カナダドルの金利が上昇してきたが今後の見通しは?スワップポイント狙いがいい?

トラリピ

カナダは、米国の隣国の国でG7(主要先進7ヵ国)の一員として世界でも政治的にも経済的にも安定した国と言われています。

世界第二位の広大な国土を有し、世界有数の資源国としての魅力も持ち合わせているカナダは、金利が上昇し先進国通貨の中でも高金利となり投資対象としての魅力が出てきました。

そんなカナダの通貨であるカナダドルへの投資について確認してみました。

カナダってどんな国?

基本情報

国名カナダ
人口約3,666万人(世界38位)
面積約998.5万km2(ロシアに次ぐ世界第2位、日本の約27倍)
首都オタワ
GDP1,652.41(10億USドル)(世界10位)
国債格付けムーディーズ:Aaa
S&P、フィッチ:AAA
経済成長率2.00%(2018年)
政策金利0.25%
主要産業金融・保険・不動産などのサービス業、製造業、建設業、工業、農林業

人口の推移

1980~2023年の日本とカナダの人口の推移です。(将来の推移はIMFによる推計)

カナダ-人口の推移

(引用元:世界経済のネタ帳

日本がやや減少傾向となっている中、カナダの人口は増加傾向となっていて今後も増加が予想されていて、特にG7での伸び率は一番高かったようですが、移民の受け入れが押し上げ要因となっているようです。

参考 ロイター「16年のカナダ人口は3520万人、G7で伸び率最大=統計局

 

近い将来は出生率は低迷し、先進国にみられる少子高齢化が進むと予測されていますが、メリット・デメリットはありますが一つの対策である移民を受け入れることによって今後の人口の増加が予測されています。

失業率の推移

1980~2023年の日本とカナダの失業率の推移です。(将来の推移はIMFによる推計)

カナダ-失業率の推移

(引用元:世界経済のネタ帳

失業率は日本よりもカナダの方が高い状態で、今後は現状の状態が推移することが想定されています。

名目GDP(USドル)の推移

1980~2023年の日本とカナダの名目GDP(USドル)の推移です。(将来の推移はIMFによる推計)

カナダ-名目GDPの推移

(引用元:世界経済のネタ帳

1980年代以降、日本の方が大きくGDPを伸ばし差をつけましたが、カナダも右肩上がりで成長していて、将来は日本よりも高い経済成長率が予想されています。

カナダドル(CAD)の特徴は?

世界有数の資源国通貨

カナダはロシアに次ぐ世界第2位の広大な国土を持ち、エネルギーおよび天然資源が多く埋蔵されていることで知られています。

 

特に石油の埋蔵量は世界第3位(オイルサンドの埋蔵量含む)で、全世界の約10%がカナダに埋蔵されていることになります。

国名埋蔵量(億バレル)
ベネズエラ3,032
サウジアラビア2,662
カナダ1,689
イラン1,572
イラク1,488

※BP Statistical Review of World Energy 2017

そのため、カナダドルは原油価格と連動しやすい傾向があり、原油価格が上がればカナダドルも上がりやすく、原油価格が下がればカナダドルも下がりやすい傾向があります。

 

ただ、カナダの主力産業は小売業やサービス業である三次産業がGDPの7割を占めていることもあり、資源価格の影響は比較的受けにくくなってます。

政策金利は横ばい傾向だったが・・

カナダでは2017年7月から利上げを開始し、緩やかながら政策金利が上昇していましたが、コロナウィルスの影響で大きく引き下げられました。

カナダ-政策金利推移

 

主要先進国では米国とカナダが同じ0.25%の政策金利と、コロナウィルスの影響による経済の見通しに悪影響を及ぼし、大きく政策金利は引き下げられています。

先進国の政策金利推移

資源国通貨として有名なオーストラリアの政策金利も0.25%とカナダと同じ政策金利となっています。

 

また、日本は現在の低金利政策を維持しているので、両国間の政策金利差は広がったままなので、カナダドル円ではFXのスワップポイントを得ることができます。

 

隣国の米国の影響を受けやすい

カナダは地理的に米国と隣接しているため、経済的にもつながりが強く、1994年の北アメリカ自由貿易協定 (NAFTA) 締結以降より密接な関係となっています。

 

輸出の7割以上、輸入の5割が米国が占めるなど最大の貿易相手国となっているため、米国の経済動向に影響を受けやすいという特徴があります。

 

また、NAFTA再交渉に関して米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)として妥結されたことは今後の不安解消につながりましたが、カナダ側がアメリカに譲歩するような条件もあり今後経済に影響があるのか注目されます。

カナダドル円の過去10年間のチャート

カナダドル円-10年間の月足チャート

10年間の月足のチャートを見ると、75円から106円あたりを推移していて、過去には73円から75円あたりまで下落すると反発するような動きを何回か見せているので、その辺りに大きな壁があると考えてもよさそうです。

 

直近1年では80円から90円の間のレンジ相場が続いていましたが、コロナウィルスの影響により80円を割り込むなど大きく下落しましたが、いったん下げ止まってからは反発をしています。

