iFree 外国REITインデックスの評価ってどう?利回りや実質コストは?

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インデックスファンド

iFree 外国REITインデックスは、低コストインデックスファンドシリーズiFreeシリーズで日本を除く海外のリート(不動産投資信託)に分散投資ができるインデックスファンドです。

S&P先進国REIT指数(除く日本、円ベース)に連動する投資成果を目指した運用を行うとのことですが、どんな内容のファンドなのか確認してみました。

iFree 外国REITインデックスの特徴

投資対象

iFree 外国REITインデックスは、S&P先進国REIT指数(除く日本、円ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。

 

S&P先進国REIT指数(除く日本)は、先進国に上場しているREIT(不動産投資信託)の動向を表すインデックスで、16ヵ国約320銘柄で構成されているインデックスです。

参考 海外リートインデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

※下記はiFree 外国REITインデックス「月報(2021年2月)」からの情報です。

資産別構成

iFree 外国REITインデックスの特徴

リート用途別構成

iFree 外国REITインデックスの特徴

通貨別構成

iFree 外国REITインデックスの特徴

国・地域別構成

iFree 外国REITインデックスの特徴

組入上位10銘柄

iFree 外国REITインデックスの特徴

ファンドの仕組み

iFree 外国REITインデックスはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はダイワ・グローバルREITインデックスマザーファンドにて行われます。

iFree 外国REITインデックス-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.341%
実質コスト(税込)0.447%
信託財産留保額なし

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

iFree 外国REITインデックスはつみたてNISA対象外で、iDeCoもネット証券では取り扱いはないようです。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

1年3年(年率)
トータルリターン-2.63%(13位)6.32%(11位)
リスク(標準偏差)31.48(26位)20.44(20位)
シャープレシオ-0.08(13位)0.31(11位)
対象ファンド数※46本40本

※:「国際REIT・グローバル・除く日本(為替ヘッジ無)」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月+5.2%+5.8%
3ヶ月+8.8%+9.3%
6ヶ月+13.4%+14.5%
1年ー2.6%ー2.1%
3年+20.2%+23.4%
設定来+16.5%+19.8%

※iFree 外国REITインデックス「月報(2021年2月)」より
※ファンド設定日は2016年9月8日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

iFree 外国REITインデックス-基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されてから約4年半が経過しているので、信託報酬や実質コストを加味してもベンチマークに対してやや下方乖離しています。

 

運用報告書によると配当金に対する課税分や保管運用等のコストや、当ファンドのポートフォリオとベンチマークとの騰落率の差異、ベンチマークと当ファンドの為替の評価基準のずれなどが乖離要因としてあげられています。

 

それでも類似ファンドと比較しても実質コストは低く抑えられているので、直近1年間のリターンは比較的パフォーマンスはいい方だったと言えます。

 

また、同じS&P先進国REIT指数(除く日本)をベンチマークとする類似ファンドでは配当込み指数をベンチマークとしてるのに対し「iFree 外国REITインデックス」では配当込み指数ではありません。

類似ファンドとの比較

「S&P先進国REIT指数」で低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス0.22%0.301%87,184+2,9867.16%
Smart-i 先進国リートインデックス0.22%0.396%31,294+4947.33%
NZAM・ベータ 先進国REIT0.275%---
ニッセイ グローバルリートインデックス0.297%0.357%11,596+227.70%
たわらノーロード 先進国リート0.297%0.548%56,003+6827.21%
三井住友・DC外国リート
インデックスファンド
0.297%0.430%26,782+1,9997.13%
iFree外国REITインデックス0.341%0.449%28,541-1287.03%

参考 海外リートインデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」「Smart-i 先進国リートインデックス」が信託報酬が最安となっていますが、「Smart-i 先進国リートインデックス」の方が実質コストは高くなっています。

 

「Smart-i 先進国リートインデックス」は直近1年のリターンは最も良かったですが、「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」は実質コストが最安水準で、純資産残高年間増加額が最も高く人気となっています。

 

直近のリターンは「Smart-i 先進国リートインデックス」の方が良いですが、実質コストが低コストな「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」の方が将来はパフォーマンスが良くなる期待は持てます。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:S&P先進国REIT指数(除く日本、円換算ベース)
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税抜):0.341%(実質コスト:0.447%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約8億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(11月30日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2016年9月8日)
  • つみたてNISA:対象外
  • iDeCo:ネット証券での取り扱いなし

評価・まとめ

iFree 外国REITインデックスは、S&P先進国REIT指数(除く日本、円ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行い、日本を除く16ヵ国約320のREIT銘柄に分散投資ができるインデックスファンドです。

 

ファンドが設定されてから約4年半が経過しているので、信託報酬や実質コストを加味してもベンチマークに対してやや下方乖離しています。

 

それでも他の類似ファンドと比較しても「iFree 外国REITインデックス」は実質コストは低く、直近1年のリターンも成績は良かったのですが人気がない状態が続いています。

 

「iFree 外国REITインデックス」もそれほど悪くなさそうですが、S&P先進国REIT指数をベンチマークとするインデックスファンドに投資するなら「実質コスト」「マザーファンドの規模」「純資産残高年間増加額」を考慮すると「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」が将来最も良いパフォーマンスとなる期待が持てます。

参考 eMAXIS Slim 先進国リートインデックスの評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?

 

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⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

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