国内リートインデックスファンドは主に国内に上場する不動産投資信託証券(J-REIT)に分散投資ができる投資信託です。
間接的に国内の商業ビルやオフィス等に投資を行い、不動産価格の値上がりと同時に定期的な賃料による収益が期待できる投資信託です。
そんな国内リートのインデックスファンドで低コストなファンドを一覧としてまとめ、実質コストなど比較してみました。
国内リートインデックスファンド一覧
モーニングスター社でカテゴリが国内REIT型のファンドの中で低コストなインデックスファンドを抽出したのが下記となります。
ファンド名 | 信託報酬 (税込) | ベンチマーク | 純資産総額 (百万円) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 国内リートインデックス | 0.187% | 東証REIT指数 (配当込) | 5,049 |
Smart-i Jリートインデックス | 0.187% | 東証REIT指数 (配当込) | 3,223 |
NZAM・ベータ 日本REIT | 0.264% | 東証REIT指数 (配当込) | 14 |
ニッセイJリートインデックスファンド | 0.275% | 東証REIT指数 (配当込) | 13,701 |
たわらノーロード 国内リート | 0.275% | 東証REIT指数 (配当込) | 9,457 |
三井住友・DC日本リート インデックスファンド | 0.275% | 東証REIT指数 (配当込) | 3,509 |
iFree J-REITインデックス | 0.319% | 東証REIT指数 (配当込) | 708 |
採用されているインデックスについて
東証REIT指数
東証REIT指数は、東京証券取引所に上場している約60銘柄の不動産投資信託(J-REIT)の全銘柄を対象とした、日本の不動産投資信託市場の動向を表す代表的な浮動株時価総額加重型のインデックスです。
基準日である2003年3月31日の時価総額を1,000として、その後の時価総額を指数化したもので、東京証券取引所が算出・公表しています。
東証REIT指数の投資先の構成比、ベンチマークの推移、構成銘柄や比率は下記の様になっています。
(引用元:SMT J-REITインデックス・オープン「目論見書」)
低コストインデックスファンドの実質コストなどを比較
国内リートインデックスファンドで信託報酬が特に低コストなファンドで、実質コストやマザーファンドの規模などを比較したのが下記となります。
ファンド名 | 信託報酬 (税込) | 実質コスト (税込) | マザーファンド規模 (百万円) | 純資産残高 年間増加額 (百万円) | 1年間の リターン |
---|---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim 国内リートインデックス | 0.187% | 0.197% ※1 | 35,177 | +4,395 | -13.86% |
Smart-i Jリートインデックス | 0.187% | 0.203% | 24,559 | +350 | -13.75% |
NZAM・ベータ 日本REIT | 0.264% | ー | ー | ー | ー |
ニッセイJリートインデックスファンド | 0.275% | 0.274% | 22,869 | -600 | -13.37% |
たわらノーロード 国内リート | 0.275% | 0.279% | 41,885 | +163 | -14.02% |
三井住友・DC日本リート インデックスファンド | 0.275% | 0.377% | 7,948 | +612 | -13.44% |
iFree J-REITインデックス | 0.319% | 0.325% | 358,250 | +213 | -13.70% |
※1:第1期運用報告書(2019年10月31日~2020年4月27日)から年率換算した参考値
「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」「Smart-i Jリートインデックス」が信託報酬が最安値で、実質コストは「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」の方が低コストとなりそうです。
「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」は純資産残高年間増加額も多く人気となっていて、今後新たに低コストなファンドが登場したり、ライバルファンドが信託報酬を引き下げても追随して常に業界最低水準の信託報酬となることが期待できるファンドです。
参考 eMAXIS Slim 国内リートインデックスの評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?
つみたてNISA(積立NISA)やiDeCoの対応状況
国内リートインデックスファンドで信託報酬が特に低コストなファンドのつみたてNISA(積立NISA)やiDeCoの対応状況は下記となっています。
つみたてNISAに対応しているファンドはありませんが、iDeCoはファンドによってネット証券での取り扱いがあるのでうまく利用してください。
名称 | つみたてNISA | iDeCO |
---|---|---|
eMAXIS Slim 国内リートインデックス | × | 松井証券のiDeCo |
Smart-i Jリートインデックス | × | × |
NZAM・ベータ 日本REIT | × | × |
ニッセイJリートインデックスファンド | × | SBI証券 マネックス証券 ※ |
たわらノーロード 国内リート | × | 松井証券のiDeCo |
三井住友・DC日本リート インデックスファンド | × | 楽天証券 |
iFree J-REITインデックス | × | × |
※「ニッセイJリートインデックスファンド」と同じマザーファンドの「DCニッセイJ-REITインデックスファンドA」信託報酬0.275%(税込)の取り扱いあり
参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。
⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?まとめ
国内リートインデックスファンドは、主に国内に上場する不動産投資信託証券に分散投資ができる投資信託です。
間接的に国内の商業ビルやオフィス等に投資を行い、不動産価格の値上がりと同時に定期的な賃料による収益が期待できます。
また、下記は「たわらノーロード 国内リート」と国内株式型(日経平均)の「たわらノーロード 日経225」、国内債券型の「たわらノーロード 国内債券」と比較したチャートとなります。
(引用元:モーニングスター)
赤がたわらノーロード 国内リート、オレンジがたわらノーロード 日経225、青がたわらノーロード 国内債券の過去3年のチャートです。
国内リートも国内株式と同じように値動きは上下するということを認識しておく必要があります。
参考 たわらノーロード 日経225の評価ってどう?利回りや実質コストは?
参考 たわらノーロード 国内債券の評価ってどう?過去の利回りはどのくらい?
国内リートインデックスファンドでは「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」が信託報酬(実質コスト)が業界最安値水準となっていて、今後新たに低コストなファンドが登場したり、ライバルファンドが信託報酬を引き下げても追随して常に業界最低水準の信託報酬となることが期待でき、純資産残高年間増加額も多く人気があります。
参考 eMAXIS Slim 国内リートインデックスの評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?
インフレ(物価上昇)に強いとされる不動産に、SBI証券や楽天証券などのネット証券の多くは100円から投資することも可能ですので、分散投資先のひとつとして検討してみてください。
低コストのファンドを購入するならSBI証券か楽天証券がおすすめ!
SBI証券なら投資信託を保有しているだけで低コストなインデックスファンドでも年率0.05%のTポイントがもらえるのでお得です。もちろん口座開設・維持費は無料です。
楽天証券でも投資信託を保有しているだけでポイントがもらえ、SBI証券とほぼ同じ年率0.048%の楽天ポイントが貰え、貰ったポイントは投資信託の購入にも利用できます。
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