【ARKK】アーク・イノベーションETFの評価ってどう?購入できる証券会社は?

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海外ETF

アーク・イノベーションETF(ARKK)は、「破壊的イノベーション」への発掘に特化したアーク・インベストメント社(ARK社)が設定するアクティブ運用型の海外ETFです。

ここ数年でインデックスを圧倒するパフォーマンスから何かと注目されている当ETFはどんな内容で、どの証券会社で購入できるのか確認してみました。

アーク・イノベーションETF(ARKK)の特徴とは?

投資対象

アーク・イノベーションETF(ARKK)は、「破壊的イノベーション」への投資に特化したアーク・インベストメント社(ARK社)が設定するアクティブ運用型のETFです。

 

破壊的イノベーションとは下記の3つの条件を上げています。

  • 劇的に生産性の向上をもたらすこと
  • 急激なコスト低下をもたらすこと
  • 他のイノベーションを創出するプラットフォームであること

過去にはスチーム・エンジン、電話、電気、コンピューター、インターネットなどが破壊的イノベーションとして人々の生活を劇的に変化させてきました。

アーク・イノベーションETF(ARKK)の特徴とは?

 

現在ARK社では、下記の5つを次世代の破壊的イノベーションとして定義し、将来大きな成長を予測しながら市場が無視または過小評価している3~5年の成長機会に着目した企業を中心とした投資を行っています。

  • エネルギー貯蔵
  • AI
  • ロボティクス
  • ゲノム解析
  • ブロックチェーン技術

 

※下記はアーク・イノベーションETF(ARKK)2021年9月末時点の情報です。

業種別構成比率

セクター比率
情報技術31.10%
ヘルスケア29.30%
電気通信サービス17.40%
一般消費財13.80%
金融6.30%
資本財1.90%
0.20%

組入上位10銘柄

ティッカー企業名業種比率
TSLATESLA INC電気自動車10.2%
TDOCTELADOC HEALTH INC遠隔医療サービス5.6%
ROKUROKU INCストリーミングサービス5.6%
COINCOINBASE GLOBAL INC -CLASS A暗号資産取引所5.1%
UUNITY SOFTWARE INCゲームエンジン5.0%
ZMZOOM VIDEO COMMUNICATIONS-AWEB会議サービス4.5%
SQSQUARE INC – Aモバイル決済サービス4.0%
SPOTSPOTIFY TECHNOLOGY SA音楽配信サービス3.8%
SHOPSHOPIFY INC – CLASS AECプラットフォーム3.8%
TWLOTWILIO INC – Aクラウドコミュニケーション
プラットフォーム
3.43%

(保有銘柄数:35~55銘柄)

コスト

売買手数料
総経費率0.75%

純資産残高・平均出来高

純資産残高は約2.1兆円で、1日の平均出来高は約550万株と流動性も高い状態にあります。

運用実績・利回り

ETF(年率)
1年+22.07%
3年+34.96%
5年+39.71%
設定来+29.65%

※アーク・イノベーションETF(ARKK)2021年9月末時点より
※設定日は2014年10月31日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

過去のチャート

米国の代表的な株価指数であるS&P500と連動する「iシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)」と、IT企業を中心に構成されているナスダック100指数と連動する「インベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)」とトータルリターン(税引前分配金を再投資)を比較すると下記のようになっています。

参考 【IVV】iシェアーズ・コア S&P500 ETFの評価ってどう?配当金はいくらもらえる?

参考 【QQQ】インベスコQQQトラスト・シリーズ1の評価・評判って?利回りや配当はどのくらい?

アーク・イノベーションETF(ARKK)の特徴とは?

(出典:ETFreplay.com)

緑がアーク・イノベーションETF(ARKK)青がiシェアーズ・コア S&P500 ETF(IVV)黄色がインベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)の2014年10月31日からのトータルリターンのチャートです。

アーク・イノベーションETF(ARKK)は、S&P500の約3倍、ナスダックの約1.5倍と高いパフォーマンスとなっています。

 

その分ボラティリティ(価格変動の大きさ)も大きくハイリスク・ハイリターンな動きとなっています。

 

また、直近1年で比較すると、S&P500やナスダック100よりパフォーマンスが悪くなっていたり、直近ではやや足踏み状態となっています。

アーク・イノベーションETF(ARKK)の特徴とは?

