NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、日々の騰落率が日経平均の騰落率のー2倍となる「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動した運用を行うインバース(ベア)型の国内ETFです。
日経平均が下落しそうなとき、手軽に日経平均全体を売ることで利益を得られますがどのような内容のETFなのか確認してみました。
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)の特徴
基本情報
ファンド名 | NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 |
管理会社 | 野村アセットマネジメント |
ベンチマーク | 日経平均ダブルインバース・インデックス |
為替ヘッジ | ー |
売買単位 | 1口 |
最低買付金額 | 12,500円 |
平均売買高 | 1,208,151口 |
購入時手数料 | SBI証券、楽天証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.88% |
信託財産留保額 | 0.05%以内 |
純資産残高 | 918億円 |
分配金利回り | 0.00% |
NISA | 対象外 |
iDeCo | ー |
マーケットメイク | あり |
決算 | 年1回(5月20日) |
上場日 | 2014/7/16 |
投資対象
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、日々の騰落率が日経平均の騰落率のー2倍となる「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動した投資成果を目指したインバース(ベア)型の国内ETFです。
レバレッジ(ブル)・インバース(ベア)型ファンドの「ブル」とは、雄牛(Bull)が角を突き上げるイメージから上昇相場を指し、相場に対して強気であることを意味し、「ベア」とは、熊(Bear)が背中を丸めるイメージから、下落相場を指し、相場に対して弱気であることを意味します。
対象指数である日経平均の値動きのー2倍の値動きとなるので、対象指数が1日にー5%下落した場合、ファンドの基準価額は10%程度上昇しますが、逆に対象指数が1日に5%上昇すれば、基準価額がー10%程度下落します。
そのため日経平均ダブルインバース・インデックスは、日々の騰落率が日経平均株価の騰落率の-2倍として計算された指数なので、日経平均ダブルインバース・インデックスの騰落率と日経平均株価の騰落率とは、2日以上離れた日との比較においては、一般に「-2倍」とはなりません。
信託報酬などのコスト
売買手数料 | 各証券会社により異なる 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
その他の費用 | 購入価格は基準価額に100.05%以内の率を乗じた価格となる。 (2025年2月19日現在100.02%) |
信託報酬(税込) | 0.88% |
信託財産留保額 | 0.05%以内 (2025年2月19日現在0.02%) |
ETFは株式同様に売買手数料がかかりますが、SBI証券と楽天証券なら簡単な設定を行えば売買手数料が無料になります。
また、下記のネット証券のNISA口座を利用すれば、国内株式・ETFや米国株式・ETFの売買手数料が無料となります。
分配金・配当金
設定来分配金は出されていません。
※引用:NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)「月報(2025年2月末)」
平均売買高・マーケットメイカー
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、平均売買高(直近90日)約120万口と流動性があり、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。
マーケットメイクはETFの流動性を向上させるために導入された制度で、野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などのマーケットメイカーが常に買いや売りの注文を出し続けることで流動性が確保されています。
本制度において、当取引所は、申請をもとに銘柄ごとにマーケットメイカーを指定し、指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。
日本取引所グループ「マーケットメイク制度」より
ETFは市場でリアルタイムに売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は流動性について心配する必要はなさそうです。
NISAの対応状況
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、新NISA(2024年以降)の対象外となっているのでNISA口座で売買することができません。
参考 金融庁「新しいNISA」
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)のパフォーマンスは?
運用実績・利回り
ETF | 対象指数 | |
1ヶ月 | +13.1% | +12.7% |
3ヶ月 | +3.6% | +3.9% |
6ヶ月 | +0.6% | +2.1% |
1年 | ー12.3% | ー8.8% |
3年 | ー70.5% | ー65.3% |
設定来 | ー97.5% | ー95.4% |
※NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)「月報(2025年2月末)」
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
過去のチャート
「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は日々の騰落率が日経平均の騰落率のー2倍となりますが、日経平均と比較すると下記となります。
(引用元:ウエルスアドバイザー)
オレンジがNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)、赤が日経平均の過去5年間のトータルリターンのチャートです。
対象期間で日経平均は横ばいからやや上昇傾向で推移している中で「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は大きく下落しています。
「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は日経平均のー2倍の動きをするので、日経平均が上昇傾向だと大きく下落し、横ばい傾向でも「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は価格が下落するという特徴があります。
そのため「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は中長期での投資には向かず、短期売買に向いているETFです。
評価・まとめ
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、日々の騰落率が日経平均の騰落率のー2倍となる「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動した投資成果を目指したインバース(ベア)型の国内ETFです。
ただし、日経平均ダブルインバース・インデックスの騰落率と日経平均株価の騰落率とは、2日以上離れた日との比較においては、一般に「-2倍」とはならない点は注意が必要です。
「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は、短期で日経平均が下落しそうな時に個別銘柄を選定せずにすぐ投資が可能な点がメリットです。
参考 逆に日経平均の騰落率の+2倍の値動きをする日経平均レバレッジ上場投信については下記を参考にしてみてください。
⇒ 日経平均レバレッジ上場投信(1570)の評価・特徴!最適な投資手法は?
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