厳選ジャパンの評価や評判ってどう?今後期待できるのか?

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厳選ジャパンの評価や評判ってどう?今後期待できるのか?アクティブファンド

厳選ジャパンは、今後高い利益成長が期待できる20銘柄程度に厳選して投資を行う、アクティブファンドです。

優れた経営者や新しいビジネスモデルなどから高い企業価値の増大が期待できる企業に厳選して投資を行う投資信託ですがどのようなパフォーマンスとなっているかなど確認してみました。

厳選ジャパンの特徴とは?

基本概要

ファンド名厳選ジャパン
運用会社アセットマネジメントOne
ベンチマーク
為替ヘッジなし
インデックスファンド×
購入時手数料(税込)3.3%
信託報酬(税込)1.694%
実質コスト(税込)1.803%
信託財産留保額0.3%
純資産残高約44億円
分配金利回り5.21%
NISA成長投資枠対象
iDeCo取扱いネット証券なし
決算3、9月の23日
設定日2017年9月29日
償還日無期限

投資対象

厳選ジャパンは日本の株式を投資対象とし、今後高い利益成長が期待できる20銘柄程度に厳選して投資を行うアクティブファンドです。

 

銘柄選定にあたっては、優れた経営者の質・ビジョン、新しいビジネスモデルや付加価値の高い商品等から企業価値の増大が期待できる企業に着目するとしています。

 

厳選ジャパンは、日本中小型株運用で定評があるアセットマネジメントOneの岩谷ファンドマネージャーが運用を手がけるファンドということでも注目されています。

 

ただ厳選ジャパンでは、中小型株中心というよりは東証プライムの比率が高く比較的大型株が中心で構成されているようです。

厳選ジャパンのポートフォリオ構成

※引用:厳選ジャパン「月報(2024年5月)」

 

組入銘柄数は23銘柄で上位10銘柄には、誰もが知ってるような有名な銘柄の比率が高くなっています。

厳選ジャパンの組入上位10銘柄

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料(税込)3.3%
信託報酬(税込)1.694%
実質コスト(税込)1.803%
信託財産留保額0.3%

厳選ジャパンは銀行や証券会社などで購入することが可能ですが、購入時手数料が必要となる金融機関があります。

 

SBI証券や楽天証券などのネット証券で購入すれば購入時手数料が無料なので、その分多く投資することができ、さらに投資信託を保有しているだけでもポイントが貰えたり、クレジットカードを利用すればさらにポイントが貰えるのでお得です。

参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?

分配金

厳選ジャパンは年2回決算型で、直近3年の分配実績は下記となっていて、分配金利回りは5.21%となっています。

厳選ジャパンの分配金実績

 

しかも、運用報告書を確認すると分配金の内訳は下記の様に、ファンドの運用で得られた利益である「当期の収益」では分配金はまかなえておらず、たこ足配当となっています。

参考 投資信託の分配金利回りランキングはあてにならない?日本証券業協会から注意喚起!

タコ足配当とは投資信託の運用で得た利益ではなく、元本を取り崩して分配金として支払うことを言います。

 

投資信託の運用で得た利益は分配金として支払われるため、今後の成長のための資金が増えにくいので複利効果が得られないなどのデメリットがあります。

 

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)のように分配金を多く払って基準価額が下がり続けてれば、運用する元本が減ってることになるのでそれだけ将来の成長も期待できなくなります

新NISA及びiDeCoの対応状況

厳選ジャパンは新NISA(2024年以降)の「成長投資枠」対象となるのでNISA口座で投資することができます

 

新NISA

参考 金融庁「新しいNISA

 

ただ、iDeCoで取り扱っているネット証券はありません。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

厳選ジャパンのパフォーマンスは?

