ひふみ投信(ひふみプラス)の評価・評判ってどう?利回りや実質コストってどのくらい?

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ひふみ投信(ひふみプラス)の評価・評判ってどう?利回りや実質コストってどのくらい?アクティブファンド

ひふみ投信は、国内外の上場株式のうち市場価値が割安と考えられる銘柄選別して長期的に投資を行うアクティブファンドです。

姉妹ファンドであるひふみプラスとともに純資産残高を大きく伸ばし、人気の高いファンドの一つです。

そんなひふみ投信はどんな内容のファンドなのか、ひふみプラスとの違いや過去の利回りや実質コストを確認してみました。

ひふみ投信(ひふみプラス)の特徴

投資対象

ひふみ投信(ひふみプラス)は、国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資を行うアクティブファンドで、以前は主に国内の株式中心でしたが、純資産残高の増加とともに海外の株式にも投資を行っています。

 

ひふみ投信の特徴して、財務指標などの定量的な分析だけでなく、実際に企業訪問をするなどして成長企業を発掘することを行っていますが、コロナ禍で企業訪問ができなくなってるようです。

ひふみ投信(ひふみプラス)の特徴

 

また、「守りながらふやす」運用を掲げていて、株式の組入比率は相場状況によって変化し、現金の比率を最大50%まで引き上げることがあるのが特徴です。

ひふみ投信(ひふみプラス)の特徴

 

実際にひふみ投信のマザーファンドの構成比率の推移は下記となりますが、例えば直近のコロナ相場で株式市場が下落した時には現金等の比率が高くなっていることがわかります。

ひふみ投信(ひふみプラス)の特徴

 

※下記はひふみ投信「月報(2021年5月)」からの情報です。

資産配分比率

ひふみ投信-資産配分比率

市場別比率

ひふみ投信-市場別比率

業種別比率

ひふみ投信-業種別比率

組入上位10銘柄

ひふみ投信-組入上位10銘柄

※組入銘柄数:281銘柄

ファンドの仕組み

ひふみ投信はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はひふみ投信マザーファンドにて行われます。

ひふみ投信-ファンドの仕組み

 

また、ひふみプラスもひふみ投信同様にひふみ投信マザーファンドに投資を行っており、運用成績はほぼ同様の動きとなります。

ひふみプラス-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

ひふみ投信ひふみプラス
購入時手数料(税込)なし3.3%
信託報酬(税込)1.078%1.078%(500億円まで)
実質コスト(税込)1.258%1.256%
信託財産留保額なしなし

 

ひふみ投信には「資産形成応援団」というサービスがあり、保有期間が5年~10年の場合は0.2%分、10年以上保有すると0.4%分のひふみ投信を余計に買い付けてくれるので、実質的に信託報酬が割り引かれます。

ひふみ投信-資産形成応援団

 

ひふみプラスは、純資産総額が一定金額に達すると、一定金額を超えた部分に対して信託報酬が逓減される仕組みとなっています。

ひふみプラス-信託報酬

 

10年以上保有するならひふみ投信の還元率が高くお得となっています。

分配金

ひふみ投信、ひふみプラスともに設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

ひふみ投信、ひふみプラスともにつみたてNISA対象商品で、iDeCoでは姉妹ファンドあるひふみ年金(信託報酬 税込:0.836%)があり、取り扱いネット証券は下記となります。

ネット証券つみたてNISAiDeCo(ひふみ年金)
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

ひふみ投信(ひふみプラス)の過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

【ひふみ投信】

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン23.94%(57位)6.59%(38位)14.45%(17位)17.01%(2位)
リスク(標準偏差)12.35(14位)18.01(16位)15.08(11位)15.39(1位)
シャープレシオ1.94(44位)0.37(35位)0.96(11位)1.11(1位)
対象ファンド数※81本75本64本38本

※:「国内中型グロース」カテゴリ

 

