たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>の評価・評判は?利回りや実質コストは?

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たわらノーロード先進国株式の評価・評判は?利回りや実質コストは?インデックスファンド

低コストインデックスファンドシリーズのたわらノーロードシリーズの中で先進国株式に広く分散投資ができ、為替ヘッジをすることによって為替リスクを低減させているのがたわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>です。

為替ヘッジがあることによってどのような動きとなっているのか、内容を確認してみました。

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>の特徴とは?

基本概要

ファンド名たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>
運用会社アセットマネジメントOne
ベンチマークMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジあり)
為替ヘッジあり
インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.22%
実質コスト(税込)0.257%
信託財産留保額なし
純資産残高約260億円
分配金利回り
NISAつみたて投資枠・成長投資枠対象
iDeCo
決算年1回(10月12日)
設定日2016年10月03日
償還日無期限

投資対象

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>は、「MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジあり)」の動きに連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。

 

為替ヘッジありは、外貨建ての資産に投資する場合、為替の変動リスクがありますが、この変動リスクを抑えられるメリットがあります。ただし為替ヘッジを行うにはコストがかかり、例えば米ドル円の場合、米国と日本との金利差が反映されるため、投資先の金利が上昇するとヘッジするコストがかかり、運用成績を下げる要因となります

 

「MSCI KOKUSAIインデックス」は、日本を除く先進国22ヵ国の大型株・中型株約1,250銘柄で構成され、先進国株式型の投資信託の多くで利用されているインデックスで、時価総額(価格×流通株数)が大きい銘柄から採用されるため市場規模が大きい米国の比率が高いという特徴があります。

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

国・地域別構成比では米国が70%を超えるほどの大きな比率を占め、業種別ではソフトウェア・サービスや半導体関連の比率が高くなっています。

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>の国・地域別構成比と業種別構成比

※引用:たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>「月報(2024年5月末)」

 

組入銘柄数は1,249銘柄で、組入上位10銘柄はすべて米国株で、特にマイクロソフト、アップル、エヌビディアといった時価総額の大きい銘柄の比率は4%を超えています。

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>の組入上位10銘柄

ファンドの仕組み

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンドにて行われます。

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>のファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.22%以内
実質コスト(税込)0.257%
信託財産留保額なし

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

新NISA及びiDeCoの対応状況

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>は新NISA(2024年以降)の「つみたて投資枠」「成長投資枠」の両方の対象となるので好きな方の枠で投資することができます

 

新NISA

参考 金融庁「新しいNISA

 

また、iDeCoで取り扱ってるネット証券はありません。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>のパフォーマンスは?

過去の運用成績(リターン・リスク)

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン16.46%(4位)4.09%(5位)10.13%(3位)–(–)
リスク(標準偏差)13.07(19位)14.83(16位)16.43(20位)–(–)
シャープレシオ1.26(4位)0.28(5位)0.62(3位)–(–)
対象ファンド数※37本31本26本

※:「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジあり)」カテゴリ

ベンチマークとの比較

ファンドベンチマーク
1ヶ月+1.65%+1.73%
3ヶ月+2.39%+2.57%
6ヶ月+11.94%+12.09%
1年+16.46%+16.67%
2年+14.40%+14.92%
3年+12.78%+13.79%

※たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>「月報(2024年5月末)」より
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

 

インデックスファンドなので、ベンチマークから信託報酬(実質コスト)を差し引いたくらいのパフォーマンスとなっていることが理想ですが、概ねそのような差となっているのでベンチマークとの連動性が高いといえます。

基準価額・純資産の推移

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>の基準価額・純資産の推移

※引用:たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>「月報(2024年5月末)」より

 

ファンドの純資産残高は一時マイナスとなっている時期もありましたが、概ね設定来右肩上がりに推移し純資産残高を増やしています。

 

より詳細な毎月の資金流出入額では、直近では資金流入がやや減少していて、資金流出している月もあり、やや人気に陰りが見えます。

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>の毎月の資金流出入額

類似ファンドと比較すると?

「MSCI KOKUSAIインデックス(為替ヘッジあり)」で低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
iFree外国株式インデックス
(為替ヘッジあり)
0.209%0.26%79,474+2,44114.94%
たわらノーロード先進国株式
<為替ヘッジあり>
0.22%0.257%856,221+5,15615.20%

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

信託報酬では「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」が低コストですが、実質コストは「たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>」の方が低コストとなっています。(ただし、実質コストは毎年変わります)

 

また、「マザーファンドの規模」「純資産残高年間増加額」「1年間のリターン」も「たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>」の方が良く「たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>」が最もベストと言えそうです。

 

ただ、「為替ヘッジあり」は為替変動リスクが低減されるので、昨今の円安の状況下では不利となり「為替ヘッジなし」の方が大きくパフォーマンスが良くなっています。

評価・まとめ

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>は、「MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジあり)」の動きに連動する投資成果を目指すので、日本を除く先進国22ヵ国の大型株・中型株約1,250銘柄に分散投資ができるインデックスファンドです

 

為替ヘッジがあるため、為替変動リスクが抑えられた運用が行われるメリットがある一方で、為替ヘッジするコストがかかる点や円安時には為替ヘッジがない方がパフォーマンスが良くなります。

 

先進国株式のリターンを期待したいが、多少リターンは犠牲にしても為替リスクを抑えたい場合は「たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>」を検討してみてください。

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>を購入するのにおすすめの証券会社は?

