楽天日本株4.3倍ブルってどう?どんな値動きをする?

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ブル・ベア

ブル・ベア型ファンドは、対象となるインデックスにレバレッジをかけた投資効果を得られるという特徴がありますが、4.3倍と高いレバレッジ効果を得られるのが楽天日本株4.3倍ブルです。

ネット証券では人気がある商品で販売金額上位の常連でもありますが、レバレッジをかけていないファンドが多い中、レバレッジをかけているファンドが実際どんな値動きをする投資信託なのか、内容について確認してみました。

楽天日本株4.3倍ブルの特徴

投資対象

楽天日本株4.3倍ブルは、日本の株価指数を対象とした先物取引(株価指数先物取引)を活用し、国内の株式市場の全体の日々の値動きの概ね4.3倍となることを目指した運用を行うブル・ベア型ファンドです。

 

ブル・ベア型ファンドの「ブル」とは、雄牛(Bull)が角を突き上げるイメージから上昇相場を指し、相場に対して強気であることを意味し、「ベア」とは、熊(Bear)が背中を丸めるイメージから、下落相場を指し、相場に対して弱気であることを意味します。

 

楽天日本株4.3倍ブルが売れているということは、相場に対して強気であるということを意味しています。

 

特徴としては、

【株式市場が上昇】

このようにあくまで前日との騰落率の比較では4.3倍程度になるので、2日以上離れた場合には4.3倍とはなりません。

 

【株式市場が下落】

株式市場が上昇時には大きな利益になりますが、下降時には大きく下落するという特徴があります。

 

【株式市場が横這い】

株式市場の方向性がはっきりしないような時に保有していると、時間の経過とともに基準価額が下落するので、そのような場面では一時売却するなどの対策を行う必要があります。

 

単純に上昇時には4.3倍になるというだけでなく、下落時や横這いなどでは想定よりも基準価額が下落する可能性があるので、このような特徴を理解した上で投資をすることが重要です。

コスト

買付手数料 (SBI証券の場合)
3,000万円未満 2.16%
3,000万円以上 1.08%
信託報酬(税抜) 1.13%
実質コスト(税抜) 1.26%
※2017年6月15日決算ベース
信託財産留保額 なし

純資産残高

楽天日本株4.3倍ブルの純資産残高は約220億円で横ばいから上昇傾向となっています。

(2015年10月~2017年12月まで)

分配金

分配金は今まで出ておらず、今後も分配金を出す可能性は低いと思われますし、ブル・ベア型ファンドへの投資は分配金目的ではなく売買差益で大きな利益を獲得することが目的となります。

運用実績

ファンド(年率)
1ヶ月 +37.3%
3ヶ月 +52.4%
6ヶ月 +77.4%
1年 +143.2%
設定来 +18.8%

※楽天日本株4.3倍ブル「月報(2017年10月)」より
※ファンド設定日は2015年10月7日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

当ファンドの情報のまとめ

  • ベンチマーク:なし
  • 買付手数料:(SBI証券の場合)1,000万円未満 2.16%
  • 信託報酬(税抜):1.13%(実質コスト1.26%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約220億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(6月15日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:2019年6月14日(設定日:2015年10月7日)

まとめ・評価

楽天日本株4.3倍ブルは、日本の株価指数を対象とした先物取引(株価指数先物取引)を活用し、国内の株式市場の全体の日々の値動きの概ね4.3倍となることを目指した運用を行うブル・ベア型ファンドです。

 

特徴としては、

  • 株式市場が上昇時には基準価額が大きく上昇する
  • 株式市場が下落時には基準価額は大きく下落する
  • 株式市場が横這いの時には時間経過とともに基準価額は下落する

 

日経平均やTOPIXといった国内のインデックスと比較したチャートは下記となります。

(引用元:モーニングスター)

オレンジが楽天日本株4.3倍ブル赤が日経平均緑がTOPIXの過去約2年のチャートです。

上昇率はかなり高いですが、その分下落局面ではかなりきつい下落となっていて、インデックスと比較すると当然ですがハイリスク・ハイリターンなことがわかります。

 

このような特徴があるため、長期投資には向かず株式市場が上昇すると予測される場合に短期投資として利用するファンドと言えますが、投資信託は注文した時点では約定価格が決まっていないため、デイトレードのような短期の取引には向いていません。

 

ETFならリアルタイムの値段で取引することができ、同じようにブル・ベア型ETFがあり、信用取引を活用することによって実質約6倍のレバレッジをかけることも可能です。

コード名称信託報酬
(税抜)
売買単位純資産残高
(百万円)
出来高
(株)
1358上場インデックスファンド日経レバレッジ指数0.7075%1株1,86220,488
1365ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス0.75%1株7,53595,716
1367ダイワ上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)指数0.75%1株1,85833,355
1458楽天 ETF-日経レバレッジ指数連動型0.35%1株5,984246,489
1568TOPIXブル2倍上場投信0.75%10株13,768107,070
1570(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信0.8%1株225,0297,282,958
1579日経平均ブル2倍上場投信0.75%10株20,302445,320

ただし、追証が発生し強制決済もあり得たり、制度信用の場合は6ヶ月以内に返済しなければいけないという点には注意が必要です。

 

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