iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF(LQD)ってどう?過去の成績は?

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iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF(LQD)は、米国の投資適格の社債に幅広く分散投資ができる海外ETFです。

社債への投資ということで安定的に毎月分配金がもらえるETFとなっていますが、どんな会社へ投資をし、どのくらいの分配金がもらえるのか確認してみました。

iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF(LQD)の特徴

投資対象

iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETFは、「Markit iBoxx米ドル建てリキッド 投資適格指数」をベンチマークとし、米国の投資適格社債約1,800銘柄に幅広く分散投資ができる海外ETFです。

投資適格社債はハイイールド債券と比べるとリスクが低く、先進国国債を上回る利回りが期待できます。

上位保有発行体

JPMORGAN CHASE & CO 3.09%
AT&T INC 3.09%
BANK OF AMERICA CORP 2.94%
VERIZON COMMUNICATIONS INC 2.88%
GOLDMAN SACHS GROUP INC/THE 2.87%
CITIGROUP INC 2.42%
APPLE INC 2.38%
MORGAN STANLEY 2.36%
WELLS FARGO & COMPANY 2.31%
MICROSOFT CORPORATION 2.18%

※2018年2月時点

業種

(引用元:ブラックロック「iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF」)

残存年数

(引用元:ブラックロック「iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF」)

信用格付

(引用元:ブラックロック「iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF」)

ポートフォリオの特性

実効デュレーション 8.41年
加重平均残存期間(年) 12.65年
ベータ値※ 0.08

※ベータ値はファンドと市場(S&P500)の値動きの連動性を示すリスク指標

ベータ値が0.08ということなので、S&P500が1%上昇すれば当ETFは0.08%上昇し、逆にS&P500が1%下落すれば当ETFは0.08%下落することを意味するので、S&P500と比較すると約1/12の値動きとローリスク・ローリターンな値動きとなっていると言えます。

コスト

売買手数料 各証券会社により異なる
総経費率 0.15%

純資産残高・出来高

純資産残高は約3兆7,500億円(2018年2月)で、月間出来高は13,573万株と流動性も高い状態にあります。

分配金

分配金利回りは3.22%(2018年2月)で直近の分配金は下記のとおりです。

日付 分配金
2018年02月01日 0.321358
2017年12月21日 0.254133
2017年12月01日 0.322285
2017年11月01日 0.321147
2017年10月02日 0.322811
2017年09月01日 0.320165
2017年08月01日 0.317852
2017年07月03日 0.320159

(通貨単位:米ドル)

ETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れますし、iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ETFは毎月分配金がでます

ただ、海外ETFの分配金は二重課税されていたり、再投資は手動で行う必要があるなど取り扱いがちょっと面倒なところがあるので注意が必要です。

参考 ETFとJDRの違いって?複雑な分配金に対する税金をまとめてみました!

運用実績

ETF(年率) ベンチマーク(年率)
1年 +5.67% +5.80%
3年 +2.39% +2.68%
5年 +3.54% +3.75%
10年 +5.55% +5.91%
設定来 +5.56% +5.81%

※ブラックロック「iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF」より
※設定日は2002年7月22日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

当ETFの情報のまとめ

  • 分類:海外ETF(上場市場:NYSE アーカ)
  • ベンチマーク:Markit iBoxx米ドル建てリキッド 投資適格指数
  • 売買手数料:各証券会社により異なる
  • 総経費率:0.15%
  • 純資産残高:約3兆7,500億円(2018年2月)
  • 分配金利回り:3.22%(2018年2月)
  • 売買単位:1株(約13,000円(2018年2月))
  • 決算:年12回
  • 設定日:2002年7月22日

まとめ・評価

iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETFは、「Markit iBoxx米ドル建てリキッド 投資適格指数」をベンチマークとし、米国の投資適格社債約1,800銘柄に幅広く分散投資ができる海外ETFです。

税引前分配金を再投資したものとすると、年率5.56%となっていますが基準価額のみの推移は下記の様になっています。

(引用元:ブラックロック「iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF」)

2008年のリーマンショックでも下落率は15%程度と安定した動きとなっていますが、基準価額自体は大体年率1%程度の成長となっています。

また、米国株式の代表的な株価指数であるS&P500と比較したのが下記となります。

(引用元:モーニングスター)

青がiシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF、オレンジがS&P500で設定日である2002年7月22日からの約15年半のチャートです。

ドルベースですが、株式と比較すると大きな上昇もなければ大きな下落もなくローリスク・ローリターンな値動きとなっているので、安定的に分配金を得るのに適しています

また、国内ETFで「iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETF(為替ヘッジあり)」(1496)が2017年8月に上場し、為替ヘッジありなので為替リスクがなく投資することも可能です。

ただ、下記の様に直近では日米の金利差が拡大し為替ヘッジコストが増大しているので、為替ヘッジなしと為替ヘッジありでの利回りの差が開いてきています

(引用元:iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ETF(為替ヘッジあり)「商品紹介資料」)

為替ヘッジありは国内ETFなので、売買手数料も低コストで投資できますが、信託報酬が0.28%以内(税抜)とややコストがかかり、分配金は年4回となっている点などの違いがある点は注意が必要です。

「iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF」の懸念点として、デュレーションが米債券市場全体と比較すると大きいため、米金利リスクより大量の資金が流出しているようです。

参考 Bloomberg「投資適格社債ファンド、大量資金が流出

参考 日興アセットマネジメント「デュレーション

実際、米国投資適格債券市場全般を表す指数と連動する「iシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETF」のデュレーションが5.92年に対し「iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF」では8.37年と大きくなっていて、米国の金利上昇ペースによっては債券価格の下落が大きくなるというリスクがある点は注意が必要です。

海外ETFは売買手数料、為替手数料がかかりますが、NISA口座を利用すれば買付手数料を無料にできたり、分配金の二重課税を解消できるというメリットがありますので有効に活用しましょう。

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⇒ SBI証券の米国貸株サービスの金利ってどのくらい?海外ETFも対象!
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