GMO外貨(外貨ex)は、東証プライム上場のGMOインターネットグループのグループ会社で大手FX会社の1つです。
国内大手FX会社であるGMOクリック証券と同じGMOインターネットグループの会社であるGMO外貨(外貨ex)はどのようなサービスとなっているのか、FXのサービス内容について確認してみました。
GMO外貨(外貨ex)とは?
GMO外貨(外貨ex)はGMOクリック証券と同じ東証プライム上場のGMOインターネットグループの会社で、FX取引を行うことができます。
FXでは通常のFX取引が行える「外貨ex」、将来の為替レートが設定された目標レートを上回っているか、下回っているかを予測する外国為替のバイナリーオプションと言われる「オプトレ!」、日経平均などの株価指数にFXと同等のルールで取引できる「外貨ex CFD」などのサービスを運営しています。
社名 | GMO外貨株式会社 |
代表者 | 小西洋平 |
資本金 | 4億9000万円 |
登録番号 | 第一種金融商品取引業者関東財務局長(金商)第271 号 |
加入協会 | 日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 |
自己資本規制比率 | 847.1%(2024年6月末時点) |
GMO外貨(外貨ex)の特徴・メリットとは?
スプレッドが狭い
GMO外貨(外貨ex)では取引手数料は無料となっているので、実質的な取引コストはスプレッドとなり、主要通貨ペアのスプレッドは下記となっています。
スプレッド | (参考)GMOクリック証券 | |
米ドル円 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.4銭 | 0.4銭 |
ポンド円 | 0.9銭 | 0.9銭 |
豪ドル円 | 0.5銭 | 0.5銭 |
NZドル円 | 0.7銭 | 0.7銭 |
カナダドル円 | 0.7銭 | 0.6銭 |
南アフリカランド円 | 1.3銭 | 0.9銭 |
メキシコペソ円 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロドル | 0.3pips | 0.3pips |
※GMO外貨(外貨ex)のスプレッドは午前8:00~翌午前3時 原則固定(例外あり)
※GMOクリック証券のスプレッドは午前9時~翌午前3時 原則固定(例外あり)
大手FX会社でスプレッドも業界最狭水準であるGMOクリック証券と比較しても一部の通貨ペア以外は、同じスプレッドと低コストで取引することができます。
参考 GMOクリック証券(FXネオ)の評価・評判って?手数料やスワップポイントってどう?
GMO外貨(外貨ex)はAM8:00~翌日AM3:00が原則固定で、その時間帯であればスプレッド配信率(原則固定のスプレッドが配信された割合)は高いものの、それ以外の時間帯であったり、指標発表時のようなときにはスプレッドが広がる可能性があります。
参考 FX会社のスプレッドを比較!狭いだけでは低コストと言えない理由とは?
スワップポイントは全体的に高水準
GMO外貨(外貨ex)の主要通貨のスワップポイント(買い)は下記の様になっています。
参考 FXのスワップポイントとは?2国間の金利差を低リスクで日々もらうには?
GMO外貨(外貨ex) | GMOクリック証券 | |
米ドル円 | 227円 | 230円 |
ユーロ円 | 211円 | 222円 |
ポンド円 | 286円 | 291円 |
豪ドル円 | 123円 | 128円 |
NZドル円 | 145円 | 142円 |
カナダドル円 | 140円 | 143円 |
南アフリカランド円 | 17.1円 | 20円 |
トルコリラ円 | 36.1円 | 50円 |
メキシコペソ円 | 25.1円 | 30.1円 |
※2024年6月7日時点
直近のスワップポイントは全体的にGMOクリック証券の方が高かったりしますが、GMO外貨も全体的に業界平均よりは高いスワップポイントとなっています。
参考 各通貨ペアでスワップポイントが高いFX会社については下記も参考にしてみてください。
⇒ 米ドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
⇒ 豪ドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
⇒ NZドル円のスワップポイントとスプレッドの比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ カナダドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
⇒ 南アフリカランド円のスワップポイント比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ トルコリラ円のスワップポイント比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ メキシコペソ円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
また、GMO外貨(外貨ex)での未決済ポジションで付与されるスワップポイントは下記のような特徴があります。
- ポジション未決済のスワップポイントは課税対象
- ポジション未決済のスワップポイントで新規注文が可能
- ポジション未決済のスワップポイントの引き出し(出金)が可能
スワップポイントはそのまま貯めればロスカットとなる為替レートを下げることもでき、貯まったスワップポイントのみで再投資することも可能ですが、課税対象とならないFX会社よりはやや不利となります。
ただ、スワップポイントのみ出金ができるので、ポジションを保有したままスワップポイントを引き出して生活費の一部に充てるといった使い方が可能です。
参考 スワップポイントが引き出し(出金)できるFX会社を比較!税金ってどうなる?