過去の運用成績(リターン・リスク)

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン5.97%(72位)-0.51%(65位)11.94%(27位)–(–)
リスク(標準偏差)14.39(58位)15.66(53位)24.94(67位)–(–)
シャープレシオ0.41(71位)-0.03(65位)0.48(52位)–(–)
対象ファンド数 ※83本79本69本

※:「国内中型グロース」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンド
1ヶ月+4.6%
3ヶ月ー2.7%
6ヶ月+8.1%
1年+6.0%
3年ー1.5%
5年+75.7%
設定来+132.4%

※厳選ジャパン「月報(2024年5月)」より
※分配金を再投資した収益率で、購入時手数料および分配金にかかる税金は考慮されてません
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

※引用:厳選ジャパン「月報(2024年5月)」

 

純資産残高は一時期大きく伸ばしましたが、直近ではやや右肩下がりと資金が流出しています。

 

より詳細な毎月の資金流出入額を確認すると2022年の後半からは資金流出が続いていて、当ファンドでの運用をやめた方が多くいると言えます。

他のファンドと比較すると?

厳選ジャパンにはベンチマークとする指標がないため、パフォーマンスが良いのか悪いのか判断がつきません。

 

そこで日本株式市場の動向を表す指標である日経平均とTOPIXをベンチマークとする低コストんでんっくすファンドである「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」と比較すると下記のようになります。

参考 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の評判・評価ってどう?利回りや実質コストは?

参考 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の評価・評判とは?利回りや実質コストは?

 

(引用:ウエルスアドバイザー)

赤が厳選ジャパン黄色がeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)青がeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の分配金を再投資した場合の過去約3年間のチャートです。

比較した期間では、厳選ジャパンより日経平均やTOPIXの方がパフォーマンス良かったです。

 

厳選ジャパンの信託報酬は約1.7%、対して「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」は約0.14%と10分の1のコストしかかかりません。

 

アクティブファンドの多くはインデックスファンドには勝てないと言われてますが、厳選ジャパンもインデックスファンドには勝てず苦戦が続いています。

評価・まとめ

厳選ジャパンは日本の株式を投資対象とし、今後高い利益成長が期待できる20銘柄程度に厳選して投資を行うアクティブファンドです。

 

金融機関によっては購入時手数料が必要だったり、信託報酬が約1.7%と高コストですが、購入時手数料無料で信託報酬が0.143%の「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」よりパフォーマンスが悪くなってます。

 

誰もが知るような大型銘柄が中心に構成されているので、構成銘柄を大幅に見直すなどしないと投資妙味に欠けそうです。

 

厳選ジャパンを購入するのにおすすめの証券会社は?

厳選ジャパンは、購入時手数料がかかる投資信託ですが、下記のネット証券なら購入時手数料が無料です

 

さらにネット証券なら投資信託を保有しているだけでポイントが貯まり、積立するならクレジットカードを利用すればさらにポイントが貯まるのでお得です。下記のネット証券なら新NISA口座もポイント還元の対象です。

 

厳選ジャパンのポイント還元率は下記となっています。

参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?

 松井証券SBI証券マネックス
証券
auカブコム
証券
投資信託保有時
ポイント還元率
0.75%0.1%※10.08%0.05%※2
投資信託保有時
付与されるポイント
松井証券ポイント・Tポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALのマイル ※3
上記のいずれか
マネックスポイントPontaポイント
クレカ積立
ポイント還元率
0.5~5.0%
三井住友カード
1.1%
マネックスカード
1%
auPayカード
クレカ積立
付与されるポイント
VポイントマネックスポイントPontaポイント

※楽天証券は投資信託保有時のポイント付与が条件達成時の一度のみなので対象外
※1:月間平均保有金額1,000万円以上の場合は0.2%
※2:月間平均保有金額100万円以上~3,000万円未満の場合は0.12%、3,000万円以上の場合は0.24%
※3:JALのマイルの場合は記載還元率の半分

 

クレカ積立を利用する

  • クレカ積立でほぼ条件なく年会費無料のカードを利用するなら「マネックス証券
  • クレカ積立で最高水準の還元率を得たいなら「 SBI証券

 

クレカ積立を利用しない

  • 低コストな投資信託を中心に投資するなら「松井証券」か「 SBI証券
  • その他の投資信託やどちらのファンドにも投資するなら「松井証券

松井証券(公式サイト)はクレカ積立に対応していませんが、投資信託保有時のポイント還元率は最高水準となっています。

 

