低コストインデックスファンドシリーズのたわらノーロードシリーズの中でNYダウをベンチマークとするのがたわらノーロード NYダウです。
NYダウをベンチマークとするインデックスファンドでは最低水準の信託報酬となっていますが、どんな内容のファンドで実質コストはどの程度となっているのか確認してみました。
たわらノーロード NYダウの特徴
投資対象
たわらノーロード NYダウは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)に連動する投資成果を目指したインデックスファンドです。
ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)は世界で最も有名な株価指数(インデックス)の一つで、米国の主要業種の代表的な30の優良銘柄で構成されていて不定期に銘柄の入れ替えが行われているので、常に最新の優良銘柄で構成されています。
参考 NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
※下記はたわらノーロード NYダウ「月報(2020年1月)」からの情報です。
ポートフォリオ構成
組入上位10業種
組入上位10銘柄
ファンドの仕組み
たわらノーロード NYダウはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はNYダウ・インデックス・マザーファンドにて行われます。
購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
購入時手数料 | なし |
信託報酬(税込) | 0.2475% |
実質コスト(税込) | 0.377% |
信託財産留保額 | なし |
分配金
分配金は出されておらず、効率的に運用がされています。
つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況
たわらノーロード NYダウはつみたてNISA対象外ですが、iDeCoではマネックス証券で取り扱いがあります。
参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。
⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?過去の運用成績(リターン・リスク)
リターン・リスク
1年 | |
リターン | 24.39%(117位) |
リスク(標準偏差) | 13.98(71位) |
シャープレシオ | 1.75(94位) |
対象ファンド数※ | 214本 |
※:「国際株式・北米(為替ヘッジ無)」カテゴリ
基準価額騰落率
ファンド | ベンチマーク | |
1ヶ月 | +1.85% | +1.71% |
3ヶ月 | +8.91% | +8.43% |
6ヶ月 | +10.75% | +9.76% |
1年 | +24.39% | +22.19% |
2年 | +15.67% | +11.82% |
設定来 | +42.30% | +35.92% |
※たわらノーロード NYダウ「月報(2020年1月)」より
※ファンド設定日は2017年3月21日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
所感
ファンドが設定されてから約3年が経過しましたが、ベンチマークより上方乖離しています。
運用報告書によると、ファンドでは保有している株式の配当金が計上されているが、ベンチマークには配当分が含まれていないために乖離が発生しているだけで、たわらノーロード NYダウが特段いい成績のファンドというわけではありません。
当ファンドの情報のまとめ
- ベンチマーク:ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)
- 購入時手数料:なし
- 信託報酬(税込):0.2475%(実質コスト:0.377%)
- 信託財産留保額:なし
- 純資産残高:約20億円
- 分配金利回り:なし
- 決算:年1回(10月12日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
- 償還日:無期限(設定日:2017年3月21日)
- つみたてNISA:対象外
- iDeCo:マネックス証券
評価・まとめ
たわらノーロード NYダウは、米国の代表的な株価指数であるNYダウの動きに連動した成果を目指すインデックスファンドの中でも低コストなファンドです。
ファンドが設定されてから約3年が経過し、単純な年率平均は約14.1%と好成績となっていますが、同じ信託報酬である「iFree NYダウ・インデックス」より実質コストはかかっているので中長期では「iFree NYダウ・インデックス」の方がパフォーマンスがよくなる可能性は高そうです。
参考 iFree NYダウ・インデックスの評価ってどう?過去の成績は?
また、たわらノーロード NYダウはつみたてNISAには対応していませんがiDeCoではマネックス証券で取り扱いがありますが、つみたてNISAを利用して米国株式に投資をしたいなら、S&P500をベンチマークとする「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などもあるので検討してみてください。
参考 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?
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>>マネックス証券(詳細解説)
>> 松井証券(詳細解説)
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参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。
⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?
投資信託で失敗しない証券会社選び!
これから投資信託で資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。
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