投資形態 | ファミリーファンド |
購入時手数料 | なし |
信託報酬(税込) | 0.1815% |
実質コスト(税込) | 0.288% ※ |
信託財産留保額 | なし |
純資産残高 | 約240億円 |
分配金利回り | ー |
NISA | 成長投資枠対象 |
iDeCo | ー |
決算 | 年1回(9月20日) |
設定日 | 2023年3月31日 |
償還日 | 無期限 |
※:直近運用報告書から隠れコストを算出後に年率換算した値
投資対象
ニッセイSOX指数インデックスファンドは、米国の半導体関連市場の動向を反映するSOX指数(配当込、円換算ベース)をベンチマークとするインデックスファンドです。
SOX指数は、米国上場の半導体の設計や製造、流通、販売などを手掛ける主要な30銘柄で構成されています。
米国の比率が約9割とほとんどを占めていて、一部オランダや台湾といった国の企業も組入らています。
※ニッセイSOX指数インデックスファンド「月報(2024年2月)」
組入銘柄は、生成AIに多く採用されているGPUで80%以上のシェアを持つ「エヌビディア」の比率が高くなっています。
※ニッセイSOX指数インデックスファンド「月報(2024年2月)」
投資形態
ニッセイSOX指数インデックスファンドはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はニッセイSOX指数インデックスマザーファンドにて行われます。
購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
購入時手数料 | なし |
信託報酬(税込) | 0.1815% |
実質コスト(税込) | 0.288% |
信託財産留保額 | なし |
実質コストは、直近の報告書に記載されている1万口当たりの費用明細はまだ1年経過していないので、年率換算した参考値です。
分配金
本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。
ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。
新NISA及びiDeCoの対応状況
ニッセイSOX指数インデックスファンドは新NISA(2024年以降)の「成長投資枠」の対象となるのでNISA口座を利用すれば売却益などが非課税となります。
参考 金融庁「新しいNISA」
また、iDeCoでは取り扱いがあるネット証券はありません。
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
ニッセイSOX指数インデックスファンドのパフォーマンスは?
過去の運用成績(リターン・リスク)
年 | 1年 | 3年(年率) | 5年(年率) | 10年(年率) |
トータルリターン | 74.11%(7位) | –(–) | –(–) | –(–) |
リスク(標準偏差) | 32.17(300位) | –(–) | –(–) | –(–) |
シャープレシオ | 2.30(213位) | –(–) | –(–) | –(–) |
対象ファンド数※ | 311本 | — | — | — |
※:「国際株式・北米(為替ヘッジ無し)」カテゴリ
同じカテゴリには新NISAで人気の高い「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などがありますが、トータルリターンは7位と良いパフォーマンスとなっています。
参考 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評価・評判は?利回りや実質コストは?
ベンチマークとの比較
ファンド | ベンチマーク | |
1ヶ月 | +8.7% | +8.9% |
3ヶ月 | +25.2% | +25.9% |
6ヶ月 | +30.0% | +30.7% |
1年 | ー | ー |
設定来 | +66.4% | +67.0% |
※ニッセイSOX指数インデックスファンド「月報(2024年2月)」より
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
インデックスファンドなので、ベンチマークから信託報酬(実質コスト)を差し引いたくらいのパフォーマンスとなっていることが理想ですが、やや乖離が見られます。
まだ運用が始まって間もないので今後ベンチマークとの乖離が広がっていくのか注視する必要があります。
基準価額・純資産の推移
※ニッセイSOX指数インデックスファンド「月報(2024年2月)」
ファンドの純資産残高は設定来右肩上がりに推移していて、特に2024年以降は純資産残高を大きく増やしています。
毎月の資金流出入額で詳細を確認すると、2024年からは2023年の流入額より多く資金が流入していることがわかります。
他のファンドと比較すると?
ニッセイSOX指数インデックスファンドと、新NISAで人気の高いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の直近1年のトータルリターンを比較すると下記のようになっています。
(引用元:ウエルスアドバイザー)
赤がニッセイSOX指数インデックスファンド、オレンジがeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の直近1年のトータルリターンのチャートです。
ニッセイSOX指数インデックスファンドが設定されてからまだ1年程度ですが、今の相場観ではS&P500よりは良いパフォーマンスとなっています。
世界中がデジタル社会への移行を進めているので今後も様々な分野で半導体の需要は増加すると予想されますが、一方で半導体業界は景気変動の影響を受けやすい傾向があります。
評価・まとめ
ニッセイSOX指数インデックスファンドは、米国の半導体関連市場の動向を反映するSOX指数(配当込、円換算ベース)をベンチマークとするインデックスファンドです。
ニッセイSOX指数インデックスファンドは、ややベンチマークとの乖離が見られるものの直近1年では米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」より良いパフォーマンスとなっています。
ニッセイSOX指数インデックスファンドを購入するのにおすすめの証券会社は?
