eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の評価ってどう?利回りや実質コストは?

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各資産クラスで信託報酬最安値となっているeMAXIS Slimシリーズで国内株式のTOPIXに連動する動きとなるのがeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)です。

TOPIXをベンチマークとするファンドで、ベンチマークを上回る成績となっていますが、果たして良いインデックスファンドといえるのか内容を確認してみました。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の特徴

投資対象

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、東証株価指数(TOPIX)と連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。

TOPIXは東証株価指数(Tokyo Stock Price Index)のことで、東京証券取引所の東証一部上場の全銘柄(約2,100銘柄)の時価総額(株価×発行済み株式数)の変化を指数化したもので、時価総額の高い銘柄の影響を受けやすい特徴があります。

もう一つの代表的な株価指数である日経平均は東証一部上場の225銘柄を対象としているので、TOPIXの方が分散性という観点では優れています。

参考 国内株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

※下記はeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)「月報(2019年2月)」からの情報です。

資産構成

組入上位10業種

組入上位10銘柄

※組入銘柄数:2,129銘柄

ファンドの仕組み

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はTOPIXマザーファンドにて行われます。

買付手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料 なし
信託報酬(税込) 0.1674%
実質コスト(税込) 0.173%
信託財産留保額 なし

※2019年2月15日より信託報酬(税抜)が0.159%から0.155%に引き下げ

実質コストは第1期運用報告書(2018年2月27日~2018年4月25日)より、信託報酬引き下げ後を加味した年率換算した参考値となります。

また、純資産総額が500億円以上になると段階的に信託報酬(税抜)を引き下げるようになっています。

  • 500億円未満は上記の信託報酬
  • 500億円以上1,000億円未満の部分:0.150%
  • 1,000億円以上の部分:0.145%

分配金

分配金は出されておらず、効率的に運用がされています。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)はつみたてNISAの対象で、iDeCoではSBI証券で取り扱いがあります。

ネット証券 つみたてNISA iDeCo
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
カブドットコム証券
松井証券

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoを比較!結局どれがおすすめでお得?

過去の運用成績・利回り

基準価額騰落率

ファンド ベンチマーク
1ヶ月 +2.6% +2.6%
3ヶ月 ー3.4% ー3.6%
6ヶ月 ー6.5% ー7.4%
1年 ー7.2% ー9.1%
設定来 +5.2% +1.1%

※eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)「月報(2019年2月)」より
※ファンド設定日は2017年2月27日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されてから約2年が経過しましたが、設定来でベンチマークと比較すると上方乖離しています。

運用報告書によると、ベンチマークよりプラスとなっているのはベンチマークは配当が加味されてませんが、実際には配当金等の受け取りが発生しているのでベンチマークとの差異が生じているとの記載があります。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)はベンチマークである「TOPIX」より成績が良いので、運用成績が良いように思えますが、他のインデックスファンドと比較して成績が良いわけではなく、信託報酬でほとんど差がないライバルファンドである「ニッセイTOPIXインデックスファンド」「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」などは「TOPIX(配当込み)」をベンチマークとしていて、そもそもベンチマークが異なっています

参考 国内株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

インデックスファンドはベンチマークとの連動性がファンドの良し悪しを決める一つの要因と考えると、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は他のインデックスファンドと比べると連動性は低くなるので良くないインデックスファンドとなってしまうので、ベンチマークは「TOPIX」ではなく「TOPIX(配当込み)」にすべきではないかと思います。

類似ファンドとの比較

「TOPIX」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

名称信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)0.1674%0.173%
※1
275,9585,504ー4.44%
Smart-i TOPIXインデックス0.1674%0.261
※2
16,168229ー4.54%
iFree TOPIXインデックス0.17172%0.180%
※3
969518ー4.53%
ニッセイTOPIX
インデックスファンド
0.17172%0.181%
※4
50,8687,082ー4.47%
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド0.1728%0.191%173,54710,200ー4.37%
たわらノーロードTOPIX0.1836%0.186%289,238603ー4.47%
i-SMT TOPIXインデックス(ノーロード) 0.1836%0.189%
※5
205,94614ー4.46%
つみたて日本株式(TOPIX)0.1944%0.199%
※6
275,9581,720ー4.46%

※1:第1期運用報告書(2018年2月27日~2018年4月25日)より年率換算した参考値
※2:第1期運用報告書(2017年8月29日~2018年5月25日)より年率換算した参考値
※3:第2期運用報告書(2017年9月20日~2018年9月19日)から信託報酬引き下げ後(0.17172%)を考慮した参考値
※4:第3期運用報告書(2017年2月21日~2018年2月20日)から信託報酬引き下げ後(0.17172%)を考慮した参考値
※5:第1期運用報告書(2018年1月12日~2018年10月22日)より年率換算した参考値
※6:第1期運用報告書(2017年8月16日~2018年6月25日)より年率換算した参考値

参考 国内株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

信託報酬は「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」が最安値で、実質コストも調査時点では低コストとなっていそうです。(ただし、実質コストは毎年変わります)

 

ただ、純資産残高年間増加額は「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」が一番多く人気となっていて、参考値ではありますが1年間のリターンも最も良かったようです。

参考 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドってどう?

 

長期で見た場合には、実質コストが低コストな「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」が有利となりそうですが、配当込みのインデックスをベンチマークとしてないので、気になる方は配当込みのインデックスをベンチマークとしている「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」か、実質コストが低コストな「ニッセイTOPIXインデックスファンド」も検討してみてください。

参考 ニッセイTOPIXインデックスファンドの評価ってどう?利回りや実質コストは?

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:TOPIX
  • 為替ヘッジ:なし
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税抜):0.1674%(実質コスト:0.173%と想定)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約75億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(4月25日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2017年2月27日)
  • つみたてNISA:対象
  • iDeCo:SBI証券で取り扱いあり

評価・まとめ

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、東証株価指数(TOPIX)と連動する投資成果を目指すファンドなので、東証一部上場の約2,100銘柄すべてに分散投資するのと同じ効果が期待できるインデックスファンドです。

eMAXIS Slimシリーズは、機動的に信託報酬を引き下げることによって、業界最低水準の信託報酬を目指すファンドで、信託報酬は最安値となっていて今後新たに低コストなファンドが登場したり、ライバルファンドが信託報酬を引き下げても追随して常に業界最低水準の信託報酬となることが期待できるファンドです。

また、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)はベンチマークである「TOPIX」より上方乖離していてベンチマークとの連動性は低いですが、「TOPIX(配当込み)」に連動するファンドと考えると過去1年では他のファンドとそん色ない成績となっています。

ただ、今のまま「TOPIX」と連動する投資成果を目指すのであれば、今後株式の配当分のリターンが期待できる「TOPIX(配当込み)」とは乖離が発生してもおかしくないので(可能性は低いとは思いますが)、気になる方は「TOPIX(配当込み)」に連動すると明記している「ニッセイTOPIXインデックスファンド」「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」も検討してみてください。

参考 ニッセイTOPIXインデックスファンドの評価ってどう?利回りや実質コストは?

参考 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドってどう?

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)を購入するならSBI証券か楽天証券がおすすめ

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⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

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