ニッセイ外国株式インデックスファンドの評価・評判は?利回りや実質コストは?

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ニッセイ外国株式インデックスファンドの評価・評判は?利回りや実質コストは? インデックスファンド

投信ブロガーが選ぶFund of the Yearで常に上位にランクインする個人投資家に人気が高いのがニッセイ外国株式インデックスファンドです。

日本を除く先進国株式に分散投資ができるニッセイ外国株式インデックスファンドはどのような内容のファンドで、利回りや実質コストはどの程度なのか確認してみました。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの特徴とは?

基本概要

ファンド名 ニッセイ外国株式インデックスファンド
運用会社 ニッセイ アセットマネジメント
ベンチマーク MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)
為替ヘッジ なし
インデックスファンド
投資形態 ファミリーファンド
購入時手数料 なし
信託報酬(税込) 0.09889%
実質コスト(税込) 0.127%
信託財産留保額 なし
純資産残高 約7,600億円
分配金利回り
NISA つみたて投資枠・成長投資枠対象
iDeCo SBI証券
決算 年1回(11月20日)
設定日 2013年12月10日
償還日 無期限

投資対象

ニッセイ外国株式インデックスファンドは、「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する成果を目標とするインデックスファンドです。

 

「MSCIコクサイ・インデックス」は、日本を除く先進国22ヵ国の大型株・中型株約1,250銘柄で構成され、先進国株式型の投資信託の多くで利用されているインデックスです。

 

時価総額(価格×流通株数)が大きい銘柄から採用されるため市場規模が大きい米国の比率が高いという特徴があります。

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

実際組入上位国ではアメリカが約75%と、2位以下の各国との差が大きく多くの比率を占めています。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの組入上位国

※引用:ニッセイ外国株式インデックスファンド「月報(2024年5月)」

 

組入銘柄はインデックスとほぼ同じく1,248銘柄となっていて、時価総額の大きいマイクロソフトやアップル、エヌビディアの比率が高くなっています。

※引用:ニッセイ外国株式インデックスファンド「月報(2024年5月)」

 

組入上位業種では「情報技術」の比率が高く、たの業種にも幅広く分散投資されています。

※引用:ニッセイ外国株式インデックスファンド「月報(2024年5月)」

投資形態

ニッセイ外国株式インデックスファンドはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はニッセイ外国株式インデックスマザーファンドにて行われます。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンド-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料 なし
信託報酬(税込) 0.09889%
実質コスト(税込) 0.127%
信託財産留保額 なし

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

新NISA及びiDeCoの対応状況

ニッセイ外国株式インデックスファンドは新NISA(2024年以降)の「つみたて投資枠」「成長投資枠」の両方の対象となるので好きな方の枠で投資することができます

 

新NISA

参考 金融庁「新しいNISA

 

また、iDeCoで取り扱いがあるネット証券もあり、NISAと合わせると主要ネット証券の対応状況は下記となります。

ネット証券 NISA iDeCo
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

ニッセイ外国株式インデックスファンドのパフォーマンスは?

過去の運用成績(リターン・リスク)

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 38.47%(45位) 20.25%(28位) 21.31%(12位) 14.13%(14位)
リスク(標準偏差) 12.33(94位) 14.88(63位) 16.75(54位) 16.56(24位)
シャープレシオ 3.12(26位) 1.36(20位) 1.27(9位) 0.85(14位)
対象ファンド数※ 203本 175本 155本 95本

※:「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジ無し)」カテゴリ

ベンチマークとの比較

期間 ファンド ベンチマーク
1ヶ月 +2.4% +2.3%
3ヶ月 +8.0% +8.0%
6ヶ月 +22.3% +22.2%
1年 +38.5% +38.4%
3年 +73.9% +73.4%
設定来 +300.0% +300.6%

※ニッセイ外国株式インデックスファンド「月報(2024年5月)」より
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

 

インデックスファンドなので、ベンチマークから信託報酬(実質コスト)を差し引いたくらいのパフォーマンスとなっていることが理想ですが、直近1年ではニッセイ外国株式インデックスファンドは若干上回った結果となっています。

 

やや不思議な結果ですが、運用報告書には特に記載がないためベンチマークを上回った理由は不明です。

 

