世界の株価指数(日経平均やNYダウなど)や商品(金や銀など)、米国株などへ日本円のまま投資が行えるのが魅力のCFD。
CFDは24時間自動で取引を行ってくれるCFDの自動売買が出来るので、チャート分析などに時間を費やすことなく取引できます。
そんなCFDの自動売買ができる証券会社のサービス内容を比較してみました。
CFDの自動売買とは?
CFDは「差金決済取引」のことで、現物を取引するのではなく価格の差額のみを決済する取引方法です。
参考 CFDとは?取引の仕組みや投資する上でのメリット・デメリットは?
FXもCFDの一種で、レバレッジをかけて預けた資金以上の取引を行うことができたり、買いだけでなく売りからも取引することができます。
CFDは手動で取引することも出ますが、証券会社によって独自に用意されている自動売買システムを利用することもでき、大きく分けると下記の3つのタイプがあります。
- リピート型:
設定した値幅で自動的に買い注文と売り注文を繰り返し、レンジ相場でコツコツ利益を狙う手法です。初心者でも使いやすいシステムです。 - 選択型:
既に用意されているプログラムの中から過去の損益などを参考に好きなものを選んで運用できる自動売買システムです。既にロジックが組み込まれているので誰でも利用できます。 - プログラム型:
補助ツールなどを利用して自分で思い通りのロジックが作れたり、市販のプログラムを利用できる自動売買システムです。カスタマイズ性が高いのでより複雑なロジックを組み込むことも可能です。
CFDの自動売買ができる証券会社の比較
取扱銘柄 | 特徴 | 自動売買の種類 | 使いやすさ | |
ひまわり証券 | 株価指数 商品ETF | ループイフダンを使える アプリのインストール不要 3ステップで簡単に始められる | リピート型 選択型 | |
トライオートETF | ETF | 29銘柄のETFに対応 オリジナルのロジックを作成可能 | リピート型 選択型 プログラム型 | |
トライオートCFD | CFD | 7つのCFD銘柄 オリジナルのロジックを作成可能 | リピート型 選択型 プログラム型 | |
IG証券 | 株価指数 個別株・ETF 商品 | 17,000以上のCFD銘柄 ロジックをプログラミングできる | プログラム型 | |
OANDA証券 | 株価指数 商品 | MT4とMT5が使える 板情報を確認できる | プログラム型 |
CFD自動売買でおすすめの証券会社は?
インヴァスト証券(トライオートETF)
自動売買の種類 | リピート型 選択型 プログラム型 |
取扱銘柄 | ETF |
レバレッジ | 5倍 |
手数料(税込) | 無料 |
インヴァスト証券では「トライオート」という自動売買サービスを提供していて、FXとETF(CFD)を対象に取引することができます。
トライオートでの自動売買のルールは下記の4つから選んだり作れたりすることができます。
- セレクト:
金融ストラテジスト、人気ブロガーが考案したルール、トライオートユーザーが実際に稼働しているルールを選ぶだけで始めることができます。 - チャートメイク:
チャートに予想する値動きを描くだけで簡単にトレードルールを作ることができます。 - ビルダー:
オリジナルのルールを作成することができ、プログラミング知識などは不要で画面に沿ってレンジ幅や利確幅などを決めるだけで簡単に作成することができます。 - テクニカルビルダー:
移動平均線などのテクニカル指標のシグナルに応じて稼働するトレードルールを作成できます。
セレクトなら既に用意されているルールを選ぶだけなので初心者の方でも簡単に自動売買を始めることができ、ビルダーを使えばより高度なオリジナルのルールも作成可能です。
トライオートで自動売買ができる銘柄は29種類で日経平均やS&P500、ナスダック100といった株価指数や債券や原油、VIX指数なども自動売買することができます。
よりハイリスク・ハイリターンな値動きをするレバレッジ型ETFも自動売買が可能です。
売買手数料や為替の両替手数料、取引ツールを利用するのも完全無料ですし、もちろん口座開設・維持費も無料です。
インヴァスト証券(トライオートCFD)
自動売買の種類 | リピート型 選択型 プログラム型 |
取扱銘柄 | CFD |
レバレッジ | 10倍 |
手数料(税込) | 無料 |
インヴァスト証券のトライオートでは、上記のETF以外にも下記のCFDを対象に取引することができます。