クレジットカード積立のポイント還元率は、年会費がかかるカードであれば SBI証券が最高水準ですが、実質年会費がかからない一般カードであればマネックス証券が最高水準です。

 

投資信託保有時のポイント還元率は最高水準の松井証券

信託報酬が低コストな投資信託も投資信託保有時のポイント還元率は業界最高水準です。他社で買い付けた投資信託を松井証券へ移管する際には実質無料で移管することができます。

還元される松井証券ポイントは、PayPayポイントやdポイントなどに交換することができます。

松井証券ポイント

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 松井証券(公式サイト)「詳細解説

 

一般カードのクレジットカード積立でポイント還元率が最高水準のマネックス証券

クレジットカード積立を利用するならトータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。

 

クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円(税込)ですが、年間に1回以上のクレジットカードの利用で無料になり、マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象となります。

 

還元されるマネックスポイントは下記のように様々な用途に利用することができます。

  • 投資信託の購入
  • 株式手数料に充当
  • 暗号資産(ビットコイン・イーサリアム・リップル)
  • 他のポイントへの交換(dポイント・Tポイント・Pontaポイント・nanaco・waonポイント・ANAのマイル・JALのマイル・Amazonギフトカード)
  • 日本赤十字社などへの寄付

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> マネックス証券(公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率が高くクレカ積立でもポイント還元されるSBI証券

投資信託の保有残高によるポイント還元率は、低コストな投資信託でも松井証券と同レベルのポイント還元率です。

 

クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> SBI証券(公式サイト)「詳細解説

 

Pontaポイントを貯めるならauカブコム証券

投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、クレジットカード積立によるポイント還元率は1%と還元率は高いです。

 

スマホでauを利用していると貯めやすいPontaポイントが貯まり、auじぶん銀行と連携すれば普通預金の金利が年率0.1%となり、au Payなどとも連携すれば0.2%になるメリットがあります。

 

またauマネ活プランに入ればauじぶん銀行の普通預金の金利が最大0.3%になったり、クレジットカード積立によるポイント還元率が最大3%と優遇されます。

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> auカブコム証券(公式サイト)「詳細解説

 

楽天ポイントを貯めるなら楽天証券

楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。(一部のファンドは保有残高によるポイントが還元される)

 

また、楽天証券ではクレジットカード積立だけでなく楽天キャッシュを利用してもポイント還元が受けられ併用することが可能です。

 

通常設定可能上限は5万円/月ですが、併用することで10万円/月までポイント還元を上けることが可能です。

楽天証券で投資信託をクレジットカード積立と楽天キャッシュでの積立した場合の概要

楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。

NISA口座も同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 楽天証券(公式サイト)「詳細解説

 

 

投資信託は実質無料で他の証券会社に移管できます!

今利用している証券会社から他の証券会社に投資信託などは移管することが可能です。
通常は移管元の証券会社で手数料が必要になりますが、下記のネット証券なら移管元で支払った移管手数料をキャッシュバックしてくれるので実質無料で移管することができます。また、他社で購入した投資信託もポイント還元の対象となります。

 

参考 投資信託の移管のメリットやデメリットとは?手順などを解説!

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!

 

個人投資家に人気の投資信託ランキングをチェックしたい方はこちら!

参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?

低コストなインデックスファンドでも毎月分配金を得ることは可能!

「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」のような低コストな投資信託は分配金は出ませんが、ネット証券のサービスを利用することで毎月分配金を得ることが可能です。

 

SBI証券と楽天証券では、自動で定期的に投資信託の一部を売却してくれるので毎月分配金のように毎月現金を受け取ることが可能です。

 

また、売却した残りはそのまま運用されることとなるので、資産の寿命を引き延ばすことができ今まで作り上げた資産を有効活用する「投資信託を運用しながら切り崩す」という方法となりますのでこちらも検討してみてください。

 

参考 投資信託の定期売却サービスとは?どんなメリットがある?