NZAM・ベータ NYダウ30の評価・評判は?利回りや実質コストは?

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NZAM・ベータ NYダウ30の評価・評判は?利回りや実質コストは?インデックスファンド

NZAM・ベータ NYダウ30は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(配当込み、円換算ベース)の動きに連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。

投資信託でNYダウをベンチマークとする数少ないインデックスファンドの一つですが、どんな内容なのか確認してみました。

NZAM・ベータ NYダウ30の特徴

投資対象

NZAM・ベータ NYダウ30は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(配当込み、円換算ベース)の動きに連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。

 

ダウ・ジョーンズ工業株価平均は、NYダウ、ダウ工業株30種平均(ダウ平均)とも呼ばれる世界で最も有名な株価指数(インデックス)の一つで、米国の主要業種の代表的な30の優良銘柄で構成されています。

 

構成銘柄は不定期に入れ替えが行われているので、常に時代に合った代表的な銘柄で構成されています。

参考 NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

 

※下記はNZAM・ベータ NYダウ30「月報(2023年3月)」からの情報です。

資産構成

NZAM・ベータ NYダウ30の特徴

組入上位10業種

NZAM・ベータ NYダウ30の特徴

組入上位10銘柄

NZAM・ベータ NYダウ30の特徴

ファンドの仕組み

NZAM・ベータ NYダウ30はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は下記のマザーファンドにて行われます。

NZAM・ベータ NYダウ30の特徴

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.231%
実質コスト(税込)0.489%
信託財産留保額なし

信託報酬に比べて実質コストがかなり高くなってます。

 

運用報告書の費用明細を確認すると、その他費用の保管費用が高くなっています。他の類似ファンドと比較しても高いので、何かしらのコスト削減策を取らないとパフォーマンスへの悪影響が懸念されます。

NZAM・ベータ NYダウ30の運用報告書

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

NZAM・ベータ NYダウ30はつみたてNISA対象外で、iDeCoで取り扱っているネット証券はないようです。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン3.37%(42位)23.24%(104位)–(–)–(–)
リスク(標準偏差)18.32(125位)16.87(65位)–(–)–(–)
シャープレシオ0.18(40位)1.38(69位)–(–)–(–)
対象ファンド数※297本223本

※:「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月+2.12%+2.09%
3ヶ月ー4.23%ー4.27%
6ヶ月+2.48%+2.50%
1年+15.59%+15.63%
設定来+108.5%+109.74%

※NZAM・ベータ NYダウ30「月報(2023年3月)」より
※ファンド設定日は2020年3月12日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産残高の推移

NZAM・ベータ NYダウ30の基準価額・純資産残高の推移

所感

ファンドが設定されて約3年経過しましたが、設定来でみるとややベンチマークとの乖離が見られ、実質コスト分程度の下方乖離が見られます。

 

直近1年でみるとベンチマークとの差が信託報酬よりも小さく不自然な感じがありますが、コストの計上タイミングなどが関係しているのかちょっと不可解です。

類似ファンドとの比較

「NYダウ」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
1年間の
リターン
PayPay投信 NYダウインデックス0.198%0.595%4,153+19615.10%
NZAM・ベータ NYダウ300.231%0.489%626+24215.59%
たわらノーロード NYダウ0.2475%0.266%46,144+3,69915.77%
iFreeNYダウ・インデックス0.2475%0.262%1,050,354+12,30215.82%

NYダウに連動するインデックスファンドで信託報酬だけでみると「PayPay投信 NYダウインデックス」「NZAM・ベータ NYダウ30」が低コストですが、実質コストが高くなっています。

 

信託報酬はやや高いものの、実質コストが最も低く1年間のリターンも一番良かったのは「iFreeNYダウ・インデックス」だったので、現時点では「iFreeNYダウ・インデックス」がおすすめです

 

今後「PayPay投信 NYダウインデックス」「NZAM・ベータ NYダウ30」の実質コストがより低コストとなれば、パフォーマンスが一番良くなる可能性はあるかもしれません。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:ダウ・ジョーンズ工業株価平均(配当込み、円換算ベース)
  • 為替ヘッジ:なし
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):0.231%(実質コスト:0.489%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約9億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(2月21日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2020年3月12日)
  • つみたてNISA:対象外
  • iDeCo:取り扱いネット証券なし

