DMM FXは動画配信やゲームなど様々なインターネット上でのサービスを運営するDMM.comグループのDMM.com証券が運営するFXサービスです。
国内2大FX会社の一角のFXサービスすが、どのようなメリットやデメリットがあり、スワップポイントやスプレッドなどのサービス内容を確認してみました。
DMM FXの特徴とは?
業界最狭水準のスプレッドなので取引コストが低い
FX取引におけるコストは、下記のものが存在します。
- 口座管理手数料
- 取引手数料
- スプレッド
口座管理手数料や取引手数料はDMM FX含め多くのFX会社で無料としているので、実質的な取引コストはスプレッドとなるので、スプレッドが狭ければそれだけ低コストで取引ができると言えます。
DMM FXは、スプレッドがどの通貨ペアにおいても最狭水準となっているので、低コストでFX取引ができるのが評価が高いポイントの1つとなっています。

DMM FXはコアタイムは(9:00~翌5:00)までが原則固定となっていますが、相場状況によってはスプレッドが広がったりします。
またスプレッドが狭いだけでなく原則固定のスプレッドが配信された割合を表す「配信率」を確認すればどの程度原則固定スプレッドが配信されていたかを確認できます。
参考 FX会社のスプレッドを比較!狭いだけでは低コストと言えない理由とは?
DMM FXはFX業界でも配信率が高く安定性があることも評判が高い1つのポイントとなっています。
>> DMM FX(公式サイト)
スワップポイントは比較的高水準
DMM FXの主要通貨ペアのスワップポイントは下記となります。
買い | 売り | 順位 ※1 | |
---|---|---|---|
米ドル円 | 158円 | -161円 | 12位 |
ユーロ円 | 114円 | -117円 | ー |
ポンド円 | 201円 | -204円 | ー |
豪ドル円 | 90円 | -93円 | 11位 |
NZドル円 | 61円 | -64円 | 5位 |
カナダドル円 | 61円 | -64円 | 5位 |
南アフリカランド円 | 14円 | -17円 | 9位 |
メキシコペソ円 | 16円 | -19円 | 5位 |
※2025年8月8日適用分
※1:順位は当サイトで調査対象としている14のFXサービス内での2025年7月平均の順位
DMM FXのスワップポイントは、メキシコペソ円や南アフリカランド円など高金利通貨のスワップポイントは業界でも比較的高い水準となっています。
また、DMM FXのスワップポイントは、任意のタイミングで「スワップ振替」を行うことができ、ポジションを決済しなくてもスワップポイントのみを出金することができます。(スワップ振替を行うと課税対象になります)
参考 スワップポイントが引き出し(出金)できるFX会社を比較!税金ってどうなる?
取り扱い通貨ペア数は普通
DMM FXでの取り扱い通貨ペア数は21通貨と特段取り扱う通貨ペアは多くはなく、高金利通貨は、「南アフリカランド/円」や「メキシコペソ/円」は取引できますが「トルコリラ/円」は取り扱いがありません。
ただ、主要な通貨ペアは取引できるので、あまり困ることはないかと思います。
充実の取引ツール
PC版取引ツール

「DMMFX PLUS」はDMM FXではメインの取引ツールで機能が豊富で万能型のツールで、取引したことがある方向けですが、好みによりますが「DMMFX STANDARD」でも充分かもしれません。
「DMMFX STANDARD」は、「DMMFX PLUS」と比較すると取引に必要なアイテムが集約されていて画面がシンプルなので取引にあまり慣れてない方はこちらを利用してみてください。
取引補助ツール

「プレミアチャート」は29種のテクニカル指標を利用することができ、面白い機能として為替のチャートにCFDのチャートを重ねて分析することが可能です。
CFDでは日経平均やNYダウ、S&P500、金(Gold)、原油などが選べるので、為替の値動きと連動しているかなどの分析も行うことができます。
参考 CFDとは?取引の仕組みや投資する上でのメリット・デメリットは?
「取引通信簿」は取引の分析結果を表示してくれるツールで、過去の取引履歴から自分の取引の弱点を見つけるのにいいツールなのですが、動作環境が限定されているのが残念なところです。
このツールはMicrosoftのSilverlightが必要なのですが、Windowsの場合、Microsoft Edge、Google Chrome v42以降、Firefox v52以降でSilverlightが対応されていないので、IE11かFirefox v52以前しか利用できず、比較的新しい環境では利用することができませんので注意してください。
スマホ版取引ツール

