バランス型ファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

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資産別一覧

バランス型ファンドは一本で株式や債券、リート(不動産投資信託)など複数の資産に投資ができ、国内だけでなく先進国や新興国へも分散投資ができる投資信託です。

各ファンドで決められた比率に定期的にリバランスしてくれるので、ほったらかし投資したい方にも向いています。

そんなバランス型ファンドの各資産への配分比率や信託報酬や実質コストなどを含めて比較してみました。

バランス型ファンドとは?

バランス型ファンドは一つのファンドで株式や債券、リートなど複数の資産へ投資ができ、国内や海外(先進国・新興国)など複数地域へ分散投資ができ、下記のようなメリット・デメリットが挙げられます。

 

そんなバランス型ファンドのメリットやデメリットとしては下記のような点が挙げられます。

 

バランス型ファンドのメリット

  • 1つのファンドで複数の資産に投資ができる
  • 各資産への比率を決めなくても資産運用をすぐに始められる
  • 自動でリバランスされるので安く買って高く売ってくれる

 

バランス型ファンドのデメリット

  • 資産配分比率を自分で変更できない
  • リスクを抑えることができるがリターンも抑えられる
  • コストが割高となる場合もある

 

バランス型ファンドの種類

バランス型ファンドにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。

安定・安定成長・成長型

安定・安定成長・成長型は、比較的リスクの高い株式やリートの配分比率によって、安定型や安定成長型、安定型などに分類されるバランス型ファンドです。

 

投資信託の格付け評価を行うウエルスアドバイザー社では、バランス型ファンドは「国内外の株式、債券、REITのいずれかへの投資が純資産の70%未満または他2種への投資が純資産の10%以上」のファンドと定義し、下記のように分類されています。

  • 成長:株式、REITの組入率が75%以上
  • バランス:株式、REITの組入率が50%以上75%未満
  • 安定成長:株式、REITの組入率が25%以上50%未満
  • 安定:株式、REITの組入率が25%未満

参考 ウエルスアドバイザー「分類表(カテゴリー)

 

また安定・安定成長・成長型では、各資産の配分比率が固定の「配分比率固定」と一定の範囲内で配分比率が変動する「配分比率変動」に分類されます。

ターゲットイヤー型

ターゲットイヤー型は、目標とする年に向かって最初はリスクをとって株式などへの比率を高く積極的な投資を行い、少しずつ株式などへの比率を下げ、リスクが低い債券などの比率を高くし安定運用を行うファンドのことを言います。

 

ターゲットイヤー型は、インデックスファンドなどと比較すると信託報酬が高コストで、ターゲットとなる年が決まってますが、人生100年時代といわれる中で働き方も変わりつつある中で、年齢だけでリスクが取れる取れないが決まるわけではないと考えられます。

 

また、その年の資産状況によっては、もう少しリスクを取ったほうがいいなど考え方も違ってきてる可能性もあるなど、ターゲットイヤー型への投資は釈然としない点があります。

 

十分な資産を保有する富裕層なら、リスクが低い債券の比率を高くしたターゲットイヤー型の選択肢もあるかもしれません。

フレキシブル・アロケーション型ファンド

フレキシブル・アロケーション型ファンドは、大きく分けるとTAA(Tactical Asset Allocation)型とリスクコントロール型というものがあります。

 

TAA型は、資産クラス別に割安・割高感を判定し、例えば株式相場が強気見通しのときは株式の比率を高め、弱気見通しなら株式の比率を下げ債券の比率を高めるなどの資産配分を行いリターン獲得に重きを置くタイプです。

 

リスクコントロール型は、ファンドの価格変動リスクを抑えるため、相場環境に応じて投資資産の組入比率を機動的に変更するファンドで、リターン向上よりはリスク回避に重きを置くタイプです。

 

フレキシブル・アロケーション型ファンドは、インデックスファンドなどと比較すると信託報酬が高コストで、リスクを早く察知し、どれだけ機動的に資産配分を変えられるかといったファンドマネージャーの腕次第でパフォーマンスは大きく変わります

バランス型ファンドの選び方は?

