トラリピとは、トラップリピートイフダンの略で、マネースクエアHDが特許を取得しているFXなどで自動売買が行えるサービスです。
FXの自動売買にもいくつか種類がありますが、リピート型自動売買の元祖ともいえるトラリピとはどんなサービスなのか内容を確認してみました。
トラリピとは?
トラリピとは、マネースクエアHDが特許を取得している独自の注文方法のことで、正しい名前はトラップリピートイフダンと言います。
為替相場の上がる・下がるを的中させるのではなく、「このくらいの範囲で相場が動きそう」と予想するところにいくつもの罠(トラップ)を仕掛けていきます。
罠に仕掛けるのはリピートイフダンで、イフダンとは例えば100円で買いの注文をし、その後101円になったら売るといった注文方法です。
ただ、イフダン注文では、発注した注文が2つとも成立するとその時点で終了となり、その後は注文は行われないので、再度100円で買い、101円で売り注文を設定しないと取引されません。
そこで、101円となって取引終了後に自動で再度100円で買いの注文、101円で売りの注文を自動的に出してくれるのがリピートイフダンです。
そのため下記のように赤い線にふれたら買いを、青い線にふれたら売りが成立するので、イフダンだけでは1回しか成立しなかった決済が、リピートイフダンでは9回決済されそれだけ利益を積み上げることが可能です。
ただ、リピートイフダンにはデメリットがあり、例えば上記では「109円買い・110円売り」でしたが、下記のように「107円買い・108円売り」の場合は1回しか決済できませんでした。
また、「113円買い・114円売り」の場合は7回決済することができましたが、途中で大きな評価損を抱えていたので、下落局面で損切りしてしまっていたかもしれません。
このようにリピートイフダンはどこで仕掛ければいいのかを判断するのが難しいといったデメリットがあります。
そこで、目先上げるか下げるかはわからないが、特定の範囲で上下するのではないかといった範囲を予想します。
予想した範囲にリピートイフダンを並べます。
相場に対して、特定の価格である点ではなく面に対して仕掛けるのがトラリピです。
仕掛けた範囲内で為替レートが推移する限り、自動で利益を積み重ねてくれます。それがトラリピです。
トラリピのメリットとは?
相場が上がる・下がるといった予想をしなくていい
通常のFXでは、これから相場が上がりそうか、下がりそうかといった相場分析を行ってトレードを行うので、FXで利益を出すには知識や経験が必要となってきます。
しかしトラリピでは、今後為替レートが動きそうな範囲を想定して注文を並べるだけなので、高度な相場分析の知識などは必要ありません。
設定する範囲は過去の相場などから比較的容易に想定することができるので、知識や経験がない初心者でも取引を行うことができ、利益を上げられる期待ができます。
FXに時間をとられない
FXは土日以外の平日(日本の休日含む)はほぼ24時間為替レートは変動しています。
しかし、日中は仕事や家事・育児があったり、夜になれば睡眠時間も必要と日々なかなか時間が取れない方でもトラリピなら24時間相場を見張って自動でトレードをしてくれます。
設定した範囲内で為替レートが動く限り、トラリピなら自動で注文と決済を繰り返しコツコツと利益を上げ続けてくれます。
相場の乱高下に強い
為替レートが上下に大きく変動するような乱高下するような時には、通常のFX取引では上に行くのか下に行くのか見極めが難しく、利益を出すのが難しい局面でもトラリピは活躍してくれます。
想定した範囲内であれば仕掛けたトラップに引っ掛かり自動でトレードされるので、大きく変動するほど大きな収益を得られるチャンスが高まります。
口座開設・維持費用も無料で、取引手数料も無料でFXの自動売買を行うことができます。
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トラリピのデメリットとは?
評価損を抱えやすい
トラリピは、相場の上昇と下落の両方の値動きが必要で、例えば買いの場合は相場が下落していく中で自動的に注文され、ポジションを持ちます。
参考 FXのポジションとは?ポジションを持ち続けることは可能?
相場が下落していく中で買いでポジションを保有していくので、保有しているポジションは評価損を抱えることになります。
その後、相場が反転し上昇の局面となれば保有していたポジションは順次決済され、利益を積み重ねていきます。
トラリピは上記のような動きとなるため、トラリピを利用しているほとんどの期間で評価損を抱えた運用となることを理解し、強制ロスカットとならないように資金管理を行うことが重要となってきます。
参考 FXの強制ロスカットとは?計算方法や証拠金維持率・レバレッジとの関係は?
