日経平均CFDと先物の違いを比較!おすすめはどっち?

※本ページはプロモーションが含まれています。

日経平均CFDと先物の違いを比較!おすすめはどっち?CFD

日本の代表的な株価指数である日経平均株価(日経225)に連動した値動きをし、資金効率よく運用できるのが日経平均CFDです。

日経平均株価(日経225)を対象に資金効率よく運用できる金融商品として日経225先物もありますが、どのような違いがあるのか比較してみました。

日経平均CFDとは?

CFD(Contract for Difference)とは「差金決済取引」のことを言い、証券会社に証拠金を預け、実際の株式などは購入せずに、価格の差金のみを決済する取引方法で下記のような特徴があります。

※CFDは、店頭CFDと取引所CFDがありますが、当記事では店頭CFDを対象としています。

 

  • 少額から取引できる
  • レバレッジが使えるので、預けた資金以上の取引が可能
  • ほぼ24時間取引ができ、日本の祝日も取引できる
  • 買いからも売りからも取引できる
  • 日経平均やNYダウ、金や銀、AmazonやNVIDIAなど投資できる商品が多い
  • (銘柄によっては)売りの場合は金利調整額、買いの場合は権利調整額を受け取れる

参考 CFDとは?取引の仕組みや投資する上でのメリット・デメリットは?

 

そして、日本の代表的な株価指数である日経平均株価に連動した価格変動を利用して取引できるのが日経平均CFDです。(厳密には日経平均先物を原資産としている)

 

日経平均は東京証券取引所プライム市場に上場する銘柄から、日本経済新聞社が選んだ日本の株式市場を代表する225銘柄の平均株価となります。

 

国内店頭CFD取引高で9年連続1位のGMOクリック証券では、常に日経平均CFDの売買代金は上位となっていて人気となっています。(GMOクリック証券では日本225という名称)

GMOクリック証券のCFDの2024年1月売買代金ランキング(総合)

※GMOクリック証券「2024年1月売買代金ランキング

 

>> GMOクリック証券【CFD】(公式サイト)

日経225先物とは?

日経225先物は、日経平均株価を原資産とする株価指数先物取引のことで、決められた期日(満期日)に決められた価格で売買を行うことを約束する取引のことです。

 

対象となる原資産が日経平均という実体のないものとなるため、決済は差金決済となりレバレッジをかけられたり、買いだけでなく売りからも取引ができるという特徴があります。

 

参考 レバレッジって?という方はFXでの記事ですが考え方は同じですので下記を参考にしてみてください。

⇒ FXのレバレッジとは?レバレッジ1倍でも借金することはある?

 

取引できる商品としては、「日経225先物」「日経225mini」「日経225マイクロ先物」があり、主に取引単位が異なっています。

取引単位1枚当たり取引額
※1
1枚あたり証拠金
※2
日経平均が1,000円動いたら
日経225先物1,000倍約4,000万円2,106,000円約100万円の損益
日経225mini100倍約400万円210,600円約10万円の損益
日経225マイクロ先物10倍約40万円21,060円約1万円の損益

※1:日経平均が40,000円の場合
※2:日経225先物1枚証拠金額を2,106,000円、掛け目1倍の場合

 

このように日経225先物の10分の1の金額から取引できるのが日経225miniで、100分の1の金額で取引できるのが日経225マイクロ先物です。

日経平均CFDと日経225先物との違いを比較すると?

日経平均CFDと日経225先物はともに差金決済取引で、レバレッジをかけられますがどのような違いがあるかは下記の様になっています。

 

また、日経225先物では証拠金の違いが大きいので、少額から取引できる日経225マイクロ先物を対象に比較しています。

日経平均CFD日経225マイクロ先物
取引形態店頭取引取引所取引
取引時間8:30~翌7:00
(夏時間は8:30~翌6:00)
※日本の祝日も取引可能
8:45~15:10
16:30~翌5:55
取引単位日経平均先物×10倍日経平均×10円
必要証拠金※14,000円21,060円
(掛目1.0倍の場合)
レバレッジ10倍約20倍
取引コストスプレッド(4円前後)取引手数料(11円前後)
呼び値単位1円5円
取引期限なしあり
金利相当額なし ※2なし ※2
配当相当額なし ※2なし ※2
税金申告分離課税(20%) ※3