資産配分比率を考える

バランス型ファンドは、株式や債券、REITといった資産に分散投資をしますが、株式やREITは比較的リスクは高く、債券はリスクは低くなるのでその比率を考える必要があります。

 

リスクが高ければ高いほど下落幅が大きくなる可能性がある反面、上昇幅も大きくなる可能性があります。

 

バランス、安定成長型は株式やREITの比率が25%以上75%未満で、低コストなファンドも多くあるのでまずはこのカテゴリにあるファンドを検討してみてください。

地域(国内・先進国・新興国)の比率を考える

国内は比較的ローコスト・ローリターンで、次いで先進国、新興国の順にハイリスク・ハイリターンとなります。

 

先進国は米国やイギリス・フランス・ドイツなどが、新興国はインデックスにより異なりますが、中国やブラジル、南アフリカといった国々が投資対象となっています。

 

日本に住んでいれば日本円での預貯金や住宅など円資産を保有しているので、投資に関しては日本以外の先進国や新興国を中心に投資を行うことによって資産全体が国際分散投資され、世界経済の成長とともに資産が増加してくれる期待ができます。

 

そのため、国内への投資比率が高いファンドを選んでも資産全体が分散投資されないので、先進国を中心に各地域へバランスよく投資ができるファンドを選ぶのがおすすめです。

信託報酬だけでなく実質コストが低コストなファンドを選ぶ

投資信託は保有時に信託報酬というコストがかかるので、信託報酬が低コストであればあるほど将来のリターンに期待が持てます。

 

ただ、信託報酬以外にもファンドの監査費用などのその他費用や、投資対象の株式や債券を売買することによる売買手数料といったコストもかかり、信託報酬にその他費用・手数料なども加味したコストを一般的に実質コストと呼んでいます。

 

実質コストはファンドの運用報告書で確認することができ、信託報酬以外にかかったコストの明細が記載されています。

実質コスト

信託報酬は低コストだけど、実質コストが意外とコストがかかっていたことなどもあるので、信託報酬だけでなく実質コストが低コストを選んだほうが将来のリターンに期待が持てます。

バランス型ファンドの比較

バランス型ファンドもいくつかの種類がありますが、低コストなファンドが多い「成長・バランス・安定成長・安定型」のファンドを対象とし、その中でも下記の条件でファンドを抽出したのが下記となります。

  • 世界分散投資が行われている(先進国または新興国へ投資を行っている)
  • 各資産にベンチマークが設定されている
  • ネット証券で購入可能
  • 信託報酬が基本0.2%(税込)以下

※バランス型ファンドのカテゴリはウエルスアドバイザー社の4つのカテゴリを参考としています。
※株式や債券、REITの割合は合計(上段)と内訳(下段)となっていて、内訳は上から国内、先進国、新興国
※各資産の割合の下段の()内は為替ヘッジありの比率、それ以外(先進国・新興国)は為替ヘッジなしの割合
※信託報酬、実質コストは税込みで、純資産総額、資金流出入(1か月)の単位は百万円

バランス型ファンド(成長型)の一覧

バランス型ファンド(成長型)は、株式、REITの組入率が75%以上と比較的ハイリスク・ハイリターンな値動きが想定されます。

ファンド名 信託報酬 純資産総額 各資産の割合
実質コスト 資金流出入
(1か月)
株式 債券 REIT その他
たわらノーロード バランス
(積極型)
0.143% 32,190 55% 20% 25% 0%
0.176% 459 13%
16%(24%)
2%
3%
1%(13%)
3%
13%
12%
Smart-i 8資産バランス
成長型
0.22% 19,007 74% 12% 14% 0%
0.210% 92 9%
56%
9%
3%
3%(1%)
5%
5%
9%

バランス型ファンド(成長型)では、あまり低コストなファンドは少なく、「たわらノーロード バランス(積極型)」が信託報酬、実質コストともに比較的低コストとなっていて、純資産残高年間増加額も高く人気も高いようです。

 

ただ、なぜこのような配分比率なのかといった理由は明示されていないので、感覚的にこの比率でもいいと思うのであれば「たわらノーロード バランス(積極型)」も選択肢となります。

