FTSE100とは、イギリスのロンドン証券取引所に上場されている株式のうち、時価総額の大きい100社を対象に構成された株価指数(インデックス)です。
100銘柄と聞くとちょっと少ないように思えますが、イギリス全上場企業の時価総額ベースで80%をカバーするほどの規模となっています。
そんなFTSE100へ投資するなら投資信託・ETF・CFDといった選択肢がありますが、どれに投資するのがいいのか確認してみました。
参考 他の株価指数への投資については下記を参考にしてみてください。
⇒ NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
⇒ S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
⇒ 日経平均先物とくりっく株365、店頭CFDを比較!お得なのは?
FTSE100とは?
FTSE100は、「FT100指数」や「FTSE100種総合株価指数」とも呼ばれ、イギリス(英国)のロンドン証券取引所に上場する時価総額上位100銘柄で構成される株価指数で、イギリスの代表的な株価指数です。
ロンドン証券取引所が100%出資するFTSEが算出・公表している指数で、ロンドン証券取引所に上場されている時価総額が最も大きい100社を対象とし、1983年12月31日の価格を基準値1,000として時価総額加重平均で算出されています。
構成銘柄の見直しは四半期に一度行われています。
業種別構成比率
業種 | 構成比 |
金融 | 22.0% |
消費財 | 16.5% |
石油・ガス | 15.6% |
消費者サービス | 10.6% |
ヘルスケア | 10.6% |
素材 | 7.8% |
資本財 | 7.4% |
通信サービス | 4.6% |
公益 | 4.2% |
テクノロジー | 0.7% |
組入上位銘柄
銘柄 | 比率 |
HSBCホールディングス | 7.3% |
ロイヤルダッチシェルA | 5.43% |
ブリティッシュ・ペトロリアム | 5.3% |
ロイヤルダッチシェルB | 4.89% |
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ | 4.77% |
グラクソ・スミスクライン | 4.21% |
アストラゼネカ | 3.1% |
ディアジオ | 2.94% |
ボーダフォン・グループ | 2.94% |
レキットベンキーザー | 2.4% |
HSBCホールディングスは売上高約10兆円の全世界展開している金融グループで、ロイヤルダッチシェルも全世界展開しているガソリンスタンドを持つ世界的なエネルギー会社です。
グラクソ・スミスクラインも全世界展開している製薬会社で、日本だと風邪薬「コンタック」、歯磨き粉「アクアフレッシュ」「シュミテクト」などが有名です。
レキットベンキーザーも全世界展開している日用品・医薬品・食品メーカーで日本だと「薬用せっけんミューズ」やニキビ治療の「クレアラシル」などが有名。
他にも、ロールスロースやバーバリー、紅茶「リプトン」、シャンプー「LUX」、石鹸「Dove」を展開するユニリーバなどイギリス経済に依存している会社というより世界全体の景気動向などに左右されるような会社が多いのが特徴です。
他の主要な株価指数との比較
(引用元:Yahooファイナンス)
青が日経平均、赤がNYダウ、緑がFTSE100、オレンジがDAXの過去10年間のチャートです。
特に2008年のリーマンショック以降、FTSE100は他の株価指数に比較するとかなり上下の波がおとなしく、レンジ相場となりやすい傾向にあることがわかります。
しかもNYダウ平均やDAX(ドイツの株価指数)と比較すると、それほど成長率は高くないので差益で大きく儲けるというよりは、配当金をもらいながら、貯まった配当金をさらに投資して複利で増やしていく手法が有効そうです。
FTSE100に連動する金融商品は?
投資信託(非上場)
FTSE100に連動する投資信託(非上場)があるかと思っていたのですが、見つけることができませんでしたので、見つけたらここに追加したいと思います。
ETF
名称 | ティッカー | 信託報酬 (税抜) | 純資産残高 (百万円) | 出来高 | 直近配当利回り | 種類 |
---|---|---|---|---|---|---|
UBS ETF 英国大型株100 | 1389 | 0.2% | 16,182 | 62株 | 1.89% | 国内ETF |
iシェアーズ・コア FTSE 100 UCITS ETF | ISF | 0.07% | 654,442 | ー | 3.86% | 海外ETF |
バンガード・FTSE100・ UCITS・ETF | VUKE | 0.09% | 342,003 | ー | 3.7% | 海外ETF |
※2:売買単位は10株
ただし、海外ETFの2つはネット証券では購入ができず、野村証券など手数料が高い証券会社でしか購入ができないので、実質的には国内ETFの1つだけしか投資ができませんが、売買高が非常に少ないというリスクがあるのでおすすめできません。
CFD
CFDは「差金決済取引」のことで、FXもCFDの一つなのですが、株式などの取引の場合は、株券という現物のもの保有し、売却すると株券を手放すことになりますが、差金決済では現物がない取引のことを言います。
CFDもFXと同様にレバレッジをかけた取引を行うことができるので、少額から投資ができるという特徴を持ちます。
参考 CFDについては下記も参考にしてみてください。
⇒ CFDとは?取引の仕組みや投資する上でのメリット・デメリットは?
