【XLK】テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンドの評価って?過去の利回りは?

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海外ETF

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500を構成する銘柄から情報技術サービスなどのテクノロジーセクターに分類される銘柄に分散投資ができる海外ETFです。

S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数への連動を目指すETFですが、どのような内容のETFなのか確認してみました。

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

投資対象

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)は、「S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数」の動きに連動する投資成果を目指す海外ETFです。

 

「S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数」は、米国の代表的な株価指数であるS&P500を構成する銘柄からテクノロジーセクターに分類される銘柄で構成される指数で、下記に分類される企業を含みます。

  • インターネットソフトウェア・サービス
  • 情報技術サービス
  • ソフトウェア
  • 通信機器
  • コンピュータ・周辺機器
  • 電子装置・機器
  • 事務用電子機器
  • 半導体・半導体製造装置
  • 各種電気通信サービス
  • 無線通信サービス

 

※下記はテクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の2019年12月末時点の情報です。

産業別構成比率

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

組入上位銘柄

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

ファンドの特性

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

コスト

売買手数料各証券会社により異なるが、為替手数料も加味するとSBI証券が最安
参考 【海外株式・ETF】ネット証券口座おすすめ比較ランキング!手数料が安いのは?
総経費率0.13%

純資産残高・出来高

純資産残高は約2兆8,700億円(2019年12月)で、月間出来高は約16,000万株と流動性も高い状態にあります。

配当・分配金

分配金利回りは1.15%(2019年12月)で直近の分配金は下記のとおりです。

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

ETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。

 

ただ、海外ETFの分配金は二重課税されていたり、再投資は手動で行う必要があるなど取り扱いがちょっと面倒なところがあるので注意が必要です。

参考 ETFとJDRの違いって?複雑な分配金に対する税金をまとめてみました!

運用実績・利回り

ETF(年率)ベンチマーク
1年+31.42%+31.66%
3年+24.70%+24.93%
5年+17.62%+17.82%
10年+16.90%+17.13%
設定来+6.47%+6.69%

※テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)2019年11月末時点の情報より
※設定日は1998年12月16日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

過去のチャート

「テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)」と米国の代表的な指数であるS&P500をベンチマークとする「SPDR S&P500 ETF(SPY)」と税引き前分配金を再投資した場合のトータルリターンを比較したのが下記となります。

参考 SPDR S&P500 ETF(spy、1557)ってどう?世界最大ETFの利回りは?

 

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

(引用元:ETFreplay.com)

緑がテクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)青がSPDR S&P500 ETF(SPY)の、2000年1月3日(ETFreplay.comで最も古いデータ)からのトータルリターンのチャートです。

対象期間が約20年と長期チャートの比較ですが、2001年頃のITバブル崩壊によりIT関連銘柄が大きく下落したこともあり、「SPDR S&P500 ETF(SPY)」の方がパフォーマンスが良くなっています。

 

直近3年で比較してみると下記のように、S&P500よりもテクノロジーセクターに分類される銘柄で構成される「テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)」の方がパフォーマンスが良く、米国経済をIT業界が牽引してきたことが分かります。

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)の特徴

(引用元:ETFreplay.com)

緑がテクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)青がSPDR S&P500 ETF(SPY)の、直近3年のトータルリターンのチャートです。

ただ、「テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)」はトータルリターンも良かったですが、ボラティリティ(価格変動の大きさ)も大きく、よりハイリスク・ハイリスク・ハイリターンな動きとなっています。

当ETFの情報

  • 分類:海外ETF(上場市場:NYSE Arca)
  • ベンチマーク:S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数
  • 売買手数料:各証券会社により異なる
  • 総経費率:0.13%
  • 純資産残高:約2兆8,700億円
  • 分配金利回り:1.15%
  • 売買単位:1株(約10,000円(2019年12月))
  • 決算:年4回
  • 設定日:1998年12月16日

評価・まとめ

テクノロジー セレクト セクター SPDR ファンド(XLK)は、「S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数」の動きに連動する投資成果を目指し、米国の代表的な株価指数であるS&P500を構成する銘柄からテクノロジーセクターに分類される銘柄に分散投資ができる海外ETFです。

 

約20年と長期で見ると2001年頃のITバブル崩壊によりIT関連銘柄が大きく下落したこともあり、S&P500よりもパフォーマンスが悪くなっていますが、直近3年ではS&P500の2倍近いパフォーマンスと、IT業界が大きく成長しています。

 

今後もテクノロジー関連銘柄が上昇すると考えるならS&P500よりも大きな利益もたらしてくれる期待ができるETFですが、景気に左右されやすいセクターでもあるので米国の景気動向については注視が必要です。

 

また、よりハイリスク・ハイリターンな「S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数」の日々のパフォーマンスの300%の投資成果を目指す「Direxion デイリーテック株ブル3倍 ETF(TECL)」という海外ETFもあります。

参考 【TECL】Direxion デイリーテクノロジー株ブル3倍 ETFの評価って?過去の利回りは?

 

海外ETFは売買手数料、為替手数料がかかりますが、NISA口座を利用すれば買付時の手数料を無料にできたり、分配金の二重課税を解消できるというメリットがありますので検討してみてください。

参考 海外ETFが身近になった?NISA口座で手数料などがお得に!

 

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⇒ SBI証券の米国貸株サービスの金利ってどのくらい?海外ETFも対象!
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