NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)は、米国の新興企業(ベンチャー)向け株式市場であるナスダックに上場する金融セクターを除外した時価総額上位100銘柄に分散投資ができる国内ETFです。
NASDAQ-100指数に連動する投資成果を目指した運用を行うとのことですが、どんな内容のETFなのか確認してみました。
NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)の特徴
投資対象
NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)は、「NASDAQ-100指数(日本円換算)」の動きに連動する投資成果を目指す国内ETFです。
「NASDAQ-100指数」は、米国の新興企業(ベンチャー)向け株式市場であるナスダックに上場する金融セクターを除外した時価総額上位100銘柄で構成され、時価総額を加重平均して算出されています。
参考 ナスダック(NASDAQ)に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
NASDAQ-100指数の銘柄の入れ替えは年1度(12月)に定期的に銘柄の入れ替えが行われるため、株価が好調なベンチャー企業が採用されるなど常に最新の状況が反映されています。
※下記はNEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)の2021年2月末時点の情報です。
資産構成
業種別配分
組入上位10銘柄
NASDAQは新興企業(ベンチャー)向け株式市場ではありますが、既に大企業となっているAppleやマイクロソフト、アマゾン、GoogleなどのIT大手企業が名を連ねています。
信託報酬などのコスト
売買手数料 | 各証券会社により異なるが、SBI証券、楽天証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) ※購入価額は基準価額に0.1%上乗せされる |
信託報酬(税込) | 0.495% |
信託財産留保額 | 0.1% |
通常ETFの売買は株式同様に売買手数料が必要となりますが、NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)はSBI証券と楽天証券なら売買手数料が無料で取引することができます。
参考 SBI証券「国内ETF(116銘柄)の取引手数料無料対象銘柄」
参考 楽天証券「手数料0円ETF」
分配金・配当金
NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)は、決算は年1回で下記の様に分配金が出されていて、分配金利回りは0.09%です。
ETFは税法により、発生した利子や配当などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配することになっているので、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
平均売買高・マーケットメイカー
NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)は、平均売買高(直近90日)約99,000口と流動性はそこそこあり、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。
参考 日本取引所グループ「マーケットメイク制度」
ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)は心配する必要はなさそうです。
運用実績・利回り
ETF | |
1ヶ月 | ー1.1% |
3ヶ月 | 7.0% |
6ヶ月 | 7.9% |
1年 | 48.0% |
3年 | 85.7% |
設定来 | +816.2% |
※NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)「月報(2019年12月)」より
※設定日は2010年8月13日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
過去のチャート
「NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)」はNASDAQ-100指数に連動するので、同じくNASDAQ-100指数をベンチマークとする「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」と比較したのが下記となります。
参考 iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの評価って?利回りや実質コストは?
(引用元:モーニングスター)
赤がNEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)、オレンジがiFreeNEXT NASDAQ100インデックスの過去約2年半のトータルリターンのチャートです。
チャートで比較してもほとんどパフォーマンスは変わりませんが、やや「NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)」の方がパフォーマンスは良かったようです。
当ETFの情報
- 分類:国内ETF
- ベンチマーク:NASDAQ-100指数(日本円換算)
- 売買手数料:各証券会社により異なるが、SBI証券・楽天証券なら現物・信用ともに0円
- 信託報酬(税込):0.495%
- 純資産残高:約300億円
- 分配金利回り:0.09%
- 売買単位:1口(約14,300円)
- 平均売買高(直近90日):9.9万口
- 決算:年1回(8月10日)
- 設定日:2010年8月13日(上場日:2010年8月16日)
評価・評判
NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)は、NASDAQ-100指数(日本円換算)動きに連動する投資成果を目指すので、米国の新興企業(ベンチャー)向け株式市場であるナスダックに上場する金融セクターを除外した時価総額上位100銘柄に分散投資ができる国内ETFです。
NASDAQ-100指数に連動する国内ETFでは、「MAXIS ナスダック100上場投信(2631)」が信託報酬0.22%と低コストとなっているのでこちらも検討してみてください。
投資信託なら100円から自動で積み立てることができますが、ETFほど低コストなファンドはなく信託報酬0.44%でNASDAQ-100指数(配当込み、円換算ベース)と連動する「eMAXIS NASDAQ100インデックス」「NZAM・ベータ NASDAQ100」があるくらいです。
取引タイミングを自分で決めて投資したい場合や、自動積立ではなく手動積立でも低コストで投資したい場合には国内ETFの利用を検討してみてください。
NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)に投資するならSBI証券・楽天証券なら売買手数料が無料!
国内ETFは、国内株式同様に売買手数料が必要となりますが、SBI証券と楽天証券は簡単な手続きを行えばETF含む株式の売買手数料が無料となるのでお得です。
NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)はSBI証券、楽天証券なら、上記の手続きを行わなくても売買手数料が無料の対象銘柄となっています。
もちろん口座開設・維持費用は無料です。
>>
SBI証券
(公式サイト)
>>
楽天証券
(公式サイト)
他にも約定代金が100万円までなら松井証券、岡三オンライン証券、auカブコム証券、GMOクリック証券なら売買手数料が無料となるのでおすすめです。
もちろん口座開設・維持費用は無料です。
>> GMOクリック証券
国内株式・ETFで失敗しない証券会社選び!
これから国内株式・ETFで資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。
参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編)!手数料だけで選ぶ?