楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)(1458)は日経平均の騰落率の2倍の値動きをする国内ETFです。
レバレッジ型ETFは証券会社の売買代金ランキングの上位に入るなど人気がありますが、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型はどのような内容のETFなのか内容を確認してみました。
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)の特徴とは?
基本概要
ファンド名 | 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 |
管理会社 | 楽天投信投資顧問 |
ベンチマーク | 日経平均レバレッジ・インデックス |
為替ヘッジ | なし |
購入時手数料 | SBI証券、楽天証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.385% |
信託財産留保額 | ー |
純資産残高 | 約250億円 |
分配金利回り | ー |
NISA | ー |
iDeCo | ー |
決算 | 年1回(3月15日) |
上場日 | 2015年7月15日 |
投資対象
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)(1458)は、「日経平均レバレッジ・インデックス」を対象指数とし、基準価額の変動率を対象指数の変動率に一致させることを目指して運用を行うレバレッジ型の国内ETFで、主に国内の株価指数先物取引および国内の短期公社債に投資を行います。
「日経平均レバレッジ・インデックス」は日々の騰落率を日経平均株価の騰落率の2倍として計算された指数なので、日経平均が前日比5%上昇すれば10%上昇し、5%下落すれば10%下落するような動きをします。
ただし、必ずしも2倍の動きとなるわけではなく下記のような特徴があります。
【日経平均が上昇】
上記の様に前日比では2倍の値動きとなりますが、2日以上離れた場合は2倍の値動きとはなりません。
【日経平均が下落】
日経平均が下落した場合も2倍下落するような値動きとなり、上昇した時と同様に2日以上離れた場合は2倍の値動きとはなりません。
【日経平均が横這い】
日経平均が横這いのような値動きとなった場合には、上記の様に日経平均は若干プラスとなっていても当ETFでは損失となっている場合があります。
単純に日経平均が上昇時には2倍の利益が出ますが、下落時や横這いなどでの値動きの特徴を理解しておく必要があります。
特に中長期で当ETFを保有した場合、日経平均が上昇と下落を繰り返すような相場では、日経平均と比較して日経平均レバレッジ・インデックスのパフォーマンスが次第に悪化していくという特性があるため利益を得られにくくなります。
参考 日本取引所グループ「レバレッジ型ETF投資に際しての留意点」
コスト
売買手数料 | SBI証券、楽天証券なら売買手数料が0円 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税込) | 0.385% |
信託財産留保額 | なし |
ETFは株式同様に売買手数料がかかりますが、SBI証券と楽天証券なら簡単な設定を行えば売買手数料が無料になります。
また、下記のネット証券のNISA口座を利用すれば、国内株式・ETFや米国株式・ETFの売買手数料が無料となります。
分配金・配当金
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)では、設定来分配金は出されていません。
平均売買高・マーケットメイカー
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)は、平均売買高(直近90日)約43万口と流動性はそこそこ高く、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、不利な価格で売買してしまうような心配は少ないと思われます。
参考 日本取引所グループ「マーケットメイク制度」
マーケットメイク制度は、ETFの流動性を高めるために設けられた制度です。野村証券などのマーケットメイカーが、常に売買注文を出すことで、投資家がいつでも取引しやすい環境を提供しています。
ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきます。
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)は、売買高もそこそこ高くマーケットメイク制度の対象でもあるので心配する必要はなさそうです。
スプレッド・最良気配平均執行可能金額
ETFの流動性でチェックしたい指標としてはスプレッドとデプスもあります。
- 平均スプレッド:0.11%
- 最良買い気配平均執行可能金額:5,978,358円
- 最良売り気配平均執行可能金額:6,301,301円
※2024年9月平均
NISAの対応状況
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)は新NISA(2024年以降)の対象とはなってません。
参考 金融庁「新しいNISA」
レバレッジ型ということもあり、あまり長期で投資をするというより短期的な売買で利益を上げるのに向いています。
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)のパフォーマンスは?