ただ、他の類似ファンドも似たようなパフォーマンスとなっているので特に問題はなく、ベンチマークへの連動性は高いと言えると思います。

基準価額・純資産の推移

ニッセイ外国株式インデックスファンド-基準価額・純資産の推移

※引用:ニッセイ外国株式インデックスファンド「月報(2024年5月)」

 

ファンドの純資産残高は設定来右肩上がりに推移していて、順調に純資産残高を増やしています。

 

より詳細な毎月の資金流出入額では一時期資金流出の方が多い月もありましたが、その後は再度資金流入の方が多くなり、安定して資金流入が続いています。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの毎月の資金流出入額

類似ファンドと比較すると?

「MSCI KOKUSAIインデックス(為替ヘッジなし)」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名 信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
ステート・ストリート・
グローバル株式インデックス・オープン
0.0748%
楽天・先進国株式(除く日本)
インデックス・ファンド
0.088%
eMAXIS Slim先進国株式
インデックス
0.09889% 0.14% 1,466,498 +284,554 41.61%
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
0.09889% 0.127% 827,057 +229,123 41.58%
たわらノーロード 先進国株式 0.09889% 0.133% 856,211 +266,699 41.59%
My SMT グローバル株式
インデックス(ノーロード)
0.1023% 0.143% 581,354 +11,460 41.59%
【参考】SBI・先進国株式インデックス・
ファンド(雪だるま(先進国株式))
0.0982% 0.113% 19,801 +9,921 39.62%

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

信託報酬は、「ステート・ストリート・グローバル株式インデックス」が最安値ですが、ファンドが設定されて間もないので実質コストが不明です。

 

実質コストがわかっている中では「ニッセイ外国株式 インデックスファンド」が低コストですが、直近1年のリターンは「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の方が若干良かったようです。

 

「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は純資産残高の年間増加額が最も多く人気のファンドとなっているので、これから先進国株式に投資するなら「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」が良さそうです。

 

ただ、すでに「ニッセイ外国株式 インデックスファンド」や「たわらノーロード先進国株式」に投資しているなら「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に乗り換えた方が良いと言えるほどの差はなさそうです。

評価・まとめ

ニッセイ外国株式インデックスファンドは、「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」の動きに連動する成果を目標とするインデックスファンドで、これ一本で日本を除く先進国22ヵ国、約1250銘柄に幅広く分散投資ができます。

 

投信ブロガーが選ぶFund of the Yearでは毎年上位にランクインするなど個人投資家からの人気が高いファンドです。

 

 

eMAXIS Slimシリーズの様に常に業界最低水準の信託報酬を目指すといった明言はされてませんが、過去に何度も信託報酬の引き下げを行い、業界最低水準のレベルを維持してきたインデックスファンドです。

 

純資産残高も大きく安定的な運用が期待できそうですが、直近1年のトータルリターンでは同じ信託報酬の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」より悪くやや運用面で不安が残ります。

 

「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が配当込みのインデックスに変更したことによって同じ条件となったので、どちらを選んでそれほど大差はありませんが、人気が高いのは「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の方のようです。

参考 eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの評価って?利回りや実質コストはどのくらい?

ニッセイ外国株式インデックスファンドを購入するのにおすすめの証券会社は?

投資信託はネット証券なら投資信託を保有しているだけでポイントが貯まり、積立するならクレジットカードを利用すればさらにポイントが貯まるのでお得です。下記のネット証券なら新NISA口座もポイント還元の対象です。

 

eMAXIS Slim ニッセイ外国株式インデックスファンドのポイント還元率は下記となっています。

参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?

  松井証券 SBI証券 マネックス
証券
auカブコム
証券
投資信託保有時
ポイント還元率
0.0351% 0.0351% 0.03% 0.005%
投資信託保有時
付与されるポイント
松井証券ポイント ・Tポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALのマイル ※1
上記のいずれか
マネックスポイント Pontaポイント
クレカ積立
ポイント還元率
0.5~5.0%
三井住友カード
1.1%
マネックスカード
1%
auPayカード
クレカ積立
付与されるポイント
Vポイント マネックスポイント Pontaポイント

※楽天証券は投資信託保有時のポイント付与が条件達成時の一度のみなので対象外
※1:JALのマイルの場合は記載還元率の半分

 