トライオートETFとトライオートCFDでは下記のような違いがあり、トライオートETFの方が取扱銘柄数が多いですが、トライオートCFDの方が少額から取引でき、取引時間も長いのでそれだけ取引チャンスも多いのが特徴です。
トライオートCFDとトライオートETFでは下記のように同じナスダック100を取り扱ってますが。より少額から取引できるのがトライオートCFDです。
トライオートCFDもトライオートETF同様に売買戦略を選ぶだけで簡単に始められたり、独自の売買戦略をプログラミング知識不要で作成することが可能です。
もちろん口座開設・維持費は無料で、自動売買を行っても売買手数料は無料です。
>> トライオートCFD(公式サイト) <<
ひまわり証券(ループ株365)
自動売買の種類 | リピート型 選択型 |
取扱銘柄 | 株価指数 商品ETF |
レバレッジ | 変動制 ※日経平均だと約40倍 |
手数料(税込) | 147円/片道 + 147円(投資助言報酬)/片道 = 294円 (NYダウ、NASDAQ100、ラッセル2000は15円 + 15円 = 30円) |
CFDは店頭CFDと取引所CFD(くりっく株365)がありますが、ひまわり証券では取引所CFDを対象に自動売買をすることができる「ループ株365」が利用できます。
参考 くりっく株365(取引所CFD)と店頭CFDの比較!取引するならどっち?
ループ株365は、FXの自動売買で人気の高い「ループイフダン」を使って日経平均やNYダウなどくりっく株365を対象に自動売買の取引ができます。
参考 ループイフダンの評価・評判とは?手数料や必要な資金、実績はどう?
ループ株365では下記の株価指数や商品ETFを自動売買することができ、各銘柄ごとにロジックが準備されているのでそれを選ぶだけで自動売買を始められます。
口座開設後にはループ株365のランキングを参照することもでき、決済損益や最低必要資金などで並び替えて、設定選びの参考にすることもできます。
今なら口座開設後90日間は投資助言報酬が0円となるので、通常より低コストで試してみることができます。
口座開設・維持費用はもちろん無料です。
今なら当サイト限定で新規口座開設+取引で2,000円がキャッシュバックされます。
>> ひまわり証券【ループ株365】(公式サイト)[詳細解説] <<
IG証券
自動売買の種類 | プログラム型 |
取扱銘柄 | 株価指数 個別株・ETF 商品 |
レバレッジ | 株価指数:10倍 個別株・ETF:5倍 商品:20倍 |
手数料(税込) | 無料 ※個別株は110円~ |
IG証券は、イギリスのロンドンに本社があるIGグループの日本拠点で、日本の第1種金融商品取引業者として登録し、商品先物業者として許可を受けている国内業者です。
そんなIG証券では「ProRealTimeチャート」という高機能でカスタマイズの自由度が高いチャートツールを提供していて、その機能の一部として「ProOrder」という自動売買機能があります。
ProOrderで自動売買のロジックを作る方法は2つあります。
- 作成アシストツールを利用する
- はじめからすべてプログラミングする
作成アシストツールではプログラミングが出来なくてもオリジナルの売買ロジックを作成することができます。
また、プログラミングができるのであれば自由に自動売買のロジックを作成することができます。(ProBuilderという独自言語での実装)
これら作成した自動売買のロジックは「ProBacktest」で30年にわたる過去データからバックテストすることができます。
ただ、ProRealTimeチャートは使用当月中に最低4回以上の取引がないと1ヵ月4,000円(税込)の費用が発生してしまう点は注意してください。(4回以上の取引があれば無料です)
>> IG証券(公式サイト) <<
OANDA証券
自動売買の種類 | プログラム型 |
取扱銘柄 | 株価指数 商品 |
レバレッジ | 株価指数:10倍 商品:10~20倍 |
手数料(税込) | 無料 |
OANDA証券は、アメリカに本社を構えるOANDA Global Corporationの日本法人で、日本の第1種金融商品取引業者として登録し、商品先物業者として許可を受けている国内業者です。
OANDA証券では世界中のトレーダーに愛用されているMT4(メタトレーダー4)と動作速度が大幅にアップしたMT5を使った自動売買が可能です。
取扱銘柄は日経平均やNYダウ、S&P500などの株価指数や金や銀、WTI原油なども取り扱っています。
>> OANDA証券(公式サイト) <<
CFD自動売買のメリットは?
