FXのデイトレード手法は難しい?勝つためのコツとは?

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FXのデイトレード手法は難しい?勝つためのコツとは? FX

FXのトレードスタイルはいくつかありますが、デイトレードは、その日の内に注文から決済までを行うトレードスタイルです。

チャートに張り付いてる必要もないので、忙しい日々を送る方でも行えることから人気の高いトレードスタイルですが、デイトレードの始め方や勝つためのコツを紹介します。

FXのデイトレード手法とは?

FXでのトレードスタイルは、注文してから決済するまでのポジションの保有期間によって4つに分けられます。

参考 FXのトレードスタイルの種類と特徴って?初心者におすすめなのは?

トレードスタイル ポジション保有期間 獲得pipis数(目安)
スキャルピング 数秒~数分 数pips~10pips
デイトレード 数分~1日 数十pips
スイングトレード 1日~数週間 数十pips~数百pips
ポジショントレード 数週間~数年 数百pips以上

 

デイトレードは、一日で注文から決済までを行うトレードスタイルで、次の日にポジションを持ち越さないトレードスタイルです。

参考 FXのポジションとは?ポジションを持ち続けることは可能?

 

数分から数時間の間で注文から決済までを完了させ、1回の取引で数十pips程度の利益を1日に1回(多くても数回)取引を行うことによって利益を積み重ねていきます。

 

例えば1万通貨でトレードした場合には、10pipsであれば1千円、100pipsであれば1万円程度の利益となります。

参考 FXのpips(ピップス)とは?1pipsがいくらか簡単に計算するには?

デイトレードのメリットとは?

チャートに常に張り付いてる必要はないので副業でもやりやすい

短期売買では、スキャルピングのように1日に何十回も取引をするような場合は、チャートに常に張り付いてる必要がありますが、デイトレードの場合はすきま時間にチャートを見て戦略を立てて注文することもできるので、チャートに張り付いている必要はありません。

参考 FXスキャルピングとは?利益を上げるためのコツってなに?

 

会社員や主婦の方など忙しい日々のなかでも、ちょっと空いた時間にチャートを確認して注文を入れておくといったことが可能です。

デイトレードの基本はFXの王道である順張りトレード

デイトレードは、基本的にはFXの王道である順張りのトレードになり、順張りは、上昇トレンドであれば買いで、下降トレンドであれば売りで、トレンドに逆らわずにトレードしていく手法です。

 

日本人はよく逆張りが好きと言われていて、欧米人は順張りを好んでトレードすると言われています。

 

トレンドは一度発生すると、その傾向が続き易いため順張りでトレードした方が利益を上げやすく、デイトレードの基本は順張りでのトレードとなるので自然と利益が上げやすいトレードを行うことになります。

ポジションを持ち越さないのでリスクを低減できる

デイトレードでは、一日で注文から決済までを行うので、原則次の日までポジションを持ち越しません。

 

そのため、寝てる間の為替変動や、週末に大きな出来事が発生して金曜日の終値と乖離した為替レートで月曜日の取引が開始されるといった心配をすることがないので、トレードしてないときは安心して睡眠をとったり休息することができます

レバレッジを使えば少額でも大きな利益を狙えるので資金効率が良い

FXはレバレッジ取引ができるので、預けた証拠金以上の取引を行うことができ、国内のFX会社では最大25倍のレバレッジをかけることができます。

参考 FXのレバレッジとは?レバレッジ1倍でも借金することはある?

 

レバレッジをどの程度までかけるかは自分で調整することができ、預けた証拠金の最大25倍の取引をすることができるので、レバレッジをかければかけるほど少ない資金で大きな利益を得られることになるので資金効率が良くなります。

 

例えば資金が10万円だとして米ドル円が100円の時には1,000通貨の取引ができますが、下記のように同じ資金でもレバレッジをかければその分取引数量が増えるので利益も大きくなっていきます

取引数量 10pips(=10銭)分の利益
レバレッジ1倍 1,000通貨 100円
レバレッジ10倍 10,000通貨 1,000円
レバレッジ25倍 25,000通貨 25,000円

ただ、為替レートが思惑と逆に動いてしまったらその分は損失となり、また、レバレッジをかければかけるほどロスカットされやすくなりハイリスク・ハイリターンな取引となります

参考 FXの強制ロスカットとは?計算方法や証拠金維持率・レバレッジとの関係は?