取り扱い通貨ペア数は普通
GMO外貨(外貨ex)での取り扱い通貨ペア数は24通貨ペアと業界でも普通といった感じで、「豪ドル/スイスフラン」「カナダドル/スイスフラン」といった他社では取扱いが少ない通貨ペアも取引できます。
マイナーな通貨ペアを取引したいのでなければ主要な通貨ペアは取引できるので、あまり困ることはないかなと思います。
最低取引数量は1,000通貨からと少額から取引できる
GMO外貨(外貨ex)の最低取引数量は、基本的には1,000通貨から取引することができますが、南アフリカランド/円・トルコリラ/円・メキシコペソ/円・人民元/円・香港ドル/円は、10,000通貨からとなります。
1,000通貨からの取引であれば、例えば米ドル円であれば約5千円程度からと少額から取引することができるので、まずはFXを試してみたい方にも向いています。
より少額から取引したい場合は、1通貨から取引ができる松井証券のFXがおすすめです。
松井証券FXはFX業者では数少ない1通貨から取引ができるので、米ドル円なら5円程度からFXをお試しでトレードすることが可能です。
しかも、FXで人気の高いリピート型の自動売買も1通貨から行えるので、試してみるのに最適です。
今なら口座開設+1通貨取引するだけで200円相当のポイントが貰え、さらに取引数量に応じて最大100万円キャッシュバックされます。もちろん口座開設・維持費用などは無料です。
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レバレッジを選択することができる
通常のFX取引ではレバレッジは最大25倍までレバレッジをかけることができるので、預けた資金の25倍の取引をすることができます。
ただ、レバレッジをかけ過ぎるとハイリスク・ハイリターンな取引となり、為替レートが想定と逆の動きをするとすぐにロスカットとなってしまうので、レバレッジの取引に慣れてない方はレバレッジを抑えて取引することによりロスカットされにくくなります。
参考 FXの強制ロスカットとは?計算方法や証拠金維持率・レバレッジとの関係は?
GMO外貨(外貨ex)では、レバレッジは1・10・25倍(個人口座の場合)を選択することができるので、レバレッジを過度にかけられないように設定することも可能です。
円を外貨に両替することが可能
GMO外貨(外貨ex)は、FXのサービスを行っている会社では数少ない円を外貨に両替できるサービスがあり、海外旅行などに行くときに利用することが可能です。
銀行などでも両替できますが、GMO外貨(外貨ex)なら手数料無料で両替時の為替レートもFXと同様のスプレッドとなるので低コストで両替することが可能です。(別途出金手数料が必要です)
ただ、1,000通貨より両替可能だったり対象通貨も限られているので、条件に合えば低コストで両替ができるといったサービスとなります。
取引ツールは各種デバイスに合わせて提供されている
GMO外貨(外貨ex)の取引ツールでは、WEBやPCはもちろんiPhone、Android向けのツールが揃っていています。
特にスマホアプリは初心者でも分かりやすく作られていて、多くの方がダウンロードしています。
入出金
入金方法は「クイック入金」「振込入金」の2通りあり、「振込入金」は各金融機関の振込手数料を負担することとなりますが、「クイック入金」で下記金融機関なら手数料無料で入金することができます。
出金は円なら無料で出金することができ、外貨の場合は1,500円の手数料が必要となります。
信託保全
GMO外貨(外貨ex)に預けている資産は、「三井住友銀行」「みずほ信託銀行」「SBIクリアリング信託」に預けられ、GMO外貨(外貨ex)の資産とは分別管理されています。
もし、GMO外貨(外貨ex)が破綻した場合でも、預けた資金は「三井住友銀行」「みずほ信託銀行」「SBIクリアリング信託」から返還されます。
サポートは高評価
GMO外貨(外貨ex)では、電話での受付は平日・祝日 午前8:00~午後5:00(土日休み)となっていて、問い合わせフォームは365日受け付けています。
GMO外貨(外貨ex)のサポートは、サポートサービス業界の国際機関HDIの日本における組織HDI-Japanが実施したHDI格付けベンチマークで「問合せ窓口(電話)」部門において、三回連続で最高評価となる三つ星を獲得するなど、サポートは高く評価されています。
キャンペーン
GMO外貨(外貨ex)は、「新規口座開設キャンペーン」など複数のキャンペーンを常に行っていて、「新規口座開設キャンペーン」などは取引量に応じてキャッシュバックされるのでまだ口座開設してない方にはチャンスがあります。
それ以外にも通常の取引で、取引量に応じたキャッシュバックが受けれるキャンペーンなど実施しているので、取引する際にはチェックしてみてください。
>> GMO外貨(外貨ex)(公式サイト)
その他GMO外貨(外貨ex)の仕様
取引時間 | 米国標準時間:日本時間月曜日午前7:00~ 日本時間土曜日午前6:50 米国夏時間:日本時間月曜日午前7:00~日本時間土曜日午前5:50まで |