CFDを自動売買するメリットとしては下記のような点が挙げられます。
- 時間がない方でも運用できる
- 感情に左右されずに取引できる
- 実績がある売買ロジックをすぐに運用できる
- レバレッジで少額から大きな利益を得ることも可能
- 長期運用も可能
時間がない方でも運用できる
CFDの自動売買は、一度設定さえすれば後は設定に基づいて24時間チャートを監視し自動で売買を行ってくれるので仕事や家事で忙しい方でも運用することが可能です。
空いた時間などに設定や運用状況を確認し、必要であれば設定を見直すだけで運用を続けることができます。
感情に左右されずに取引できる
CFDの自動売買では感情に振り回されずに、設定されたルール通りに取引を実行します。
「もう少し利益が出るかもしれない」「負けた分を取り戻したい」「今は損失なっているがもう少し待てば利益になるかもしれない」といった感情により利益確定が遅れたり、損切りが出来なかったりすることはよくあることです。
その点、自動売買は一度設定したルールに基づいて利益確定や損切りを確実に行ってくれるのはメリット言えます。
実績がある売買ロジックをすぐに運用できる
CFDの自動売買ではひまわり証券の「ループ株365」やインヴァスト証券の「トライオート」のようにすでに用意されている自動売買のロジックを選ぶだけで運用できるサービスがあります。
すでに用意されている自動売買のロジックは通常過去の運用成績を確認することができるので、すでに利益を上げている売買ロジックをすぐに運用することができます。
レバレッジで少額から大きな利益を得ることも可能
CFD取引はレバレッジを活用することで、少額の資金から大きな利益を得られる可能性があります。
レバレッジとは、証拠金と呼ばれる一定の金額を預けることで、実際の資金よりも大きな金額の取引を行うことができる仕組みです。
参考 FXのレバレッジとは?レバレッジ1倍でも借金することはある?
例えば日経平均が40,000円の場合、レバレッジ10倍なら証拠金は4,000円と10分の1の資金で取引することができます。
日経平均が41,000円に上がったとするとレバレッジをかけない(レバレッジ1倍)場合は証拠金40,000円に対して1,000円の利益となるので利回りは2.5%ですが、レバレッジ10倍の場合は利回りは25%まで高くなります。
長期運用も可能
CFDに似た金融商品に先物取引があり、先物取引も株価指数などを対象にレバレッジをかけて買いだけでなくも売りからも取引ができるのでCFDに似ています。
ただ、先物取引には取引できる期限が決まっていて、取引できる期限の月である限月があるため決済したくないタイミングであっても期限がきたら必ず決済しなければなりません。
一方CFDは取引期限がないので、自分で決済しない限りいつまでも保有し続けることが可能です。(ただし、ひまわり証券の取り扱う取引所CFD「くりっく株365」に関しては、すべて「リセット付」の商品となっており取引期限のある商品となります)
CFDの自動売買は基本的には短期で決済されますが、たまに決済できなかったポジションを保有し続けることがあります。
そのような時でもCFDなら損切りしたり、決済されるまでそのままポジションを保有し続けることも自分の意志で選択することができます。
CFD自動売買のデメリットは?
