たわらノーロード新興国株式の評価・評判は?利回りや実質コストは?

たわらノーロード新興国株式のの評価・評判は?利回りや実質コストは?インデックスファンド

たわらノーロード新興国株式は、低コストインデックスファンドシリーズのたわらノーロードシリーズで、新興国株式へ分散投資ができるインデックスファンドです。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスの動きを概ね捉える投資成果を目指した運用を行うとのことですが、実際どんな内容のファンドなのか確認してみました。

たわらノーロード新興国株式の特徴

投資対象

たわらノーロード新興国株式は、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)の動きを概ね捉える投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。

 

「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」は新興国24ヵ国の大型および中型株式約1,400銘柄で構成され市場全体の時価総額の85%をカバーするインデックスです。

参考 新興国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

※下記はたわらノーロード新興国株式「月報(2022年6月)」からの情報です。

ポートフォリオ構成

たわらノーロード新興国株式の特徴

他の類似ファンドと比べると先物への組み入れ比率がやや高くなっています。

 

先物の使用は、「利便性に優れ、売買コストが低い」利点がある反面、必ずしも指数の値動きと一致しないことから、ベンチマークからの乖離を生む可能性があります。

国・地域別構成比

たわらノーロード新興国株式の特徴

業種別構成比

たわらノーロード新興国株式の特徴

組入上位10銘柄

たわらノーロード新興国株式の特徴

ファンドの仕組み

たわらノーロード新興国株式はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はエマージング株式パッシブ・マザーファンドにて行われます。

たわらノーロード新興国株式-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.374%
実質コスト(税込)1.129%
信託財産留保額0.3%

インデックスファンドでは信託財産留保額がかからないファンドも多くありますが、たわらノーロード新興国株式では解約時に信託財産留保額がかかります。

 

信託財産留保額は、ファンドの解約が発生しても、既にファンドを保有し続ける投資家に迷惑がかからないようにするための費用で、徴収された金額は信託財産内に留保され基準価額等に反映されるので、長期保有する場合は信託財産留保額がかかるファンドの方が基準価額にプラスに寄与します

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

たわらノーロード新興国株式はつみたてNISAは対象ですが、iDeCoで取り扱っているネット証券はなさそうです。

 

参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン-7.75%(106位)7.46%(93位)5.15%(62位)–(–)
リスク(標準偏差)11.71(66位)19.73(77位)18.65(60位)–(–)
シャープレシオ-0.66(113位)0.38(92位)0.28(61位)–(–)
対象ファンド数※163本154本122本

※:「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジ無し)」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月+2.04%+2.07%
3ヶ月ー1.20%ー0.43%
6ヶ月ー0.42%+0.42%
1年ー7.75%ー6.31%
2年+32.43%+36.33%
3年+24.10%+31.94%

※たわらノーロード新興国株式「月報(2022年6月)」より
※ファンド設定日は2016年3月14日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

たわらノーロード新興国株式-基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されてから約6年半経過しましたが、設定来でベンチマークと比較すると信託報酬や実質コスト以上に大きく下方乖離しています。

 

運用報告書を確認すると、信託報酬や配当課税などの要因やファンドとベンチマークで評価に用いる為替レートが異なることが挙げられていますが、類似ファンドと比較しても実質コストが高くパフォーマンスは悪くなっています。

類似ファンドとの比較

「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」で低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
eMAXIS Slim新興国株式インデックス0.187%0.363%219,059+19,835-7.09%
My SMT 新興国株式インデックス
(ノーロード)
0.187%0.563% ※82,503+60-6.86%
ニッセイ新興国株式
インデックスファンド
0.2079%0.554%4,467+221-7.18%
三井住友・DC新興国株式
インデックスファンド
0.374%0.609%8,381+529-7.06%
つみたて新興国株式0.374%0.551%219,059+5,146-7.27%
Smart-i 新興国株式インデックス0.374%0.660%13,856+701-7.56%
たわらノーロード新興国株式0.374%1.129%58,156+2,303-7.75%
インデックスファンド海外新興国
(エマージング)株式
0.374%0.715%111,602+3,156-7.20%
 

※信託報酬引き下げ前の実質コスト

信託報酬、実質コスト(参考値)ともに「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」が最安値となっています。

 

純資産残高年間増加額も「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」が最も多く、人気を集めていて、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」をベンチマークとするインデックスファンドでは、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」が最もベストなファンドと言えそうです。

参考 eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの評価・評判は?利回りや実質コストは?

