eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評価・評判は?利回りや実質コストは?

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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評価・評判は?利回りや実質コストは?インデックスファンド

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、業界最低水準の信託報酬を目指すeMAXIS Slimシリーズで、米国の株式市場に分散投資ができるインデックスファンドです。

米国の代表的な株価指数であるS&P500の動きに連動する成果を目標としていますが、実際どんな内容のファンドなのか確認してみました。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の特徴

投資対象

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。

 

S&P500は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数です。

参考 S&P500に連動する投資信託を比較!おすすめは?

 

米国株式市場の動向を表す株価指数としてはダウ平均が有名ですが、ダウ平均は構成銘柄数が30銘柄で平均株価をリアルタイムで公表する株価平均型株価指数と、S&P500と構成銘柄数、インデックスの算出方法に違いがあり、分散性という観点ではS&P500の方が優れてます。

参考 NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

 

※下記はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)「月報(2023年11月末)」からの情報です。

資産構成

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の特徴

組入上位10業種

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の特徴

組入上位10銘柄

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の特徴

※組入銘柄数:503銘柄

 

アップルやマイクロソフト、アマゾンといった時価総額の大きな銘柄の比率が高いので、これらの銘柄の値動きに影響を受けやすいといった特徴があります。

ファンドの仕組み

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はS&P500インデックスマザーファンドにて行われます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.09372%以内
実質コスト(税込)0.108%
信託財産留保額なし

 

また、信託報酬はファンドの純資産残高に応じて段階的に引き下がるようになっています。

純資産残高信託報酬(税込)
5,000億円未満の部分0.09372%
5,000億円以上1兆円未満の部分0.09306%
1兆円以上の部分0.0924%

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

NISA(2024年以降)及びiDeCoの対応状況

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、NISA(2024年以降)の「つみたて投資枠」「成長投資枠」の両方の対象となるので好きなほうを選んで投資することができます

新NISA

参考 金融庁「新しいNISA

 

iDeCoでは SBI証券マネックス証券松井証券で取り扱いがあります。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のパフォーマンスは?

過去の運用成績

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン23.46%(106位)22.55%(40位)18.20%(27位)–(–)
リスク(標準偏差)15.70(110位)15.70(78位)18.05(47位)–(–)
シャープレシオ1.49(88位)1.44(25位)1.01(10位)–(–)
対象ファンド数※302本231本188本

※:「国際株式・北米(為替ヘッジ無し)」カテゴリ

ベンチマークとの差

ファンドベンチマーク
1ヶ月+7.6%+7.6%
3ヶ月+1.7%+1.7%
6ヶ月+14.6%+14.5%
1年+23.5%+23.2%
3年+84.0%+83.0%
設定来+139.3%+137.1%

※eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)「月報(2023年11月末)」より
※ファンド設定日は2018年7月3日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)-基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されてから約5年半が経過しているので、単純な年率平均は約25.3%となっていて、設定来ではベンチマークよりパフォーマンスが良くなっています。

 

ベンチマークとするインデックスが配当込み指数なので、信託報酬(実質コスト)分はベンチマークより成績が悪くなるはずなのですが、運用報告書によるとファンドとベンチマークで適用される配当税率の差異などがプラス要因としてあげられています。

 

詳細が不明な点はいまいちすっきりしない部分はありますが、ベンチマークとの連動性は高そうです。

 

純資産残高は右肩上がりに成長していて、約3兆円と国内でも屈指の人気ファンドとなっています。

他の類似ファンドと比較すると?

「S&P500」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド
規模(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
つみたてiシェアーズ
米国株(S&P500)インデックス・ファンド
0.0586%
※1
--
楽天・S&P500インデックス・ファンド0.077%--
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.09372%0.108%1,941,316+1,412,87923.46%
たわらノーロード S&P5000.09372%0.133% ※243,259--
はじめてのNISA・米国株式(S&P500)0.09372%--
iシェアーズ 米国株式(S&P500)
インデックス・ファンド
0.0938%0.102%+14,01323.46%
SBI・V・S&P500
インデックス・ファンド
0.0938%0.104%+520,94223.38%
My SMT S&P500インデックス
(ノーロード)
0.0968%0.291%6,72423.09%
iFree S&P500インデックス0.198%0.257%133,181+68,39423.30%
つみたて米国株式(S&P500)0.22%0.234%1,941,316+16,85223.30%
NZAM・ベータ S&P5000.22%0.334%25,116+1,58723.18%
Smart-i S&P500インデックス0.242%0.300%7,763+4,38722.99%

※:「楽天・S&P500インデックス・ファンド」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」「iFree S&P500インデックス」が配当なし指数をベンチマークとし、それ以外は配当込指数をベンチマークとしている
※1:2026年5月7日まで。それ以降は0.09072%。
※2:直近運用報告書から年率換算した参考値

参考 S&P500に連動する投資信託を比較!おすすめは?