一方でCFDを自動売買するデメリットとしては下記のような点が挙げられます。
- 相場の急な変動に対応しにくい
- レバレッジをかけすぎると大きな含み損を抱えることがある
- 投資スキルが向上しにくい
- 裁量取引よりも手数料が割高になることがある
相場の急な変動に対応しにくい
自動売買は一定のルールに従って取引が行われるので、相場が変わっても同じルールで取引を行います。
相場は一定の値幅内でレートが上下動する「レンジ相場」と一定の方向に値動きが続く「トレンド相場」があります。
レンジ相場に強い自動売買を稼働させていれば、レンジ相場ではうまく取引してくれてもトレンド相場に変わってしまったら思ったような利益を得られなくなるといったことがあります。
そのため、相場が変わってないか定期的にチェックし、稼働させる自動売買のロジックを見直す必要があります。
レバレッジをかけすぎると大きな含み損を抱えることがある
CFDの自動売買はレバレッジをかけることによって、少額の資金でも大きな利益を得ることも可能ですが、その反面大きな損失となることもあると言えます。
特に自動売買の場合は、運用しているほとんどの期間でポジションを同時に複数持つので、一つしかポジションを持ってない場合に比べてより利益も損失も大きくなります。
そのためあまりレバレッジはかけすぎず、ロスカットされないように証拠金維持率を確認し適切な資金管理を行うことが重要です。
参考 FXの強制ロスカットとは?計算方法や証拠金維持率・レバレッジとの関係は?
投資スキルが向上しにくい
自動売買は、いつでも設定されたルールで取引を行ってくれます。
そのため、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析といった相場分析を行わなくても取引はすべてシステム任せとなるのでトレードや相場に関する知識が身に付きにくいといったデメリットがあります。
裁量取引よりも手数料が割高になることがある
自動売買は、手動で取引を行う裁量取引よりも手数料が高くなる場合があります。
例えばひまわり証券の「ループ株365」の場合、裁量取引では日経平均などは147円の手数料がかかりますが、自動売買である「ループ株365」で取引した場合にはさらに投資助言報酬として147円のコストがかかります。
自動売買プログラムやサーバの維持費などがかかり、利用者側はチャートに張り付くことなく取引してくれるのでこれはしょうがないコストと考えておくのが良いかと思います。
まとめ
CFDの自動売買は世界の株価指数(日経平均やNYダウなど)や商品(金や銀など)、米国株などの自動売買が行え下記のようなメリット・デメリットがあります。
CFD自動売買のメリット
- 時間がない方でも運用できる
- 感情に左右されずに取引できる
- 実績がある売買ロジックをすぐに運用できる
- レバレッジで少額から大きな利益を得ることも可能
- 長期運用も可能
CFD自動売買のデメリット
- 相場の急な変動に対応しにくい
- レバレッジをかけすぎると大きな含み損を抱えることがある
- 投資スキルが向上しにくい
- 裁量取引よりも手数料が割高になることがある
自動売買もいくつか種類がありますが、ひまわり証券の「ループ株365」やインヴァスト証券の「トライオートETF」「トライオートCFD」では既に用意されているプログラムの中から過去の損益などを参考に好きなものを選んで運用できます。
初心者の方やプログラミングをやったことないならこのようなCFDの自動売買から始めてみてはいかがでしょうか。
どちらも口座開設後に既に用意されている自動売買ロジックの過去の運用成績などを確認することができます。
どちらも口座開設・維持費用はもちろん無料です。
>> トライオートETF(公式サイト)
>> トライオートCFD(公式サイト)
今なら当サイト限定で新規口座開設+取引で2,000円がキャッシュバックされます。
>> ひまわり証券【ループ株365】(公式サイト)
自動売買のオリジナルのロジックを作成したい方はIG証券やOANDA証券がおすすめです。
>> IG証券(公式サイト)
>> OANDA証券(公式サイト)