eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の評価って?利回りや実質コストは?

インデックスファンド

業界最低水準の信託報酬を目指すeMAXIS Slimシリーズで日本を除む先進国及び新興国の株式市場に分散投資できるのがeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)です。

各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する投資成果を目指した運用を行うファンドですが、どんな内容なのか確認してみました。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

投資対象

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、国内株式・先進国株式・新興国株式に均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。

 

各資産クラスへの投資比率およびインデックスは下記となっています。

インデックス基本投資割合
国内株式TOPIX(配当込み)33.3%
先進国株式MSCIコクサイ インデックス(配当込み)33.3%
新興国株式MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)33.3%

 

国内株式や新興国株式の比率が高いように思われますが、過去15年間では3地域均等型インデックスは全世界株式のインデックスを上回る成績を残しているようです。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

 

また、3資産均等型は効率的フロンティア上に位置し、資産の組み合わせとして最適なものの一つと計算されているようです。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

効率的フロンティアとは?
選択可能なポートフォリオの資産配分のうち、投資家にとって最も有利と考えられる選択肢の集合で、同じリターンならリスクの最も小さいもの、同じリスクならリターンの最も高いものとなるよう最も効率的に組み合わせたものをプロットした曲線。

 

※下記はeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)「月報(2020年11月)」からの情報です。

資産構成

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

組入上位10カ国・地域

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

組入上位10業種

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

組入上位10銘柄

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴

※組入銘柄数:4,854銘柄

ファンドの仕組み

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は下記の3つのマザーファンドにて行われます。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)-ファンドの仕組み

 

各資産でeMAXIS Slimシリーズの個別のインデックスファンドと同じマザーファンドを利用しています。

投資対象同じマザーファンドのeMAXIS Slimシリーズ
国内株式eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
先進国株式eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
新興国株式eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.1144%以内
実質コスト(税込)0.211% ※
信託財産留保額なし

※1:第1期運用報告書(2018年4月3日~2019年4月25日)から信託報酬引き下げを考慮した参考値

 

また、信託報酬はファンドの純資産残高に応じて段階的に引き下がるようになっています。

純資産残高信託報酬(税抜)
500億円未満の部分0.104%
500億円以上1,000億円未満の部分0.1035%
1,000億円以上の部分0.103%

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)はつみたてNISAの対象で、つみたてNISAやiDeCoを利用して購入ができる主なネット証券は下記となっています。

 

ネット証券つみたてNISAiDeCo
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券

 

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

1年
トータルリターン9.48%(133位)
リスク(標準偏差)23.09(76位)
シャープレシオ0.41(130位)
対象ファンド数※283本

※:「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジ無し)」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月+10.5%+10.7%
3ヶ月+7.2%+7.5%
6ヶ月+20.3%+20.7%
1年+9.5%+10.9%
設定来+16.0%+18.4%

※eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)「月報(2020年11月)」より
※ファンド設定日は2018年4月3日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)-基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されてから約2年経過しましたが、ベンチマークと比較すると信託報酬や実質コストを加味しても下方乖離しています。

 

運用報告書によるとTOPIXマザーファンドや外国株式マザーファンドで乖離が発生していて、特にTOPIXマザーファンドの乖離が少し大きいですが、取引要因によるものと詳細は分からず今後もベンチマークとの乖離が広がらないのか注視が必要です。

 

また、同じeMAXIS Slimシリーズで全世界株式に分散投資ができる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」と比較したのが下記となります。

参考 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評価って?利回りや実質コストは?

参考 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?

(引用元:モーニングスター)

赤がeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)オレンジがeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)青がeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の直近約2年のトータルリターンのチャートです。

期間が短いのでこれだけで成績がいいとか悪いとか判断することはできませんが、比較した期間ではeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)が成績が最も悪くなっています。

 

コロナ相場の時には下落率が一番低かったものの、その後の相場上昇期には他の2ファンドより上昇率は悪く結果パフォーマンスが最も悪くなっていて、今後全世界株式のインデックスを上回る成績が残せるのかちょっと疑問です。

当ファンドの情報のまとめ

  • ベンチマーク:合成ベンチマーク
  • 為替ヘッジ:なし
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):0.1144%(実質コスト:0.211%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約30億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(4月25日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2018年4月3日)
  • つみたてNISA:対応
  • iDeCo:松井証券

評価・まとめ

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、国内株式・先進国株式・新興国株式に均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。

 

過去15年間では3地域均等型インデックスは全世界株式のインデックスを上回る成績を残していたようですが、直近では3地域均等型は全世界株式のインデックスを下回る成績となっています。

 

日本や新興国の比率が高いので、その地域の株価が先進国株式より伸びてくればeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の成績も改善されてくるかもしれません。

 

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参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。

⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!