楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の評価って?利回りや実質コストは?

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バランス型ファンド

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)「楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型)」は、日本を含む全世界の株式および投資適格債券に分散投資ができるバランス型ファンドです。

これ一本で全世界の株式と債券に分散投資ができるコアな一本として利用できそうなファンドですが、実際どんな内容のファンドなのか確認してみました。

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴

投資対象

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は、日本を含む全世界の株式および投資適格債券に分散投資ができるバランス型ファンドです。

 

株式と債券の基本配分は、株式50%、債券50%で、株式・債券は下記のインデックスをベンチマークとしています。

  • 株式:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
  • 債券:ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス

基本配分比率を株式70%、債券30%とした「株式重視型」や、株式30%、債券70%とした「債券重視型」、株式15%、債券85%とした確定拠出年金専用の「楽天・インデックス・バランス(DC年金)」といった姉妹ファンドがあります。

 

「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」は、先進国や新興国を含む47ヶ国の大型・中型・小型株約8,000銘柄で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーするインデックスです。

 

「ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス」は、日本を含む世界の投資適格債権の代表的なインデックスで、国債に加え、政府関連債、社債および資産担保証券で構成されてます。

 

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)では、債券部分に関しては為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減を行うことが特徴のひとつです。

 

ただ、為替ヘッジを行うにはコストがかかり、例えば米ドル円の場合、米国と日本との金利差が反映されるため、日本の政策金利はほぼ0%となっているのに対し米国は0.25%となっているので、その差が為替ヘッジコストとしてかかり運用成績を下げることになります。

 

※下記は楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)「月報(2020年7月)」からの情報です。

投資状況

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴

【株式】業種別、国・地域別構成比

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴

【株式】組入上位10銘柄

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴

※投資銘柄数:8,654銘柄

【債券】国・地域別構成比(上位5位)

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴

【債券】格付別構成比

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴

【債券】組入上位10銘柄

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴

【債券】特性値

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴

ファンドの仕組み

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)下記の投資信託証券に投資する「ファンド・オブ・ファンズ方式」で運用されます。

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)-ファンドの仕組み

特に株式部分は、個人投資家に人気の高い海外ETFであるバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)に投資を行っています。

参考 【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの評価って?利回りや配当金はどのくらい?

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.247%
実質コスト(税込)0.396%
信託財産留保額なし

分配金

分配金は出されておらず、効率的に運用がされています。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)はつみたてNISAの対象で、iDeCoで取り扱っているネット証券はないですが、株式15%、債券85%と基本配分だけが異なる楽天・インデックス・バランス・ファンド(DC年金)は楽天証券で取り扱いがあります。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

1年
トータルリターン9.45%(21位)
リスク(標準偏差)11.52(225位)
シャープレシオ0.82(42位)
対象ファンド数※342本

※:「安定成長」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンド
1ヶ月+2.2%
3ヶ月+6.4%
6ヶ月ー0.4%
1年+4.8%
設定来+7.9%

※楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)「月報(2020年7月)」より
※ファンド設定日は2018年7月20日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産残高の推移

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)-基準価額・純資産残高の推移

所感

ファンドが設定されて2年程度経過しましたが、単純な年率平均は3.8%といった感じです。

 

バランス型ファンドでは8資産均等型が人気が高く、その中でも低コストな「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」や、同じ株式と債券が50:50で債券部分に為替ヘッジをかけず4資産に均等に投資する「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」と比較したのが下記のチャートです。

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)-比較

(引用元:モーニングスター)

オレンジが楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)赤がニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)緑がeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の2018年7月20日からの約2年のトータルリターンのチャートです。

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」だけREITにも投資をしていて、比較的リスクの高い株式+REITの比率が、62.5%と高いこともあり上昇率も大きいですが、下落率も大きく比較的ハイリスク・ハイリターンな動きとなっています。

 

「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」は、「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」と比較すると、特に株式部分で国内の比率は少なく日本を除く先進国や新興国の比率が高いので「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」とそん色ない上昇率となっています。

 

コロナ相場では下落率も「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」と比べると「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」の方が債権比率が高くかつ為替ヘッジありなので比較的抑えられていたようです。

 

ただ、為替ヘッジありは、日本以外の国が金利を引き上げ日本との金利差が広がるとコスト増となりパフォーマンスが悪化する要因となり、さらに通貨の分散投資とはならない点は注意してください。

 

 

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:
    株式:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
    債券:ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス
  • 為替ヘッジ:債券部分は為替ヘッジあり
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):0.247%(実質コスト:0.396%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約10億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(4月15日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2018年7月20日)
  • つみたてNISA:対象
  • iDeCo:株式15%、債券85%と基本配分だけが異なる楽天・インデックス・バランス・ファンド(DC年金)は楽天証券で取り扱いあり

評価・まとめ

楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は、日本を含む全世界の株式および投資適格債券に分散投資ができるバランス型ファンドです。

 

株式と債券の基本配分は、株式50%、債券50%で、株式・債券は下記のインデックスをベンチマークとしています。

  • 株式:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
  • 債券:ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス

債券部分に関しては為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減を行うことが特徴のひとつですが、為替ヘッジを行うにはコストがかかりるのでパフォーマンスが悪化する要因となり、さらに通貨の分散投資とはならないため好き嫌いが分かれそうです。

 

純資産残高も10億程度とあまり人気とはなってなさそうです。

 

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