iFree新興国債券インデックスってどう?過去の成績は?

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iFree新興国債券インデックスは、低コストインデックスファンドで知られるiFreeシリーズで新興国債券市場に分散投資ができるファンドです。

JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックスーエマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース)の動きに連動する成果を目標としていますが、実際どんな内容のファンドで、利回りはどのくらいだったのか確認してみました。

iFree新興国債券インデックスの特徴

投資対象

「JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックスーエマージング・マーケッツ(略:GBI-EM)・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドで、為替ヘッジは行いません。

「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド」は、新興国の債券市場の動きを表す代表的な指数のひとつで、新興国が発行する現地通貨建て国債を対象にした時価総額ベースの指数です。

外国人投資家に対して著しい不利益を与えうる制度がある国は除外されていて、国別構成比率に1ヵ国当たりの上限が設けられていて、2017年4月末時点の構成国は以下の17ヵ国となっています。

アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、チェコ、ハンガリー、インドネシア、
マレーシア、メキシコ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ルーマニア、ロシア、
南アフリカ、タイ、トルコ

iFree新興国債券インデックスは196銘柄(2017年7月)に分散投資をしていて、通貨別構成は下記の様になっています。

通貨 比率
メキシコ・ペソ 10.1%
ブラジル・レアル 9.9%
インドネシア・ルピア 9.5%
ポーランド・ズロチ 9.2%
南アフリカ・ランド 8.3%
トルコ・リラ 7.9%
タイ・バーツ 7.5%
コロンビア・ペソ 7.1%
ロシア・ルーブル 6.5%
その他 24.1%

※iFree新興国債券インデックス「月次レポート(2017年8月末)」より

また、債券の格付別構成は下記の様になっています。

格付別 比率
AAA
AA 5.8%
A 40.4%
BBB 52.8%
BB以下 1.0%

※iFree新興国債券インデックス「月次レポート(2017年8月末)」より

コスト

買付手数料 無料
信託報酬 0.22%
実質コスト 0.42%
※決算日:2017年7月5日ベース
※対象期間は2016年9月8日~2017年7月5日の約10ヶ月
信託財産留保額 なし

純資産残高

純資産残高は約8.5億円となっていて、右肩上がりに成長し続けています。マザーファンドは約60億円(2017年7月)となっています。

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていません。

ファンドの運用で得た利益はファンド内の原資として効率よく運用されています。分配金がでると課税(20%)された後に再投資することになるので複利効果が落ちます。

ポートフォリオ特性値

(引用元:iFree新興国債券インデックス「月次レポート(2017年8月末)」)

また、残存年数別構成比率は下記となっています。

残存期間 比率
1年未満
1年以上3年未満 26.0%
3年以上7年未満 33.1%
7年以上10年未満 18.8%
10年以上 22.1%

当ファンドの情報のまとめ

  • ベンチマーク:JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックスーエマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース)
  • 買付手数料:無料
  • 信託報酬(税抜):0.22%(実質コスト0.42%(対象期間は約10ヶ月))
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約8.5億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(7月5日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2016年9月8日)

所感

iFree新興国債券インデックスは、JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックスーエマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース)に連動したインデックスファンドで、新興国17ヵ国の196銘柄(2017年7月)の国債に分散投資ができます。

多くの新興国株式インデックスで利用されている「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」と構成国は大分異なっていて、中国や韓国、台湾、インドといった国は入ってません。

債券の格付けはほとんどが投資適格級となっていて、最終利回りも6%前後と高い水準ではありますが、現地通貨建ての債券に投資をするので新興国通貨の為替変動リスクが高い点には注意が必要です。

最終利回りとは
債券を購入した日から償還期限(満期日)まで保有した場合の利回りのことで、債券を購入した日から償還までにもらえる受取利息と、償還時の償還差損益の合計が、投資金額に対して1年あたりどれだけの利回りとなるかを表す指標。

利回りは?

基準価額騰落率

ファンド ベンチマーク
1ヶ月 +1.5% +1.6%
3ヶ月 +3.9% +4.0%
6ヶ月 +7.0% +7.3%
設定来 +15.7% +17.0%

※iFree新興国債券インデックス「月次レポート(2017年8月末)」より
※ファンド設定日は2016年9月8日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

(引用元:iFree新興国債券インデックス「月次レポート(2017年8月末)」)

評価

ファンドが設定されてから約1年が経過し、設定来で15.7%基準価額が上昇しています。

ただ、ベンチマークとのかい離が1.3%していて、運用報告書によるとベンチマークとの差異は「信託報酬などが主な原因」と記載がありますが、信託報酬は0.22%で実質コストも0.42%(10ヶ月)なので、それ以上のかいり離が発生している原因についての説明がないのでちょっと不安な感じがします。

まとめ

iFree新興国債券インデックスは、JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックスーエマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース)に連動したインデックスファンドで、新興国17ヵ国の196銘柄(2017年7月)の国債に分散投資ができます。

まだ、運用が始まって1年しかたってませんが、15.7%の上昇と高いリターンとなっていますが、ベンチマークとのかい離が1.3%と信託報酬以上の差となっている点は不安が残ります。

また、現地通貨建ての債券に投資をするので新興国通貨の為替変動リスクが高い点には注意が必要です。

新興国債券に投資するなら、個別インデックスファンドだけでなくバランス型ファンドで新興国債券にも投資してるファンドもあるので、そのようなファンドも検討してみてください。

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