 

ただ、参考値としての1年間のリターンでは、「My SMT 新興国株式インデックス(ノーロード)」が最も成績が良かったようですが、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の方が実質コストが低コストとなりそうなので将来的には「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の方がリターンは良くなる可能性は高そうです。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)
  • 為替ヘッジ:なし
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):0.374%(実質コスト:1.129%)
  • 信託財産留保額:0.3%
  • 純資産残高:約140億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(10月12日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2016年3月14日)
  • つみたてNISA:対象
  • iDeCo:取り扱いネット証券なし

評価・まとめ

たわらノーロード新興国株式は、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとし、新興国24ヵ国の大型および中型株式約1,400銘柄で構成され、市場全体の時価総額の85%に分散投資ができるインデックスファンドです。

 

信託財産留保額をしっかりとっていて長期保有するのに適したファンドと言えますが、ライバルファンドが信託報酬の引き下げを行っている中では、若干とコスト高といった間は拭えませんし、類似ファンと比較してもインデックスへの連動性がやや低くパフォーマンスが悪くなっている点は気がかりです。

 

同じベンチマークで人気の高い「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の方が信託報酬も実質コストも低コストなので、今の運用のままだと「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の方がトータルリターンが良くなる期待が持てます。

参考 eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの評価・評判は?利回りや実質コストは?

 

たわらノーロード新興国株式を購入するのにおすすめの証券会社は?

各ネット証券では投資信託に関して保有残高に応じたポイント還元と、クレジットカード積立によるポイント還元があり、積立するならトータルでのポイント還元率が高い方がお得です。(クレジットカード積立はつみたてNISA銘柄も対象)

参考 投資信託でポイントが貯まるネット証券を比較!おすすめはどこ?

 

トータルのポイント還元率が業界最高水準のマネックス証券

  • 保有残高によるポイント還元率:0.03%
  • クレジットカード積立によるポイント還元率:1.1%

クレジットカード積立を利用するならトータルのポイント還元率が業界最高水準なのがマネックス証券です。

 

クレジットカード積立で必要なマネックスカードは、マネックス証券を口座開設すれば作ることができ、貯まったポイントは株式手数料や暗号資産に交換することや、他のポイントサービス(dポイント・Tポイント・Pontaポイントなど)に交換することも可能です。

 

>> マネックス証券(公式サイト)「詳細解説

 

au回線を利用していて積立するならauカブコム証券

  • 保有残高によるポイント還元率:0.005%
  • クレジットカード積立によるポイント還元率:1%
    au回線利用なら最大1年間5%・UQ mobile利用なら最大1年間3%

投資信託の保有残高によるポイント還元は低いのですが、au回線を利用していればクレジットカード積立によるポイント還元率は最大1年間は5%と高還元率です。

 

au回線やUQ mobileを利用している特典は最大1年だけですが、それでも初年度の特典である上乗せの還元率は大きくマネックス証券に次いでトータルで高い還元率となっています。

 

au回線もしくはUQ mobileを利用していない場合は、マネックス証券の方がおすすめです。

 

>> auカブコム証券(公式サイト)「詳細解説

 

保有残高によるポイント還元率は業界最高水準のSBI証券

  • 保有残高によるポイント還元率:0.05%
  • クレジットカード積立によるポイント還元率:0.5%(一般カード)
    ゴールドカードなら1%・プラチナカードなら2%

投資信託の保有残高によるポイント還元率は業界でも最高水準で、クレジットカード積立を利用しない場合にはおすすめです。

 

クレジットカード積立で一般カードだと還元率は低いですが、ゴールドカードは年間で100万円以上利用すれば翌年以降の年会費永年無料となるので条件クリアできそうであればゴールドカードの方がおすすめです。(ただしクレジットカード積立は集計対象外です)

 

>> 三井住友カード(NL)

>> SBI証券(公式サイト)「詳細解説

 

楽天ポイントが貰える楽天証券

  • 保有残高によるポイント還元率:ー
  • クレジットカード積立によるポイント還元率:0.2%
    (一般カード)

楽天証券では、保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、実質保有残高によるポイント還元はほぼなくなりました。

 

またクレジットカード積立も低コストなファンドは0.2%(※)と還元率が下がり、ポイント還元率は他社と比較すると見劣りする感は否めません。

※2022年9月買付分より信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%(税込)未満の銘柄

 

それでも楽天ポイントは楽天経済圏では貯めやすく、様々なサービスで利用できるので、楽天ポイントを貯めたい方は楽天証券という選択肢もあるかと思います。

 

>> 楽天証券(公式サイト)「詳細解説

>> 楽天カード(公式サイト)

 

その他下記の証券会社でも購入できます。

>> 松井証券詳細解説

>> 岡三オンライン詳細解説

参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。

⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

投資信託に投資するのにおすすめの証券会社は?

ネット証券では投資信託に関するポイント還元など様々なサービスを行っていますが、どのような違いがあるのか、おすすめはどこかは下記も参考にしてみてください。

参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?

 

各資産クラスのインデックスファンドの比較についてはこちら!