(出典:ETFreplay.com)

緑がアーク・イノベーションETF(ARKK)青がiシェアーズ・コア S&P500 ETF(IVV)黄色がインベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)の直近1年のトータルリターンのチャートです。

当ETFの情報のまとめ

  • 分類:海外ETF(上場市場:NYSE Arca)
  • ベンチマーク:ー
  • 売買手数料:ー
  • 総経費率:0.75%
  • 純資産残高:約2.1兆円
  • 分配金利回り:ー
  • 売買単位:1株(約12,000円)
  • 決算:ー
  • 設定日:2014年10月31日

アーク・イノベーションETF(ARKK)はどの証券会社で購入できる?

高いパフォーマンスで注目されているアーク・イノベーションETFは、現時点で国内大手のネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券では購入することはできません。

 

ただ、アーク・イノベーションETFはCFDを利用すれば購入することが可能で、IG証券、サクソバンク証券、インヴァスト証券で取引することが可能です。

 

CFDは差金決済取引のことで、株式などの取引の場合は株券という現物のものを取引しますが、差金決済では現物がない取引のことで下記のような特徴があります。

  • CFDは売買できる投資商品が多い
  • 24時間取引ができる
  • 買いからも売りからも利益が出せる
  • 証拠金取引なので少額から取引できる(レバレッジをかけられる)
  • 売りの場合は金利調整額、買いの場合は権利調整額を受け取れる

 

アーク・イノベーションETFをCFD取引できる3社を比較すると下記のようになります。

サクソバンク証券IG証券インヴァスト証券
取扱銘柄数(CFD)約9,000約17,000約30
レバレッジ5倍 (一部例外あり)5倍 (一部例外あり)5倍
口座管理・維持費用なしなし(条件付き) ※1なし
手数料取引金額×0.15%
(最低5米ドル)
2.2セント/1株
(最低16.5米ドル)
0円

※1:証拠金を預けてる状態で6ヶ月以上全ての口座にポジションがなく、6ヵ月以上取引をしてない状態で、証拠金残高がある場合は口座管理手数料(月550円税込み)が引かれます。証拠金残高が不足しているもしくはなければ引き落とされないだけで後で徴収されることはありません。

 

アーク・イノベーションETF以外の銘柄も取引したい場合は、取り扱い銘柄数が多いIG証券やサクソバンク証券が向いています。

>> IG証券(公式サイト)

>> サクソバンク証券(公式サイト)

 

インヴァスト証券は取り扱い銘柄数は少ないものの、手数料が無料という点とトライオートETFという自動売買が利用できるのが特徴です。

参考 【VXX・ARKK・SLV】トライオートETFの新銘柄の特徴とは?トレード戦略はどうする?

 

アーク・イノベーションETFのようにボラティリティが大きければ、注文と決済の回数が多くなるので自動売買で利益を上げやすい銘柄となります。

 

トライオートETFは売買手数料や両替手数料、取引ツールも完全無料ですし、自動売買だけでなくスポット的に投資することも可能です。もちろん口座開設・維持費も無料です。

>> トライオートETF(公式サイト)

まとめ

アーク・イノベーションETF(ARKK)は、「破壊的イノベーション」への投資に特化したアーク・インベストメント社(ARK社)が設定するアクティブ運用型のETFです。

 

過去にはS&P500やナスダックと比較しても高いパフォーマンスとなっている反面、直近ではやや足踏み状態となっています。

 

破壊的イノベーションを起こす可能性がある企業への投資なので、短期では上下動はあると思われますが、中長期では大きなパフォーマンスとなる可能性を秘めているETFでもあるので、直接投資しなくても構成銘柄にどのような企業が入っているかを見てみるのも面白いと思います。

 

アーク・イノベーションETF(ARKK)は、大手ネット証券などでは取り扱いがありませんが、CFDを利用すればIG証券や、サクソバンク証券、インヴァスト証券で取引することが可能で、特にインヴァスト証券では自動売買も行うことも可能です。

アーク・イノベーションETF(ARKK)のようなボラティリティが大きいETFなら自動売買

インヴァスト証券のトライオートETFなら自動売買も行え、売買手数料や両替手数料、取引ツールも完全無料ですし、もちろん口座開設・維持費も無料です。

>> トライオートETF(公式サイト)

 

CFDでアーク・イノベーションETF(ARKK)に投資ができるIG証券とサクソバンク証券

両社とも外資系の証券会社ですが、日本法人は金融庁に認可されている証券会社です。特にIG証券は取り扱い銘柄数が多いので、アーク・イノベーションETF(ARKK)のように他ではあまり取り扱いがないような銘柄にも投資ができます。

>> IG証券(公式サイト)

>> サクソバンク証券(公式サイト)