 

資金10万円でレバレッジ10倍だとすると、50pipsの利益は5千円となりますが、逆に50pipsで損切りすると5千円の損失となり、負け続けると元々の資金が減っていってしまいます。

 

そのため、最初は勝ちパターンを見つけるためにもレバレッジはあまりかけずに、少ない取引数量で取引することをおすすめします。

 

また、取引数量が1,000通貨の取引を行うために必要な証拠金は下記のようになっていて、レバレッジをかければかけるほど少額から取引することができます。

必要証拠金
レバレッジ1倍 100,000円
レバレッジ10倍 10,000円
レバレッジ25倍 4,000円

損切りを行いやすいトレードスタイル

デイトレードはその日のうちに決済までを行うので、含み損となっているポジションがあったとしてもその日のうちに決済を行います。

 

含み損となっていると、今後は含み益になるかもしれないから損切りしたくないと思ったりもしますが、その日のうちに決済するルールなのでメンタル的にも諦めて損切りしやすいのではないかと思います。

 

もし損失を出しても、そのまま含み損のポジションを塩漬けして保有し続けるよりは、翌日もトレードするチャンスはあるので、気分を一新して翌日臨んだ方が良い結果となる可能性は高いと思います。

 

FXでは勝率100%は基本的には無理なので、損切りをうまく行うことが最終的に利益を上げる要因の一つとなります。

デイトレードのデメリットとは?

トレードしづらい場面もある

デイトレードでは1回の取引で数十pips程度の利益を狙うため、あまり値動きがない相場状況には不向きで、相場が動いている方が利益は出しやすいです。

 

「休むも相場」といった格言もありますが、FXは24時間、日本の祝日もトレードできますが、年中取引ばかりしていると客観的に全体の相場全体が見えなくなり、無理にトレードしても損失を出す可能性が高くなるだけなので、相場が閑散としてるときにはトレードしないことも重要です。

取引回数が多いのでスプレッドのコストがかかる

デイトレードは、スキャルピングほど取引回数が多くはないものの、より長期でポジションを保有するスイングトレードなどと比べると取引回数が多いので、実質的な取引コストとなるスプレッドのコストがかかります。

 

例えば米ドル円を1日に1回取引した場合、0.2銭のFX会社と0.3銭のFX銭では1万通貨の取引で1年間で24,000円分のコスト差がついてしまいます

取引数量 一日のコスト差 1年のコスト差
1千通貨 1回 × 0.1銭 = 10円 2,400円
1万通貨 1回 × 0.1銭 = 100円 24,000円
10万通貨 1回 × 0.1銭 = 1,000円 240,000円

※1年を12か月×20日で算出

 

低コストなFX会社で取引する方が有利ですが、原則固定となっていてもスプレッドは時間帯や相場状況によっては広がることもあります。

 

そのため、単純にスプレッドが狭いFX会社を選ぶのではなく、原則固定のスプレッドが配信された割合を示すスプレッド配信率も注目すればより安定的に低コストで取引ができます。

参考 FX会社のスプレッドやスプレッド配信率の比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ FX会社のスプレッドを比較!狭いだけでは低コストと言えない理由とは?

 

また。デイトレードはスキャルピングほど取引回数は多くはないですが、コストは小さい方が利益は出しやすいのでコストを最小限に抑えるならスプレッドが狭いFX会社を選ぶだけでなく、約定力(約定率)が高くないと意図した為替レートで注文が成立せず、スプレッド以上のコストがかかってしまう可能性があるので約定力が高いFX会社も検討してみてください。

参考 FXの約定力が高くスリッページが発生しにくいFX会社はどこ?

