iFree 外国株式インデックスの評価って?為替ヘッジなし・ありはどっちを選ぶ?

インデックスファンド

iFree 外国株式インデックスは、日本を除く先進国株式に分散投資ができるインデックスファンドで、為替ヘッジなしと為替ヘッジありのファンドがあります。

MSCIコクサイ指数に連動する投資成果を目指した運用を行うとのことですが、為替ヘッジなしと為替ヘッジありの両ファンドの内容について確認してみました。

iFree 外国株式インデックスの特徴

投資対象

iFree 外国株式インデックスは、MSCIコクサイ指数(円ベース)の動きに連動させることを目指したインデックスファンドで、為替ヘッジなしと為替ヘッジありの2つのファンドがあります。

 

為替ヘッジありのファンドは、MSCIコクサイ指数(円ヘッジ・ベース)の動きに連動させることを目指したインデックスファンドととなります。

外貨建ての資産に投資する場合、為替の変動リスクがありますが、為替ヘッジありは、この変動リスクを抑えられるメリットがあります。

ただし為替ヘッジを行うにはコストがかかり、例えば米ドル円の場合、米国と日本との金利差が反映されるため、投資先(米国)の金利が上昇するとヘッジするコストがかかり、運用成績を下げる要因となります

 

「MSCIコクサイ指数」は、日本を除く先進国22ヵ国の大型株・中型株約1,300銘柄で構成され、先進国株式型の投資信託の多くで利用されているインデックスで、時価総額(価格×流通株数)が大きい銘柄から採用されるため市場規模が大きい米国の比率が高いという特徴があります。

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

※下記はiFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)「月報(2020年9月)」からの情報です。特に明記してない箇所は為替ヘッジなしの情報です。

資産別構成

iFree 外国株式インデックスの特徴

通貨別構成

【為替ヘッジなし】

iFree 外国株式インデックスの特徴

 

【為替ヘッジあり】

iFree 外国株式インデックスの特徴

国・地域別構成

iFree 外国株式インデックスの特徴

業種別構成

iFree 外国株式インデックスの特徴

組入上位10銘柄

iFree 外国株式インデックスの特徴

ファンドの仕組み

iFree 外国株式インデックスはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は外国株式インデックスマザーファンドにて行われます。

iFree 外国株式インデックス-ファンドの仕組み

 

為替ヘッジありの方もファミリーファンド方式で運用され、為替ヘッジなしとは異なるマザーファンドである外国株式インデックス為替ヘッジ型マザーファンドにて運用が行われます。

iFree 外国株式インデックス-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

為替ヘッジなし為替ヘッジあり
購入時手数料なしなし
信託報酬(税込)0.209%0.209%
実質コスト(税込)0.252%0.265%
信託財産留保額なしなし

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

両ファンドともにつみたてNISAには対応してますが、iDeCoでは両ファンドともに取り扱っているネット証券はありません。

 

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

【為替ヘッジなし】

1年3年(年率)
トータルリターン8.42%(56位)5.86%(37位)
リスク(標準偏差)23.84(96位)18.56(92位)
シャープレシオ0.35(59位)0.32(33位)
対象ファンド数※175本158本

※:「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジ無し)」カテゴリ

 

【為替ヘッジあり】

1年3年(年率)
トータルリターン7.83%(12位)7.00%(12位)
リスク(標準偏差)23.34(22位)16.93(18位)
シャープレシオ0.34(13位)0.41(12位)
対象ファンド数※32本29本

※:「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジあり)」カテゴリ

基準価額騰落率

為替ヘッジなし為替ヘッジあり
ファンドベンチマークファンドベンチマーク
1ヶ月ー3.9%ー4.1%ー3.7%ー3.8%
3ヶ月+6.9%+6.4%+7.5%+7.2%
6ヶ月+24.7%+23.4%+25.5%+24.5%
1年+8.4%+6.6%+7.8%+6.1%
3年+18.6%+12.1%+22.5%+15.9%
設定来+54.2%+42.8%+25.9%+19.0%

※iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)「月報(2020年9月)」より
※iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)「月報(2020年9月)」より
※ファンド設定日は為替ヘッジなしが2016年9月8日、為替ヘッジありが2017年8月31日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

【為替ヘッジなし】

iFree 外国株式インデックス-基準価額・純資産の推移

 

【為替ヘッジあり】

iFree 外国株式インデックス-基準価額・純資産の推移

所感

為替ヘッジなしは、ファンドが設定されてから約4年経過しているので、単純な年率平均は約13.6%となっていて、為替ヘッジありは、ファンドが設定されてから約3年経過しているので、単純な年率平均は8.6%となっていて、両ファンドともにベンチマークより上方乖離しています。

 

運用報告書によるとベンチマークとして設定している「MSCIコクサイ指数」が株式等の配当が加味されていないために乖離しているとの記載がありますが、本来のベンチマークは配当込みの指数とすべきかと思われます。

 

他の類似ファンドでは「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「たわらノーロード 先進国株式」などは「MSCIコクサイ指数(配当込み)」をベンチマークとしています。

参考 eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの評価って?利回りや実質コストはどのくらい?

参考 ニッセイ外国株式インデックスファンドの評価って?利回りや実質コストはどのくらい?

