たわらノーロード 先進国債券の評価ってどう?為替ヘッジあり・なしはどっちを選ぶ?

インデックスファンド

たわらノーロード 先進国債券は、先進国債券に分散投資ができるインデックスファンドで、為替ヘッジなしと為替ヘッジありのファンドがあります。

FTSE世界国債インデックスに連動する投資成果を目指した運用を行うとのことですが、為替ヘッジなしとありの両ファンドの内容について確認してみました。

たわらノーロード 先進国債券の特徴

投資対象

たわらノーロード 先進国債券は、FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドで、為替ヘッジなしと為替ヘッジありの2つのファンドがあります。

 

為替ヘッジありのファンドは、インデックスは為替ヘッジありをベンチマークするということになります。

外貨建ての資産に投資する場合、為替の変動リスクがありますが、為替ヘッジありは、この変動リスクを抑えられるメリットがあります。

ただし為替ヘッジを行うにはコストがかかり、例えば米ドル建ての金融商品に投資する場合、米国と日本との金利差がコストとして反映されるため、投資先の金利が上昇するとヘッジするコストがかかり、運用成績を下げる要因となります

FTSE世界国債インデックス(除く日本)は、日本を除く世界主要国の国債の価格と利息収入を合わせた投資利回りを各市場の時価総額で加重平均した指数で、組み入れ対象国は21ヵ国となっていて、南アフリカやメキシコ、マレーシアなどの新興国も一部含まれているインデックスです。

参考 先進国債券型インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

※下記はたわらノーロード 先進国債券「月報(2020年12月)」からの情報です。

ポートフォリオ構成

たわらノーロード 先進国債券の特徴

国・地域別構成比

たわらノーロード 先進国債券の特徴

通貨別構成比

たわらノーロード 先進国債券の特徴

※為替ヘッジなしの場合のみ

残存期間別組入比率

たわらノーロード 先進国債券の特徴

ポートフォリオの状況

たわらノーロード 先進国債券の特徴

ファンドの仕組み

たわらノーロード 先進国債券はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は外国債券・パッシブ・ファンド・マザーファンドにて行われます。

たわらノーロード 先進国債券-ファンドの仕組み

 

為替ヘッジありの方もファミリーファンド方式で運用され、為替ヘッジなしとは異なるマザーファンドである為替フルヘッジ外国債券・パッシブ・ファンド・マザーファンドにて運用が行われるようです。

たわらノーロード 先進国債券(為替ヘッジあり)-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

為替ヘッジなし為替ヘッジあり
購入時手数料なしなし
信託報酬(税込)0.187%0.201%
実質コスト(税込)0.220%0.233%
信託財産留保額なしなし

分配金

両ファンドともに分配金は出されておらず、効率的に運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

両ファンドともにつみたてNISAには対応しておらず、iDeCoは為替ヘッジなしは楽天証券、為替ヘッジありは楽天証券、マネックス証券、松井証券で取扱いがあります。

ネット証券iDeCo
(為替ヘッジなし)
iDeCo
(為替ヘッジあり)
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券

 

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

【為替ヘッジなし】

1年3年(年率)5年(年率)
トータルリターン4.78%(61位)2.01%(35位)1.32%(47位)
リスク(標準偏差)3.82(28位)4.29(27位)6.00(40位)
シャープレシオ1.25(33位)0.47(21位)0.22(42位)
対象ファンド数※209本198本173本

※:「国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」カテゴリ

 

【為替ヘッジあり】

1年3年(年率)
トータルリターン5.31%(21位)3.22%(20位)
リスク(標準偏差)3.01(14位)3.48(20位)
シャープレシオ1.77(12位)0.92(13位)
対象ファンド数※52本50本

※:「国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジあり)」カテゴリ

基準価額騰落率

為替ヘッジなし為替ヘッジあり
ファンドベンチマークファンドベンチマーク
1ヶ月+0.81%+0.84%ー0.12%ー0.06%
3ヶ月+0.30%+0.28%ー0.24%ー0.17%
6ヶ月+1.61%+1.61%+0.50%+0.67%
1年+4.78%+5.10%+5.31%+5.98%
2年+10.19%+10.83%+10.69+11.85%
3年+6.15%+6.80%+9.97%+11.52%

※たわらノーロード 先進国債券「月報(2020年12月)」より
※たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>「月報(2020年12月)」より
※ファンド設定日は為替ヘッジなしが2015年12月18日、為替ヘッジありが2016年10月3日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

【為替ヘッジなし】

たわらノーロード 先進国債券-基準価額・純資産の推移

 

