ニッセイグローバルリートインデックスファンドは、ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズで、日本を除く世界各国のリート市場に分散投資ができるインデックスファンドです。
S&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み)の動きに連動する成果を目標としていますが、実際どんな内容のファンドで、利回りはどのくらいだったのか確認してみました。
ニッセイグローバルリートインデックスファンドの特徴
投資対象
ニッセイグローバルリートインデックスファンドは、「S&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドです。
「S&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)」は、日本を除く先進国・新興国25ヵ国の約470銘柄のリート(不動産投資信託証券)で構成されているインデックスです。
※下記はニッセイグローバルリートインデックスファンド「月報(2021年1月)」からの情報です。
組入比率
国・地域別組入比率
組入上位10銘柄
ポートフォリオ情報
ファンドの仕組み
ニッセイグローバルリートインデックスファンドはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はニッセイグローバルリートスマザーファンドにて行われます。
買付手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
買付手数料 | なし |
信託報酬(税込) | 0.297% |
実質コスト(税込) | 0.462% |
信託財産留保額 | なし |
分配金
本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。
ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。
つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況
ニッセイグローバルリートインデックスファンドはつみたてNISA対象外で、iDeCoで取り扱っているネット証券はありません。
参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。
⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?過去の運用成績(リターン・リスク)
リターン・リスク
年 | 1年 | 3年(年率) | 5年(年率) |
---|---|---|---|
トータルリターン | -13.20%(24位) | 1.39%(31位) | 1.64%(18位) |
リスク(標準偏差) | 31.67(33位) | 20.73(23位) | 18.22(12位) |
シャープレシオ | -0.42(21位) | 0.07(31位) | 0.09(18位) |
対象ファンド数※ | 46本 | 40本 | 27本 |
※:「国際REIT・グローバル・除く日本・為替ヘッジなし」カテゴリ
基準価額騰落率
ファンド | ベンチマーク | |
1ヶ月 | +2.3% | +2.2% |
3ヶ月 | +16.3% | +16.6% |
6ヶ月 | +11.1% | +11.2% |
1年 | ー13.2% | ー13.8% |
3年 | +4.2% | +3.7% |
設定来 | +46.4% | +46.6% |
※ニッセイグローバルリートインデックスファンド「月報(2021年1月)」より
※ファンド設定日は2013年12月10日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
所感
ファンドが設定されてから約7年が経過しましたが、設定来ではなぜか実質コストなどを加味するとあまり乖離が見られませんが、直近1年でみると信託報酬や実質コスト以上にベンチマークと乖離しています。
類似ファンドがほとんどないため比較が難しいですが、海外リートのインデックスとしてS&P先進国REIT指数(除く日本)をベンチマークとするインデックスファンドも信託報酬以外のコストがかかっているので、ニッセイグローバルリートインデックスファンドが特段コストがかかりすぎているということでななさそうです。
当ファンドの情報のまとめ
- ベンチマーク:S&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)
- 買付手数料:なし
- 信託報酬(税込):0.297%(実質コスト:0.462%)
- 信託財産留保額:なし
- 純資産残高:約80億円
- 分配金利回り:なし
- 決算:年1回(11月20日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
- 償還日:無期限(設定日:2013年12月10日)
- つみたてNISA:対応していない
- iDeCo:取り扱いネット証券なし
評価・まとめ
ニッセイグローバルリートインデックスファンドは、「S&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドで、日本を除く先進国・新興国22ヵ国の約400銘柄のリート(不動産投資信託証券)に分散投資ができるインデックスファンドです。
同じくニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズのニッセイJリートインデックスファンドにも投資をすれば全世界のリート市場への投資を行うことができます。
参考 ニッセイJリートインデックスファンドの評価ってどう?利回りや実質コストは?
また、過去に信託報酬を引き下げた実績もあり、今後も更なる信託報酬の引き下げを期待したいところです。
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参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。
⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?
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