米国NASDAQオープンの評価ってどう?過去の利回りはどのくらい?

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アクティブファンド

米国NASDAQオープンは、米国のNASDAQ上場株式に分散投資ができるアクティブファンドで、為替ヘッジありのAコースと為替ヘッジなしのBコースがあります。

米国経済をけん引してきたハイテク、IT企業が多く上場するナスダックへ投資ができる米国NASDAQオープンはどのような内容のファンドなのか確認してみました。

米国NASDAQオープンの特徴

投資対象

米国NASDAQオープンは、米国のNASDAQ上場株式を主要投資対象とし、「成長性」「収益性」「安定性」の観点から銘柄を選別して投資を行うアクティブファンドです。

 

実際には、下記のプロセスに沿ってポートフォリオが構築されます。

 

ナスダック(NASDAQ)は、1971年に全米証券業協会(NASD)が開設し、運営する株式市場で、ハイテク産業を中心に約3,000社以上が上場している新興企業(ベンチャー)向け株式市場ですが、当初はベンチャーだったIT企業がそのままナスダックに残っていることも多く「アップル」「グーグル」「フェイスブック」「アマゾン」といった企業が時価総額上位に名を連ねています。

参考 ナスダック(NASDAQ)に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

 

米国NASDAQオープンは、為替ヘッジありのAコースと為替ヘッジなしのBコースがあり、アクティブファンドには珍しくベンチマークを設定していて、それぞれのベンチマークは下記となっています。

 

為替ヘッジありは、外貨建ての資産に投資する場合、為替の変動リスクがありますが、この変動リスクを抑えられるメリットがあります。

ただし為替ヘッジを行うにはコストがかかり、例えば米ドル円の場合、米国と日本との金利差が反映されるため、投資先の金利が上昇するとヘッジするコストがかかり、運用成績を下げる要因となります

※下記は米国NASDAQオープン「月報(2018年7月)」からの情報です。

業種別配分

組入上位10銘柄

※組入銘柄数:41銘柄

ファンドの仕組み

米国NASDAQオープンはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は米国NASDAQオープンマザーファンドにて行われます。

買付手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

Aコース
為替ヘッジあり
Bコース
為替ヘッジなし
買付手数料(税抜)3.0%3.0%
信託報酬(税抜)1.54%1.54%
実質コスト(税抜)1.56%1.57%
信託財産留保額0.3%0.3%

※実質コストは第34期 (決算日2017年11月28日)と第35期 (決算日2018年5月28日)より算出

分配金

米国NASDAQオープンは年2回決算型で、直近での分配実績は下記となっていて、Aコースの分配金利回りは1.82%、Bコースの分配金利回りは2.8%(2018年8月時点)となっています。

【Aコース】

※設定来累計:280円

【Bコース】

※設定来累計:970円

過去の運用成績・利回り

基準価額騰落率

AコースBコース
ファンドベンチマークファンドベンチマーク
1ヶ月+0.7%+1.5%+1.3%+2.1%
3ヶ月+4.9%+6.5%+7.1%+8.8%
6ヶ月+1.9%+1.9%+5.2%+5.2%
1年+20.5%+17.2%+23.9%+20.4%
3年+38.4%+41.9%+29.3%+33.1%
設定来+31.6%+101.6%+61.9%+180.8%

※米国NASDAQオープン「月報(2018年7月)」より
※ファンド設定日はAコース、Bコースともに2000年11月29日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

【Aコース】

 

【Bコース】

所感

ファンドが設定されて約18年が経過しているので、単純な年率平均はAコースで1.76%、Bコースで3.44%となっています。(分配金を再投資し、税金などが考慮されていないので、実際のリターンはより少なくなります)

 

しかも両ファンドともに、設定来で見るとベンチマークより大きく下方乖離していて、いい成績を残しているファンドとは言えません。

 

ベンチマークとするナスダック総合指数は約3,000銘柄で構成されているのに対し、米国NASDAQオープンは約40銘柄まで厳選しているので、分散性という観点では劣っています。

 

直近1年ではベンチマークよりいい成績となっていますが、今後もベンチマークを上回る成績を残し続けられるかは注視が必要です。

 

また、両ファンドとも純資産残高は一時期より大幅に減少していて、横ばい傾向となっていて、マザーファンドの規模も約76億円とあまり大きくはないようです。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:ナスダック総合指数
  • 為替ヘッジ:Aコースは為替ヘッジあり
  • 買付手数料(税抜):3.0%
  • 信託報酬(税抜):
    為替ヘッジあり:1.54%(実質コスト:1.56%)
    為替ヘッジなし:1.54%(実質コスト:1.57%)
  • 信託財産留保額:0.3%
  • 純資産残高:
    為替ヘッジあり:約32億円
    為替ヘッジなし:約65億円
  • 分配金利回り:
    為替ヘッジあり:1.82%
    為替ヘッジなし:2.8%
  • 決算:年2回(5、11月の28日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2000年11月29日)

評価・まとめ

米国NASDAQオープンは、米国のNASDAQ上場株式を主要投資対象とし、「成長性」「収益性」「安定性」の観点から銘柄を選別して投資を行うアクティブファンドで、為替ヘッジありのAコースと為替ヘッジなしのBコースがあります。

 

アクティブファンドには珍しくベンチマークを設定していて、ナスダック総合指数をベンチマークとしていますが、ナスダック総合指数は約3,000銘柄で構成されているのに対し、米国NASDAQオープンは約40銘柄まで厳選しているので、分散性という観点では劣っています。

 

直近1年ではベンチマークよりいい成績となっていますが、約18年運用されていて設定来で見るとベンチマークよりは大きく下方乖離していて、いい成績を残しているファンドとは言えません。

 

ナスダック市場へ投資できる投資信託は少ないので、米国NASDAQオープンは貴重なファンドではありますが、ナスダック市場の時価総額上位100銘柄を構成銘柄とするナスダック100指数をベンチマークとする「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」が信託報酬0.45%(税抜)で登場し、これを機にナスダック市場に投資ができるファンドが増えて低コスト化されるのを期待したいところです。

 

参考 iFreeNEXT NASDAQ100インデックスはSBI証券で取扱が開始されています。

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