類似ファンドとの比較

為替ヘッジなし

「MSCI KOKUSAIインデックス(為替ヘッジなし)」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
eMAXIS Slim先進国株式
インデックス
0.1023%0.174% ※1437,368+64,8298.56%
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
0.1023%0.163% ※2211,043+57,2498.57%
たわらノーロード 先進国株式0.10989%0.158% ※3349,689+27,3648.53%
iFree外国株式インデックス0.209%0.252%134,104+2,4828.42%
i-SMT グローバル株式
インデックス(ノーロード)
0.209%0.255%345,116+878.38%
Smart-i 先進国株式インデックス0.22%0.335%57,303+3,3428.50%
つみたて先進国株式0.22%0.287%449,841+11,8088.43%

※1:第3期運用報告書(2019年4月26日~2020年4月27日)から信託報酬引き下げ後を考慮した参考値
※2:第6期運用報告書(2018年11月21日~2019年11月20日)から信託報酬引き下げ後を考慮した参考値
※3:第4期運用報告書(2018年10月13日~2019年10月15日)から信託報酬引き下げ後を考慮した参考値

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

信託報酬は、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が最安値ですが、実質コストは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が調査時点では低コストとなっていそうです。(ただし、実質コストは毎年変わります)

 

また、たわらノーロード先進国株式も信託報酬が引き下がり、実質コストが最も低コストとなる可能性があります。

 

ただ、機動的に信託報酬を引き下げることによって、業界最低水準の信託報酬を目指すファンドである「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は常に他のファンドの動向を見て信託報酬を引き下げ続けているので、今後も低コストであり続けることが期待され、純資産残高の年間増加額、1年間のリターンを加味すると、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」がいいように思えます。

参考 eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの評価ってどう?利回りはどのくらい?

為替ヘッジあり

「MSCI KOKUSAIインデックス(為替ヘッジあり)」で低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンドの規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
iFree外国株式インデックス
(為替ヘッジあり)
0.209%0.265%37,275+9257.83%
たわらノーロード先進国株式
<為替ヘッジあり>
0.22%0.266%349,689+3,4257.79%
つみたて先進国株式
(為替ヘッジあり)
0.22%0.295%52,656+2087.47%

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

信託報酬、実質コストともに「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」が最も低コストとなっています。(ただし、実質コストは毎年変わります)

 

また、マザーファンドの規模はやや小さいもの、参考値ですが1年間のリターンもよく「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」が最もベストと言えそうです。

 

ただ、たわらノーロードシリーズは運用面で定評があり人気となっていて、実質コストや1年間のリターンも「iFree外国株式インデックス(為替ヘッジあり)」とほとんど変わらないので、「たわらノーロード先進国株式<為替ヘッジあり>」も選択肢となり得ます。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:MSCIコクサイ指数(円ベース)
  • 為替ヘッジ:為替ヘッジありのファンドもある
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):
    為替ヘッジなし:0.209%(実質コスト:0.252%)
    為替ヘッジあり:0.209%(実質コスト:0.265%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:
    為替ヘッジなし:約53億円
    為替ヘッジあり:約17億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(11月30日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:
    為替ヘッジなし:無期限(設定日:2016年9月8日)
    為替ヘッジあり:無期限(設定日:2017年8月31日)
  • つみたてNISA:両ファンドともに対象
  • iDeCo:取り扱いネット証券なし

評価・まとめ

iFree 外国株式インデックスは、MSCIコクサイ指数(円ベース)の動きに連動させることを目指したインデックスファンドで、為替ヘッジなしと為替ヘッジありの2つのファンドがあります。

 

両ファンドともにベンチマークに対して上方乖離していて、ベンチマークが配当を加味していないために乖離が発生していますが、本来は配当込みのインデックスをベンチマークするべきなのでベンチマークを変更して欲しいところです。

 

為替ヘッジありは、iFree 外国株式インデックスでは約7割を米国株式に投資をしているので、米国と日本の金利差が運用成績に影響を与え、コロナウィルスの影響で米国では金利を引き下げ日本との差が小さくなりましたが、コロナウィルスの影響が落ち着き米国が金利を引き上げると、為替ヘッジコストが増大し運用成績が悪化する懸念がある点は注意が必要です。

 

為替ヘッジなしの方は類似ファンドと比較してやや信託報酬や実質コストが高いので、中長期でみればより低コストなファンドの方がリターンが良くなる期待が持てるので、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「たわらノーロード 先進国株式」を検討してみてください。

参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

iFree 外国株式インデックスに投資するならSBI証券か楽天証券がおすすめ

SBI証券なら投資信託を保有しているだけで低コストなインデックスファンドでも年率0.05%のTポイントがもらえるのでお得です。もちろん口座開設・維持費は無料です。

>>  SBI証券詳細解説

 

楽天証券でも投資信託を保有しているだけでポイントがもらえ、SBI証券とほぼ同じ年率0.048%の楽天ポイントが貰え、貰ったポイントは投資信託の購入にも利用できます。

さらに、楽天銀行との連携で普通預金の金利がメガバンクの100倍の0.1%になったり、楽天カードで投資信託の積立を行えば1%のポイントが付与されたりとメリットが多いです。

楽天証券だけでなく、楽天銀行や楽天カードも口座開設・維持費用は無料です。

>> 楽天証券詳細解説

参考 楽天証券ならポイントで投資信託を通常・積立で購入可能!しかも100円から!

参考 楽天証券と楽天銀行の連携で金利をメガバンクの100倍に!ポイントも貯まる!

参考 投資信託の積立は楽天証券と楽天カードの組み合わせが最強?デメリットはない?

 

その他下記の証券会社でも購入できます。

>> マネックス証券詳細解説
>> auカブコム証券詳細解説

>> 松井証券詳細解説
>> GMOクリック証券
>> 岡三オンライン証券詳細解説

参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。

⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

投資信託で失敗しない証券会社選び!

これから投資信託で資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。

参考 おすすめネット証券比較(投資信託編)!お得に取引できるのは?

 

個人投資家に人気の投資信託ランキングをチェックしたい方はこちら!

参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!

コメント