たわらノーロード新興国株式は、低コストインデックスファンドシリーズのたわらノーロードシリーズで、新興国株式へ分散投資ができるインデックスファンドです。
MSCIエマージング・マーケット・インデックスの動きを概ね捉える投資成果を目指した運用を行うとのことですが、実際どんな内容のファンドなのか確認してみました。
目次
たわらノーロード新興国株式の特徴
投資対象
たわらノーロード新興国株式は、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)の動きを概ね捉える投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。
「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」は新興国24ヵ国の大型および中型株式で構成され市場全体の時価総額の85%をカバーするインデックスです。
※下記はたわらノーロード新興国株式「月報(2018年6月)」からの情報です。
国・地域別構成比
業種別構成比
組入上位10銘柄
ファンドの仕組み
たわらノーロード新興国株式はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はエマージング株式パッシブ・マザーファンドにて行われます。
購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
| 購入時手数料 | なし |
| 信託報酬(税抜) | 0.34% |
| 実質コスト(税抜) | 0.48% |
| 信託財産留保額 | 0.3% |
インデックスファンドでは信託財産留保額がかからないファンドも多くありますが、たわらノーロード新興国株式では解約時に信託財産留保額がかかります。
信託財産留保額は、投資信託を保有し続ける投資家に迷惑がかからないようにするための費用で、徴収された金額は信託財産内に留保され基準価額等に反映されるので、長期保有する場合は信託財産留保額がかかるファンドの方が基準価額にプラスに寄与します。
分配金
分配金は出されておらず、効率的に運用がされています。
つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況
たわらノーロード新興国株式はつみたてNISAは対象ですが、iDeCoで取り扱っているネット証券はなさそうです。(2018年7月時点)
参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。
⇒ NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoを比較!結局どれがおすすめでお得?過去の運用成績・利回り
基準価額騰落率
| ファンド | ベンチマーク | |
| 1ヶ月 | ー4.04% | ー3.85% |
| 3ヶ月 | ー6.51% | ー6.05% |
| 6ヶ月 | ー10.66% | ー10.12% |
| 1年 | +3.63% | +4.56% |
| 2年 | +40.79% | +43.90% |
| 設定来 | +31.44% | +34.60% |
※たわらノーロード新興国株式「月報(2018年6月)」より
※ファンド設定日は2016年3月14日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
所感
ファンドが設定されてから約2年半経過しましたが、単純な年率平均は12.6%となっていますが。設定来でベンチマークと比較すると信託報酬以上に大きく下方乖離しています。
運用報告書を確認すると、信託報酬などのコスト以外にファンドとベンチマークで評価に用いる為替レートが異なることが要因として挙げられています。
他にMSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとするインデックスファンドと比較してみると下記の様になっています。
(引用元:モーニングスター)
オレンジがたわらノーロード新興国株式、赤がeMAXIS 新興国株式インデックス、緑がニッセイ 新興国株式インデックスファンドの過去1年のトータルリターンのチャートです。
比較した中では、「ニッセイ新興国株式インデックスファンド」がー6.75%と一番成績が悪く、「たわらノーロード新興国株式」はー5.96%、「eMAXIS 新興国株式インデックス」はー5.87%とeMAXIS 新興国株式インデックスの方が成績は良くなっています。
参考 ニッセイ新興国株式インデックスファンドの評価ってどう?
eMAXIS 新興国株式インデックスは同じマザーファンドで信託報酬が約1/3の「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が設定されているので信託報酬なども加味したトータルリターンでは「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が一番リターンが良くなる期待が持てます。
参考 eMAXIS Slim新興国株式インデックスってどう?
たわらノーロード新興国株式の純資産残高は設定当初から右肩上がりに伸びてきましたが、直近ではやや横這い傾向となっていて、マザーファンドの純資産残高は約400億円と十分な規模があるので安定的な運用が期待できそうです。
当ファンドの情報
- ベンチマーク:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)
- 為替ヘッジ:なし
- 購入時手数料:なし
- 信託報酬(税抜):0.34%(実質コスト:0.48%)
- 信託財産留保額:0.3%
- 純資産残高:約45億円
- 分配金利回り:なし
- 決算:年1回(10月12日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
- 償還日:無期限(設定日:2016年3月14日)
- つみたてNISA:対象
- iDeCo:取り扱いネット証券なし(2018年7月時点)
評価・まとめ
たわらノーロード新興国株式は、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとし、新興国24ヵ国の大型および中型株式で構成され市場全体の時価総額の85%に分散投資ができるインデックスファンドです。
信託財産留保額をしっかりとっていて長期保有するのに適したファンドと言えますが、ライバルファンドが信託報酬の引き下げを行っている中では、だんだんとコスト差が出てきています。
運用面ではベンチマークとやや乖離をしていて、「eMAXIS 新興国株式インデックス」(配当込み指数ではありませんが)よりやや成績が悪くなっています。
「eMAXIS 新興国株式インデックス」と同じマザーファンドで信託報酬が0.189%と低コストな「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が設定されているので、今の運用のままだとより低コストな「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の方がトータルリターンでは一番良くなる期待が持てます。
参考 eMAXIS Slim新興国株式インデックスってどう?
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