負けが続くと資金がすぐに減ってしまう

デイトレードでは1回の取引で数十pips程度の利益を狙うため、損切りする値幅もスキャルピングよりは大きくなります。

 

例えば20pipsの損切りを5回続けてしまうと、100pipsの損失となり1万通貨で取引していたら1万円の損失となり、1千通貨で取引していたら1千円の損失となります。

 

資金に対して取引量が大きいと、資金が減っていくスピードも速くトレードに慣れる前に資金がなくなってしまったといったことにもなりかねません。

 

最初は目先の利益を追わず、1千通貨や松井証券FXのように1通貨から取引できるFX会社で少額でのトレードに慣れ自分の勝ちパターンを見つけていき、徐々に取引数量を増やしていくことを検討してみてください。

 

松井証券FXはFX業者では数少ない1通貨から取引ができるので、米ドル円なら5円程度からFXをお試しでトレードすることが可能です。

 

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トレードする前に下調べが必要

デイトレードは、相場のトレンドを見極めて、その流れに乗ったトレードをするのが基本的なスタイルです。

 

相場は基本的には、「上昇トレンド」「横ばい(レンジ)」「下降トレンド」という3種類がありますが、テクニカル指標などを用いて今の相場はどういうトレンドなのかを把握する必要があります。

 

トレードするときに参照する15分足や1時間足でのトレンドの把握以外にも、より長い時間足の確認も必要で、長い時間足のトレンドがより短い時間足の動きに影響をするので、基本的には長い時間足のトレンドの方向でトレードする方が勝率は高くなります

 

また、トレードする日の経済指標の発表や要人の発言なども抑えておく必要があり、米国の雇用統計のように市場の注目度が高い指標発表の結果次第では今までのトレンドと逆の値動きとなる可能性もあります。

 

そのため、いつどのくらい重要な経済指標の発表があるかは把握しておく必要があります。

 

参考 いつどのような指標発表があるかはYahooでも確認することができ、指標の重要度なども確認することができます。

Yahooファイナンス「経済指標カレンダー

デイトレードで勝つためのコツとは?

デイトレードに適した通貨ペアを選ぶ

FXでは様々な通貨ペア(例えばドル円やユーロドル)を取引することができますが、通貨ペアにはそれぞれ特徴があります。

 

デイトレードような短期取引の場合は、頻繁にトレードを行うので下記のような特徴がある通貨ペアが適しています。

 

デイトレードに向いている通貨ペアの特徴

  • 取引量(流通量)が多い通貨ペア
  • 値動きが大きい通貨ペア
  • スプレッド(取引コスト)が狭い通貨ペア

取引量が多く、スプレッドが狭い通貨ペアとしては「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」が挙げられますが、「ユーロ/米ドル」はクロス円と比べると直感的にわかりにくい面もあるので、「米ドル/円」から始めると分かりやすいと思います。

参考 FX初心者向けのおすすめ通貨ペアって?トレードスタイル別の選び方とは?

 

ただ、「米ドル/円」は値動きはあまり大きくはないので、ボラティリティが大きい「英ポンド/円」「英ポンド/米ドル」などもデイトレードには適した通貨ペアです。

 

また、慣れてきたら1つの通貨ぺだけでなく複数の通貨ペアもチェックすることでトレードチャンスを増やすことも可能です。

取引する時間帯を選ぶ

FXは土日以外(日本の祝日も取引可能)は基本的には24時間取引することができますが、時間帯によって特徴があり、それを知らずに取引をすると、想定とは異なる値動きとなり損失を出す可能性が高くなります。

 

FXで三大外国外為市場と呼ばれているのが「東京市場」「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」で、デイトレードの場合は、その中でも特に値動きが大きい下記の時間帯がトレンドが発生し易い時間帯として知られています。

 

 

デイトレードに適した時間帯

  • 東京市場(9時から11時)
  • ロンドン市場(15時から18時)
  • ニューヨーク市場(21時から翌1時)

実際に「米ドル/円」の場合ですが、1ヶ月の時間帯別変動率を見ると、上記で記載した時間帯の変動率が大きいことが分かります。

デイトレードで利益を上げるコツとは?

※元データはマネーパートナーズの「HyperSpeed Next」の約1ヶ月の1時間足のデータより
※変動率は、「高値ー安値」/始値で算出

 

ただ、通貨ペアによっては東京市場の時間帯には値動きが少ない場合もあり、ユーロドルのような通貨ペアの場合は、ロンドン市場やニューヨーク市場の時間帯が変動率が大きいです。

デイトレードで利益を上げるコツとは?