「スマホアプリ DMMFX」はアプリなのでリアルタイムにチャートが動作するなど「DMMFX for smart phone」より使い勝手はいいです。
特にテクニカル分析でマルチタイムフレーム分析+サポート・レジスタンスのライン分析を行う方にはこのツールは有効で、サポート・レジスタンスのラインを引いた後、時間軸を変更してもラインが消えません。
例えば、1時間足で青い水平ライン(113.728)を引きます。(水平ラインは右側の為替レートのところでタップすると表示され、表示された水平ラインの為替レート部分を上下に動かして調整します)

この状態で15分足に変更しても下記の様に1時間足で引いた青い水平ラインはそのまま表示されます。(もちろん週足や日足など他の時間時に変更しても水平ラインはそのまま表示されます)

引ける水平ラインが1つだったり、トレンドラインは引けなかったりしますが、スマホで簡単にマルチタイムフレーム分析+サポート・レジスタンスのライン分析ができるのは重宝します。
異なる時間軸のチャートを見ることによって、トレンドなどの相場環境を把握し取引タイミングを探す手法です。一般的に、短い時間足は長い時間足の方向性に同調する確率が高いと言われていて、長い時間軸(週足・日足・4時間足など)で相場環境を確認し、短い時間足(15分足、5分足、1分足など)で取引タイミングを探るといった手法となります。
サポートラインは下値支持線、レジスタンスラインは上値抵抗線と呼ばれていて、このライン付近になると反転する可能性が高いと言われています。また、このラインを反転せずに突破するとその後突破した方向に大きく為替レートが動く傾向にあります。
モバイル版取引ツール

PCやスマホと比較すると機能面では落ちますが、ガラケー対応の取引ツールもあります。
キャッシュバックやポイントサービスなど還元サービスが豊富
「取引応援ポイントサービス」では、FXやCFDの取引でポイントが付与され1pt=1円で1,000pt貯めると現金に交換することができます。

FX取引の場合は3つのポイントランク(ブロンズ、シルバー、ゴールド)が設定されていて、下記のような条件となっています。(新規取引は1lotの買い新規注文をし、1lot売り決済注文が約定したら1lotとカウントとなります)
参考 FXのロット(Lot)とは?1ロットいくらかはFX会社によって異なる?

