eMAXIS Slim 国内債券インデックスの評価ってどう?利回りや実質コストは?

インデックスファンド

各資産クラスで信託報酬最安値となっているeMAXIS Slimシリーズで国内の公社債に分散投資ができるのがeMAXIS Slim 国内債券インデックスです。

NOMURA-BPI総合をベンチマークとするファンドで、国内債券型のインデックスファンドはリターンは期待できませんが、ポートフォリオの一部として組み込むことによってリスク低減が期待できます。

国内債券のインデックスファンドで業界最低水準の信託報酬を目指す、eMAXIS Slim 国内債券インデックスはどんな内容なのか確認してみました。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの特徴

投資対象

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、日本の公社債(国債や社債など)で構成される「NOMURA-BPI総合」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。

 

「NOMURA-BPI総合」は、多くの国内債券型インデックスファンドで利用されていて、国債の他、地方債、政府保証債、金融債、事業債および円建外債等で構成されていて、インカム収入を考慮した時価総額加重平均型の指数です。

参考 国内債券インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

※下記はeMAXIS Slim 国内債券インデックス「月報(2020年11月)」からの情報です。

資産構成

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの特徴

種別組入比率

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの特徴

債券格付分布

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの特徴

残存期間別組入比率

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの特徴

ポートフォリオ特性

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの特徴

ファンドの仕組み

eMAXIS Slim 国内債券インデックスはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は下記の日本債券インデックスマザーファンドにて行われます。

eMAXIS Slim 国内債券インデックス-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.132%以内
実質コスト(税込)0.134%
信託財産留保額なし

 

また、信託報酬はファンドの純資産残高に応じて段階的に引き下がるようになっています。

純資産残高信託報酬(税抜)
500億円未満の部分0.120%
500億円以上1,000億円未満の部分0.115%
1,000億円以上の部分0.110%

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

eMAXIS Slim 国内債券インデックスはつみたてNISAは対象外で、iDeCoはSBI証券で取扱いがあります。

 

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

1年3年(年率)
トータルリターン-1.19%(52位)0.46%(34位)
リスク(標準偏差)2.18(64位)1.90(65位)
シャープレシオ-0.55(52位)0.24(36位)
対象ファンド数※123本116本

※:「国内債券・中長期債」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月+0.1%+0.1%
3ヶ月+0.2%+0.3%
6ヶ月ー0.3%ー0.3%
1年ー1.2%ー1.1%
3年+1.4%+1.8%
設定来+1.8%+2.4%

※eMAXIS Slim 国内債券インデックス「月報(2020年11月)」より
※ファンド設定日は2017年2月27日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

eMAXIS Slim 国内債券インデックス-基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されてから約4年近く経過しましたが、信託報酬(実質コスト)などを加味するとベンチマークと比較して乖離はないように思え、ベンチマークとの連動性は高そうです。

類似ファンドとの比較

国内債券インデックスファンドで信託報酬が特に低コストなファンドで、実質コストやマザーファンドの規模などを比較したのが下記となります。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
eMAXIS Slim国内債券インデックス0.132%0.134%608,830+4,714-1.19%
Smart-i 国内債券インデックス0.132%0.142%80,324+477-1.25%
ニッセイ国内債券
インデックスファンド
0.132%0.133% ※133,405+149-1.29%
iFree日本債券インデックス0.132%
0.242% ※2
0.136%20,275+870-1.18%
たわらノーロード 国内債券0.154%0.154%222,859+4,576-1.22%
三井住友・日本債券
インデックス・ファンド
0.176%0.179%125,640+2,357-1.23%

※1:第5期運用報告書(2018年11月21日~2019年11月20日)から信託報酬引き下げ後を考慮した参考値

参考 国内債券インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

信託報酬は、各ファンドで引き下げがあり複数のファンドが最安値となっていますが、実質コストは「ニッセイ国内債券インデックスファンド」が最も低コストとなることが想定されますが、「eMAXIS Slim国内債券インデックス」とほぼ変わらない水準となりそうです。

 

マザーファンドの規模や純資産残高年間増加額も大きく、1年間のリターンも加味すると「eMAXIS Slim国内債券インデックス」がバランスが良く最もベストなファンドと言えそうです。

参考 eMAXIS Slim 国内債券インデックスの評価ってどう?リスク低減に!

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:NOMURA-BPI総合
  • 為替ヘッジ:なし
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):0.132%(実質コスト:0.134%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約130億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(4月25日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2017年2月27日)
  • つみたてNISA:対象外
  • iDeCo:SBI証券で取扱いあり

評価・まとめ

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、国債の他、地方債、政府保証債、金融債、事業債および円建外債等で構成される「NOMURA-BPI総合」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。

 

同じマザーファンドである「eMAXIS 国内債券インデックス」といファンドもありますが、信託報酬が0.44%(税込)と「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」の2倍以上のコストがかかるので、これから国内債券に投資をするなら「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」の方がおすすめです。

 

eMAXIS Slimシリーズは、機動的に信託報酬を引き下げることによって、業界最低水準の信託報酬を目指すファンドで、信託報酬は最安値となっていて今後新たに低コストなファンドが登場したり、ライバルファンドが信託報酬を引き下げても追随して常に業界最低水準の信託報酬となることが期待できるファンドです。

 

国内債券はリターンは期待できませんが、株式市場が下落局面となった時にも安定的な値動きが期待できるため、ポートフォリオの一部に組み込むことによってリスクの低減が期待できます。

 

ただ、一般的に金利が上昇局面となった場合には基準価額が下落すると言われているので、日本の金利政策が変更された場合にはポートフォリオの見直しが必要です。

 

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