騰落率
ファンド | ベンチマーク | |
1ヶ月 | ー3.6% | ー4.5% |
3ヶ月 | ー12.2% | ー12.6% |
6ヶ月 | ー16.4% | ー16.6% |
1年 | +33.9% | +31.9% |
3年 | +56.7% | +44.5% |
設定来 | +203.7% | +132.7% |
※楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型「月次レポート(2024年9月)」より
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
ベンチマークとは差異が見られ、インデックスへの連動性は低そうです。
過去のチャート
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)と日経平均を比較したのが下記となります。
(引用元:Yahooファイナンス)
青が楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)、ピンクが日経平均の過去10年間のチャートです。
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)はまだ10年運用されていないので、基準となる日が異なっているので単純な比較はできませんが、対象期間では日経平均は約120%上昇しましたが、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)は約200%と2倍のパフォーマンスとはなっていません。
また、日経平均が上昇しているときには楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)は大きく上昇し、日経平均が下落しているときには大きく下落していることがわかるので、日経平均が上昇傾向にあるときに短期的に大きな利益を狙うのに適しています。
「日経平均レバレッジ・インデックス」をベンチマークとするETFでは「(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」が国内ETFではトップレベルの売買高となっていて、平均売買高(2018年3月から直近90日)は約840万口となっています。
参考 日経平均レバレッジ上場投信(1570)って?どんな仕組みのETF?
ただ、(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信は信託報酬が0.8%とコストは高く、楽天証券なら楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型が手数料無料で売買できるメリットがあります。
評価・まとめ
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)(1458)は日経平均の騰落率の2倍の値動きをする「日経平均レバレッジ・インデックス」をベンチマークとする国内ETFです。
2倍の値動きといっても前日比では2倍の値動きとなりますが、2日以上離れた場合は2倍の値動きとはならない特徴があり、日経平均が横這いのような値動きとなった場合には、日経平均は若干プラスとなっていても当ETFでは損失となるような場合もあります。
特に中長期で当ETFを保有した場合、日経平均が上昇と下落を繰り返すような相場では、日経平均と比較して日経平均レバレッジ・インデックスのパフォーマンスが次第に悪化していくという特性があるため、短期的に個別銘柄ではなく日経平均全体が上昇しそうなときに利用するのが適しています。
「日経平均レバレッジ・インデックス」をベンチマークとするETFでは「(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」が国内ETFではトップレベルの売買高となっていますが、信託報酬が0.8%とコストは高く、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型の方が保有時のコストは低コストです。
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型はSBI証券、楽天証券なら売買手数料無料!
国内ETFは、国内株式同様に取引手数料が必要となりますが、SBI証券と楽天証券は簡単な手続きを行えば無料となるのでお得です。
他にも約定代金が100万円までなら松井証券、岡三オンライン証券、auカブコム証券、GMOクリック証券なら売買手数料が無料となるのでおすすめです。
もちろん口座開設・維持費用は無料です。
>> GMOクリック証券
国内株式・ETFで失敗しない証券会社選び!
これから国内株式・ETFで資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。
参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編)!手数料だけで選ぶ?日経平均でレバレッジをかけて利益を出すならCFD!
株式市場が上昇トレンドになりそうだなと思ったときに楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)(1458)よりも、レバレッジをかけて大きく利益を出すことが可能なのがCFDで、日経平均を買いからも売りからもほぼ24時間取引することができす。
CFDは取引所CFD(くりっく株365)と店頭CFDがありますが、くりっく株365なら約1.7万円(レバレッジ約20倍)から、店頭CFDなら約3.7万円(レバレッジ10倍)から取引することができます。
また、くりっく株365でも店頭CFDでも配当をもらうこともできるので、レバレッジをかければそれだけ多くの配当をもらうことも可能です。
低コストでレバレッジを大きくかけて利益を出したいならくりっく株365
くりっく株365は為替リスクは発生しませんし、下記のネット証券なら口座開設・維持費は無料で、手数料は業界最低水準です。
>> ひまわり証券【くりっく株365】(公式サイト)
>> auカブコム証券(公式サイト)
>> SBI証券 (公式サイト)
特に岡三オンラインは投資情報や、EXCELを利用したシステムトレードを行うことも可能と取引ツールが充実していて、今なら当サイト限定で新規口座開設+5万円の入金で3千円がもらえるタイアップキャンペーンを実施中なのでお得ですよ。
>> 岡三オンライン くりっく株365(公式サイト)
参考 くりっく株365の手数料を比較!どの証券会社がおすすめ?
日経平均だけでなく他の株価指数や米国株などのレバレッジ取引するなら店頭CFD
GMOクリック証券のCFDは日経平均以外の株価指数や、米国株など取り扱い商品も多く、CFD取引国内シェアNo1。もちろんどちらの証券会社でも口座開設・維持費は無料です。
>> GMOクリック証券【CFD】(公式サイト)[詳細解説]
>> DMM CFD(公式サイト)
CFDならいろいろな株価指数にも投資できます!
日経平均以外の株価指数も買いからも売りからも取引できます。詳細については下記を参考にしてみてください。