iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)は、日本のリート(不動産投資信託)に分散投資ができる国内ETFです。
定期的な不動産の賃料収入が期待できる不動産投資信託市場に投資ができる国内ETFですが、どのような配当・分配金となっているかなど内容を確認してみました。
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)の特徴とは?
基本概要
ファンド名 | iシェアーズ・コア Jリート ETF |
管理会社 | ブラックロック・ジャパン |
ベンチマーク | 東証REIT指数(配当込み) |
為替ヘッジ | なし |
購入時手数料 | SBI証券、楽天証券、auカブコム証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.165% |
信託財産留保額 | ー |
純資産残高 | 約3,400億円 |
分配金利回り | 4.40% |
NISA | 成長投資枠 |
iDeCo | ー |
決算 | 年4回(2、5、8、11月の各9日) |
上場日 | 2015年10月20日 |
投資対象
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)は、「東証REIT指数(配当込み)」の動きに連動する投資成果を目指す国内ETFです。
東証REIT指数は、東京証券取引所に上場している約60銘柄の不動産投資信託(J-REIT)の全銘柄を対象とした、日本の不動産投資信託市場の動向を表す代表的な浮動株時価総額加重型のインデックスです。
組入上位10銘柄で約半分の比率を占めています。
コスト
売買手数料 | SBI証券、楽天証券、auカブコム証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.165% |
信託財産留保額 | なし |
ETFは株式同様に売買手数料がかかりますが、SBI証券と楽天証券なら簡単な設定を行えば売買手数料が無料になります。
auカブコム証券ではフリーETFの対象銘柄となっているので、iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)は手数料無料で売買することができます。(SBI証券も取引手数料無料対象)
また、下記のネット証券のNISA口座を利用すれば、国内株式・ETFや米国株式・ETFの売買手数料が無料となります。
分配金・配当金
iシェアーズ・コア Jリート ETFは、決算は年4回で下記の様に分配金が出されていて、分配金利回りは4.4%です。
ETFは税法により、発生した利子や配当などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配することになっているので、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
平均売買高・マーケットメイカー
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)は、平均売買高(直近90日)約35万口程度ですが、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。
マーケットメイクはETFの流動性を向上させるために導入された制度で、野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などのマーケットメイカーが常に買いや売りの注文を出し続けることで流動性が確保されています。
本制度において、当取引所は、申請をもとに銘柄ごとにマーケットメイカーを指定し、指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。
日本取引所グループ「マーケットメイク制度」より
ETFは市場でリアルタイムに売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)は流動性について心配する必要はなさそうです。
NISAの対応状況
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)は、新NISA(2024年以降)の成長投資枠の対象として投資することが可能です。
参考 金融庁「新しいNISA」
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)のパフォーマンスは?
運用実績・利回り
ETF(年率) | ベンチマーク | |
1年 | ー2.97% | ー2.89% |
3年 | ー2.14% | ー1.97% |
5年 | ー0.81% | ー0.63% |
設定来 | +3.98% | +4.2% |
※iシェアーズ・コア Jリート ETF「ファンドの実績」より
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
ベンチマークと比較では、信託報酬を加味するともう少しベンチマークよりパフォーマンスが悪くてもおかしくないのですが、比較的ベンチマークに近いパフォーマンスとなっているので連動性はそれほど高くはなさそうです。
過去のチャート
上記チャートは分配金(税引前)をファンドに再投資した場合ですが、直近では横ばいとなっていてあまり値を上げてはいません。
評価・まとめ
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)は、「東証REIT指数(配当込み)」の動きに連動する投資成果を目指し、日本国内のリート(不動産投資信託)に分散投資ができる国内ETFです。
分配金利回りは4.4%と高めですが、直近数年は分配金を再投資してもあまり利益は出ておらず横ばい傾向となっています。
それでもETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
iシェアーズ・コア Jリート ETFに投資するならSBI証券、楽天証券がおすすめ!
国内ETFは、国内株式同様に売買手数料が必要となりますが、SBI証券と楽天証券は簡単な手続きを行えばETF含む株式の売買手数料が無料となるのでお得です。
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)はSBI証券、楽天証券なら、上記の手続きを行わなくても売買手数料が無料の対象銘柄となっています。
もちろん口座開設・維持費用は無料です。
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参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編)!手数料だけで選ぶ?