投資信託はネット証券なら投資信託を保有しているだけでポイントが貯まり、積立するならクレジットカードを利用すればさらにポイントが貯まるのでお得です。下記のネット証券なら新NISA口座もポイント還元の対象です。
ニッセイSOX指数インデックスファンドのポイント還元率は下記となっています。
参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?
松井証券 | SBI証券 | マネックス 証券 | auカブコム 証券 | |
投資信託保有時 ポイント還元率 | 0.05% | 0.05% | 0.03% | 0.005% |
投資信託保有時 付与されるポイント | 松井証券ポイント | ・Tポイント ・Pontaポイント ・dポイント ・JALのマイル ※1 上記のいずれか | マネックスポイント | Pontaポイント |
クレカ積立 ポイント還元率 | ー | 0.5~5.0% 三井住友カード | 1.1% マネックスカード | 1% auPayカード |
クレカ積立 付与されるポイント | Vポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
※楽天証券は投資信託保有時のポイント付与が条件達成時の一度のみなので対象外
※1:JALのマイルの場合は記載還元率の半分
松井証券(公式サイト)はクレカ積立に対応していませんが、投資信託保有時のポイント還元率は最高水準となっています。
クレジットカード積立のポイント還元率は、年会費がかかるカードであれば SBI証券が最高水準ですが、実質年会費がかからない一般カードであればマネックス証券が最高水準です。
投資信託保有時のポイント還元率は最高水準の松井証券
信託報酬が低コストな投資信託も投資信託保有時のポイント還元率は業界最高水準です。他社で買い付けた投資信託を松井証券へ移管する際には実質無料で移管することができます。
還元される松井証券ポイントは、PayPayポイントやdポイントなどに交換することができます。
下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。
一般カードのクレジットカード積立でポイント還元率が最高水準のマネックス証券
クレジットカード積立を利用するならトータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。
クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円(税込)ですが、年間に1回以上のクレジットカードの利用で無料になり、マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象となります。
還元されるマネックスポイントは下記のように様々な用途に利用することができます。
- 投資信託の購入
- 株式手数料に充当
- 暗号資産(ビットコイン・イーサリアム・リップル)
- 他のポイントへの交換(dポイント・Tポイント・Pontaポイント・nanaco・waonポイント・ANAのマイル・JALのマイル・Amazonギフトカード)
- 日本赤十字社などへの寄付
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保有残高によるポイント還元率が高くクレカ積立でもポイント還元されるSBI証券
投資信託の保有残高によるポイント還元率は、低コストな投資信託でも松井証券と同レベルのポイント還元率です。
クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)
下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。
Pontaポイントを貯めるならauカブコム証券
投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、クレジットカード積立によるポイント還元率は1%と還元率は高いです。
スマホでauを利用していると貯めやすいPontaポイントが貯まり、auじぶん銀行と連携すれば普通預金の金利が年率0.1%となり、au Payなどとも連携すれば0.2%になるメリットがあります。
またauマネ活プランに入ればauじぶん銀行の普通預金の金利が最大0.3%になったり、クレジットカード積立によるポイント還元率が最大3%と優遇されます。
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楽天ポイントを貯めるなら楽天証券
楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。(一部のファンドは保有残高によるポイントが還元される)
また、楽天証券ではクレジットカード積立だけでなく楽天キャッシュを利用してもポイント還元が受けられ併用することが可能です。
通常設定可能上限は5万円/月ですが、併用することで10万円/月までポイント還元を上けることが可能です。
楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。
NISA口座も同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。
今利用している証券会社から他の証券会社に投資信託などは移管することが可能です。
通常は移管元の証券会社で手数料が必要になりますが、下記のネット証券なら移管元で支払った移管手数料をキャッシュバックしてくれるので実質無料で移管することができます。また、他社で購入した投資信託もポイント還元の対象となります。
投資信託に投資するのにおすすめの証券会社は?
ネット証券では投資信託に関するポイント還元など様々なサービスを行っていますが、どのような違いがあるのか、おすすめはどこかは下記も参考にしてみてください。
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