 

ただ、先進国株式・債券の為替ヘッジありの比率が高いので、リスクも抑えられますがリターンも抑えられる可能性があり、外貨への分散投資という観点では分散性は低くなります。

 

また、過去の運用成績では直近1年は「たわらノーロード バランス(積極型)」が良かったが、過去3年、5年では「Smart-i 8資産バランス 成長型」の方が良いパフォーマンスとなっています。

ファンド名 1年間の
リターン
3年間の
リターン(年率)
5年間の
リターン(年率)
たわらノーロード バランス(積極型) 1.49% 5.58% 10.09%
Smart-i 8資産バランス 成長型 0.02% 10.33% 14.27%

「Smart-i 8資産バランス 成長型」の方が株式の比率が高いので、よりリスクが高い比率のため株式市場のパフォーマンスが良ければ「Smart-i 8資産バランス 成長型」の方が良いパフォーマンスとなります。

バランス型ファンド(バランス)の一覧

バランス型ファンド(バランス)は、株式、REITの組入率が50%以上75%未満と比較的ミドルリスク・ミドルリターンな値動きが想定されます。

ファンド名 信託報酬 純資産総額 各資産の割合
実質コスト 資金流出入
(1か月)
株式 債券 REIT その他
eMAXIS Slimバランス
(8資産均等型)
0.143% 340,123 37.5% 37.5% 25% 0%
0.194% 4,632 12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
たわらノーロード バランス
(8資産均等型)
0.143% 88,502 37.5% 37.5% 25% 0%
0.199% 1,440 12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(4資産均等型)
0.154% 77,248 50.0% 50.0% 0% 0%
0.168% 1,400 25%
25%
25%
25%
DCニッセイワールド
セレクトファンド(株式重視型)
0.154% 59,427 70% 25% 0% 5%
0.164% 51 40%
30%
15%
10%
DCニッセイワールド
セレクトファンド(標準型)
0.154% 86,294 50% 45% 0% 5%
0.164% 81 30%
20%
30%
15%
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(6資産均等型)
0.1749% 2,535 33.4% 33.4% 33.4% 0%
0.210% 27 16.7%
16.7%
16.7%
16.7%
16.7%
16.7%
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(8資産均等型)
0.1749% 802 37.5% 37.5% 25% 0%
0.228% -1 12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
Smart-i 8資産バランス
安定成長型
0.198% 16,664 55% 35% 11% 0%
0.247% 134 7%
41%
7%
14.0%
3%(14%)
4%
4%
7%

バランス型ファンド(バランス)では8資産均等型のファンドが分類されていて、バランス型ファンドの中でも「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は純資産残高の資金流出入(1か月)が多く人気があるファンドです。

 

また、過去の運用成績では直近1年は「Smart-i 8資産バランス 安定成長型」が良かったが、過去3年、5年では「DCニッセイワールド セレクトファンド(株式重視型)」の方が良いパフォーマンスとなっています。

ファンド名 1年間の
リターン
3年間の
リターン(年率)
5年間の
リターン(年率)
eMAXIS Slimバランス
(8資産均等型)
-0.40% 6.36% 10%
たわらノーロード バランス
(8資産均等型)
-0.94% 5.71% 9.28%
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(4資産均等型)
-0.76% 7.74% 9.49%
DCニッセイワールド
セレクトファンド(株式重視型)
-0.31% 10.34% 12.48%
DCニッセイワールド
セレクトファンド(標準型)
-0.79% 7.17% 8.70%
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(6資産均等型)
-0.30% 5.37% 9.62%
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(8資産均等型)
-0.96% 5.70% 9.31%
Smart-i 8資産バランス
安定成長型
0.36% 7.19% 9.97%

「DCニッセイワールド セレクトファンド(株式重視型)」は実質コストも低コストで最も株式の比率が高いために過去3・5年で良いパフォーマンスとなっています。

 

直近1年で唯一プラスの運用成績である「Smart-i 8資産バランス 安定成長型」は、過去3・5年のパフォーマンスも比較的良く安定した運用成績となっています。

 