※日経225マイクロ先物は、SBI証券での仕様で比較しています
※CFDはGMOクリック証券の店頭CFDを対象に比較しています
※1:必要証拠金は2024年3月時点

※2:金利と配当が価格に織り込まれています
※3:別途「復興特別所得税」がかかります

取引時間

取引時間はCFDの方が長く、日本の祝日も取引ができるので祝日に株価を動かすようなニュース、イベントなどがあればすぐに取引することができます。

 

日経先物も祝日取引ができるようになりましたが、システムのメンテナンス等により一部の祝日では実施しない日もあります。

取引単位、必要証拠金、レバレッジ

必要証拠金は日経平均CFDの方が少額から投資することができるので、気軽に試してみることができます。

 

レバレッジは日経225マイクロ先物の方がかけられるので、資金効率という点では日経225マイクロ先物の方が優れています。

 

ただ、高いレバレッジをかけるとハイリターンとはなりますが、損失も大きくなる可能性があるといったデメリットもあります。

 

そのためあまり極端なリスクを背負いたくないなら日経平均CFDの方が向いています

取引コスト

取引コストは日経225マイクロ先物は売買手数料がかかり、日経平均CFDは売買手数料は無料ですが買値と売値の差であるスプレッドが実質的な取引コストとなります。

 

取引コストは例えば日経平均×10円を投資しようとすると、日経225マイクロ先物の方が低コストで投資ができます。

日経225マイクロ先物(11円) > 日経平均CFD(40円前後)

ただし、日経225マイクロ先物では呼び値という値段の刻みが5円とCFDと比較すると大きな値となっています。

 

例えば日経225マイクロ先物では40,000円、40,005円と5円刻みの値段での注文となるので、仮に40,005円で買いの取引ができたとしても、日経平均CFDでは40,001円で購入できたかもしれません。

 

そうなると、その間の値幅である4円分日経225マイクロ先物では不利な取引となってしまっていて、日経平均CFDと比較すると40円分損した取引となってしまうことがあります。

 

そのため、必ずしも日経225マイクロ先物の方が取引コストが安いとは言えない状況があります。

取引期限

日経225マイクロ先物では取引期限がありますが、日経平均CFDは取引期限はないのでずっと保有し続けることができます

 

短期で売買したい方には取引期限はあまり関係ありませんが、中長期的に投資をしようと思ってる方は日経平均CFDがおすすめです。

金利相当額、配当相当額

先物の理論価格は配当を加味して算出されるので、実質的に配当を受け取っているのと同等のパフォーマンスとなります。

 

そのため、日経225マイクロ先物同様に日経平均先物を原資産としている日経平均CFDも配当を受け取っているのと同等のパフォーマンスとなります。

 

また、CFDはポジションを保有し続けられるように内部では参照する先物の期日が近いもの(期近)を期日が遠いもの(期先)に乗り換えを行っています。

 

この先物を乗り換えるときに乗り換え前後の先物の価格は通常異なっているので、その価格差を調整する価格調整額が発生します。

 

例えば下記はGMOクリック証券の日経平均CFDの価格調整額ですが、買いの場合は過去プラスとなっていて、この価格調整額を受け取ることができます

GMOクリック証券の価格調整額

税金

日経平均CFDと日経225先物はともに申告分離課税(20%)となるので税制上の違いはありません。

 

また、日経平均CFD、日経225先物は損益通算が可能となっていて、損失の繰越控除も3年間可能となっています。

日経平均CFDの取引の始め方は?