クレカ積立を利用する

  • クレカ積立でほぼ条件なく年会費無料のカードを利用するなら「マネックス証券
  • クレカ積立で最高水準の還元率を得たいなら「 SBI証券

 

クレカ積立を利用しない

  • 低コストな投資信託を中心に投資するなら「松井証券」か「 SBI証券
  • その他の投資信託やどちらのファンドにも投資するなら「松井証券

松井証券(公式サイト)はクレカ積立に対応していませんが、投資信託保有時のポイント還元率は最高水準となっています。

 

クレジットカード積立のポイント還元率は、年会費がかかるカードであれば SBI証券 が最高水準ですが、実質年会費がかからない一般カードであればマネックス証券が最高水準です。

 

投資信託保有時のポイント還元率は最高水準の松井証券

信託報酬が低コストな投資信託も投資信託保有時のポイント還元率は業界最高水準です。他社で買い付けた投資信託を松井証券へ移管する際には実質無料で移管することができます。

還元される松井証券ポイントは、PayPayポイントやdポイントなどに交換することができます。

松井証券ポイント

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 松井証券(公式サイト)「詳細解説

 

一般カードのクレジットカード積立でポイント還元率が最高水準のマネックス証券

クレジットカード積立を利用するならトータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。

 

クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円(税込)ですが、年間に1回以上のクレジットカードの利用で無料になり、マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象となります。

 

還元されるマネックスポイントは下記のように様々な用途に利用することができます。

  • 投資信託の購入
  • 株式手数料に充当
  • 暗号資産(ビットコイン・イーサリアム・リップル)
  • 他のポイントへの交換(dポイント・Tポイント・Pontaポイント・nanaco・waonポイント・ANAのマイル・JALのマイル・Amazonギフトカード)
  • 日本赤十字社などへの寄付

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> マネックス証券(公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率が高くクレカ積立でもポイント還元されるSBI証券

投資信託の保有残高によるポイント還元率は、低コストな投資信託でも松井証券と同レベルのポイント還元率です。

 

クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> SBI証券 (公式サイト)「詳細解説

 

Pontaポイントを貯めるならauカブコム証券

投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、クレジットカード積立によるポイント還元率は1%と還元率は高いです。

 

スマホでauを利用していると貯めやすいPontaポイントが貯まり、auじぶん銀行と連携すれば普通預金の金利が年率0.1%となり、au Payなどとも連携すれば0.2%になるメリットがあります。

 

またauマネ活プランに入ればauじぶん銀行の普通預金の金利が最大0.3%になったり、クレジットカード積立によるポイント還元率が最大3%と優遇されます。

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> auカブコム証券(公式サイト)「詳細解説

 

楽天ポイントを貯めるなら楽天証券

楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。(一部のファンドは保有残高によるポイントが還元される)

 

また、楽天証券ではクレジットカード積立だけでなく楽天キャッシュを利用してもポイント還元が受けられ併用することが可能です。

 

通常設定可能上限は5万円/月ですが、併用することで10万円/月までポイント還元を上けることが可能です。

楽天証券で投資信託をクレジットカード積立と楽天キャッシュでの積立した場合の概要

楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。

NISA口座も同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 楽天証券 (公式サイト)「詳細解説

 

 

投資信託は実質無料で他の証券会社に移管できます!

今利用している証券会社から他の証券会社に投資信託などは移管することが可能です。
通常は移管元の証券会社で手数料が必要になりますが、下記のネット証券なら移管元で支払った移管手数料をキャッシュバックしてくれるので実質無料で移管することができます。また、他社で購入した投資信託もポイント還元の対象となります。

 

参考 投資信託の移管のメリットやデメリットとは?手順などを解説!

 

その他下記の証券会社でも購入できます。

>> 岡三オンライン詳細解説

>> GMOクリック証券

参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。

⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

投資信託に投資するのにおすすめの証券会社は?

ネット証券では投資信託に関するポイント還元など様々なサービスを行っていますが、どのような違いがあるのか、おすすめはどこかは下記も参考にしてみてください。

参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!

 

個人投資家に人気の投資信託ランキングをチェックしたい方はこちら!

参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?