投資信託のスイッチングとは?どんなメリット・デメリットがある?

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投資信託のスイッチングとは?どんなメリット・デメリットがある? 投資信託

スイッチングとは、投資信託を乗り換えることですがどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

同じ投資信託でも銀行や証券会社によってスイッチングができたりできなかったりするのですが、うまく利用すれば利益を増やすこともできます。

そんなスイッチングのメリット・デメリット、スイッチングを行うのにおすすめの証券会社について紹介します。

投資信託のスイッチングとは?

投資信託のスイッチングとは、投資信託を乗り換えることで、保有しているファンドを売却(解約)し、別のファンドを購入することです。

 

ただしどんなファンドに乗り換えることができるかは決まっていて、主に以下のような投資信託でスイッチングが可能となっています。

  • 海外に投資する投資信託で「為替ヘッジなし」「為替ヘッジあり」
  • 資産配分が複数用意されている投資信託で「債券重視型」「標準型」「株式重視型」
  • 先物やオプションなどを利用した投資信託で「ブル型」「ベア型」
  • 通貨選択型の投資信託で「豪ドル」「ブラジルレアル」「南アフリカランド」「トルコリラ」
  • 決算周期が異なる投資信託で「毎月決算型」「一年決算型」

投資信託のスイッチングと移管との違いは?

投資信託ではスイッチングと似たような言葉に移管というものがあります。

 

スイッチングとは、投資信託を乗り換えることですが、移管は、投資信託を別の証券会社に移すことを言います。

参考 投資信託の移管のメリットやデメリットとは?手順などを解説!

 

移管するメリットとしては下記ような点が挙げられます。

  • 投資信託のポイントサービスによってポイントがもらえるようになる
  • 投資信託によっては購入時手数料が無料になる
  • 投資信託を運用しながら切り崩すことができる
  • 金融機関をまとめることができる

 

このようにスイッチングと移管は全く別のことを指していますので混同しないよう注意してください。

投資信託のスイッチングのメリットって?

乗り換えする投資信託の購入時手数料が無料もしくは割引になる

乗り換え対象となる投資信託にスイッチングした際に、通常であれば購入時手数料が必要な投資信託でも無料もしくは割引といった優遇措置を受けることができます。

 

保有する投資信託がスイッチングの対象となっているか、購入時手数料は無料もしくは割引の優遇措置があるかは確認しておくべきです。

運用目的の変化によるタイプ変更が容易に可能

投資信託は主に中長期間保有することが多いので、その間に様々なライフイベントを迎え購入時と資産運用の目的が変わってる場合があります。

 

例えば、長期で資産を増やそうと「一年決算型」の投資信託を購入したが、十分に資産が増えたので運用したまま生活費に一部充てるために「毎月決算型」に変更するといった場合などです。

 

他にも、円高なので海外に投資する「為替ヘッジなし」の投資信託を安い時に購入し、円安になり利益が出て今後円高になっていきそうだなと思えば「為替ヘッジあり」の投資信託にスイッチングするなんて利用方法も考えられます。(逆に円安になりそうだから「為替ヘッジなし」に変更というのもありますね)

 

当初からスイッチング可能な投資信託を購入していれば、このような変更も容易に行うことができます。

一般的な乗り換えと比較して簡単に素早く乗り換えができる

スイッチングができない投資信託を保有していて、他の投資信託に乗り換えようとした場合、解約申込をしてから解約資金の受け渡し、その後新しい投資信託の購入となるので通常2週間前後はかかってしまいますし、解約や新規購入の手続きが必要です。

 

スイッチングができる場合、1回の手続きで解約と新規購入が行われ通常1~2日程度で新しい投資信託への乗り換えが完了するので手間も時間もかからずに乗り換えできます。

投資信託のスイッチングのデメリットは?

信託財産留保額がかかる

スイッチング元の投資信託に信託財産留保額が設定されている場合、信託財産留保額がかかります。

 

信託財産留保額とは

投資信託の売却時にかかる費用で、投信を解約するとすでに持っている株や債券などを一部売却してお金に変えることになりますが、このとき売却手数料などが発生します。
しかし、この手数料を他の投資家の方に負担してもらうのは不公平となるので解約時にペナルティとして信託財産留保額を支払うということになっています。

乗り換え前の投資信託で売却時に利益が出ていれば税金がかかる

これも当然といえば当然なのですが、スイッチング元の投資信託で利益が出ていれば相当の税金がかかります。

 

スイッチングする際にはこのようなコストが発生するので、注意したいところです。

投資信託のスイッチングにおすすめの証券会社は?