日経平均CFDの取引の始め方は比較的簡単に行うことができます。

 

各証券会社によって若干異なる部分もありますが、大まかな流れは同じなのでここではGMOクリック証券を例にします。

日経平均CFDの取引の始め方
  • STEP1
    口座開設

    CFD取引するためには口座開設が必要で、まだGMOクリック証券に口座を持っていなければこちらから口座開設することができます。

     

    >> GMOクリック証券【CFD】(公式サイト)

    すでに口座を持っていればマイページからCFD取引口座開設を申し込むことができます。

  • STEP2
    ログイン

    メールまたは郵送により、ログイン情報が通知されるので案内に沿って会員ページにログインします。

  • STEP3
    入金・振替

    GMOクリック証券ではCFD口座へ直接入金することができないので、まず証券取引口座への入金をしその後にCFD口座に振替する形となります。

    GMOクリック証券の証券取引口座入金の流れ

     

    入金は「即時入金サービス」と「振込入金」があり、「即時入金サービス」を利用すれば手数料無料で入金することができ、提携金融機関は下記となります。

    GMOクリック証券の即時入金サービス

     

    証券取引口座に入金後、CFD口座に振替する(振替手数料は無料)ことにより取引できる準備は完了となります。

  • STEP4
    取引

    ログイン後上部にあるメニューから「CFD」を選べばCFDの注文などを行うことができます。

     

    通常の注文画面は下記のようにシンプルで、銘柄を選んで買いか売りかを選び取引数量を入れればそれだけで注文することが可能です。

    必要に応じて注文タイプやスリッページを設定してください。

CFDのポジションを持ったら確認したいこと

GMOクリック証券のCFDのロスカットは、「セーフティバルブシステム(S.V.S)」を採用していて、一般的なロスカットのように口座全体のポジションを決済するのではなく、ポジションごとにロスカット適用レートが設定されていて、ポジションがそのロスカット適用レートになった場合に、そのポジションのみロスカットされますGMOクリック証券のCFDのロスカットこれにより、評価益の出ているポジションまでロスカットされてしまうようなことが回避されますが、ポジションを保有した時に自動的にロスカットレートが適用されるので、想定よりロスカットレートが狭い場合があります。そのため、GMOクリック証券のCFDでポジションを持ったらロスカットレートを確認し、必要に応じてロスカットレートを広げることをおすすめします。

参考 GMOクリック証券のCFDの評価・評判ってどう?メリットやデメリットは?

まとめ

日経平均CFDと日経225先物はともに日経平均を取引対象としているので、個別銘柄を選ぶ必要もなくシンプルに取引することが可能です。

 

日経平均CFDと日経225先物を比較すると主な違いとして下記のような点が挙げられます。

  • 日経平均CFDの方が少ない証拠金からでも取引できる
  • 日経225マイクロ先物の方が高いレバレッジを掛けられるので資金効率が良い
  • 日経平均CFDは取引期限がないので長期保有も可能

高いレバレッジをかけて短期間にハイリスク・ハイリターンな取引をしたいなら日経225先物が向いていますが、それ以外は日経平均CFDの方が向いています。

 

また日経平均CFDの方がより少額から取引でき、長期保有も可能といったメリットもあります。

 

日経平均CFDを取引するならコストが業界最低水準のGMOクリック証券 

国内店頭CFD取引高で9年連続1位とCFD取引の実績があるのがGMOクリック証券です。

口座開設・維持費は無料ですし、既にGMOクリック証券に口座を持っていれば簡単にCFD口座を開設することができます。

 

>> GMOクリック証券【CFD】(公式サイト)

 

日経平均先物を取引するならネット証券

主要なネット証券の日経平均先物の取引手数料は下記となっています。

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券
日経225マイクロ先物11円11円11円11円11円
日経225mini38.5円38.5円38.5円41.8円38.5円
日経225先物275円275円275円330円220円

※上記はすべて税込み

 

松井証券はどの日経平均先物でも業界最安水準となっています。

>> 松井証券(公式サイト)[詳細解説]

 

SBI証券や楽天証券、マネックス証券はマイクロやミニで業界最安水準です。

>> SBI証券(公式サイト)[詳細解説]

>> 楽天証券(公式サイト)[詳細解説]

>> マネックス証券(公式サイト)[詳細解説]