ただなぜこの資産比率なのか理由は明示されていないので、納得いく比率であれば検討してみてください。

 

人気の高い「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は、過去5年で見れば良好なパフォーマンスとなっていますが、直近1年や過去3年では特段いいパフォーマンスではなかったようです。

バランス型ファンド(安定成長型)の一覧

バランス型ファンド(安定成長型)は、株式、REITの組入率が25%以上50%未満と比較的ミドルリスク・ミドルリターンな値動きが想定されます。

ファンド名 信託報酬 純資産総額 各資産の割合
実質コスト 資金流出入
(1か月)
株式 債券 REIT その他
Tracers グローバル3分法
(おとなのバランス)
0.1089% 1,266 21% 66% 13%
0.171% 49 1%
17.4%
2.1%
6.6%
0%(59.4%)

0.8%
12.5%
たわらノーロード バランス
(標準型)
0.143% 30,949 35% 50% 15% 0%
0.176% 331 7%
6%(21%)
1%
17%
4%(23%)
6%
10%
5%
DCニッセイワールド
セレクトファンド(債券重視型)
0.154% 34,393 30% 65% 0% 5%
0.164% 219 20%
10%
45%
20%
iFree年金バランス 0.1749% 10,460 50% 50% 0% 0%
0.194% -32 25%
25%
35%
15%
Smart-i 8資産バランス
安定型
0.176% 10,393 26% 69% 5% 0%
0.210% 50 3%
20%
3%
30%
7%(30%)
2%
2%
3%
ダイワ・ライフ・バランス30 0.198% 29,537 30% 70% 0% 0%
0.212% 32 20%
10%
55%
15%

バランス型ファンド(安定成長型)では、「DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)」の実質コストが低コストで、純資産残高の資金流出入(1か月)もこのカテゴリの中では多く人気があります。

 

また、直近1年のリターンは「Tracers グローバル3分法(おとなのバランス)」が良く、過去3・5年のパフォーマンスは「iFree年金バランス」が良かったようです。

ファンド名 1年間の
リターン
3年間の
リターン(年率)
5年間の
リターン(年率)
Tracers グローバル3分法
(おとなのバランス)
0.97%
たわらノーロード バランス
(標準型)
0.66% 2.33% 4.93%
DCニッセイワールド
セレクトファンド(債券重視型)
-1.41% 3.99% 4.92%
iFree年金バランス -0.52% 7.85% 9.66%
Smart-i 8資産バランス
安定型
-0.26% 2.01% 3.26%
ダイワ・ライフ・バランス30 -1.95% 3.42% 4.46%

「Tracers グローバル3分法(おとなのバランス)」はまた運用期間が短いですが、為替ヘッジありの先進国債券の比率が高いという特徴が今後もパフォーマンスに良い影響があるか見ものです。

 

「iFree年金バランス」は直近1年はマイナスとなっていますが、過去3・5年で見れば株式の比率が高かった点がパフォーマンスに良い影響を与えてそうです。

バランス型ファンド(安定型)の一覧

バランス型ファンド(安定型)は、株式、REITの組入率が25%未満と比較的ローリスク・ローリターンな値動きが想定されます。

ファンド名 信託報酬 純資産総額 各資産の割合
実質コスト 資金流出入
(1か月)
株式 債券 REIT その他
たわらノーロード バランス
(堅実型)
0.143% 6,302 17% 80% 3% 0%
0.176% 67 4%
0%(12%)
1%
36%
3%(33%)
8%
2%
1%
DCニッセイワールド
セレクトファンド(安定型)
0.154% 17,848 10% 85% 0% 5%
0.165% 278 5%
5%
60%
25%

バランス型ファンド(安定型)では、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」が実質コストが低コストで、資金流出入も多く人気があります。

 

債券の比率が最も高いのでローリスクなファンドですが、特に国内債券の比率が6割となっているのでリターンはあまり期待はできませんが、過去3・5年ではそこそこのパフォーマンスとなっています。

ファンド名 1年間の
リターン
3年間の
リターン(年率)
5年間の
リターン(年率)
たわらノーロード バランス
(堅実型)
-0.46% -0.48% 0.33%
DCニッセイワールド
セレクトファンド(安定型)
-2.13% 0.88% 1.49%