 

信託報酬は2023年12月に信託報酬を引き下げを行った「楽天・S&P500インデックス・ファンド」が、実質コストは「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」が低コストとなっています。

 

ただ、純資産残高年間増加額では「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が最も多く、純資産残高も約3兆円と人気を集めていて、過去1・3・5年のパフォーマンスも良くおすすめです。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:S&P500(配当込み、円換算ベース)
  • 為替ヘッジ:なし
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):0.09372%(実質コスト:0.108%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約3兆億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(4月25日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2018年7月3日)
  • NISA:「つみたて投資枠」「成長投資枠」の両方対象
  • iDeCo:SBI証券、マネックス証券、松井証券

評価・まとめ

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。

 

eMAXIS Slimシリーズは、機動的に信託報酬を引き下げることによって、業界最低水準の信託報酬を目指すファンドで、より低コストな後発のファンドが登場しましたが、追随して常に業界最低水準の信託報酬となることが期待できるファンドです。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、NISAやiDeCoを利用できるので税制優遇を受けることができます。

参考 S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)におすすめな証券会社は?

投資信託はネット証券なら投資信託を保有しているだけでポイントが貯まり、積立するならクレジットカードを利用すればさらにポイントが貯まるのでお得です。下記のネット証券なら新NISA口座もポイント還元の対象です。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のポイント還元率は下記となっています。

参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?

 松井証券SBI証券マネックス
証券
auカブコム
証券
投資信託保有時
ポイント還元率
0.0326%0.0326%0.03%0.005%
投資信託保有時
付与されるポイント
松井証券ポイント・Tポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALのマイル ※1
上記のいずれか
マネックスポイントPontaポイント
クレカ積立
ポイント還元率
0.5~5.0%
三井住友カード
1.1%
マネックスカード
1%
auPayカード
クレカ積立
付与されるポイント
VポイントマネックスポイントPontaポイント

※楽天証券は投資信託保有時のポイント付与が条件達成時の一度のみなので対象外
※1:JALのマイルの場合は記載還元率の半分

 

クレカ積立を利用する

  • クレカ積立でほぼ条件なく年会費無料のカードを利用するなら「マネックス証券
  • クレカ積立で最高水準の還元率を得たいなら「 SBI証券

 

クレカ積立を利用しない

  • 低コストな投資信託を中心に投資するなら「松井証券」か「 SBI証券
  • その他の投資信託やどちらのファンドにも投資するなら「松井証券

松井証券(公式サイト)はクレカ積立に対応していませんが、投資信託保有時のポイント還元率は最高水準となっています。

 

クレジットカード積立のポイント還元率は、年会費がかかるカードであれば SBI証券が最高水準ですが、実質年会費がかからない一般カードであればマネックス証券が最高水準です。

 

投資信託保有時のポイント還元率は最高水準の松井証券

信託報酬が低コストな投資信託も投資信託保有時のポイント還元率は業界最高水準です。他社で買い付けた投資信託を松井証券へ移管する際には実質無料で移管することができます。

還元される松井証券ポイントは、PayPayポイントやdポイントなどに交換することができます。

松井証券ポイント

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 松井証券(公式サイト)「詳細解説

 

一般カードのクレジットカード積立でポイント還元率が最高水準のマネックス証券

クレジットカード積立を利用するならトータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。

 

クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円(税込)ですが、年間に1回以上のクレジットカードの利用で無料になり、マネックスカードによる投信つみたてもカード利用の対象となります。

 

還元されるマネックスポイントは下記のように様々な用途に利用することができます。

  • 投資信託の購入
  • 株式手数料に充当
  • 暗号資産(ビットコイン・イーサリアム・リップル)
  • 他のポイントへの交換(dポイント・Tポイント・Pontaポイント・nanaco・waonポイント・ANAのマイル・JALのマイル・Amazonギフトカード)
  • 日本赤十字社などへの寄付

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> マネックス証券(公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率が高くクレカ積立でもポイント還元されるSBI証券

投資信託の保有残高によるポイント還元率は、低コストな投資信託でも松井証券と同レベルのポイント還元率です。

 

クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> SBI証券(公式サイト)「詳細解説

 

Pontaポイントを貯めるならauカブコム証券

投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、クレジットカード積立によるポイント還元率は1%と還元率は高いです。

 

スマホでauを利用していると貯めやすいPontaポイントが貯まり、auじぶん銀行と連携すれば普通預金の金利が年率0.1%となり、au Payなどとも連携すれば0.2%になるメリットがあります。

 

またauマネ活プランに入ればauじぶん銀行の普通預金の金利が最大0.3%になったり、クレジットカード積立によるポイント還元率が最大3%と優遇されます。

下記よりNISAも同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> auカブコム証券(公式サイト)「詳細解説

 

楽天ポイントを貯めるなら楽天証券

楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。(一部のファンドは保有残高によるポイントが還元される)

 

また、楽天証券ではクレジットカード積立だけでなく楽天キャッシュを利用してもポイント還元が受けられ併用することが可能です。

 

通常設定可能上限は5万円/月ですが、併用することで10万円/月までポイント還元を上けることが可能です。

楽天証券で投資信託をクレジットカード積立と楽天キャッシュでの積立した場合の概要

楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。

NISA口座も同時に申し込み可能で、口座開設・維持費用は無料です。

 

>> 楽天証券(公式サイト)「詳細解説

 

 

投資信託は実質無料で他の証券会社に移管できます!

今利用している証券会社から他の証券会社に投資信託などは移管することが可能です。
通常は移管元の証券会社で手数料が必要になりますが、下記のネット証券なら移管元で支払った移管手数料をキャッシュバックしてくれるので実質無料で移管することができます。また、他社で購入した投資信託もポイント還元の対象となります。

 

参考 投資信託の移管のメリットやデメリットとは?手順などを解説!

 

その他下記の証券会社でも購入できます。

>> 岡三オンライン詳細解説

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