楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)(楽天225ダブルブル)の評価ってどう?手数料無料?

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国内ETF

楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)は日経平均の騰落率の2倍の値動きをする国内ETFです。

レバレッジ型ETFは証券会社の売買代金ランキングの上位に入るなど頻繁に取引されていますが、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型はどのような内容のETFなのか内容を確認してみました。

楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)の特徴

投資対象

楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)は、「日経平均レバレッジ・インデックス」を対象指数とし、基準価額の変動率を対象指数の変動率に一致させることを目指して運用を行うレバレッジ型の国内ETFで、主に国内の株価指数先物取引および国内の短期公社債に投資を行います。

 

「日経平均レバレッジ・インデックス」は日々の騰落率を日経平均株価の騰落率の2倍として計算された指数なので、日経平均が前日比5%上昇すれば10%上昇し、5%下落すれば10%下落するような動きをします。

 

ただし、必ずしも2倍の動きとなるわけではなく下記のような特徴があります。

 

【日経平均が上昇】

上記の様に前日比では2倍の値動きとなりますが、2日以上離れた場合は2倍の値動きとはなりません。

 

【日経平均が下落】

日経平均が下落した場合も2倍下落するような値動きとなり、上昇した時と同様に2日以上離れた場合は2倍の値動きとはなりません。

 

【日経平均が横這い】

日経平均が横這いのような値動きとなった場合には、上記の様に日経平均は若干プラスとなっていても当ETFでは損失となっている場合があります。

 

単純に日経平均が上昇時には2倍の利益が出ますが、下落時や横這いなどでの値動きの特徴を理解しておく必要があります。

 

特に中長期で当ETFを保有した場合、日経平均が上昇と下落を繰り返すような相場では、日経平均と比較して日経平均レバレッジ・インデックスのパフォーマンスが次第に悪化していくという特性があるため利益を得られにくくなります。

参考 日本取引所グループ「レバレッジ型ETF投資に際しての留意点

コスト

売買手数料楽天証券なら現物・信用ともに0円
信託報酬(税抜)0.35%
信託財産留保額なし

分配金

決算は年1回ですが、過去の決算で分配金は出されていません。当ETFは分配金狙いというより短期売買で利益を上げるのに向いてます。

過去の成績

ファンドの騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月ー9.0%ー9.2%
3ヶ月ー6.4%ー6.5%
6ヶ月+26.1%+24.7%
1年+34.8%+30.9%
設定来+10.2%+3.6%

※楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型「月次レポート(2018年2月)」より
※ファンド設定日は2015年7月14日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産残高の推移

(引用元:楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型「月次レポート(2018年2月)」)

所感

ファンドが設定されて2年半が経過してますが、ベンチマークとの乖離が発生していて、ベンチマークよりいい成績となっています。

 

投資する側としてはいい誤算かもしれませんが、ベンチマークとの連動性という観点ではあまりいい運用ではないと言えます。

 

また日経平均と楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型の市場価格を比較したチャートは下記の様になっていました。

2016年あたりの日経平均が横這いからやや下落傾向となっていた時期には、大きく下落していて、その後2017年の上昇傾向となった際には、大きく上昇しています。

 

上昇と下落を繰り返すような相場ではパフォーマンスが次第に減っていくという特性もあり、中長期の投資対象というより、日経平均が今後上昇すると思う時に、個別銘柄の選択をしなくてもすぐに購入でき、日経平均の上昇の約2倍の利益を得ることを目的とした投資方法が適していますす。

 

純資産残高は約100億円と日経平均の株価上昇とともに増えていて、平均売買高(2018年3月から直近90日)は約20万口とETFでは流動性は高い状態にあります。

 

「日経平均レバレッジ・インデックス」をベンチマークとするETFでは「(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」が国内ETFではトップレベルの売買高となっていて、平均売買高(2018年3月から直近90日)は約840万口となっています。

参考 日経平均レバレッジ上場投信(1570)って?どんな仕組みのETF?

 

ただ、(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信は信託報酬が0.8%とコストは高く、楽天証券なら楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型が手数料無料で売買できるメリットがあります。

当ETFの情報

  • 分類:国内ETF
  • ベンチマーク:日経平均レバレッジ・インデックス
  • 売買手数料:各証券会社により異なるが楽天証券なら現物・信用ともに0円
  • 信託報酬(税抜):0.35%
  • 純資産残高:約100億円(2018年2月末)
  • 平均売買高:約20万口
  • 分配金利回り:なし
  • 売買単位:1株(約9,500円(2018年3月))
  • 決算:年1回(3月15日)
  • 設定日:2015年7月14日(上場日:2015年7月15日)

評価・まとめ

楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)は日経平均の騰落率の2倍の値動きをする「日経平均レバレッジ・インデックス」をベンチマークとする国内ETFです。

 

2倍の値動きといっても前日比では2倍の値動きとなりますが、2日以上離れた場合は2倍の値動きとはならない特徴があり、日経平均が横這いのような値動きとなった場合には、日経平均は若干プラスとなっていても当ETFでは損失となるような場合もあります。

 

特に中長期で当ETFを保有した場合、日経平均が上昇と下落を繰り返すような相場では、日経平均と比較して日経平均レバレッジ・インデックスのパフォーマンスが次第に悪化していくという特性があるため、短期的に個別銘柄ではなく日経平均全体が上昇しそうなときに利用するのが適しています。

 

短期に何度か取引を行うなら売買手数料を低コストに抑えることによってリターンが変わってきますので、コストの安い証券会社で取引することが重要です。

 

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参考 CFDなら楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型よりレバレッジをかけて日経平均の取引をすることができます。

⇒ CFDとは?取引の仕組みや投資する上でのメリット・デメリットは?

 

株式市場が上昇トレンドになりそうだなと思ったときに楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型よりも、よりレバレッジをかけて大きく利益を出すことが可能なのがCFDで、日経平均を買いからも売りからもほぼ24時間取引することができす。

 

CFDは取引所CFD(くりっく株365)と店頭CFDがありますが、くりっく株365なら約4万円(レバレッジ約50倍)から、店頭CFDなら約2万円(レバレッジ10倍)から取引することができます。

参考 くりっく株365(取引所CFD)と店頭CFDの比較!取引するならどっち?

 

もちろんレバレッジを抑えて、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型のような使い方もできます。

 

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参考 くりっく株365の手数料を比較!どの証券会社がおすすめ?

 

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⇒ NYダウ平均に連動する投資信託やETFを比較!配当がもらえるCFDは?

⇒ FTSE100とは?投資するなら投資信託・ETF・CFDどれがいい?

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