評価・まとめ

バランス型ファンドはこれ一本で株式や債券、リートなど複数の資産へ投資ができ、国内・海外(先進国・新興国)など複数地域へ分散投資ができます。(中には金などのコモディティに投資するものもあります)

 

そんなバランス型ファンドのメリットやデメリットとしては下記のような点が挙げられます。

バランス型ファンドのメリット

  • 1つのファンドで複数の資産に投資ができる
  • 各資産への比率を決めなくても資産運用をすぐに始められる
  • 自動でリバランスされるので安く買って高く売ってくれる

 

バランス型ファンドのデメリット

  • 資産配分比率を自分で変更できない
  • リスクを抑えることができるがリターンも抑えられる
  • コストが割高となる場合もある

 

バランス型ファンド(成長型)

バランス型ファンド(成長型)は、株式、REITの組入率が75%以上となっていて、「たわらノーロード バランス(積極型)」が信託報酬、実質コストともに低コストで、過去の運用成績も直近1年は比較的良好なパフォーマンスとなっています。

 

ただ、過去3年、5年では「Smart-i 8資産バランス 成長型」の方が良いパフォーマンス

 

このカテゴリでは低コストなファンドは少なく、株式やREITの比率をここまで高めるのであれば、より低コストな先進国株式インデックスファンドや全世界株式インデックスファンドなどへの投資も検討してみてください。

 

 

バランス型ファンド(バランス)

バランス型ファンド(バランス)は、株式、REITの組入率が50%以上75%未満となっていて、8資産均等型ファンドなどが分類されています。

 

特に資金流出入が最も多く「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」はバランス型ファンドの中では最も人気が高くなっています。

 

 

過去の運用成績では直近1年は「Smart-i 8資産バランス 安定成長型」が良かったが、過去3年、5年では「DCニッセイワールド セレクトファンド(株式重視型)」の方が良いパフォーマンスとなっています。

 

8資産均等型では「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」が最もパフォーマンスが良くなっていますが、バランス型ファンド(バランス)の中ではよりパフォーマンスが良いファンドもあります。

バランス型ファンド(安定成長型)

バランス型ファンド(安定成長型)では、「DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)」実質コストが低コストで、資金流出入もそこそこあります。

 

「DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)」は債権比率が高く、国内への投資比率も高いのであまりリターンは期待できず、株式上昇期にはあまりリターンは期待できません。

 

直近1年のリターンは「Tracers グローバル3分法(おとなのバランス)」が良く、過去3・5年のパフォーマンスは「iFree年金バランス」が良かったようです。

 

ただ、バランス型ファンド(安定成長型)は株式の比率があまり高くないので、リスクはそれほど高くありませんがその分リターンも抑えられます。

バランス型ファンド(安定型)

バランス型ファンド(安定型)では、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」が実質コストが低コストで、資金流出入も多くそこそこ人気があります。

 

債券の比率が最も高いのでローリスクなファンドですが、特に国内債券の比率が6割となっているのでリターンはあまり期待はできません。

 

低コストの投資信託を購入するのにおすすめの証券会社は?

各ネット証券では投資信託に関して保有残高に応じたポイント還元と、クレジットカード積立によるポイント還元があります。(保有残高によるポイント還元もクレジットカード積立もNISA口座も対象)

参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?

 

クレカ積立を利用する

  • クレカ積立でほぼ条件なく年会費無料のカードを利用するなら「マネックス証券
  • クレカ積立で最高水準の還元率を得たいなら「 SBI証券

 

クレカ積立を利用しない

  • 低コストな投資信託を中心に投資するなら「松井証券」か「 SBI証券
  • その他の投資信託やどちらのファンドにも投資するなら「松井証券

松井証券(公式サイト)はクレカ積立に対応していませんが、投資信託保有時のポイント還元率は最高水準となっています。

 

クレジットカード積立のポイント還元率は、年会費がかかるカードであれば SBI証券 が最高水準ですが、実質年会費がかからない一般カードであればマネックス証券が最高水準です。

 

