資産運用を始めるにあたって投資する商品というのはいろいろありますが、何にどのくらいの比率で投資すればいいのでしょう?
ここで資産運用の指針となるのがアセットアロケーションで、投資の成果のほとんどがこのアセットアロケーションで決まると言われてます。
アセットアロケーションとは何なのか、具体的にどう決めるかについて紹介します。
アセットアロケーションって何?
アセットアロケーションは分散投資をする投資戦略で、運用するにあたってリスクを低減しつつも、効率的なリターンを目指すうえで、複数の異なった資産(アセット)に配分(アロケーション)して運用することを言います。
よく似た言葉でポートフォリオというものがあります。
アセットアロケーションは、「国内株式」「海外株式」のような資産クラスにどのような割合で分配するかを決定するもので、ポートフォリオは、アセットアロケーションで決めた割合に、実際の金融商品に投資をしますが、その金融商品リストがポートフォリオとなります。
例えば100万円の資産のうち、50万円を国内株式、50万円を外国株式に投資すると決めたら、「国内株式」に50%、「外国株式」に50%の割合でアセットアロケーションを作成したことになります。
その後銘柄選定を行い、トヨタ株を50万円、Apple株を50万円購入したら、この銘柄リストがポートフォリオとなるわけです。
また、「銘柄選びや売買タイミングよりもどの資産にどんな割合で投資するかが重要だ」と言われるように、アセットアロケーションは非常に重要な考え方です。
年代が高い方が株式の比率が高いアセットアロケーションとなるとリスクは高くなりますし、年代が若い方が債券の比率が高いアセットアロケーションとしてしまうと将来期待できるリターンがかなり減ってしまうなど自分にあったアセットアロケーションを考えることが重要です。
リターンよりリスクを考えよう!
資産運用を始めようと思うときに、いくら稼ごうかと夢膨らませますよね。
ただ、これ危険なんです。
リターンは年ごとに谷あり山ありといった形で推移しますが、長期で運用していれば市場が急落するような局面に出会う可能性は高くなります。
このときに許容範囲をこえるような下落をしてしまうと日々精神的につらい状態となり、投資をやめてしまう恐れがあり、そうすると挽回できるチャンスを迎える前に資産を売却してしまって資産運用をやめてしまっているかもしれません。
そのためアセットアロケーションを作成したらリターンより、リスクを許容できるかを確認することが重要です。
具体的なアセットアロケーションの決め方は?
正直正解はなく、年齢や持ってる資産などによって、取れるリスクや期待するリターンが異なるためです。
ただ、これでは決められないですよね・・。
きちっとしたものではなくざっくりとした方針としては、資産運用では資産を「分散」して「長期」に投資するというのが基本になります。
まだ若いうちはリスクの高い株式などに投資をして大きなリターンを狙う資産配分でも問題ありません。
しかし50代からなどはリスクを抑えた無理のない配分に徐々にするのがいいかと思います。
もし、暴落などが発生してしまった場合、時間的な制約で取り返すことが難しくなるからです。
具体的には、20代から40代前半くらいまでは「リスクは高いが、大きいリターンが期待できる株式の比率を高め」にし、40代後半以降は「期待できるリターンは低くなるが、リスクも小さい債券などの比率を高め」といった考え方で配分を考えるのがいいかと思います。
これは基本的な考え方なので、自分で資産配分を調整してリスクとリターンを確認するのがいいと思います。
下記のようなサイトを利用するとリスクとリターンを確認できますので、参考にしてみてください。
- 「わたしのインデックス」の資産配分ツール
このサイトではほかの人が登録したアセットアロケーションも見れるので参考になると思います。
また、最近ではAIを利用したロボットアドバイザーを各社提供していて、どの資産にどのくらいの割合で投資するかをいくつかの質問に答えるだけで参考の比率や投資対象となる金融商品まで出してくれますので、こういうのを参考もしくはそのまま利用することもできます。
参考 ロボットアドバイザーは下記がおすすめですので参考にしてみてください。
⇒ ウェルスナビ(WealthNavi)の評価・評判ってどう?SBI証券と同じサービス?
⇒ 松井証券の投信工房がすごい!投資信託の積立はこれだけでOKか?
⇒ マネックス証券のラップサービス(MSV LIFE)とは?評価はどう?
参考 やっぱりアセットアロケーションを考えるの難しいという方は、下記も参考にしてみてください。
資産運用を始めるにはネット証券の口座開設は必須ですよ!
購入は下記のネット証券で可能ですので公式サイトを確認してみてください!
もちろん口座開設・維持費は無料です!
>> SBI証券(詳細解説)>> マネックス証券 (詳細解説)
>> 楽天証券 (詳細解説)
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参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?
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