楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)ってどう?VTと比較すると?

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楽天・全世界株式インデックス・ファンドは楽天投信投資顧問とバンガード社が立ち上げた楽天・バンガード・ファンドシリーズの全世界の株式に分散投資できるインデックスファンドです。

海外ETFで個人投資家に人気の高いバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)に当ファンドを通じて投資するファンドですがどんな内容か確認してみました。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの特徴

投資対象

全世界の株式市場の動きをとらえることを目指して、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指し、全世界の大型・中型・小型株式に分散投資を行うのと同等の成績が期待できるインデックスファンドです。

「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」は先進国や新興国を含む47ヶ国の約8,000銘柄で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーするインデックスです。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」では2009年に1位を取ってからは常にトップ10入りしていて、海外ETFの中ではダントツの人気を集めているバンガード社の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(以下VT)」を主要投資対象としています。

参考 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)ってどう?過去の成績は?

国別構成比

投資比率
米国 52.4%
日本 8.3%
英国 5.8%
フランス 3.1%
ドイツ 3.1%
中国 3.0%
カナダ 3.0%
スイス 2.5%
豪州 2.3%
韓国 1.8%
その他 14.7%

※楽天・全世界株式インデックス・ファンド「月次レポート(2018年2月末)」より

組入上位10銘柄

銘柄 割合
APPLE INC 1.6%
MICROSOFT CORP 1.3%
AMAZON.COM INC 1.0%
FACEBOOK INC-A 0.8%
JPMORGAN CHASE 0.7%
ALPHABET INC-C 0.7%
JOHNSON&JOHNSON 0.7%
EXXON MOBIL CORP 0.7%
ALPHABET INC-A 0.6%
TENCENT 0.6%

※楽天・全世界株式インデックス・ファンド「月次レポート(2018年2月末)」より

コスト

買付手数料 無料
信託報酬(税込) 0.1296%+0.11%(VTのコスト)=0.2396%
信託財産留保額 なし

※実質コストは別途監査費用などのその他費用も必要となります

VTは過去に何度も経費率の引き下げを行っている実績もあるので、今後も引き下げの期待が持てます。

分配金

まだ決算を迎えてないので分配金実績はありません。

VTは3ヶ月ごとに分配金が出ますが、複利効果を得るために当ファンドでは分配金を出さずに運用してもらたいところです。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

楽天・全世界株式インデックス・ファンドはつみたてNISA対象商品で、つみたてNISAやiDeCoを利用して購入ができる主なネット証券は下記となっています。

ネット証券 つみたてNISA iDeCo
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
カブドットコム証券
松井証券

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoを比較!結局どれがおすすめでお得?

過去の成績・利回り

基準価額騰落率

ファンド ベンチマーク
1ヶ月 ー4.5% ー4.4%
3ヶ月 ー0.6% ー0.2%
設定来 +1.5% +3.0%

※楽天・全世界株式インデックス・ファンド「月次レポート(2018年2月末)」より
※ファンド設定日は2017年9月29日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産残高の推移

(引用元:楽天・全世界株式インデックス・ファンド「月次レポート(2018年2月末)」)

所感

ファンドが設定されてから約半年が経過しましたが、ベンチマークとの乖離が発生しているようで運用報告書がまだ出ていないので原因については不明ですが、今後の動きは注視が必要そうです。

それでも「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」で1位となった人気があるファンドで、純資産残高は約50億円と右肩上がりに成長しています。

参考 【2017年】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?

当ファンドの情報のまとめ

  • ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
  • 買付手数料:無料
  • 信託報酬(税込):0.2396%
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約50億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(7月15日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2017年9月29日)

VTとの違いは?

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、海外ETFであるバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を主要投資対象としていますが、海外ETFとしてVTを直接購入することも可能ですが、下記のような点が異なります。

VT 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
最低投資金額 約8,300円
(2017年11月時点)
100円
自動積立 〇(SBI証券のみ)
手数料 売買手数料+為替手数料 なし
通貨 ドル建て 円建て
保有時のコスト 0.11% 0.2396%+その他費用
分配金再投資 × (分配金がでなければ)
ファンド内で自動で再投資
外国税額控除の適用 ×

※SBI証券の「米国株式・ETF定期買付サービス」なら米国ETFも自動積立が可能となりました。

参考 米国株式・ETF定期買付サービスとは?NISAを有効に活用するには?

【手数料】

VTの場合、主なネット証券では約定代金の0.45%(最低5ドル~最高20ドル)と為替手数料が25銭必要となります。(SBI証券は住信SBIネット銀行との外貨入出金サービスを利用すれば4銭、10,000通貨以上であればSBI FXαを利用すれば0.5銭と節約できます)

参考 おすすめネット証券比較(海外ETF、海外株式編)!手数料が安いのは?

例えば1口=75ドルのVTを10口(750ドル)購入しようとしたときに、下記の様に手数料は728円で投資金額は75,728円となり、投資金額に対する手数料比率は0.96%となります。

5ドル×100円×1.08(売買手数料)+750×0.25円(為替手数料)=728円
※SBI証券で住信SBIネット銀行を利用した場合は570円

VTと楽天・全世界株式インデックス・ファンドの保有時のコスト差の約0.14%より大きくなり、この差を埋めるためには単純計算すると約7年程度かかってってしまうため、VTを積立の様に低額購入するのは手数料比率が高くなり不利となります。

【外国税額控除の適用】

VTの分配金は、米国での課税(10%)と国内での課税(20.315%)と二重課税となっているので(米国の場合売却益に関しては課税されないので二重課税とはなりません)、外国税額控除を行えば米国での課税(10%)は、所得に応じて一定の金額を所得税から差し引くことができますが、楽天・全世界株式インデックス・ファンドに投資した場合、直接米国での課税分を支払っているわけではないので外国税額控除を行うことができません。

参考 外国税額控除については下記のサイトでわかりやすく説明してくれています。

外国株で配当が出たら使える!外国税額控除ってどんな仕組み?

ただ、100万円投資したとしてVTの分配金が2%だとすると、すべて外国税額控除で取り戻せたとして2千円となり、最低投資金額に満たないので再投資もできず、より高額な投資をしないと手間がかかるだけとなってしまいます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドはこの2千円を取り戻すことはできませんが、外国税額控除の手間や分配金を自動で再投資してくれるので手間がかかりません

評価・まとめ

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、海外ETFであるVTを通じてFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指し、先進国や新興国を含む47ヶ国の大型株・中型株・小型株式約8,000銘柄で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーします。

海外ETFのVTへ直接投資することも可能ですが、楽天・全世界株式インデックス・ファンドは100円から投資可能で自動積立にも対応し、(分配金がでなければ)ファンド内で自動で再投資してくれるメリットがあります。

デメリットは、保有時のコストはVTと比較すると割高で分配金の外国税額控除が適用できない点があります。(まだ決算を迎えていないので実質コストが不明というリスクもあります)

ただVTへ投資する際には、売買手数料+為替手数料が必要となるので、低額での投資では手数料が割高となってしまうので、ある程度の金額を一括投資し分配金を再投資しないといった方以外は楽天・全世界株式インデックス・ファンドの方が手間もかからずメリットも多いです。

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これから投資信託で資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。

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