 

ただ、直近では横ばい傾向となっています。

カナダドル円-1年間の月足チャート

カナダドルの投資戦略

カナダドルのスワップポイント狙いの投資

政策金利がコロナウィルスの影響により大きく下げてしまいましたが、低金利政策を続ける日本円との政策金利差は広がったままなので、FXでカナダドル円を保有することによってスワップポイントを得ることができます。

 

 

例えば、カナダドル円78.6円、初期投資資金82万円、スワップ金利1日10円とすると下記のような感じになります。

※スワップ金利は2020年7月調査時点で最も高いスワップ金利となっているヒロセ通商の値を参考に算出

取引数量必要証拠金
(4%)
年間スワップ年間利回りロスカット
(証拠金維持率100%)
1万(レバレッジ1倍)31,440円3,650円0.46%3.1円
2万(レバレッジ2倍)62,880円7,300円0.93%42.4円
3万(レバレッジ3倍)94,320円10,950円1.39%55.5円
5万(レバレッジ5倍)157,200円18,250円2.32%66円
10万(レバレッジ10倍)314,400円36,500円4.64%73.9円

※カナダドル円の史上最安値は1995年の時で約58円です。

 

レバレッジ2倍なら約0.9%程度の利回りが期待できそうで、しかもロスカットまでの値幅は大きいので当面ロスカットの心配はなさそうです。

 

 

 

レバレッジ3倍でも、史上最安値まで下落してもロスカットとはならないので多少リスクを取れるならレバレッジ3倍で運用するというのもありかと思います。

 

上記は初期投資資金を78.6万円としてますが、取引数量1万でレバレッジ2倍なら初期投資資金は78.6万円÷2=約39.3万円からと初期投資金額を抑えることができ、さらに1,000通貨取引ができるFX会社であれば、レバレッジ2倍なら約3.9万円から投資を始めることができます。

カナダドルの為替差益狙いの投資

カナダドルは、格付け大手3社が最上級の格付けをつけていて、インフレ率も低く経済が緩やかながらも安定的に成長しているため優等生通貨と言われています。

 

また、カナダドル円は、流動性が低いために米ドル円と比較すると若干大きく値が動くときもありますが、比較的素直な値動きをすることが多いので、テクニカル分析がし易い通貨ペアとも言われています。

 

ただ、デイトレードやスキャルピングのような短期売買が目的の場合には、値動きが大きくないので利益を上げにくく、米ドル円と比較するとスプレッドも高めなので短期売買にはあまり向いてない通貨ペアです。

 

まとめ

カナダは、米国の隣国の国でG7(主要先進7ヵ国)の一員として世界でも政治的にも経済的にも安定した国と言われていて、世界第二位の広大な国土を有し、世界有数の資源国としても知られています。

 

そんなカナダの通貨であるカナダドル(CAD)の特徴として下記のような点が挙げられます。

カナダドル(CAD)の特徴

  • 世界有数の資源国通貨
  • 先進国では米国と同じ政策金利
  • 隣国の米国の影響を受けやすい

先進国でありながら資源国通貨としての特性を持つカナダドルは、格付け大手3社が最上級の格付けとなっていて、インフレ率も低く経済が緩やかながらも安定的に成長しているため優等生通貨と言われています。

 

また、カナダドル円は、流動性が低いために米ドル円と比較すると若干大きく値が動くときもありますが、素直な値動きをすることが多く比較的安心な通貨ペアとして知られています。

 

そんなカナダドル円ですが、値動きがあまり大きくないので利益を上げにくく、米ドル円と比較するとどのFX会社もスプレッドが広めなので短期売買にはあまり向いてない通貨ペアです。

 

政策金利がコロナウィルスの影響などにより大きく政策金利が引き下げられ、スワップポイント狙いの投資は直近では投資妙味に欠けますが、コロナウィルスが落ち着けば投資妙味は増してくる可能性は高そうです。

参考 カナダドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!

 

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参考 外貨預金に代わるおすすめサービス!積立FXとはどんな機能?

参考 SBIFXの積立FXと通常のFX取引と比較!お得に取引できるのは?

 

 

参考 他の通貨でスワップ運用するなら下記も参考にしてみてください。

⇒ 米ドル円のスワップポイント狙いの積立投資ってどう?利回りはどのくらい?

⇒ 豪ドル円のスワップポイント狙いの積立投資ってどう?利回りはどのくらい?

⇒ NZドル円のスワップポイント狙いの積立投資ってどう?利回りはどのくらい?

⇒ 南アフリカランド円のスワップポイントは高いけど今後の見通しは?利回りはどの位?

⇒ トルコリラのスワップ金利は高いけど投資して大丈夫?今後の見通しは?

⇒ メキシコペソ円のスワップポイントは高いが今後の見通しってどうなの?

 

参考 スワップポイント狙いの投資をするのにおすすめな通貨ペアについては下記も参考にしてみてください。

⇒ FXのスワップポイントで稼ぐのにおすすめの通貨ペアとは?高金利通貨も比較!

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