NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、日々の騰落率が日経平均の騰落率のー2倍となる「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動した運用を行うインバース(ベア)型の国内ETFです。
日経平均が下落しそうなとき、手軽に日経平均全体を売ることで利益を得られますがどのような内容のETFなのか確認してみました。
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)の特徴
投資対象
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、日々の騰落率が日経平均の騰落率のー2倍となる「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動した投資成果を目指したインバース(ベア)型の国内ETFです。
レバレッジ(ブル)・インバース(ベア)型ファンドの「ブル」とは、雄牛(Bull)が角を突き上げるイメージから上昇相場を指し、相場に対して強気であることを意味し、「ベア」とは、熊(Bear)が背中を丸めるイメージから、下落相場を指し、相場に対して弱気であることを意味します。
対象指数である日経平均の値動きのー2倍の値動きとなるので、対象指数が1日にー5%下落した場合、ファンドの基準価額は10%程度上昇しますが、逆に対象指数が1日に5%上昇すれば、基準価額がー10%程度下落します。
そのため日経平均ダブルインバース・インデックスは、日々の騰落率が日経平均株価の騰落率の-2倍として計算された指数なので、日経平均ダブルインバース・インデックスの騰落率と日経平均株価の騰落率とは、2日以上離れた日との比較においては、一般に「-2倍」とはなりません。
コスト
売買手数料 | 各証券会社により異なる 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
その他の費用 | 購入価格は基準価額に100.05%以内の率を乗じた価格となる。 (2019年8月14日現在100.02%) |
信託報酬(税抜) | 0.80% |
信託財産留保額 | 0.05%以内 (2019年8月14日現在0.02%) |
分配金・配当金
設定来分配金は出されていません。
平均売買高・マーケットメイカー
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、平均売買高(直近90日)約2,300万口と非常に流動性は高いので、マーケットメイク制度対象銘柄ではないですが特に売買する際に問題があることはないと思われます。
参考 日本取引所グループ「マーケットメイク制度」
ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきます。
運用実績・利回り
ETF | 対象指数 | |
1ヶ月 | ー11.5% | ー9.7% |
3ヶ月 | ー7.9% | ー5.7% |
6ヶ月 | ー10.1% | ー7.2% |
1年 | +4.0% | +12.0% |
3年 | ー62.0% | ー54.4% |
設定来 | ー79.9% | ー72.7% |
※NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)「月報(2019年8月)」より
※設定日は2014年7月14日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
過去のチャート
「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は日々の騰落率が日経平均の騰落率のー2倍となりますが日経平均と比較したのが下記となります。
(引用元:モーニングスター)
オレンジがNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)、赤が日経平均の過去約1年間のトータルリターンのチャートです。
2018年12月頃に日経平均が下落している際には、「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は大きく上昇し、その後日経平均が上昇し出すと、「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」が下落しています。
しかも「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は、日経平均のー2倍の動きをするのでより変動幅が大きいので、思惑通りに日経平均が下落すれば大きな利益を得ることができます。
当ETFの情報
- 分類:国内ETF
- ベンチマーク:日経平均ダブルインバース・インデックス
- 売買手数料:各証券会社により異なる
- 信託報酬(税抜):0.80%
- 純資産残高:約2,100億円
- 分配金利回り:ー
- 売買単位:1口(約1,100円(2019年10月))
- 平均売買高(直近90日):2,300万口
- 決算:年1回(5月20日)
- 設定日:2014年7月14日(上場日:2014年7月16日)
評価・まとめ
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)は、日々の騰落率が日経平均の騰落率のー2倍となる「日経平均ダブルインバース・インデックス」に連動した投資成果を目指したインバース(ベア)型の国内ETFです。
ただし、日経平均ダブルインバース・インデックスの騰落率と日経平均株価の騰落率とは、2日以上離れた日との比較においては、一般に「-2倍」とはならない点は注意が必要です。
「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」は、短期で日経平均が下落しそうな時に個別銘柄を選定せずにすぐ投資が可能な点がメリットです。
参考 逆に日経平均の騰落率の+2倍の値動きをする日経平均レバレッジ上場投信については下記を参考にしてみてください。
⇒ 日経平均レバレッジ上場投信(1570)の評価・特徴!最適な投資手法は?
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国内株式・ETFで失敗しない証券会社選び!
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