米ドル円はブロンズ、シルバーともに1pt、ゴールドは2ptですが、ポンド円やNZドル円ではブロンズが1pt、シルバー2pt、ゴールドは3ptもらうことができます。(ポイントの有効期限は1年間です)
また、新規口座開設+取引数量に応じて最大50万円のキャッシュバックを得ることができます。条件の詳細については下記の公式サイトで確認してみてください。
>> DMM FX(公式サイト)
その他
他にも下記のような特徴があり、利便性もよく安心して取引ができる環境となっています。
- クイック入金は手数料無料で約340の金融機関対応
(クイック入金 提携金融機関一覧) - 平日24時間の安心サポート!LINEでの問い合わせも可能!
- 完全信託保全なのでDMM.com証券が破たんしても投資家資産は保全される
- デモ口座で取引体験も可能
参考 口座開設・維持費は無料ですので、下記の公式サイトも確認してみてください。
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DMM FXのデメリットは?
1,000通貨の取引ができない
DMM FXでは最低取引通貨が1万通貨以上となっているので、米ドル円でも最低約4万円程度(米ドル円が100円とした場合)の資金が必要となります。
ミニ通貨ペアとして米ドル円やユーロ円、ポンド円、豪ドル円は1,000通貨から取引することもできますが、スプレッドは原則固定対象外だったり、スワップポイントも小数点以下切り下げとなるので例えば10,000通貨では158円でも1,000通貨では15円となったりやや不利となります。
まずは少額から始めてみたいといった方は、1通貨から取引ができるSBIFXトレードなら米ドル円は約4円(米ドル円が100円の場合)から取引ができるので、こちらを検討してみてください。
1通貨から取引できるので数百円からでもFXが十分体験できます。
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もちろん口座開設・維持費は無料ですのでこの機会にぜひ試してみてください。
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スキャルピングは注意が必要
「DMM FX」の約款によると禁止事項として「短時間での注文を繰り返し行う行為」(第7条ー1(9))が記載されていて、短時間というのが明記されていないのでどのくらいの時間を指すのかまではわかりませんが、ネット上でもスキャルピングを行ったところ口座凍結されたという報告が多数されているので注意が必要かもしれません。
スキャルピングをするならスキャルピングOKとしているFX会社を選んだ方が安心してトレードできます。
参考 FXでスキャルピングOKのおすすめ口座ってどこ?スプレッドが狭いだけでいい?
情報コンテンツは少ない
情報コンテンツはあまり多くはなく「マンガでわかるDMM FX」ぐらいといった感じです。
FXはネットや書籍でも情報が取得できますし、無料のオンライン・オフラインセミナーなども他社で実施されているのでそのようなFX会社も併せて利用してみてはいかがでしょうか。
オンラインセミナーだったら「ひまわり証券」がおすすめです。あまり知名度はありませんが、実はFXのパイオニア的な会社で1998年に日本で初めて個人投資家向けにFXのサービスを開始した会社です。
>> ひまわり証券(公式サイト)
また、オフラインセミナーであれば「外為オンライン」がおすすめです。セミナーは頻繁に行われていて、FXの基礎からテクニカルチャート分析など実践的な内容をセミナーとして実施しています。
>> 外為オンライン(公式サイト)
まとめ
DMM FXは、GMOクリック証券と並んでFX業界では2強と言われている評判が高いFX会社で、理由としては下記のような点が挙げられます。
- スプレッドがどの通貨ペアにおいても最狭水準で配信率が高く安定している
- 取引ツールが充実していて使いやすい
- スワップポイントは先進国通貨ペアは高水準
- FXやCFDの取引をするだけでポイントがもらえる
DMM FXに向いてる方って?
評判も高くメリットも多いDMM FXですが、取引スタイルによって向き不向きがあり、デイトレードやスイングトレードをやる方に適しています。
参考 FXデイトレードとは?利益を上げるためのやり方やコツってなに?
参考 FXスイングトレードとは?利益を上げるためのやり方やコツってあるの?
スプレッドはどの通貨ペアでも最狭水準で、配信率が高く安定していますし、特にスマホでテクニカル分析してる方は口座開設しておいて損はないと思います。
口座開設・維持費も無料で、メール・LINE・チャットで24時間サポートを受け付けているのでこれからFXを始める初心者の方でも安心して取引することができます。
電話は、月曜日~金曜日の08時30分~21時00分の間受け付けています。
>> DMM FX(公式サイト)
DMM FXに向かない方って?
スワップポイント狙いの中長期投資をしたい方
DMM FXのスワップポイントは普通といった感じなので、各通貨別でより高いスワップポイントが付与されるFX会社を選ぶなら下記を参考にしてください。
⇒ 米ドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
⇒ 豪ドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
⇒ NZドル円のスワップポイントとスプレッドの比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ カナダドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
⇒ 南アフリカランド円のスワップポイント比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ トルコリラ円のスワップポイント比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ メキシコペソ円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
1,000通貨単位以下の少額でFX投資をしてみたい方
DMM FXは1万通貨単位からの取引となるので米ドル円でも最低約5万円程度必要となります。
まずは低資金で始めてみたいといった方は、1通貨から取引ができるSBIFXトレードなら米ドル円は約6円から取引ができるので、こちらを検討してみてください。
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もちろん口座開設・維持費は無料ですのでこの機会にぜひ試してみてください。
スキャルピングをしたい方
DMM FXでは「短時間での注文を繰り返し行う行為」を禁止としていて、短時間というのが明記されていないのでどのくらいの時間を指すのかまではわかりませんが、ネット上では口座凍結されたといった報告がされているので注意が必要です。
スキャルピングをするならスキャルピングにも対応可能と明記されているヒロセ通商、JFXを利用するほうが安心です。
>> ヒロセ通商【LION FX】(公式サイト)[詳細解説]
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