ニッセイ新興国株式インデックスファンドの評価って?利回りや実質コストは?

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ニッセイ新興国株式インデックスファンドは、ニッセイアセットマネジメントの低コストインデックスファンドシリーズ<購入・換金手数料なし>で新興国株式に分散投資ができます。

MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する成果を目標としていますが、実際どんな内容のファンドなのか確認してみました。

ニッセイ新興国株式インデックスファンドの特徴

投資対象

ニッセイ新興国株式インデックスファンドは、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する成果を目標とするインデックスファンドです。

「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」は新興国24ヵ国の大型および中型株式で構成され市場全体の時価総額の85%をカバーするインデックスです。

※下記はニッセイ新興国株式インデックスファンド「月報(2019年3月)」からの情報です。

組入比率

ニッセイ新興国株式インデックスファンド

国・地域別組入比率

ニッセイ新興国株式インデックスファンド

業種別組入比率

ニッセイ新興国株式インデックスファンド

組入上位10銘柄

ニッセイ新興国株式インデックスファンド

ファンドの仕組み

ニッセイ新興国株式インデックスファンドはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はニッセイ新興国株式インデックスマザーファンドにて行われます。

ニッセイ新興国株式インデックスファンド

EDINETで公開されている「信託約款」ではマザーファンドは2017年8月7日に新規で設定されていて、「ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)」で利用しているマザーファンドと同一のものです。

参考 ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)の評価ってどう?

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.20412%以内※
実質コスト(税抜)1.604%
信託財産留保額なし

※2018年7月13日より信託報酬(税抜)は0.339%から0.189%へ引き下げ

参考 ニッセイアセットマネジメント「<購入・換金手数料なし>シリーズ6ファンドの信託報酬率引下げ(投資信託約款変更)について

実質コストは、運用報告書(2017年10月13日~2018年11月20日)を参考に信託報酬以外のその他コストを年率換算し、信託報酬引き下げ後をベースに算出すると1.604%くらいとなりそうです。

分配金

まだ決算を迎えていないので不明ですが、<購入・換金手数料なし>シリーズでは分配金はでてないので、当ファンドも分配金を出さずに運用される可能性が高そうです。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

ニッセイ新興国株式インデックスファンドはつみたてNISAの対象ですが、iDeCoで取り扱っているネット証券はないようです。

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoを比較!結局どれがおすすめでお得?

過去の運用成績・利回り

基準価額騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月ー1.3%ー1.2%
3ヶ月+9.8%+10.0%
6ヶ月ー2.8%ー1.9%
1年ー5.7%ー4.4%
設定来ー7.2%ー4.8%

※ニッセイ新興国株式インデックスファンド「月報(2019年3月)」より
※ファンド設定日は2017年10月13日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

ニッセイ新興国株式インデックスファンド

所感

ファンドが設定されてから1年半が経過してますが、設定来でベンチマークと比較すると信託報酬以上に大きく下方乖離しています。

運用報告書によるとマザーファンドにおける証券保管費用および売買費用等がベンチマークととの差異の要因としてあげられていて、他の類似するファンドと比較しても、信託報酬以外のコストが高く、実質コストが高い状態にあります。

類似ファンドとの比較

「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」で低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

名称信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
ニッセイ新興国株式
インデックスファンド
0.2079%1.604%
※1
1,641595ー8.15%
eMAXIS Slim新興国株式
インデックス
0.2079%0.379%
※2
49,73410,399ー7.47%
i-SMT 新興国株式インデックス0.363%0.573%
※3
71,55619ー7.43%
三井住友・DC新興国株式
インデックスファンド
0.374%1.296%4,401435ー8.68%
つみたて新興国株式0.374%0.559%
※2
85,9872,023ー7.63%
Smart-i 新興国株式インデックス0.374%0.858%
※2
5,315417ー8.18%
たわらノーロード新興国株式0.374%0.647%66,4431,130ー8.03%

※1:第1期運用報告書(2017年10月13日~2018年11月20日)から信託報酬引き下げ後(0.20412%)を考慮した参考値
※2:増税前
※3:第1期運用報告書(2018年1月12日~2018年10月22日)より年率換算した参考値

 

信託報酬では、「ニッセイ新興国株式インデックスファンド」「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」が最安値となっていますが、実質コストは「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の方がかなり低コストとなっています。

 

純資産残高年間増加額も「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」が最も多く、人気を集めていて、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」をベンチマークとするインデックスファンドでは、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」が最もベストなファンドと言えそうです。

参考 eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの評価って?利回りや実質コストは?

 

参考値としての1年間のリターンでは、「i-SMT 新興国株式インデックス」が最も成績が良かったようですが、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の方が実質コストが低コストなので将来的には「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の方がリターンは良くなる可能性は高そうです。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)
  • 買付手数料:無料
  • 信託報酬(税込):0.20412%(実質コスト:1.604%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約10億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(11月20日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2017年10月13日)

評価・まとめ

ニッセイ新興国株式インデックスファンドは、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)」の動きに連動する成果を目標とするインデックスファンドです。

マザーファンドが新規ということもあり実質コストが類似ファンドと比較しても高く、今後改善されないと信託報酬が低コストでも、実質的なリターンは他のファンドと差が開いていきそうです。

「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」に投資するなら、同じ信託報酬で実質コストが低コストな「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の方が実質コストが低コストな分今後のリターンは良くなりそうです。

参考 eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの評価って?利回りや実質コストは?

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