スプレッドが狭くスプレッド配信率が高いFX会社を選ぶ

デイトレードはスキャルピングほど取引回数は多くはないのですが、実質的な取引コストとなるスプレッドが狭いFX会社を選んだほうがより有利にトレードできます。

 

FX会社によってはスプレッドが原則固定となっていますが、スプレッドは時間帯や相場状況によっては広がる(取引コストが増大する)こともあります。

 

そのため、単純にスプレッドが狭いFX会社を選ぶのではなく、原則固定のスプレッドが配信された割合を示すスプレッド配信率も注目すればより安定的に低コストで取引ができます。

参考 FX会社のスプレッドを比較!狭いだけでは低コストと言えない理由とは?

 

また、デイトレードはスキャルピングほどではないもののは取引回数が多いため、実質的な取引コストであるスプレッドが狭いFX会社を選ぶことは重要ですが、スプレッドが狭いだけでなく約定力が高いFX会社を選べば隠れコストと言われるスリッページを減らすことができ、結果利益を上げやすくなります。

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損切りを確実に行う

デイトレードも、スキャルピングほど頻繁ではないものの損切りを行いながらもトータルでプラスとなることを目指すため、思惑と異なった値動きとなった場合には損切りを行う必要があります。

 

ただ、実際に損切りするのは「言うは易く行うは難し」といった側面があり、損切りできないのは「プロスペクト理論」にあるかもしれません。

 

「プロスペクト理論」によると、人は収益よりも損失に敏感で、収益が出ている場合は損失回避的に利益を確実に手に入れる利益確定に走りやすく、一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうと大きなリスクを取るような投資判断をする傾向があるという行動心理学です。

 

損切りするということは損失を確定させることになるので、それを回避するために思惑通りの動きになるまで塩漬けしてしまうなどといったより大きなリスクとなるような行動を行う傾向にあります。

 

投資において、損は小さく利は大きくとる「損少利大」で取引するのが鉄則といわれていますが、「プロスペクト理論」によると人は真逆の投資判断をする傾向にあるので、取引ルールを徹底するようにしましょう。

まとめ

デイトレードは、一日で注文から決済までを行い、次の日にポジションを持ち越さないトレードスタイルで、数分から数時間の間で注文から決済までを完了させ、1回の取引で数十pips程度の利益を1日に1回(多くても数回)取引を行うことによって利益を積み重ねていきますが、メリット・デメリットとしては以下のような点が挙げられます。

 

メリット

  • チャートに常に張り付いてる必要はないので副業でもやりやすい
  • デイトレードの基本はFXの王道である順張りトレード
  • ポジションを持ち越さないのでリスクを低減できる
  • レバレッジを使えば少額でも大きな利益を狙えるので資金効率が良い
  • 損切りを行いやすいトレードスタイル

 

デメリット

  • トレードしづらい場面もある
  • 取引回数が多いのでスプレッドのコストがかかる
  • 負けが続くと資金がすぐに減ってしまう
  • トレードする前に下調べが必要

デイトレードも少額からトレードすることができ、スキャルピングのように常にチャートに張り付いている必要もないので副業として始められるので人気の高いトレードスタイルです。

 

デイトレードは一日で取引を完了させるため、為替変動リスクも少ないのでレバレッジをかけてトレードすることによって資金効率よくトレードすることができます。

 

ただ、勝率100%となるようなトレードはほぼ不可能なため、損切りをうまく行いながら利益を積み重ねていきますが、負けが続くと資金がすぐに減ってしまいます。

 

最初は目先の利益を追わず、1千通貨やSBIFXトレードのように1通貨からといった少額でトレードに慣れながら自分の勝ちパターンを見つけていき、徐々に取引数量を増やしていくようなことを検討してみてください。

 

また、スキャルピングほど取引回数は多くはないものの、毎日取引を行うので取引回数は比較的多くなるので実質的な取引コストとなるスプレッドが狭いFX会社を選んだほうがより有利にトレードできます。

 

多くのFX会社ではスプレッドが固定となっていますが、スプレッドは時間帯や相場状況によっては広がる(取引コストが増大する)こともあります。

 

そのため、単純にスプレッドが狭いFX会社を選ぶのではなく、原則固定のスプレッドが配信された割合を示すスプレッド配信率も注目すればより安定的に低コストで取引ができます。

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また、デイトレードはスキャルピングほどではないもののは取引回数が多いため、実質的な取引コストであるスプレッドが狭いFX会社を選ぶことは重要ですが、スプレッドが狭いだけでなく約定力が高いFX会社を選べば隠れコストと言われるスリッページを減らすことができ、結果利益を上げやすくなります。

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