【ひふみプラス】

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン24.24%(54位)6.80%(36位)14.61%(16位)–(–)
リスク(標準偏差)12.37(16位)18.01(17位)15.08(10位)–(–)
シャープレシオ1.96(42位)0.38(32位)0.97(9位)–(–)
対象ファンド数※81本75本64本

※:「国内中型グロース」カテゴリ

基準価額騰落率

ひふみ投信ひふみプラス参考(TOPIX(配当込み))
1ヶ月ー1.54%ー1.51%+1.38%
3ヶ月+1.64%+1.71%+4.12%
6ヶ月+2.69%+2.81%+10.81%
1年+23.50%+23.78%+25.61%
3年+16.81%+17.51%+18.17%
設定来+508.21%+398.72%+131.38%(ひふみ投信の設定日)
+223.67%(ひふみプラスの設定日)

※ひふみ投信・ひふみプラス「月報(2021年5月)」より
※ファンド設定日はひふみ投信:2008年10月1日、ひふみプラス:2012年5月28日。TOPIX(配当込み)の設定来のパフォーマンスはそれぞれのファンドの設定日から
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

【ひふみ投信】

ひふみ投信-基準価額・純資産の推移

 

【ひふみプラス】

ひふみプラス-基準価額・純資産の推移

所感

ひふみ投信は、過去10年の年率でトータルリターンは2位、リスク・シャープレシオは1位と高いパフォーマンスとなっています。

 

ただ、直近1年や3年では成績は振るわず、過去3年ではTOPIXよりはパフォーマンスは良かったものの日経平均よりパフォーマンスが悪くなっています。

ひふみ投信-パフォーマンス

(引用元:モーニングスター)

赤がひふみ投信オレンジが日経平均青がTOPIXの過去3年のトータルリターンのチャートです。

カンブリア宮殿に取り上げられ一躍有名になったひふみ投信も急激に純資産残高が増えたことによって、もともと得意な分野であった超小型株への比率が減少しています。

 

超小型株は売買代金も小さいので、多少大きな買いや売りが入ると株価が大きく上下してしまうため、運用がしづらくなり思うようなパフォーマンスをあげられていないと想定されます。

当ファンドの情報

ひふみ投信ひふみプラス
ベンチマークなし
購入時手数料(税込)なし3.3%
信託報酬(税込)1.078%1.078%(500億円まで)
実質コスト(税込)1.258%1.256%
信託財産留保額なしなし
純資産残高約1,500億円約4,700億円
分配金利回り
決算年1回(9月30日)
買付単位1,000円以上1円単位100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
償還日無期限(設定日:2008年10月1日)無期限(設定日:2012年5月28日)

ひふみ投信とひふみプラスの違いとは?

ひふみ投信と、同じマザーファンドで運用される姉妹ファンドのひふみプラスの違いとしては下記のような点が挙げられます。

ひふみ投信ひふみプラス
購入時手数料(税込)なし3.3%
信託報酬(税込)1.078%1.078%(500億円まで)
販売会社レオス・キャピタルワークスネット証券をはじめ様々な金融機関
買付単位1,000円以上1円単位100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
純資産残高約1,500億円約4,700億円

コストの違いは?

購入時にかかる手数料が異なっていてい、ひふみ投信は無料ですがひふみプラスは金融機関によっては3.3%(税込)の手数料が必要となります。

 

ただ、下記のネット証券を利用すれば購入時手数料は無料で購入することができます。

ネット証券つみたてNISA取り扱い
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
フィデリティ証券
松井証券
岡三オンライン証券
GMOクリック証券
LINE証券

 

また、上述したようにひふみ投信は「資産形成応援団」というサービスにより、保有期間が5年~10年の場合は0.2%分、10年以上保有すると0.4%分のひふみ投信を余計に買い付けてくれるので、実質的に信託報酬が割り引かれます。

 

ひふみプラスは、純資産総額が一定金額に達すると、一定金額を超えた部分に対して信託報酬が逓減される仕組みとなっています。

ひふみプラス-信託報酬

 

10年以上保有するならひふみ投信の還元率が高くお得となっています。

販売会社が異なる?

