eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の評価・評判は?実質コストや利回りは?

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eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の評価・評判は?実質コストや利回りは?インデックスファンド

業界最低水準の信託報酬を目指すeMAXIS Slimシリーズで日本を含む先進国及び新興国の株式市場に分散投資できるのがeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)です。

各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する投資成果を目指した運用を行うファンドですが、どんな内容なのか確認してみました。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴とは?

基本概要

ファンド名eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
運用会社三菱UFJアセットマネジメント
ベンチマーク国内株式・先進国株式・新興国株式に
均等比率で組み合わせた合成ベンチマーク
為替ヘッジなし
インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.05775%
実質コスト(税込)0.13175%
信託財産留保額なし
純資産残高約110億円
分配金利回り
NISAつみたて投資枠・成長投資枠対象
iDeCo松井証券
決算年1回(4月25日)
設定日2018年4月3日
償還日無期限

※:直近運用報告書から隠れコストを算出後に信託報酬引き下げ後の値を加算した参考値

投資対象

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、国内株式・先進国株式・新興国株式に均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。

 

各資産クラスへの投資比率およびインデックスは下記となっています。

インデックス基本投資割合
国内株式TOPIX(配当込み)33.3%
先進国株式MSCIコクサイ インデックス(配当込み)33.3%
新興国株式MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)33.3%

 

国内株式や新興国株式の比率が高いように思われますが、過去の15年間では3地域均等型インデックスは全世界株式のインデックスを上回る成績を残しているようです。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

 

また、3資産均等型は効率的フロンティア上に位置し、資産の組み合わせとして最適なものの一つと計算されているようです。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

効率的フロンティアとは?
選択可能なポートフォリオの資産配分のうち、投資家にとって最も有利と考えられる選択肢の集合で、同じリターンならリスクの最も小さいもの、同じリスクならリターンの最も高いものとなるよう最も効率的に組み合わせたものをプロットした曲線。

 

組入上位10ヵ国・地域を見ると全世界株式では珍しく日本が最も比率が高くなっています。

※eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)「月報(2023年12月末)」

 

組入銘柄数は約4,800銘柄で、上位10銘柄にはアメリカ株式だけでなく日本株式なども上位の比率となっています。

※eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)「月報(2023年12月末)」

投資形態

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は下記の3つのマザーファンドにて行われます。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)-ファンドの仕組み

 

各資産でeMAXIS Slimシリーズの個別のインデックスファンドと同じマザーファンドを利用しています。

投資対象同じマザーファンドのeMAXIS Slimシリーズ
国内株式eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
先進国株式eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
新興国株式eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.05775%以内
実質コスト(税込)0.13175% ※
信託財産留保額なし

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は2023年9月に信託報酬の引き下げがあり、最新の運用報告書では引き下げが反映されていないため、信託報酬以外の隠れコストを算出後に信託報酬引き下げ後の値を加算した参考値となります。

 

また、信託報酬はファンドの純資産残高に応じて段階的に引き下がるようになっています。

純資産残高信託報酬(税込)
2,500億円未満の部分0.05775%
2,500億円以上5,000億円未満の部分0.05764%
5,000億円以上の部分0.05753%

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

新NISA(2024年以降)及びiDeCoの対応状況

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)はNISA(2024年以降)の「つみたて投資枠」「成長投資枠」の両方の対象となるので好きなほうを選んで投資することができます

 

新NISA

参考 金融庁「新しいNISA

 

また、iDeCoで取り扱いがあるネット証券もあり、NISAと合わせると主要ネット証券の対応状況は下記となります。

ネット証券NISAiDeCo
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)のパフォーマンスは?

過去の運用成績(リターン・リスク)

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン25.56%(159位)12.63%(140位)13.55%(119位)–(–)
リスク(標準偏差)10.49(41位)10.95(11位)14.49(17位)–(–)
シャープレシオ2.44(59位)1.15(88位)0.94(65位)–(–)
対象ファンド数※354本270本197本

※:「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジ無し)」カテゴリ

ベンチマークとの比較

ファンドベンチマーク
1ヶ月+0.7%+0.7%
3ヶ月+3.7%+3.9%
6ヶ月+4.6%+4.9%
1年+25.6%+26.2%
3年+42.9%+45.2%
設定来+70.5%+76.8%

※eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)「月報(2023年12月末)」より
※ファンド設定日は2018年4月3日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

 

インデックスファンドなので、ベンチマークから信託報酬(実質コスト)を差し引いたくらいのパフォーマンスとなっていることが理想ですが、ベンチマークとの乖離が見られます

 

運用報告書によると国内株式と新興国株式でベンチマークとの差異が発生していて、マイナス要因は「取引要因によるもの」との記載しかなく説明はされてません。

 

詳細がわからないですが、明らかにベンチマークとの乖離があるので、国内株式・先進国株式・新興国株式でそれぞれでよりベンチマークとの連動性が高い3本の投資信託に均等に投資したほうがパフォーマンスは良くなりそうです。

基準価額・純資産残高の推移

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)-基準価額・純資産の推移

※eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)「月報(2023年12月末)」

 

ファンドの純資産残高は設定来右肩上がりに推移していて、順調に純資産残高を増やしています。

 

毎月の資金流出入額を確認しても、毎月のように資金流入が増えていますが「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」とは資金流入額は大きく差をつけられています。

評価・まとめ

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、国内株式・先進国株式・新興国株式に均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。

 

過去には3地域均等型インデックスは全世界株式のインデックスを上回る成績を残していたようですが、直近3年では3地域均等型は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を下回る成績となっています。

(引用元:ウエルスアドバイザー)

赤がeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)オレンジがeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)青がeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の直近3年のトータルリターンのチャートです。

3年の比較では期間が短いですが、今のところそれほどいいパフォーマンスとなっている感じは見られません。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)を購入するのにおすすめの証券会社は?