CFDはくりっく株365(取引所CFD)と店頭CFDという2つがありますが、店頭CFD(GMOクリック証券の場合)では配当金が出ないので、配当金狙いの投資をするならくりっく株365での投資となります。
参考 くりっく株365(取引所CFD)と店頭CFDの比較!取引するならどっち?
くりっく株365を買いで保有していた場合「権利調整額」という配当に相当するものをもらえ、「金利調整額」を支払う必要があるのですが日本と英国の政策金利差は小さいのでほぼほぼ配当がもらえます。
参考 くりっく株365の仕様変更により金利支払いが発生!配当はどうなる?
また、くりっく株365なら為替の影響がないので純粋に株価指数の動きだけに依存するのでリスク管理が容易といった面もメリットです。
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参考 くりっく株365の手数料を比較!どの証券会社がおすすめ?
FTSE100への投資方法は?
FTSE100に連動する金融商品としてはETFとCFDがありますが、ETFは投資するのにあまりいいものがないのでCFDが最も適しています。
FTSE100は他の株価指数と比較すると波も穏やかなので、配当金狙いの長期投資に向いています。
くりっく株365でFTSE100に配当金狙いの投資をした場合、どの程度の利回りとなるか下記の条件で算出してみました。
- FTSE100の現在値を7,500ポイント(レバレッジ1倍の時の投資金額は750,000円)
- 必要証拠金:10,500円
- 年間配当金:28,796円(2016年12月~2017年11月の実績)
- 金利相当額:12円(2017年12月28日の金利相当額)
取引数量 | 必要証拠金 | 年間配当金 | 年間利回り | ロスカット (証拠金維持率100%) |
---|---|---|---|---|
1枚 (レバレッジ1倍) | 10,500円 | 24,416円 | 3.26% | 105.0 |
2枚 (レバレッジ2倍) | 21,000円 | 48,832円 | 6.51% | 3855.0 |
3枚 (レバレッジ3倍) | 31,500円 | 73,248円 | 9.77% | 5105.0 |
5枚 (レバレッジ5倍) | 52,500円 | 122,080円 | 16.28% | 6105.0 |
10枚 (レバレッジ10倍) | 105,000円 | 244,160円 | 32.55% | 6855.0 |
レバレッジ3倍の時に利回りは約10%で、ロスカットは5,105ポイントと比較的安全に運用できそうですし、FTSE100を1枚購入するなら約25万円くらいの初期投資で済みます。
下記のチャートは直近10年間のFTSE100のチャートです。
2008年のリーマンショックを引きずり2009年に3,830ポイントとなってからは緩やかに右肩上がりとなっていて、直近数年は6,000ポイント前後が下値となっています。
レバレッジ5倍だと、ぎりぎりといった感じなので安全をとってレバレッジ3倍で運用すれば、配当利回りは10%程度が期待できますし、そもそも先進国のインデックス投資となるので、長期で見れば緩やかではありますが株価が上昇する期待も持てます。
直近は上昇傾向となっていますが、6,000ポイントが下値ということもあるので、株価指数CFDを繰り返し自動売買できる「M2J株価指数CFD」を仕掛けてみるのも面白いかもしれません。
参考 M2J株価指数CFDについては下記も参考にしてみてください。
⇒ 日経平均やNYダウで配当と自動売買でこつこつ利益?M2J株価指数CFDとは?
まとめ
GDPで世界第5位のイギリスは欧州を代表する先進国の一つで、イギリスの経済動向を示す株価指数(インデックス)がFTSE100です。
FTSE100はNYダウ平均や日経平均と比較すると、波が穏やかに推移しているので、長期に配当金をもらいながら、貯まった配当金をさらに投資して複利で増やしていく手法が有効そうで、先進国の株価指数なので長期で見れば緩やかではありますが株価上昇の期待も持てます。
そんなFTSE100に投資できる金融商品で、配当狙いの投資をするならくりっく株365が最適です。
くりっく株365は、取引の透明性が高く為替レートの影響を受けないという特徴もあり、レバレッジを3倍程度で運用すれば比較的安全に運用でき、配当利回りは10%程度と高金利が期待できます。
初期投資金額は25万くらいで1枚購入すると大体レバレッジ3倍となるので、ここら辺を基準にしてみてください。
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参考 くりっく株365の手数料を比較!どの証券会社がおすすめ?
参考 FTSE100を長期資産運用に利用した場合の配当については下記も参考にしてみてください。
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