FXでは、トルコリラや南アフリカランド、メキシコペソなどの高金利通貨と日本円のような低金利通貨を組み合わせた通貨ペアを買いで保有していれば、日々スワップポイントをもらうことができます。
また、FX会社によってはポジションが未決済のまま(例えばアメリカドル円を買ったままの状態)スワップポイントを引き出し(出金)することも可能です。
スワップポイントを引き出したい場合どのFX会社を利用すればいいのか、その場合の税金がどうなるのか確認してみました。
スワップポイントとは?
FXのスワップポイントとは、通貨間の金利差調整分のことで、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買えば、2通貨間の金利差である差額としてスワップポイントを受け取ることができます。
参考 FXのスワップポイントとは?2国間の金利差を低リスクで日々もらうには?
逆に金利が低い通貨を売り、金利が高い通貨を買えばスワップポイントを支払うこととなります。
日本の金利は低水準となっているので、米ドルやトルコリラ円などを買い日本円を売れば、外貨預金の利息に相当するスワップポイントを受け取ることができ、FXのスワップポイントは外貨預金と異なり日々付与されます。
FXのスワップポイントを左右する大きな要因の一つである政策金利を高い順に並べると下記の様になっていて、2国間の金利差をスワップポイントとして得られるので、政策金利が高い通貨を買って、政策金利が0.5%と低い日本円を売ればその差分をスワップポイントとして受け取ることができます。
国名 | 政策金利 |
トルコ | 45% |
メキシコ | 9.5% |
南アフリカ | 7.5% |
アメリカ | 4.5% |
イギリス | 4.5% |
オーストラリア | 4.35% |
ニュージーランド | 4.25% |
カナダ | 3% |
ユーロ | 2.9% |
日本 | 0.5% |
※2025年2月時点
>> SBIFXトレード(公式サイト)
手動振替してスワップポイントを引き出し可能なおすすめFX会社
この方式の場合は課税のタイミングをコントロールすることができるメリットがありますが、ヒロセ通商ならスワップポイント振替時に金額を指定することができます。
ヒロセ通商はスプレッドは業界でも狭く、特に高金利通貨であるメキシコペソ円、南アフリカランド円、トルコリラ円のスワップポイントが業界でも高水準です。
>> ヒロセ通商【LION FX】(公式サイト)
また、松井証券のFXなら1通貨から取引が可能なので、最低取引数量が1,000通貨のFX会社と比べると1,000分の1の資金で追加ポジションを保有することができるので、複利効果が最も期待できます。
FXで人気のリピート型自動売買も1通貨から取引できるので、より少額から試してみることができます。
>> 松井証券のFX(公式サイト)
他にもLIGHT FX独自のLIGHTペアならスプレッドが狭くスワップポイントが高水準なのでおすすめです。
>> LIGHT FX(公式サイト)
自動振替が行われスワップポイントを引き出し可能なおすすめFX会社
課税タイミングのコントロールが必要なく、追加ポジションも保有しないならこの方式を選ぶという選択肢はあります。
GMO外貨はスプレッドは通貨ペアによってはやや広い場合もありますが、スプレッドは全体的に高水準です。
>> GMO外貨(外貨ex)(公式サイト)
参考 スワップポイント狙いの投資をするのにおすすめな通貨ペアについては下記も参考にしてみてください。
コメント
tk様
コメントありがとうございます。
スワップ出金時に税金がかかる会社で評価損益とスワップの合計がマイナスの場合ですが、それらを加味した出金可能額がプラスならば出金は可能です。
出金可能額は、例えばDMM FXの場合ですが、下記の様に算出されます。
預託証拠金残高-(ポジション必要証拠金+注文証拠金+出金予約額)-約定評価損
※DMM FX「口座照会の見方」
スワップ出金時に税金がかからない会社は評価損益とスワップの合計が
プラスの時だけ出金できるとのことですが、スワップ出金時に税金が
かかる会社だと評価損益とスワップの合計がマイナスでも引き出せますか?