トレンド相場は苦手
トラリピは戦略上相場の上昇と下落の両方の値動きが必要となるので、一方的に上昇や下落するトレンド相場はあまり得意ではありません。
特に想定した範囲を抜けてしまうようなトレンド相場となったら、設定の見直しが必要となり、例えば買いのトラリピを仕掛けていて、上に抜けるような場合は、仕掛けがないので収益を上げられなくなります。
逆に買いのトラリピを仕掛けていて、下に抜けるような場合は含み損も大きくなっている場合が多いので追加資金が必要になったり、一部のポジションを損切りするような対応も必要になってきます。
FXはレンジ相場とトレンド相場が7:3と言われていて、レンジ相場である期間の方が長いのでこの期間に利益をしっかり積み重ねておくことが重要となってきます。
スプレッドは広め
トラリピのスプレッドはFXの自動売買を行ってる他社サービスと比較してもやや広めとなっています。
米ドル円 | トラリピ | トライオートFX | ループイフダン |
スプレッド | 3.6銭 | 0.3銭 | 2.0銭 |
取引手数料 | 無料 | 新規・決済:2.0銭 | 無料 |
ただ、トラリピでは取引手数料が無料なので、新規・決済まで考慮するとトライオートFXより低コストで取引できます。
ループイフダンよりはコストが高いですが、同じリピート系の自動売買でもトラリピは範囲を指定できるのに対してループイフダンは範囲を指定することができなかったりと、自動売買ロジックが異なるので、コストだけでなくどのような自動売買を利用したいかなども比較したうえで利用するのがおすすめです。
トラリピは、設定が簡単だったり、運用資産表やシミュレーションツールなどがあったりと取引コスト以外のメリットもあります。
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トラリピの口コミ・評判は?
良い口コミ・評判
しごおわに決済メール最高です♪
今日もサクッと2,000円ゲット!
コツコツ積み上げ中!#トラリピ #オージーキウイ #AUDNZD pic.twitter.com/mkGw7bNlRm— まなSUN☀️トラリピでモデルYにタダ乗り (@mana_sun_Invest) February 4, 2022
24時間自動で取引をしてくれるトラリピなら仕事中でも寝ている間も24時間自動で取引しコツコツ利益を積み上げてくれます。
トラリピは範囲を指定した取引なので、その範囲内で動く分にはあまり心配せず見ていられるといった口コミもあります。
悪い口コミ・評判
トラリピのデメリットを分からず、自動売買してる人多い気がする。
来年ロスカットされる分にはまだいい。
長期運用して20年後にロスカットされたら、人生確実に詰む。
含み益もろとも吹っ飛ぶんだから。トラリピ以外にも資産分配は絶対にしておくべき。
一点集中危険#トラリピ #投資— たけ@ブログチーム「収入加速プロジェクト」 (@takeuchigoro) June 15, 2021
トラリピで重要なのは強制ロスカットされないことで、資金管理が重要になってきます。
また口コミにもあるようにトラリピへの一点集中は避け、トラリピ以外へ分散投資することも必要です。
トラリピを始めるには?
トラリピを始めるにはまずはマネースクエアの口座開設することから始まります。
- STEP1公式ページから口座開設の申込みマネースクエアの公式サイトにアクセスし、「口座開設」をクリックし「FX個人口座開設」をクリックします。
- STEP2申込みフォームへの入力
一般的なFXの口座申込同様に、名前や住所などを入力していきます。
- STEP3本人確認書類の提出
マネースクエアでは、本人確認書類の提出方法として「スマホで最速、本人確認」「転送不要郵便で本人確認」の2種類があります。
「スマホで最速、本人確認」の場合は下記のAかBの組み合わせ、「転送不要郵便で本人確認」の場合はCかDの組み合わせの資料を提出します。
本人確認書類の組み合わせA:マイナンバーカード
B:通知カードまたは個人番号の記載がある住民票 + 顔写真付き本人確認書類(免許証など)
C:マイナンバーカード + 本人確認書類(免許証など)
D:通知カードまたは個人番号の記載がある住民票 + 本人確認書類2通
- STEP4IDの受取り
「スマホで最速、本人確認」を利用すれば、審査完了後メールでIDが送られてくるので、最短で申込み当日に口座開設が完了します。
「転送不要郵便で本人確認」の場合は2~3営業日で口座開設が完了します。
IDを受け取ったらマネースクエアのホームページからログインし、入金をすればトラリピを開始することができます。
口座開設・維持費用も無料で、取引手数料も無料でFXの自動売買を行うことができます。
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まとめ
トラリピとは、マネースクエアHDが特許を取得している独自の注文方法のことで、正しい名前はトラップリピートイフダンと言います。
トラリピのメリット
- 相場が上がる・下がるといった予想をしなくていい
- FXに時間をとられない
- 相場の乱高下に強い
トラリピのデメリット
- 評価損を抱えやすい
- トレンド相場は苦手
- スプレッドは広め
為替相場の上がる・下がるを的中させるのではなく、「このくらいの範囲で相場が動きそう」と予想するところにいくつもの罠(トラップ)を仕掛け、その間を為替レートが動くことによってコツコツと24時間自動で取引を行い利益を積み重ねてくれます。
トラリピですでに用意しているモデルで運用をすぐに始めることもできるので、興味を持たれたらこの機会に口座開設を検討してみてください。
>> マネースクエア(公式サイト)