信託先 (区分管理先) | 三井住友銀行、みずほ信託銀行、SBIクリアリング信託 |
注文種別 | リアルタイム注文・ワンタッチ注文・通貨毎全決済注文・ ワンタッチ全決済注文・全決済注文・ リーブオーダー(指値、逆指値、IFD、OCO、IFO)・ トレール注文 |
ロスカット | FX口座の証拠金維持率が50%以下になった場合 ロスカットアラートは証拠金維持率100%を下回った時 |
両建 | 可能 |
注文の有効期限 | 当日、週末、無期限、指定日時 |
「オプトレ!」で外国為替のバイナリーオプションも可能
バイナリーオプションとは、将来の為替レートが設定された目標レートを上回っているか、下回っているかを予測する金融商品で、目標レートに達している場合、ペイアウト(受取金額)受け取る事ができ、達していなかった場合はペイアウトを受け取ることはできず、支払ったオプション購入金額の全額を失います。
GMO外貨(外貨ex)の外国為替のバイナリーオプションである「オプトレ!」は、下記のような特徴があるサービスです。
FXの取引を行う場合、購入時のレートと決済時のレートの差益が利益となるため、ある程度為替相場に値動きがないと利益は出ませんが、バイナリーオプションの場合は、ある時刻の為替レートが選択したレートを上回るか・下回るかの予測だけで利益を出すことができるので、相場があまり動いてないときでも利益を出すことが可能です。
取引手数料は無料で、1口10円+スプレッドと超低額からで取引ができ、予測が当たれば1口あたり1,000円固定のペイアウトとなるので、スプレッドが狭ければそれだけ利益になり、もし予測が外れても投資した金額以上の損失はありません。
また、「オプトレ!」では為替の予測を補助するツールなどはないので、他社のツールを併用するといった使い方も考えられます。
参考 FXのチャート分析でおすすめツールって?初心者でも簡単にテクニカル分析!?
低額から始められ、為替相場にあまり動きがないような場合でも利益を狙うことができるので、通常のFX取引で利益を狙えなさそうであればバイナリーオプションを取引してみるというのも面白いと思います。
>> GMO外貨(外貨ex)(公式サイト)
GMO外貨(外貨ex)の口コミ
良い口コミ
スプレッドやスワップに関しては、他のFX会社と比べて特徴があるわけではないが、取引量に応じてPayPayボーナスがもらえるのはちょっとうれしくなる。取引そのものの損得に比べて微々たるものではあるが、何もないよりは良い。以前は期限付きだったのが無期限になったところから、顧客サービスを意識している会社なのだと思う。(出典:価格.com)
FX歴15になります。10年以上の愛好家。取引高に応じてペイペイポイントが付くのが大変魅力です。取引ツールは非常に使いやすく見やすいです。分析ツールの充実度は満点。水平線やチャネルラインなどは引きやすく、個人的にはRCIの分析ツールがあるのが特に気に入っています。(出典:価格.com)
取引ツールに関しては評判良い口コミが見られます。
悪い口コミ
スプレッド変動はまあまあ許せるくらいですが携帯アプリは見やすいですがトレンドラインや平行チャネルはズレて使い物にならない。要望しても無視。ラインも引いた時間足のみで他の時間足には反映しないです。自動売買などの機能もないですし、最近はログイン出来ない事も発生しています。オプトレは重くて実際購入価格が思っていた価格とスリップしてしまい違うし価格のスプレッドも200円は常にあり、色々な所での歌い文句とは違います。(出典:価格.com)
取引ツールは良い口コミもありましたが、悪い口コミも見かけます。
まとめ
GMO外貨(外貨ex)は、国内大手FX会社であるGMOクリック証券と同じ東証プライム上場のGMOインターネットグループの会社でFX取引を行うことができます。
FXでは通常のFX取引が行える「外貨ex」、将来の為替レートが設定された目標レートを上回っているか、下回っているかを予測する外国為替のバイナリーオプションと言われる「オプトレ!」というサービスを運営していて、下記のような特徴が挙げられます。
GMO外貨(外貨ex)の特徴
- スプレッドが狭い
- スワップポイントは全体的に高水準
- 取り扱い通貨ペア数は普通
- 最低取引数量は1,000通貨からと少額から取引できる
- レバレッジを選択することができる
- 円を外貨に両替することが可能
- 取引ツールは各種デバイスに合わせて提供されている
スワップポイントは高金利通貨である南アフリカランド円、トルコリラ円、メキシコペソ円などは業界でも高い水準となっています。
1,000通貨取引から取引できるので少額から取引ができ、スプレッドも狭く低コストで取引ができ、レバレッジを選択できるので、過度にレバレッジをかけた取引は抑制できます。
また、FX業者では数少ない外貨の両替に対応しています。
GMOインターネットグループのGMO外貨(外貨ex)
東証プライム市場上場のGMOインターネットグループのグループ会社ということで安心感があります。もちろん口座開設・維持費用は無料です。
>> GMO外貨(外貨ex)(公式サイト)