投資信託はネット証券なら投資信託を保有しているだけでポイントが貯まり、積立するならクレジットカードを利用すればさらにポイントが貯まるのでお得です。下記のネット証券なら新NISA口座もポイント還元の対象です。

 

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)のポイント還元率は下記となっています。

参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?

 松井証券SBI証券マネックス
証券
auカブコム
証券
投資信託保有時
ポイント還元率
0.0175%0.0175%0.0175%0.005%
投資信託保有時
付与されるポイント
松井証券ポイント・Tポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALのマイル ※1
上記のいずれか
マネックスポイントPontaポイント
クレカ積立
ポイント還元率
0.5~5.0%
三井住友カード
1.1%
マネックスカード
1%
auPayカード
クレカ積立
付与されるポイント
VポイントマネックスポイントPontaポイント

※楽天証券は投資信託保有時のポイント付与が条件達成時の一度のみなので対象外
※1:JALのマイルの場合は記載還元率の半分

 

クレカ積立を利用する

  • クレカ積立でほぼ条件なく年会費無料のカードを利用するなら「マネックス証券
  • クレカ積立で最高水準の還元率を得たいなら「 SBI証券

 

クレカ積立を利用しない

  • 低コストな投資信託を中心に投資するなら「松井証券」か「 SBI証券
  • その他の投資信託やどちらのファンドにも投資するなら「松井証券

松井証券(公式サイト)はクレカ積立に対応していませんが、投資信託保有時のポイント還元率は最高水準となっています。

 

クレジットカード積立のポイント還元率は、年会費がかかるカードであれば SBI証券が最高水準ですが、実質年会費がかからない一般カードであればマネックス証券が最高水準です。

 

投資信託保有時のポイント還元率は最高水準の松井証券

信託報酬が低コストな投資信託も投資信託保有時のポイント還元率は業界最高水準です。他社で買い付けた投資信託を松井証券へ移管する際には実質無料で移管することができます。

還元される松井証券ポイントは、PayPayポイントやdポイントなどに交換することができます。

松井証券ポイント

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 松井証券(公式サイト)「詳細解説

 

一般カードのクレジットカード積立でポイント還元率が最高水準のマネックス証券

クレジットカード積立を利用するならトータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。

 

クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円(税込)ですが、年間に1回以上のクレジットカードの利用で無料になり、マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象となります。

 

還元されるマネックスポイントは下記のように様々な用途に利用することができます。

  • 投資信託の購入
  • 株式手数料に充当
  • 暗号資産(ビットコイン・イーサリアム・リップル)
  • 他のポイントへの交換(dポイント・Tポイント・Pontaポイント・nanaco・waonポイント・ANAのマイル・JALのマイル・Amazonギフトカード)
  • 日本赤十字社などへの寄付

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> マネックス証券(公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率が高くクレカ積立でもポイント還元されるSBI証券

投資信託の保有残高によるポイント還元率は、低コストな投資信託でも松井証券と同レベルのポイント還元率です。

 

クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> SBI証券(公式サイト)「詳細解説

 

Pontaポイントを貯めるならauカブコム証券

投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、クレジットカード積立によるポイント還元率は1%と還元率は高いです。

 

スマホでauを利用していると貯めやすいPontaポイントが貯まり、auじぶん銀行と連携すれば普通預金の金利が年率0.1%となり、au Payなどとも連携すれば0.2%になるメリットがあります。

 

またauマネ活プランに入ればauじぶん銀行の普通預金の金利が最大0.3%になったり、クレジットカード積立によるポイント還元率が最大3%と優遇されます。

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> auカブコム証券(公式サイト)「詳細解説

 

楽天ポイントを貯めるなら楽天証券

楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。(一部のファンドは保有残高によるポイントが還元される)

 

また、楽天証券ではクレジットカード積立だけでなく楽天キャッシュを利用してもポイント還元が受けられ併用することが可能です。

 

通常設定可能上限は5万円/月ですが、併用することで10万円/月までポイント還元を上けることが可能です。

楽天証券で投資信託をクレジットカード積立と楽天キャッシュでの積立した場合の概要

楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。

NISA口座も同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 楽天証券(公式サイト)「詳細解説

 

 

投資信託は実質無料で他の証券会社に移管できます!

今利用している証券会社から他の証券会社に投資信託などは移管することが可能です。
通常は移管元の証券会社で手数料が必要になりますが、下記のネット証券なら移管元で支払った移管手数料をキャッシュバックしてくれるので実質無料で移管することができます。また、他社で購入した投資信託もポイント還元の対象となります。

 

参考 投資信託の移管のメリットやデメリットとは?手順などを解説!

 

その他下記の証券会社でも購入できます。

>> 岡三オンライン詳細解説

 

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投資信託に投資するのにおすすめの証券会社は?

ネット証券では投資信託に関するポイント還元など様々なサービスを行っていますが、どのような違いがあるのか、おすすめはどこかは下記も参考にしてみてください。

参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!

 

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参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?