【為替ヘッジあり】

たわらノーロード 先進国債券(為替ヘッジあり)-基準価額・純資産の推移

所感

為替ヘッジなしは、ファンドが設定されてから約5年経過していますが、信託報酬や実質コストを考慮するとやや乖離はあるものの概ねベンチマークに連動した動きとなっていて、連動性は高そうです。

 

為替ヘッジありは、ファンドが設定されてから約4年経過していますが、信託報酬や実質コストを考慮しても為替ヘッジありよりベンチマークとの乖離は大きくなっています。

 

ただ、パフォーマンスは直近3年では為替ヘッジありの方が良く、リスクの大きさを表す標準偏差も為替ヘッジありの方が低くなっています。

類似ファンド(為替ヘッジなし)との比較

「FTSE世界国債インデックス(除く日本)(為替ヘッジなし)」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
eMAXIS Slim
先進国債券インデックス
0.154%0.17%137,361+9,4294.89%
ニッセイ外国債券
インデックスファンド
0.154%0.191% ※124,872+2,9924.78%
Smart-i 先進国債券
インデックス(H無)
0.187%0.220%30,086+4544.69%
たわらノーロード 先進国債券0.187%0.201%130,803+7,4864.78%
iFree外国債券インデックス0.198%0.229%194,303+1,2354.81%
三井住友・DC外国債券
インデックスファンド
0.231%0.263%87,126+5,2504.72%

※1:第6期運用報告書(2018年11月21日~2019年11月20日)から信託報酬引き下げ後を考慮した参考値

 

信託報酬は「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」「ニッセイ外国債券インデックスファンド」が最安値ですが、実質コストは「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」が調査時点では低コストとなっていそうです。(ただし、実質コストは毎年変わります)

 

eMAXIS Slimシリーズは、機動的に信託報酬を引き下げることによって、業界最低水準の信託報酬を目指すファンドで、「eMAXIS Slim先進国債券インデックス」は常に他のファンドの動向を見て信託報酬を引き下げ続けているので、今後も低コストであり続けることが期待され、「マザーファンドの規模」「純資産残高年間増加額」「1年間のリターン」も加味すると、「eMAXIS Slim先進国債券インデックス」がベストなファンドと言えそうです。

参考 eMAXIS Slim 先進国債券インデックスの評価ってどう?利回りや実質コストは?

類似ファンド(為替ヘッジあり)との比較

「FTSE世界国債インデックス(除く日本)(為替ヘッジあり)」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
Smart-i 先進国債券
インデックス(H有)
0.187%0.215%151,156+3674.86%
たわらノーロード 先進国債券
(為替ヘッジあり)
0.220%0.233%337,333+3,0845.31%

信託報酬、実質コストは「Smart-i 先進国債券インデックス(H有)」が最安値ですが、マザーンファンドの規模や純資産残高年間増加額、1年間のリターンは、「たわらノーロード 先進国債券(為替ヘッジあり)」の方が優れています。

 

実質コストだけを考慮すれば、「Smart-i 先進国債券インデックス(H有)」が良さそうですが、実際の1年間のリターンは「たわらノーロード 先進国債券(為替ヘッジあり)」の方がパフォーマンスはいいので、「たわらノーロード 先進国債券(為替ヘッジあり)」の方が良さそうです。

参考 たわらノーロード 先進国債券の評価ってどう?為替ヘッジあり・なしはどっちを選ぶ?

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
  • 為替ヘッジ:為替ヘッジありのファンドもある
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):
    為替ヘッジなし:0.187%(実質コスト:0.201%)
    為替ヘッジあり:0.220%(実質コスト:0.233%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:
    為替ヘッジなし:約200億円
    為替ヘッジあり:約90億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(10月12日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:
    為替ヘッジなし:無期限(設定日:2015年12月18日)
    為替ヘッジあり:無期限(設定日:2016年10月3日)
  • つみたてNISA:対象外
  • iDeCo:為替ヘッジなしは楽天証券、為替ヘッジありは楽天証券、マネックス証券、松井証券で取り扱いあり

評価・まとめ

たわらノーロード 先進国債券は、FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドで、為替ヘッジなしと為替ヘッジありの2つのファンドがあります。

 

為替ヘッジなしはベンチマークに対してやや乖離が見られ、為替ヘッジありは為替ヘッジなしより大きく乖離が見られます。

 

為替ヘッジなしとありで直近3年では為替ヘッジなしの方がパフォーマンスが良く、リスクの大きさを表す標準偏差も為替ヘッジありの方が低くなっています。

 

ただ、当ファンドは約5割弱を米国に投資していますが、コロナウィルスの影響で米国は金利を引き下げましたが、今後コロナウィルスが落ち着き、金利上昇局面となった場合には、低金利を続ける日本との金利差が大きくなると、為替ヘッジありは、為替ヘッジコストが増大し運用成績が悪化する懸念がある点は注意が必要です。

 

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