トータルのポイント還元率が業界最高水準のマネックス証券

マネックス証券×マネックスカード

  • 保有残高によるポイント還元率(低コストファンド):0.03%(一部0.03%未満もあり)
  • クレジットカード積立によるポイント還元率:1.1%

クレジットカード積立を利用し、トータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。

 

クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、マネックス証券を口座開設すれば作ることができ、1回以上クレジットカードの利用があれば無料となり、投信積立でも対象となるので、積立している間は費用は掛かりません。

 

貯まったポイントは株式手数料や暗号資産に交換することや、他のポイントサービス(dポイント・Tポイント・Pontaポイントなど)に交換することも可能です。

 

>> マネックス証券(公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率が高くクレカ積立もできるSBI証券

SBI証券×三井住友カード

  • 保有残高によるポイント還元率(低コストファンド):0.0175%~0.063%
  • クレジットカード積立によるポイント還元率:0.5%(一般カード)
    ゴールドカードなら1%・プラチナカードなら2%・プラチナプリファードなら5%

投資信託の保有残高によるポイント還元率は高水準で、低コストな投資信託にクレジットカード積立を利用しない場合にはおすすめです。

 

クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)

 

>> 三井住友カード(NL)

>> SBI証券 (公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率が業界最高い水準の松井証券

松井証券

  • 保有残高によるポイント還元率:0.01%~1%
  • クレジットカード積立によるポイント還元はなし

松井証券は投資信託の保有残高によるポイント還元率がどの投資信託も業界最高水準です。

 

クレジットカード積立によるポイント還元がないので、クレジットカード積立を利用しない方にはおすすめです。

 

松井証券では、他の金融機関で保有している株式や投資信託を待つ証券に移管する際に、移管元の金融機関に支払った手数料を全額負担してくれるので実質無料で移管することができ、移管後は投資信託の保有残高によるポイント還元を受けることができます。

 

>> 松井証券(公式サイト)「詳細解説

 

Pontaポイントが貰えるauカブコム証券

auカブコム証券×au Pay カード

  • 保有残高によるポイント還元率(低コストファンド):0.005%(一部0%)
  • クレジットカード積立によるポイント還元率:1%

投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、クレジットカード積立によるポイント還元率は1%と高めの還元率です。

 

スマホでauを利用していると貯めやすいPontaポイントが貯まり、auじぶん銀行と連携すれば普通預金の金利が年率0.1%となり、au Payなどとも連携すれば0.2%になる点もメリットがあります。

 

またauマネ活プランに入ればauじぶん銀行の普通預金の金利が最大0.3%になったり、クレジットカード積立によるポイント還元率が最大3%とさらに優遇されます。

 

>> 三菱UFJ eスマート証券(公式サイト)「詳細解説

 

楽天ポイントが貰える楽天証券

楽天証券×楽天カード

  • 保有残高によるポイント還元率:ー(4つのファンドのみポイント還元あり)
  • クレジットカード積立によるポイント還元率:0.5~1%(一般カード)
    ゴールドカードなら0.75%~1%・プレミアムカードなら1%・

楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、実質保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。

 

クレジットカード積立は一般カードで低コストなファンド(※)は0.5%でその他のファンドは1%となっています。

※代行手数料が年率0.4%(税込)未満のファンド

 

楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。

 

>> 楽天証券 (公式サイト)「詳細解説

>> 楽天カード(公式サイト)

 

 

投資信託は実質無料で他の証券会社に移管できます!

今利用している証券会社から他の証券会社に投資信託などは移管することが可能です。
通常は移管元の証券会社で手数料が必要になりますが、下記のネット証券なら移管元で支払った移管手数料をキャッシュバックしてくれるので実質無料で移管することができます

 

参考 投資信託の移管のメリットやデメリットとは?手順などを解説!

 

投資信託に投資するのにおすすめの証券会社は?

ネット証券では投資信託に関するポイント還元など様々なサービスを行っていますが、どのような違いがあるのか、おすすめはどこかは下記も参考にしてみてください。

参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!

 

個人投資家に人気の投資信託ランキングをチェックしたい方はこちら!

参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?