評価・まとめ

NZAM・ベータ NYダウ30は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(配当込み、円換算ベース)の動きに連動した投資成果を目指すので、米国の主要業種の代表的な30の優良銘柄に分散投資ができるインデックスファンドです。

 

信託報酬は低コストなのですが、実質コストが高いためパフォーマンスにも悪い影響が出ています。

 

そのため現時点では信託報酬はやや高いが実質コストが低コストで直近1年のリターンが良かった「iFreeNYダウ・インデックス」の方が今後のパフォーマンスに期待が持てます。

 

それでもNYダウに連動するインデックスファンドは少ないので、安定した運用を期待したいところです。

参考 NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

 

NZAM・ベータ NYダウ30におすすめな証券会社は?

投資信託はネット証券なら低コストなファンドでも投資信託を保有しているだけでポイントが貯まり、積立するならクレジットカードを利用すればさらにポイントが貯まるのでお得です。

 

NZAM・ベータ NYダウ30を取り扱っていてポイントが貰えるネット証券は下記となっています。

 SBI証券マネックス証券auカブコム証券
クレカ積立三井住友カードマネックスカードauPayカード
クレカ積立
ポイント還元率
0.5~5.0%1.1%1%
クレカ積立
付与されるポイント
VポイントマネックスポイントPontaポイント
投資信託保有時
ポイント還元率
0.05%0.03%0.005%
投資信託保有時
付与されるポイント
・Tポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALのマイル
上記のいずれか
マネックスポイントPontaポイント

※楽天証券は投資信託保有時のポイント付与が条件達成時の一度のみなので対象外

 

  • クレカ積立を利用しないなら  SBI証券がおすすめ
  • クレカ積立(一般カード)を利用するならマネックス証券がおすすめ
  • ゴールドやプラチナを利用してクレカ積立するなら SBI証券がおすすめ

ポイント還元率が高い方がお得ですが、付与されるポイントが各社異なるので、普段利用しているポイントが付与されるネット証券を選ぶことも検討してみてください。

 

トータルのポイント還元率が業界最高水準のマネックス証券

クレジットカード積立を利用するならトータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。

 

クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、マネックス証券を口座開設すれば作ることができ、貯まったポイントは株式手数料や暗号資産に交換することや、他のポイントサービス(dポイント・Tポイント・Pontaポイントなど)に交換することも可能です。

 

>> マネックス証券(公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率は業界最高水準のSBI証券

投資信託の保有残高によるポイント還元率は業界でも最高水準で、クレジットカード積立を利用しない場合にはおすすめです。

 

クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)

 

>> SBI証券(公式サイト)「詳細解説

 

Pontaポイントを貯めるならauカブコム証券

投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、クレジットカード積立によるポイント還元率は1%と還元率は高めです。

 

ただ、マネックス証券の方が保有残高による還元率も高いので還元率にこだわるならマネックス証券がおすすめです。

 

それでもスマホでauを利用していると貯めやすいPontaポイントが貯まるので、普段利用しているのであればauカブコム証券も検討してみてください。

 

>> auカブコム証券(公式サイト)「詳細解説

 

楽天ポイントが貯まる楽天証券

楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、実質保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。

 

また、クレジットカード積立では楽天キャッシュを利用すると0.5%の還元率とはなりますが、還元率は他社と比較すると見劣りするし、楽天キャッシュを利用するのでやや複雑になります。

それでも楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。

 

>> 楽天証券(公式サイト)「詳細解説

 

その他下記の証券会社でも購入できます。

>> 松井証券詳細解説

参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。

⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

投資信託に投資するのにおすすめの証券会社は?

ネット証券では投資信託に関するポイント還元など様々なサービスを行っていますが、どのような違いがあるのか、おすすめはどこかは下記も参考にしてみてください。

参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!

 

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参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?