楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの評価・評判は?利回りや実質コストは?

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楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの評価・評判は?利回りや実質コストは?インデックスファンド

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)の動きに連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。

全世界株式に連動する投資信託としては信託報酬が低コストなファンドとなりますが、実際どんな内容のファンドなのか確認してみました。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドとは?

基本概要

ファンド名楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
運用会社楽天投資顧問
ベンチマークMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)
為替ヘッジなし
インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.0561%
実質コスト(税込)
信託財産留保額なし
純資産残高約420億円
分配金利回り
NISAつみたて投資枠・成長投資枠対象
iDeCo取扱いネット証券なし
決算年1回(7月15日)
設定日2023年10月27日
償還日無期限

投資対象

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、日本を全世界の株式市場の動きに連動する投資成果を目指し、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドです。

 

「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」は、日本を含む先進国23ヵ国と新興国24ヵ国の大型株・中型株約2,900銘柄で構成されているインデックスで、世界の投資可能な株式市場の時価総額(浮動株調整後)の85%をカバーしています。

参考 全世界株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

国・地域別構成比を見ると、米国の比率が45%とやや低く、同じく全世界株式に投資する人気の高い「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」では米国の比率が約60%となっています。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの国・地域別構成比

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド月報(2023年12月末)」

日本以外のその他の国も全体的に比率が低く、ベンチマークとの連動性に乖離がでる可能性があります

 

また、組入上位10銘柄を見ると新興国株式は「iShares Core MSCI Emerging Markets ETF」に多く投資しています。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの組入上位10銘柄

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド月報(2023年12月末)」

「iShares Core MSCI Emerging Markets ETF」は経費率が0.09%かかるので、その分コストが増大しないかやや不安があります。

投資形態

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は下記3つのマザーファンドにて行われます。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの投資形態

※引用:楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド交付目論見書

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.0561%
実質コスト(税込)
信託財産留保額なし

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドはまだ決算を迎えてないので信託報酬以外のコストがどれほどかかるのか不明です。

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

新NISA及びiDeCoの対応状況

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド新NISA(2024年以降)の「つみたて投資枠」「成長投資枠」の両方の対象となるので好きなほうを選んで投資することができます

 

新NISA

参考 金融庁「新しいNISA

 

また、iDeCoで取り扱いがあるネット証券もあり、NISAと合わせると主要ネット証券の対応状況は下記となります。

ネット証券NISAiDeCo
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドのパフォーマンスは?

過去の運用成績

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン–(–)–(–)–(–)–(–)
リスク(標準偏差)–(–)–(–)–(–)–(–)
シャープレシオ–(–)–(–)–(–)–(–)
対象ファンド数

ベンチマークとの比較

ファンドベンチマーク
1ヶ月+1.3%+1.7%
3ヶ月
6ヶ月
1年
設定来+7.9%+8.1%

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド月報(2023年12月末)」より
※ファンド設定日は2023年10月27日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

 

インデックスファンドなので、ベンチマークから信託報酬(実質コスト)を差し引いたくらいのパフォーマンスとなっていることが理想ですが、まだ運用が始まって間もないですがベンチマークとの乖離が見られます

 

決算を迎え運用報告書を確認する必要がありますが、信託報酬以上のコストがかかっている可能性があり、他の類似ファンドと比べるとベンチマークとの連動性は低くなりそうです。

基準価額・純資産残高の推移

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド月報(2023年12月末)」

 

ファンドの純資産残高は設定来右肩上がりに推移していて、順調に純資産残高を増やしています。

 

毎月の資金流出入額はまだ設定されて間もないですが、資金流入が増えていて人気がある投資信託となっています。

他の類似ファンドと比較すると?

「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド
規模

(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
SMT iPlus 全世界株式0.055%---
楽天・オールカントリー株式
インデックス・ファンド
0.0561%---
はじめてのNISA・全世界株式
(オール・カントリー)
0.05775%---
eMAXIS Slim全世界株式
(オール・カントリー)
0.05775%0.11705% ※11,819,064+1,211,31730.42%
eMAXIS Slim 全世界株式
(除く日本)
0.05775%0.11575% ※11,761,585+172,96030.54%
Tracers MSCIオール・カントリー
(全世界株式)
0.05775%---
たわらノーロード 全世界株式0.1133%0.187%948,752+9,60630.40%
Smart-i Select
全世界株式インデックス
0.1144%0.218332% ※2187,670+1,16730.33%
Smart-i Select
全世界株式インデックス(除く日本)
0.1144%0.225756% ※2186,915+35930.42%

※1:直近運用報告書から隠れコストを算出後に信託報酬引き下げ後の値を加算した参考値
※2:直近運用報告書から年率換算した参考値

上記ファンドはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークとしていますが、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」「Smart-i Select 全世界株式インデックス(除く日本)」は日本を除外したインデックスをベンチマークとしています。

 

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」はオルカンの名称で非常に人気が高い投資信託で、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」でも毎年1位を獲得しています

参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?

 

より信託報酬が低コストなファンドも登場していますが、まだ実質コストが不明で、その点では「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は既に運用実績があり実質コストが低コストなことがわかっているので優位性があります。

 

信託報酬を引き下げさらに低コストとなり実質コストも低コストで、純資産残高年間増加額も多い「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が、調査時点ではベストなファンドと言えそうです。

参考 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評価・評判は?利回りや実質コストは?

 

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は日本を含んでいるので、日本以外の全世界株式市場に投資するなら「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が信託報酬や実質コストが低コストで人気も高いです。

参考 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の評価・評判って?利回りや実質コストは?

評価・まとめ

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指し、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドです。

 

これ一本で日本を含む先進国23ヵ国と新興国24ヵ国の大型株・中型株約2,900銘柄以上に分散投資ができます

 

ただ、同じく全世界株式に投資する人気の高い「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と比べると米国含む先進国への投資比率が低かったり、新興国株式はETFを利用していたりと他の類似ファンドと比べるとベンチマークとの連動性は低くなりそうです。

 

信託報酬は低コストですが、現状の資産構成では想定されたパフォーマンスとならない可能性がありそうです。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドを購入するのにおすすめの証券会社は?

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、ネット証券では楽天証券のみで取り扱いがあります。

 

楽天証券では保有残高によるポイント還元率が「一定の残高をはじめて達成した場合」のみポイントが還元されるルールに変更され、保有残高によるポイント還元はほぼなくなってますが、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは保有残高によるポイント還元対象のファンドです。

 

ポイント還元率は0.017%(年率)となっているので、ポイント還元を加味すると0.0391%程度のコストで投資ができます。

 

また、楽天証券ではクレジットカード積立だけでなく楽天キャッシュを利用してもポイント還元が受けられ併用することが可能です。

 

通常設定可能上限は5万円/月ですが、併用することで10万円/月までポイント還元を上けることが可能です。

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