楽天銀行はマネーサポートという資産管理ツールを提供していて、銀行やクレジットカードはもちろん、証券会社や電子マネー、ポイントなども管理できるようになっています。
無料で利用できるマネーサポートは、複数の金融機関の口座を管理できる資産管理ツールとしてどんな内容なのか確認してみました。
楽天銀行のマネーサポートとは?
マネーサポートは楽天銀行が提供している無料の資産管理ツールで、主な機能として下記の機能を提供しています。
- 資産状況、利用履歴の一括管理
- 収支管理
- アドバイス機能
資産状況、利用履歴の一括管理
マネーサポートでは、楽天銀行はもちろん、他銀行の口座、クレジットカード、証券会社、電子マネー、ポイントなど複数の金融機関口座の最新の資産状況や利用履歴が一括管理できます。
管理できる金融機関は少ないのは否めませんが、主要なところは提携されているので、これで十分という方も多くいるかと思われます。
参考 楽天銀行「マネーサポートでご利用可能な金融機関一覧」
収支管理
連携した金融機関の情報は自動取得されるので、現在の収支状況が一目でわかり、推移の振り返りも可能です。
もちろん証券会社と連携していれば、保有している株や投資信託の保有銘柄、保有数、残高、評価損益もほぼリアルタイムな情報を一括で確認できます。
アドバイス機能
現在の資産状況に合わせ、「資産を増やす」アドバイスを自動配信してくれます。
マネーサポートのメリット
無料で無制限に連携できる金融機関を追加できる
家計簿ソフトなどでは、連携できる金融機関の数に制限があり、連携する数の制限を解除するには有料オプションなどを設定しているところがありますが、マネーサポートではそのような制限はなく、無料で連携金融機関の数は無制限に追加することができます。
取引している金融機関が多い方は、いちいちそれぞれの金融機関にログインしなくても、マネーサポートだけで多くの金融機関の資産状況を確認できるのはメリットがあります。
楽天銀行内のサービスなのでセキュリティ対策は万全
マネーサポートは、PCもスマホアプリでも利用できますが、どちらも楽天銀行にログインしてから利用する形となります。
そのため、セキュリティ対策は楽天銀行と同一なため、安心して利用することができます。
また、実際の連携する金融機関の取引に使うパスワードは入力しないので、実際の取引が行えることはありません。
余計な広告などは表示されない
家計簿ソフトは無料で提供されているので、どこかで収益を上げなければいけないので広告などが表示される場合がありますが、マネーサポートはそのような広告などは表示されません。
たまに表示されても楽天銀行のキャンペーンくらいなので、画面は非常にシンプルな感じです。
過去の資産や収支の推移が過去3年分参照できる
マネーサポートでは過去の資産や収支の推移を過去3年分参照することができます。
もちろん無料で参照することができるので、ちょっとした空き時間に資産や収支の推移を把握できるのはメリットです。
ほぼリアルタイムに資産状況が把握できる
他の家計簿ソフトなどは連携できる金融機関からの情報取得はタイムラグがあり、無料アカウントでは1~2日くらいのタイムラグがあるものも多くあります。
マネーサポートでは連携している金融機関の情報をほぼリアルタイムに表示されるので資産状況がすぐに確認できます。
銀行の預金以外にも証券会社と連携していれば株や投資信託の時価もほぼリアルタイムな情報を確認することができます。
マネーサポートのデメリット
連携できる金融機関は少ない
例えばマネーフォワードでは、連携できる金融機関が約2,600に対してマネーサポートでは約1,000しか対応していないので、管理したい金融機関と連携できないといったことがありえます。
ただ、継続してマネーサポートは連携できる金融機関を増やしてきているので、更なる拡充を期待したいです。
最近ではiDeCoカテゴリーが追加され、連携できる金融機関が拡充されているのでiDeCoを利用しているなら他の金融機関とともに一括で管理ができるようになっています。
連携できる金融機関でも取り込めない情報もある
マネーサポートでは、例えばSBI証券と連携できるのでSBI証券の資産状況も確認できますが、通常の円建ての口座については情報を取得できますが、外貨建ての口座などは情報を取得することができません。
米国株やETFなどに投資している方にとっては、一括で管理ができないのはちょっと残念です。
家計簿ソフトと比較すると機能が少ない
家計簿ソフトなどでは、レシートを読み取って家計簿をつけられるような機能があったり機能が豊富ですが、マネーサポートは複数の金融機関の資産状況の一括管理に特化してるので機能は少ないです。
ただ、資産運用をしていると金融商品や取引のやり方によって、複数の証券会社やFX会社、銀行などを利用するので一括管理だけできればいいという方も多いと思うので、そのような方に向いてます。
まとめ
楽天銀行のマネーサポートは、無料で楽天銀行はもちろん、他銀行の口座、クレジットカード、証券会社、電子マネー、ポイントなどの最新の資産状況や利用履歴が一括管理できます。
マネーサポートのメリット、デメリットについては下記のような点が挙げられます。
メリット
- 無料で無制限に連携できる金融機関を追加できる
- 楽天銀行内のサービスなのでセキュリティ対策は万全
- 余計な広告などは表示されない
- 過去の資産や収支の推移が過去3年分参照できる
- ほぼリアルタイムに資産状況が把握できる
デメリット
- 連携できる金融機関は少ない
- 連携できる金融機関でも取り込めない情報もある
- 家計簿ソフトと比較すると機能が少ない
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