ひふみ投信は、直販投信と呼ばれていて投資信託の運用会社であるレオス・キャピタルワークス株式会社が販売会社を通さずに直接個人投資家に販売しているため、レオス・キャピタルワークス株式会社に口座開設する必要があります。

 

ひふみプラスは、通常の投資信託同様にネット証券をはじめ銀行などでも購入することは可能なので、普段利用しているネット証券でも投資することは可能です。

買付単位が異なる?

ひふみ投信は1,000円以上1円単位での買付となりますが、ひふみプラスはネット証券を利用すれば100円から買い付けることが可能です。

人気があるのは?

ひふみ投信よりひふみプラスの方が純資産残高は大きく、月次の資金流出入額は下記となっています。

【ひふみ投信】

ひふみ投信-純資産残高

 

【ひふみプラス】

ひふみプラス-純資産残高

2019年頃から両ファンドともに資金流出が多くなってきていますが、2021年に入りひふみ投信の方がやや資金流入が多いようです。

評価・まとめ

ひふみ投信は、国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資を行うアクティブファンドで、以前は主に国内の株式中心でしたが、純資産残高の増加とともに海外の株式にも投資を行っています。

 

2017年2月にテレビ東京のカンブリアン宮殿で取り上げられてから、ひふみ投信や姉妹ファンドのひふみプラスは急激に純資産残高を伸ばし、特に主なネット証券で100円から購入ができるひふみプラスは国内でも有数の純資産残高を誇るファンドとなりました。

 

過去10年では大きくTOPIX(配当込み)を上回る成績を残してきたファンドですが、純資産残高が多くなってからは苦戦していて直近3年ではTOPIXは上回ったものの日経平均よりパフォーマンスが悪くなっています。

 

投資信託全ファンドで過去10年間の成績が最も良かった「DIAM新興市場日本株ファンド」(販売停止中)や、その「DIAM新興市場日本株ファンド」を運用するなど数々の実績を上げているファンドマネージャーの岩谷氏率いる運用チームで運用する「厳選ジャパン」と過去1年の成績を比較したのが下記のチャートとなります。

ひふみ投信-パフォーマンス比較

(引用元:モーニングスター)

赤がひふみ投信オレンジがDIAM新興市場日本株ファンド青が厳選ジャパンの過去3年のトータルリターンのチャートです。

3つのファンドとも主に国内の中小型株を中心に投資を行うアクティブファンドですが、特に2020年のコロナ相場後はひふみ投信が大きく出遅れてる感があります。

参考 DIAM新興市場日本株ファンドってどう?過去のリターンは?

参考 厳選ジャパンの評価ってどう?国内最強の投資信託となりうるか?

 

それでもカリスマファンドマネージャーである藤野氏率いるひふみ投信は人気が高く、今後復調してくれるのか注目です。

 

国内株式のアクティブファンドならひふみ投信!

ひふみ投信は、直販ファンドとしてレオス・キャピタルワークス株式会社から直接購入することができます。もちろん口座開設・維持費用は無料です。

>> ひふみ投信 (公式サイト)

 

100円から投資できるひふみプラスを購入するならSBI証券がおすすめ!

ひふみプラスは、購入時手数料が必要なファンドですが、SBI証券、楽天証券、マネックス証券なら通常注文・積立注文どちらも購入時手数料が無料で投資できます。

 

また、ネット証券では投資信託を保有しているだけで下記のようなポイントが貰えます。

 貰えるポイント付与率(年率)ポイント
投資
SBI証券Tポイント0.10%(※1,000万円未満)
0.20%(※1,000万円以上)
楽天証券楽天ポイント0.048%
マネックス証券マネックスポイント0.08%×

※月間保有金額

 

ネット証券によって貰えるポイントが異なりますが、付与率が最も高いのはSBI証券となります。もちろん口座開設・維持費用は無料です。

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マネックス証券は独自ポイントなので上記2社と比較すると利用できる場面は少ないですが、ビットコインなどの仮想通貨へも交換可能です。

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