eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの評価って?利回りや実質コストはどのくらい?

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各資産クラスで信託報酬最安値となっているeMAXIS Slimシリーズで先進国株式に分散投資ができるのがeMAXIS Slim 先進国株式インデックスです。

eMAXIS Slimシリーズは、機動的に信託報酬を引き下げることによって、業界最低水準の信託報酬を目指すファンドですが、eMAXIS Slim先進国株式インデックスはどんな内容なのか確認してみました。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴

投資対象

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、「MSCI KOKUSAIインデックス(MSCIコクサイ インデックス)(配当込み、円換算ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドで、為替ヘッジは行いません。(2019年7月より配当込み指数へ変更)

「MSCI KOKUSAIインデックス」は、日本を除く先進国22ヵ国の大型株・中型株約1,300銘柄で構成され、先進国株式型の投資信託の多くで利用されているインデックスで、時価総額(価格×流通株数)が大きい銘柄から採用されるため市場規模が大きい米国の比率が高いという特徴があります。

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

※下記はeMAXIS Slim 先進国株式インデックス「月報(2019年5月)」からの情報です。

資産構成

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴

組入上位10ヵ国

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴

組入上位10業種

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴

組入上位10銘柄

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴

※組入銘柄数:1,334銘柄

ファンドの仕組み

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は外国株式インデックスマザーファンドにて行われます。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴

買付手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

買付手数料無料
信託報酬(税込)0.107892%
実質コスト(税込)0.187%
信託財産留保額なし

※2019年6月25日より信託報酬を0.11772%→0.107892%に引下げ

実質コストは、最新の運用報告書では期間が1年以上のため、運用報告書(2017年2月27日~2018年4月25日)を参考に信託報酬以外のその他コストを年率換算し、信託報酬引き下げ後の0.107892%をベースに算出すると0.187%くらいとなりそうです。

また、信託報酬はファンドの純資産残高に応じて段階的に引き下がるようになっています。

純資産残高信託報酬(税抜)
500億円未満の部分0.0999%
500億円以上1,000億円未満の部分0.0949%
1,000億円以上の部分0.0899%

分配金

分配金は出されておらず、効率的に運用がされています。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスはつみたてNISA対象商品で、つみたてNISAやiDeCoを利用して購入ができる主なネット証券は下記となっています。

ネット証券つみたてNISAiDeCo
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
カブドットコム証券
松井証券

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoを比較!結局どれがおすすめでお得?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

1年
リターン1.96%(28位)
リスク(標準偏差)19.69(80位)
シャープレシオ0.10(29位)
対象ファンド数※171本

※:「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジ無し)」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月ー6.3%ー6.8%
3ヶ月ー1.5%ー2.3%
6ヶ月ー0.4%ー1.6%
1年+2.0%ー0.1%
設定来+15.1%+9.5%

※eMAXIS Slim 先進国株式インデックス「月報(2019年5月)」より
※ファンド設定日は2017年2月27日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴

所感

ファンドが設定されてから約1年半が経過しましたが、年率平均は約9%でベンチマークを上回る成績となっています。

いい成績を残しているファンドのように思えますが、本来ベンチマークとするのは配当込み指数であるためこのような乖離が発生していて、実際に運用報告書では、ベンチマークとの乖離の要因として配当金等の受け取りがあったためと説明がされてます。

実質は配当込みのベンチマークに連動するのであれば、ベンチマークを配当込みに変更し、それとの乖離を確認できるようにするべきかと思いますが、2019年7月よりベンチマークを配当込み指数へ変更するようです。

参考 SBI証券「ベンチマークの「配当込み指数」への変更について

類似ファンドとの比較

「MSCI KOKUSAIインデックス(為替ヘッジなし)」で低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

名称信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
eMAXIS Slim先進国株式
インデックス
0.107892%0.187% ※1332,98532,6401.96%
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
0.107892%0.195% ※2149,71832,9021.91%
iFree外国株式インデックス0.2052%0.272%107,7311,0131.86%
i-SMT グローバル株式
インデックス
0.2052%0.252% ※3336,874571.89%
たわらノーロード 先進国株式0.216%0.251%284,44811,7401.88%
Smart-i 先進国株式
インデックス
0.216%0.485% ※411,6611,0121.66%
つみたて先進国株式0.216%0.317% ※5337,2363,7721.85%

※1:第1期運用報告書(2017年2月27日~2018年4月25日)から信託報酬引き下げ後(0.107892%)を考慮した参考値
※2:第5期運用報告書(2017年11月21日~2018年11月20日)より信託報酬引き下げ後(0.107892%)を考慮した参考値
※3:第1期運用報告書(2017年11月24日~2018年10月22日)より年率換算した参考値
※4:第1期運用報告書(2017年8月29日~2018年6月25日)より年率換算した参考値
※5:第1期運用報告書(2017年8月16日~2018年6月25日)より年率換算した参考値

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

信託報酬では、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が最安値ですが、実質コストは「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」が調査時点では低コストとなっていそうです。(ただし、実質コストは毎年変わります)

 

また、マザーファンドの規模、純資産残高の年間増加額を加味すると、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」が最もベストと言えそうです。

参考 eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの評価ってどう?利回りはどのくらい?

 

「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は配当が加味されていない「MSCI KOKUSAIインデックス」をベンチマークとしていましたが、2019年7月より配当込み指数をベンチマークとするので他の類似ファンドと同じ条件となります。

当ファンドの情報のまとめ

  • ベンチマーク:MSCI KOKUSAIインデックス(配当込み、円換算ベース)
  • 買付手数料:無料
  • 信託報酬(税込):0.107892%(実質コスト:0.187%※参考値)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約470億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(4月25日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2017年2月27日)
  • つみたてNISA:対応
  • iDeCo:SBI証券、マネックス証券、松井証券

評価・まとめ

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、「MSCI KOKUSAIインデックス(配当込み、円換算ベース)」と連動する投資効果をめざしたインデックスファンドで、日本を除く先進国22ヵ国の大型株・中型株約1,300銘柄に分散投資ができます。

機動的に信託報酬を引き下げることによって、業界最低水準の信託報酬を目指すと明言しているだけあって、他社が信託報酬を下げたら追随して信託報酬の引き下げを行い常に業界最低水準の信託報酬となっています。

投資対象となるマザーファンドの規模も大きいので、規模のメリットを生かした効果的な運用、売買コストの削減効果も期待できるので、今後も業界最低水準の信託報酬を維持していく可能性は高そうです。

類似ファンドと比較しても、「実質コスト」「マザーファンドの規模」「純資産残高年間増加額」で上位にいる「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は低コストで人気が高く、今後の安定感も期待できそうです。

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