投資信託はネット証券なら投資信託を保有しているだけでポイントが貯まり、積立するならクレジットカードを利用すればさらにポイントが貯まるのでお得です。下記のネット証券なら新NISA口座もポイント還元の対象です。

 

たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>のポイント還元率は下記となっています。

参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?

 松井証券SBI証券マネックス
証券
auカブコム
証券
投資信託保有時
ポイント還元率
0.09%0.05%0.03%0.005%
投資信託保有時
付与されるポイント
松井証券ポイント・Tポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALのマイル ※1
上記のいずれか
マネックスポイントPontaポイント
クレカ積立
ポイント還元率
0.5~5.0%
三井住友カード
1.1%
マネックスカード
1%
auPayカード
クレカ積立
付与されるポイント
VポイントマネックスポイントPontaポイント

※楽天証券は投資信託保有時のポイント付与が条件達成時の一度のみなので対象外
※1:JALのマイルの場合は記載還元率の半分

 

クレカ積立を利用する

  • クレカ積立でほぼ条件なく年会費無料のカードを利用するなら「マネックス証券
  • クレカ積立で最高水準の還元率を得たいなら「 SBI証券

 

クレカ積立を利用しない

  • 低コストな投資信託を中心に投資するなら「松井証券」か「 SBI証券
  • その他の投資信託やどちらのファンドにも投資するなら「松井証券

松井証券(公式サイト)はクレカ積立に対応していませんが、投資信託保有時のポイント還元率は最高水準となっています。

 

クレジットカード積立のポイント還元率は、年会費がかかるカードであれば SBI証券が最高水準ですが、実質年会費がかからない一般カードであればマネックス証券が最高水準です。

 

投資信託保有時のポイント還元率は最高水準の松井証券

信託報酬が低コストな投資信託も投資信託保有時のポイント還元率は業界最高水準です。他社で買い付けた投資信託を松井証券へ移管する際には実質無料で移管することができます。

還元される松井証券ポイントは、PayPayポイントやdポイントなどに交換することができます。

松井証券ポイント

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 松井証券(公式サイト)「詳細解説

 

一般カードのクレジットカード積立でポイント還元率が最高水準のマネックス証券

クレジットカード積立を利用するならトータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。

 

クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円(税込)ですが、年間に1回以上のクレジットカードの利用で無料になり、マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象となります。

 

還元されるマネックスポイントは下記のように様々な用途に利用することができます。

  • 投資信託の購入
  • 株式手数料に充当
  • 暗号資産(ビットコイン・イーサリアム・リップル)
  • 他のポイントへの交換(dポイント・Tポイント・Pontaポイント・nanaco・waonポイント・ANAのマイル・JALのマイル・Amazonギフトカード)
  • 日本赤十字社などへの寄付

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> マネックス証券(公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率が高くクレカ積立でもポイント還元されるSBI証券

投資信託の保有残高によるポイント還元率は、低コストな投資信託でも松井証券と同レベルのポイント還元率です。

 

クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> SBI証券(公式サイト)「詳細解説

 

Pontaポイントを貯めるならauカブコム証券

投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、クレジットカード積立によるポイント還元率は1%と還元率は高いです。

 

スマホでauを利用していると貯めやすいPontaポイントが貯まり、auじぶん銀行と連携すれば普通預金の金利が年率0.1%となり、au Payなどとも連携すれば0.2%になるメリットがあります。

 

またauマネ活プランに入ればauじぶん銀行の普通預金の金利が最大0.3%になったり、クレジットカード積立によるポイント還元率が最大3%と優遇されます。

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> auカブコム証券(公式サイト)「詳細解説

 

楽天ポイントを貯めるなら楽天証券

楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。(一部のファンドは保有残高によるポイントが還元される)

 

また、楽天証券ではクレジットカード積立だけでなく楽天キャッシュを利用してもポイント還元が受けられ併用することが可能です。

 

通常設定可能上限は5万円/月ですが、併用することで10万円/月までポイント還元を上けることが可能です。

楽天証券で投資信託をクレジットカード積立と楽天キャッシュでの積立した場合の概要

楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。

NISA口座も同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 楽天証券(公式サイト)「詳細解説

 

 

投資信託は実質無料で他の証券会社に移管できます!

今利用している証券会社から他の証券会社に投資信託などは移管することが可能です。
通常は移管元の証券会社で手数料が必要になりますが、下記のネット証券なら移管元で支払った移管手数料をキャッシュバックしてくれるので実質無料で移管することができます。また、他社で購入した投資信託もポイント還元の対象となります。

 

参考 投資信託の移管のメリットやデメリットとは?手順などを解説!

 

その他下記の証券会社でも購入できます。

>> 岡三オンライン詳細解説

参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。

⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

投資信託に投資するのにおすすめの証券会社は?

ネット証券では投資信託に関するポイント還元など様々なサービスを行っていますが、どのような違いがあるのか、おすすめはどこかは下記も参考にしてみてください。

参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!

 

個人投資家に人気の投資信託ランキングをチェックしたい方はこちら!

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