投資信託のスイッチングは、同じ投資信託でも各金融機関によってスイッチングできたりできなかったりします。

 

ネット証券大手でもSBI証券や楽天証券、auカブコム証券はスイッチング自体行っていません。

 

では、どこがおすすめかというとスイッチング時の購入時手数料がどのファンドでもすべて無料となるフィデリティ証券です。

 

例えば、毎月分配型の「フィデリティUSリートファンドB(為替ヘッジあり)」の場合、下記のファンドにスイッチングができます。

  • フィデリティUSリートファンドA(為替ヘッジあり)
  • フィデリティUSリートファンド(資産成長型)C(為替ヘッジあり)
  • フィデリティUSリートファンド(資産成長型)D(為替ヘッジなし)

「フィデリティUSリートファンドB」は為替ヘッジありなので円安局面に強いですが、「フィデリティUSリートファンドA」は為替ヘッジなしなので円高局面に強いので、円安や円高になる局面でスイッチングすれば利益を向上させることができます。

 

「フィデリティUSリートファンドB」の2016年11月30日の月報を見ると、ドル円が122.82円だったのが直近1ヶ月では104.86円と円高となっている影響もあり、直近1年のリターンはー3.56%でした。

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しかし、「フィデリティUSリートファンドA」の2016年11月30日の月報を見ると同一の期間で+3.39%と7%もリターンが良かったことになります。

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また、「フィデリティUSリートファンドC」の2016年11月30日の月報を見ると同一の期間で+3.01%でした。

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毎月分配型の「フィデリティUSリートファンドA」よりややパフォーマンスが悪いように思えますが、「フィデリティUSリートファンドA」は分配金全額を再投資し分配金の税金は考慮されていないので、実際には+3.39%よりリターンは低くなるので、「フィデリティUSリートファンドC」の方がリターンは良くなることが想定されます。

 

このようにフィデリティ証券で「フィデリティUSリートファンド」シリーズを購入すれば、相場や資産運用の目的の変化に応じた投資信託に購入時手数料無料でスイッチングできます。

 

「フィデリティUSリートファンド」シリーズのようにグループ会社であるフィデリティ投信が運用する投資信託はもちろんのこと、他の運用会社でもスイッチングの設定がある投資信託については購入時手数料無料でスイッチングできます。

 

>> フィデリティ証券(公式サイト)

 

他のネット証券ではマネックス証券もスイッチングを行うことができます。

 

ただ、例えばマネックス証券もフィデリティUSリートファンドでスイッチングが可能ですが、スイッチングできるのはフィデリティUSリートファンドA・Bのみとスイッチングできるファンドに制約がある場合があります。

 

>> マネックス証券(公式サイト)

まとめ

投資信託のスイッチングとは、投資信託を乗り換えることで、保有しているファンドを売却(解約)し、別のファンドを購入することで、メリット・デメリットしては下記のような点が挙げられます。

 

投資信託のスイッチングのメリット

  • 乗り換えする投資信託の購入時手数料が無料もしくは割引になる
  • 運用目的の変化によるタイプ変更が容易に可能
  • 一般的な乗り換えと比較して簡単に素早く乗り換えができる

 

投資信託のスイッチングのデメリット

  • 信託財産留保額がかかる
  • 乗り換え前の投資信託で売却時に利益が出ていれば税金がかかる

スイッチングする際にはデメリットがあるので、頻繁にスイッチングしてるとコストばかり発生して利益を圧迫するので注意してください。

 

保有している投資信託でスイッチングの設定があるのに、購入した金融機関でスイッチングができず、フィデリティ証券やマネックス証券で取り扱っているなら投資信託の移管をすることもできますので検討してみてください。

参考 投資信託の移管とは?手数料はかかる?知らないあなたは損してる?

 

また、NISA口座は多くの金融機関でスイッチングができないので確認が必要です。

 

スイッチング時の買付手数料がどのファンドでもすべて無料!

フィデリティ投信の投資信託はもちろん、他の投資信託もスイッチング時の購入時手数料は無料なので、まずはフィデリティ証券で取り扱いがあるか確認してみてください。

もちろん口座開設・維持費は無料です。

>> フィデリティ証券(公式サイト)

 

フィデリティ証券で取り扱ってない投資信託でスイッチングしたいなら!

フィデリティ証券で取り扱ってない場合は、マネックス証券でスイッチング対象となっているか確認してみてください。

>> マネックス証券(公式サイト)

 

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