iシェアーズ米国リートETF(1659)は、米国のリート(不動産投資信託)に分散投資ができる国内ETFです。
今後も経済成長が期待できる米国で、定期的な不動産の賃料収入が期待できる不動産投資信託市場に投資ができる国内ETFですが、分配金利回りはどの程度かなど内容を確認してみました。
iシェアーズ米国リートETF(1659)の特徴とは?
基本概要
ファンド名 | iシェアーズ米国リートETF |
管理会社 | ブラックロック・ジャパン |
ベンチマーク | FTSE NAREIT Equity REITsインデックス(配当込み、TTM、円建て) |
為替ヘッジ | なし |
購入時手数料 | SBI証券、楽天証券、auカブコム証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.22% |
信託財産留保額 | ー |
純資産残高 | 約82億円 |
分配金利回り | 2.41% |
NISA | 成長投資枠 |
iDeCo | ー |
決算 | 年4回(2、5、8、11月の各9日) |
上場日 | 2017年9月28日 |
投資対象
iシェアーズ米国リートETF(1659)は、「FTSE NAREIT Equity REITsインデックス(配当込み、TTM、円建て)」の動きに連動する投資成果を目指す国内ETFです。
「FTSE NAREIT Equity REITsインデックス」は、米国の代表的なリート指数で米国市場に上場するリート(不動産投資信託)で構成され、森林リート・インフラストラクチャリートに分類されないすべてのリートが含まれます。
上位保有10銘柄で約半分の比率を占めています。
業種別投資内訳では店舗用不動産投資支度やヘルスケア不動産投資信託、工業用不動産投資信託の比率がやや高くはなっていますが、様々な業種へ分散投資がされています。
ファンドの仕組み
iシェアーズ米国リートETF(1659)では実際の個別株式には投資せず、iシェアーズ・コア米国リートへ投資しています。
コスト
売買手数料 | SBI証券、楽天証券、auカブコム証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.22% |
信託財産留保額 | なし |
ETFは株式同様に売買手数料がかかりますが、SBI証券と楽天証券なら簡単な設定を行えば売買手数料が無料になります。
auカブコム証券ではフリーETFの対象銘柄となっているので、iシェアーズ米国リートETFは手数料無料で売買することができます。(SBI証券も取引手数料無料対象)
また、下記のネット証券のNISA口座を利用すれば、国内株式・ETFや米国株式・ETFの売買手数料が無料となります。
分配金・配当金
iシェアーズ米国リートETF(1659)の決算は年4回で、下記の様に分配金が出されていて、分配金利回りは2.41%です。
ETFは税法により、発生した利子や配当などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配することになっているので、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
また、iシェアーズ米国リートETF(1659)は外国税額控除の可能性の高い銘柄となっているので、自動的に二重課税調整が行われそうです。(NISA口座の場合は国内では非課税となり、二重課税とならないので対象外です)
平均売買高・マーケットメイカー
iシェアーズ米国リートETF(1659)は、平均売買高(直近90日)約1万口と流動性はあまり多くはありませんが、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。
マーケットメイクはETFの流動性を向上させるために導入された制度で、野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などのマーケットメイカーが常に買いや売りの注文を出し続けることで流動性が確保されています。
本制度において、当取引所は、申請をもとに銘柄ごとにマーケットメイカーを指定し、指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。
日本取引所グループ「マーケットメイク制度」より
ETFは市場でリアルタイムに売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、iシェアーズ米国リートETF(1659)は流動性について心配する必要はなさそうです。
NISAの対応状況
iシェアーズ米国リートETF(1659)は、新NISA(2024年以降)の成長投資枠の対象として投資することが可能です。
参考 金融庁「新しいNISA」
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
iシェアーズ米国リートETF(1659)のパフォーマンスは?
運用実績・利回り
ETF(年率) | ベンチマーク | |
1年 | +27.03% | +27.75% |
3年 | +12.31% | +13.13% |
5年 | +10.71% | +11.43% |
設定来 | +10.08% | +10.67% |
※iシェアーズ米国リートETF「ファンドの実績」より
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
直近1年はややベンチマークとの下方乖離が見られ、設定来では信託報酬を加味すると上方乖離しているなど、信託報酬を加味するとベンチマークと比べて上方乖離していたり下方乖離していたりと連動性はそれほど高くはなさそうです。
過去のチャート
今のところベンチマークよりパフォーマンスが良くなってますが、今後もそのような値動きで推移するかの保証はありません。
評価・まとめ
iシェアーズ米国リートETF(1659)は、「FTSE NAREIT Equity REITsインデックス(TTM 円建て)」の動きに連動する投資成果を目指し、米国の不動産市場に分散投資ができる国内ETFです。
米国の利上げ局面では、リートの借入負担が上昇する懸念によってリート市場は短期的には下落傾向となり易いですが、その一方で中長期的には金利が上がるということは、景気が良いということでもあるので、賃料や不動産価格が上昇しリートにプラスに寄与するといった考えもあります。
毎月分配型のように信託報酬が高コストな投資信託だと、米国のリート市場が低迷すればコスト負けする可能性がありますが、iシェアーズ米国リートETFなら低コストで、不動産の賃料によって安定的な分配金が期待でき、タコ足配当がないので安心して受け取れます。
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国内ETFは、国内株式同様に売買手数料が必要となりますが、SBI証券と楽天証券は簡単な手続きを行えばETF含む株式の売買手数料が無料となるのでお得です。
iシェアーズ米国リートETF(1659)はSBI証券、楽天証券なら、上記の手続きを行わなくても売買手数料が無料の対象銘柄となっています。
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